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ロキュス・目覚める
第111話 ロキュス(らしき人物)を見つけた?
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さて、ここは何処なのか・・・・私は弟のシームの手を引きこの空間を出た。
何処かのお部屋ね。
ここはどのお部屋かしら?
・・・・一言で言えば、酷い趣味ね。
これはきっとあいつの部屋!何でよりにもよってあいつの部屋なのよ!
幸いな事に今、この部屋には誰も居ない。
掃除のメイドすらいないわ。
「シーム、ここはあいつの部屋みたいよ。」
私はシームに声を掛けた。
「うげえ。早く出ようよ!あいつに関わりたくないよー!」
私もこの部屋は中を見たくも触りたくもないから、さっさと2人して出たわ。
そして脇目も振らずに・・・・まずはシームのお腹を満たしにサロンへ向かったのよ!
サロンにはちょっとしたお菓子が置いてあるし、飲み物は誰か直ぐに持ってきてくれるから!
・・・・
・・・
・・
・
シームが逃げ出し、それを私が追って行方知れずになったのは既に知れ渡っていて、城中大騒ぎだったわ。
サロンで落ち着いていると、私が産まれる前から王家に仕えてくれている・・・と聞いているのよ?だけどまだ20代半ばにしか見えない不思議な・・・・メイド長がやってきて、
「陛下や王妃様が随分心配なさっていましたわ。」
そんなに時間って経っていたかしら?
「ごめんなさいね。ちょっと不思議な出来事があってね。それよりいつも思うのだけど、メイド長って結構王家に仕えて長いわよね?」
「勿論ですわレネー様。レネー様がお生まれになる前から・・・・私、元は王妃様にお仕えしておりましたから、それも王妃様が陛下と御婚姻を成される前からでございますから・・・・かれこれ20年以上になりますわね。」
母もそうだけど、この女性、年齢不相応な肌なのよ。何かしら?それに20年以上仕えているって、最低でも30代よね?
「20代半ばにしか見えないけれど、もう30代なの?その顔で?信じられないのだけど。」
「15歳からお仕えしておりますから、もう36歳でございますわ。それにレネー様、私が年齢不相応な若い肌なのは、青いスライムのおかげなのでございますわ。」
青いスライム!聞いた事がある!
確か国に数体のみ現存していて、母がそのうちの一体を預かっているのだとか。
最近は貴重さ故に、そして青いスライムがいつの間にか進化して、一度肌に取り込んで、その後口から吐き出した溶液は美肌効果があると評判なのだとか。以前は口から吐き出す溶液、青いスライムからは得られなかったとも聞いているわ。
以前青いスライムって相当数いたようで、吐き出した溶液もそのまま人の肌に青いスライムが・・・・ってそうよ!このスライム!
「今すぐ父上と母上に会います!謁見中でもすぐに会いたい!これは・・・・緊急事態よ!」
「ど、どうされましたか?」
「・・・・ロキュスって知っているかしら?」
「も、勿論でござますわ。私の友人が当時ロキュス様御一行を城内に案内する係として傍に居たそうで、あの時愚か者にロキュス様1人を置いていってしまった事を今でも悔いているとか。そして彼は青いスライムを生み出した従魔スライムのテイマーですし、何より王妃様を解呪して下さった恩人ですもの!それも15年前のお話でございますわ。その後ロキュス様は謎の失踪を。未だ見つかっておりませんから未だ心配ですわ。」
これは・・・・
「あのね、そのロキュスを見つけた可能性があるって言ったらどうする?」
「そ、それは真でございますか!」
「たぶん。ロキュスって言う子がいると思われる塊を見て触れたわ。そして予知が発動したのよ。私予知って初めて発動したから・・・・ってきゃあ!」
「さあ今すぐまいりましょう!大変よ!誰か!今すぐ陛下をお連れして!」
すると何て事!あの忙しい父と母がすぐに駆けつけてきたわ!
● 作者からのお知らせ ●
大事な部分ですので、申し訳ありませんがロキュスが再び現れるまでもう少し時間を下さい。
114話でやっと登場します。
何処かのお部屋ね。
ここはどのお部屋かしら?
・・・・一言で言えば、酷い趣味ね。
これはきっとあいつの部屋!何でよりにもよってあいつの部屋なのよ!
幸いな事に今、この部屋には誰も居ない。
掃除のメイドすらいないわ。
「シーム、ここはあいつの部屋みたいよ。」
私はシームに声を掛けた。
「うげえ。早く出ようよ!あいつに関わりたくないよー!」
私もこの部屋は中を見たくも触りたくもないから、さっさと2人して出たわ。
そして脇目も振らずに・・・・まずはシームのお腹を満たしにサロンへ向かったのよ!
サロンにはちょっとしたお菓子が置いてあるし、飲み物は誰か直ぐに持ってきてくれるから!
・・・・
・・・
・・
・
シームが逃げ出し、それを私が追って行方知れずになったのは既に知れ渡っていて、城中大騒ぎだったわ。
サロンで落ち着いていると、私が産まれる前から王家に仕えてくれている・・・と聞いているのよ?だけどまだ20代半ばにしか見えない不思議な・・・・メイド長がやってきて、
「陛下や王妃様が随分心配なさっていましたわ。」
そんなに時間って経っていたかしら?
「ごめんなさいね。ちょっと不思議な出来事があってね。それよりいつも思うのだけど、メイド長って結構王家に仕えて長いわよね?」
「勿論ですわレネー様。レネー様がお生まれになる前から・・・・私、元は王妃様にお仕えしておりましたから、それも王妃様が陛下と御婚姻を成される前からでございますから・・・・かれこれ20年以上になりますわね。」
母もそうだけど、この女性、年齢不相応な肌なのよ。何かしら?それに20年以上仕えているって、最低でも30代よね?
「20代半ばにしか見えないけれど、もう30代なの?その顔で?信じられないのだけど。」
「15歳からお仕えしておりますから、もう36歳でございますわ。それにレネー様、私が年齢不相応な若い肌なのは、青いスライムのおかげなのでございますわ。」
青いスライム!聞いた事がある!
確か国に数体のみ現存していて、母がそのうちの一体を預かっているのだとか。
最近は貴重さ故に、そして青いスライムがいつの間にか進化して、一度肌に取り込んで、その後口から吐き出した溶液は美肌効果があると評判なのだとか。以前は口から吐き出す溶液、青いスライムからは得られなかったとも聞いているわ。
以前青いスライムって相当数いたようで、吐き出した溶液もそのまま人の肌に青いスライムが・・・・ってそうよ!このスライム!
「今すぐ父上と母上に会います!謁見中でもすぐに会いたい!これは・・・・緊急事態よ!」
「ど、どうされましたか?」
「・・・・ロキュスって知っているかしら?」
「も、勿論でござますわ。私の友人が当時ロキュス様御一行を城内に案内する係として傍に居たそうで、あの時愚か者にロキュス様1人を置いていってしまった事を今でも悔いているとか。そして彼は青いスライムを生み出した従魔スライムのテイマーですし、何より王妃様を解呪して下さった恩人ですもの!それも15年前のお話でございますわ。その後ロキュス様は謎の失踪を。未だ見つかっておりませんから未だ心配ですわ。」
これは・・・・
「あのね、そのロキュスを見つけた可能性があるって言ったらどうする?」
「そ、それは真でございますか!」
「たぶん。ロキュスって言う子がいると思われる塊を見て触れたわ。そして予知が発動したのよ。私予知って初めて発動したから・・・・ってきゃあ!」
「さあ今すぐまいりましょう!大変よ!誰か!今すぐ陛下をお連れして!」
すると何て事!あの忙しい父と母がすぐに駆けつけてきたわ!
● 作者からのお知らせ ●
大事な部分ですので、申し訳ありませんがロキュスが再び現れるまでもう少し時間を下さい。
114話でやっと登場します。
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