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ロキュス・目覚める
第112話 父と母へ報告を
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● 作者からのお知らせ ●
沢山の方からスライムに関しての提案を頂きありがとうございます!
登場で来そうなスライムと、実現が厳しいスライムが居ますので、今後どうやって登場させようか悩んでしまいます。
話の流れで登場していきますので、場合によってはかなりお待たせしてしまう可能性があります事、ご了承願います。
コンソメは、野菜を取り込みまくれば可能ですので、早く実現できそうです。シチューは固形物から?
擬態スライムはテイム数に限りがありますので、あると世間に癒しを届ける事が出来そうで是非したいです。
● ● ● ●
「レネー!心配したのよ!」
母が私を抱きしめてくれたわ。
「ごめんねお母様。シームを見つけて無事戻ってこれたわ。」
「シーム!また逃げだすとは!」
そんな父はシームを捕まえて声は怒っているけれど、顔は泣いているわね。
「だって変な所に突然移動しちゃったんだもん!」
ここで皆固まった。変な場所?
「シーム、それは何処だい?」
「父上、それについては私が。」
「・・・・レネー、何を見た?」
「・・・・ロキュスと思われる子供が封ぜられていると考えられる塊を見たわ。」
「ロ、ロキュス・・・・だと!彼はもう15年程前に行方が分からなくなったのだ!しかもこの城内でだ!それは本当か?」
私は驚いた!あの温厚な父がこの様に取り乱した所を見た事が無い。
それに母上も。
「ロキュス様が城内に居たの?今すぐ!今すぐに案内なさい!」
私は父上の態度以上に驚いた!母がこの様な命令を私にする事は一度もなかったから!しかもこんな怖い顔をした所を見た事が無い!
「か、隠し通路みたいなのがあったのよ!たまたまシームが何処かの部屋に迷い込んで、そのお部屋にあって!何とかシームと合流して進んでいたら、行き止まりに塊が置いてあったわ!それを触ったら予知が発動したの!そして中にロキュスと言う子がいると視えたのよ!」
ハアハア・・・・一気にしゃべったから疲れちゃったわ!
「レネー、予知が発動したのか?」
「ええ、間違いないわ!それに中から何かの声が聞こえたもの!」
「まさか余が知らぬ隠し通路が城内にあったのか!そして・・・・隠し通路にロキュス殿を!それにレネー、どうしてロキュス殿を子と言うのだ?彼は当時確か12歳。今では27歳のはずだ。」
「いえ、それに関しては間違いなく12歳ね!予知では私と同じぐらいの子供と私が手を取り合っていたもの!その子供がロキュスだって視えたから知っているのよ!」
「落ち着けレネー、いや、そうだな、落ち着くのはこの場にいる全員がそうだな。ふー・・・・で、その隠し通路は何処にあるんだ?」
「・・・・入り口は覚えていないわ。出た場所は・・・・あれの部屋よ!」
「何?それは事実か?当時アルテュールの部屋は真っ先に調べたんだぞ?何もおかしなところはなかった。しかし隠し通路がアルテュールの部屋に存在していたのか。分かった。今すぐ向かおう!」
こうして私達はあれの部屋へ向かう事になったわ。
しかしここで問題が発生したのよ。
城内が大騒ぎになったのだから、あいつが騒ぎを知ってしまうのは当然よね?
あいつは自室の前で待ち構えていたわ。
父が国王だろうと、王太子である兄の部屋を勝手に調べる権利はないと思っていたのでしょうね。
「ここは余の部屋だ!勝手に入るんじゃない!」
だがここで父は引き下がらなかった。
「・・・・アルテュール、この部屋に隠し通路があるんだってな?調べさせてもらうぞ?」
「な、か、隠し通路?そ、そんなのがこ、この部屋にあるってい、言うのか?」
あきらかに動揺しているわね。
「どうやらそうらしい。少なくとも余が知らぬ入り口が2か所あるようだ。」
あれ?そう言えば何処の場所から出てきたんだったかしら?
シームの事で頭が一杯だったから、わからなくなっちゃったわ!
その後家臣が部屋を調べていたけれど、わからずじまいだったのよ。
沢山の方からスライムに関しての提案を頂きありがとうございます!
登場で来そうなスライムと、実現が厳しいスライムが居ますので、今後どうやって登場させようか悩んでしまいます。
話の流れで登場していきますので、場合によってはかなりお待たせしてしまう可能性があります事、ご了承願います。
コンソメは、野菜を取り込みまくれば可能ですので、早く実現できそうです。シチューは固形物から?
擬態スライムはテイム数に限りがありますので、あると世間に癒しを届ける事が出来そうで是非したいです。
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「レネー!心配したのよ!」
母が私を抱きしめてくれたわ。
「ごめんねお母様。シームを見つけて無事戻ってこれたわ。」
「シーム!また逃げだすとは!」
そんな父はシームを捕まえて声は怒っているけれど、顔は泣いているわね。
「だって変な所に突然移動しちゃったんだもん!」
ここで皆固まった。変な場所?
「シーム、それは何処だい?」
「父上、それについては私が。」
「・・・・レネー、何を見た?」
「・・・・ロキュスと思われる子供が封ぜられていると考えられる塊を見たわ。」
「ロ、ロキュス・・・・だと!彼はもう15年程前に行方が分からなくなったのだ!しかもこの城内でだ!それは本当か?」
私は驚いた!あの温厚な父がこの様に取り乱した所を見た事が無い。
それに母上も。
「ロキュス様が城内に居たの?今すぐ!今すぐに案内なさい!」
私は父上の態度以上に驚いた!母がこの様な命令を私にする事は一度もなかったから!しかもこんな怖い顔をした所を見た事が無い!
「か、隠し通路みたいなのがあったのよ!たまたまシームが何処かの部屋に迷い込んで、そのお部屋にあって!何とかシームと合流して進んでいたら、行き止まりに塊が置いてあったわ!それを触ったら予知が発動したの!そして中にロキュスと言う子がいると視えたのよ!」
ハアハア・・・・一気にしゃべったから疲れちゃったわ!
「レネー、予知が発動したのか?」
「ええ、間違いないわ!それに中から何かの声が聞こえたもの!」
「まさか余が知らぬ隠し通路が城内にあったのか!そして・・・・隠し通路にロキュス殿を!それにレネー、どうしてロキュス殿を子と言うのだ?彼は当時確か12歳。今では27歳のはずだ。」
「いえ、それに関しては間違いなく12歳ね!予知では私と同じぐらいの子供と私が手を取り合っていたもの!その子供がロキュスだって視えたから知っているのよ!」
「落ち着けレネー、いや、そうだな、落ち着くのはこの場にいる全員がそうだな。ふー・・・・で、その隠し通路は何処にあるんだ?」
「・・・・入り口は覚えていないわ。出た場所は・・・・あれの部屋よ!」
「何?それは事実か?当時アルテュールの部屋は真っ先に調べたんだぞ?何もおかしなところはなかった。しかし隠し通路がアルテュールの部屋に存在していたのか。分かった。今すぐ向かおう!」
こうして私達はあれの部屋へ向かう事になったわ。
しかしここで問題が発生したのよ。
城内が大騒ぎになったのだから、あいつが騒ぎを知ってしまうのは当然よね?
あいつは自室の前で待ち構えていたわ。
父が国王だろうと、王太子である兄の部屋を勝手に調べる権利はないと思っていたのでしょうね。
「ここは余の部屋だ!勝手に入るんじゃない!」
だがここで父は引き下がらなかった。
「・・・・アルテュール、この部屋に隠し通路があるんだってな?調べさせてもらうぞ?」
「な、か、隠し通路?そ、そんなのがこ、この部屋にあるってい、言うのか?」
あきらかに動揺しているわね。
「どうやらそうらしい。少なくとも余が知らぬ入り口が2か所あるようだ。」
あれ?そう言えば何処の場所から出てきたんだったかしら?
シームの事で頭が一杯だったから、わからなくなっちゃったわ!
その後家臣が部屋を調べていたけれど、わからずじまいだったのよ。
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