異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ

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結婚

ここはダンジョン?

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中に入ると岩があって、その間を進んでいく。
すると、何やら出入り口らしき場所があるので中に入る。

岩というか大きめの石がごろごろ転がっているが、そのまま進む。

何故か明るい。あ、そう言えば以前もいくつかダンジョン攻略したんだっけ?
まあサンペーの時だけど。

で、進むと・・・・

そこは果樹園だった・・・・

ああ、そうだった。思い出した。

ダンジョンはいくつかパターンがあって・・・・

このパターンはあれだ、5層単位でボス部屋があって、100層までの。

20層までのパターンがあって、それの繰り返しだったかな?

  1層 果物
  2層 肉
  3層 鉄鉱
  4層 魔物
  5層 ボス1体

  6層 薬草
  7層 ベリー
  8層 金鉱
  9層 魔物
10層 ボス2体

11層 材木
12層 根菜
13層 銅鉱
14層 魔物
15層 ボス3体

16層 瓜
17層 魚
18層 銀鉱
19層 魔物
20層 ボス4体

こんな感じだったような。

中には50層までのダンジョンや、もっと違うパターンのダンジョンもあるが、1層で果樹園なら恐らくこのパターン。

まあ、此処には魔物が出ないはずだから・・・・じっくり調べる事ができるかな?

だけど・・・ああ!何て事・・・・

女性陣が既に果物に釘付けだ・・・・

梨とか木にたっぷり成ってる。

それを美味しそうに頬張る女性陣。

特にエルフの二人、エメリナとローサは元々森に住んでいて、果物を中心とした食生活だったようで、もう果物以外見えていない。

エウラリアも・・・・

「やっぱりダンジョン産のは違うわね・・・」

と言いながらどんどんカバンに入れている。

「この味・・・・いいです・・・・」

デイフェリアも食べながらカバンへ。

で・・・エルフ2人と言えば・・・・

右手で食べ、左手でカバンに入れる果物を収穫している。器用だな・・・・

だけど・・・ひょっとして、此処に避難してるんじゃないかな?
え?何がって?それは・・・・エルフです。

僕は4人に声をかける。

「ひょっとして、この階層にエルフ達逃げてるんじゃないかな?」

動きが止まる4人。
それはそうだろう・・・・

なにせ、当初の目的は行方知れずになったエルフを探すのであって、ダンジョンの探索が目的ではないからね。

「そうだった・・・ごめんルドメロ。忘れてた・・・・だって美味しいんだもん・・・」

正直に話してくれるエウラリア。

「私も同じで・・・ごめんなさい、ルドメロ様・・・・」

泣きそうな顔をして謝ってくるデイフェリア。

「まあいいんだよ・・・それより・・・エルフ2人、話聞いてる?」

エルフ2人は、僕が指摘をしてから手を止め、周囲を見渡している。

「その・・・・すまん、つい夢中になってしまってな・・・・ルドメロの言う通り、此処に逃げた可能性は大きいな。」

エメリナがそう言いつつ、周囲を見ている。

「もっと早く気が付くべきでした・・・・」

ローサも周囲を気にしているようだ。

「・・・・で、どうだ?僕達以外にここに誰かが入っている形跡は?」

「それなのですが・・・・」

ローサが、エメリナと顔を見合わせながら、何か相談している。




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