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ロキュス・目覚める
第123話 天ちゃんの子供がやってきた!
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この後レネーさん、マルセルさんの息子と名乗るヨドークスさん、そして僕の3人で話をしました。
何の話かと言えば、15年の間に起こった出来事です。2人の分かる範囲で教えて下さいました。
どうやら眷属スライムと眷属ワームはそのまま活動していたようですが、眷属から増えたスライムやワームはすべて停止してしまったようです。
特にスライムは丸くなって固まってしまい、動かなくなったのだとか。
ワームに関してはそのまま土の中へ消えていったとか。
アスワムちゃんに聞こうにも、既に鉱山へ行くと言って天ちゃん共々いなくなっています。
そしてスラちゃんも、分身スライムを僕に託し、まだ大丈夫と言いつつ、既に地面へ潜っていきました。
分身スライムは僕と意思疎通が今の所できていないようなので、問いかけようとしても反応がありません。
おいおい慣れていこう。
そんなお話をしていると、いつの間にかお昼近くになっていたようです。僕がそろそろお昼かな?と気が付いた頃、天ちゃんの奥さんが、
【子供達がここへやってきますわ。】
と伝えてくれました。そういえば後から来るって天ちゃんが教えてくれた記憶があります。
「あそこに見えるのがそうですわね。」
天馬はルーペルト城を上空から出入りする許可を得ているのだとか。
そのおかげで天ちゃんの子供達は僕がいる場所へそのままやって来たようです。
どうやら天馬専用に馬車のような人を乗せる車を用意してあったのか、乗り物をけん引しています。
「あれは天馬の能力を利用し、車そのものを浮かせて曳いてくれているのよ。そのおかげで1体の天馬で10人程まで一度に移動させる事が出来るのよ。今やルーペルトにおいて、無くてはならないシステムね。」
レネーさんがそう説明して下さいましたが、いまいち何の事か分かりません。
天馬が人を運ぶ手段として活用されている、という事かな?
それも地上ではなく空を移動してしまう感じなのかな?
そして天馬が2体到着し、それぞれ曳いてきた乗り物から数人ずつ降り立ちました。
それぞれ男女数人ずつ。
乗り物から降りた全員、僕は誰か分かりませんでしたが、何となくは分かりました。
恐らくペーテル子爵と子爵夫人、そして確かプリスカ様を含め娘さんが2人と息子さんが2人居たと思うので、その全員がやってきたと思われます。
そしてもう一方にはランメルト伯爵と伯爵夫人。あとはカトリナ様とコルネリウス様かな?
ただ、何だか見た事が無い人もいますし、プリスカ様とカトリナ様と思われる2人の女性は、小さな子供の手を引ています。
僕は突然の事に、暫くどういった事なのか分かりませんでした。
新たに知る事が多すぎて、頭が回らなかったからです。
「おお!本当にロキュス殿だ!久しいな!」
「よくぞ生還してくれた!久しぶりだねロキュス殿。」
ランメルト伯爵とペーテル子爵が真っ先に僕の所へやってきました。
そして・・・・
「ロキュスさん、こうして再び会えてうれしいわ!」
「ロキュス様、お会いしとうございました!」
うん、プリスカ様とカトリナ様だね。
だけど、もしかして結婚して子供を産んだのかな?15年経っているとは思えないんだけど。ベアトリクスさんぐらいの年齢に見える(当時20歳前後)けれど、実際はもっと上のはず・・・・うーん、ますますわからない。
「15年も経つのだ。娘はそれぞれ結婚をし、子を産んだのだよロキュス殿。」
「そうなのだよ。2人は20歳になるまで結婚を待ったのだが、流石に貴族の娘としてこれ以上嫁ぎ遅れさせる訳にはいかなくてね。」
「ごめんなさいねロキュスさん。」
「これも貴族の子女としての定め。」
15年経っていれば、当時12歳と10歳だから、27歳と25歳。
20歳だと貴族の女性としては嫁ぎ遅れらしいから、伯爵様と子爵様は待った方なんだろうなあ。
「あー、えっと、その、まだ15年という時間の流れについていけていないのだけど、僕、戻ってこれたよ。その・・・・遅くなったけれど、ただいま。」
一応こんな感じであいさつかな?まだ実感がわかないからどうしたらいいのかわからないけれど。
「「おかえりなさい。」」
プリスカ様とカトリナ様は、笑顔で僕を迎え入れてくれました。
内心複雑なんだろうけれど。
15年という年月は、時に残酷だなあ。
しかし、誰と結婚したのかな?
僕の知っている人なんだろうか?
何の話かと言えば、15年の間に起こった出来事です。2人の分かる範囲で教えて下さいました。
どうやら眷属スライムと眷属ワームはそのまま活動していたようですが、眷属から増えたスライムやワームはすべて停止してしまったようです。
特にスライムは丸くなって固まってしまい、動かなくなったのだとか。
ワームに関してはそのまま土の中へ消えていったとか。
アスワムちゃんに聞こうにも、既に鉱山へ行くと言って天ちゃん共々いなくなっています。
そしてスラちゃんも、分身スライムを僕に託し、まだ大丈夫と言いつつ、既に地面へ潜っていきました。
分身スライムは僕と意思疎通が今の所できていないようなので、問いかけようとしても反応がありません。
おいおい慣れていこう。
そんなお話をしていると、いつの間にかお昼近くになっていたようです。僕がそろそろお昼かな?と気が付いた頃、天ちゃんの奥さんが、
【子供達がここへやってきますわ。】
と伝えてくれました。そういえば後から来るって天ちゃんが教えてくれた記憶があります。
「あそこに見えるのがそうですわね。」
天馬はルーペルト城を上空から出入りする許可を得ているのだとか。
そのおかげで天ちゃんの子供達は僕がいる場所へそのままやって来たようです。
どうやら天馬専用に馬車のような人を乗せる車を用意してあったのか、乗り物をけん引しています。
「あれは天馬の能力を利用し、車そのものを浮かせて曳いてくれているのよ。そのおかげで1体の天馬で10人程まで一度に移動させる事が出来るのよ。今やルーペルトにおいて、無くてはならないシステムね。」
レネーさんがそう説明して下さいましたが、いまいち何の事か分かりません。
天馬が人を運ぶ手段として活用されている、という事かな?
それも地上ではなく空を移動してしまう感じなのかな?
そして天馬が2体到着し、それぞれ曳いてきた乗り物から数人ずつ降り立ちました。
それぞれ男女数人ずつ。
乗り物から降りた全員、僕は誰か分かりませんでしたが、何となくは分かりました。
恐らくペーテル子爵と子爵夫人、そして確かプリスカ様を含め娘さんが2人と息子さんが2人居たと思うので、その全員がやってきたと思われます。
そしてもう一方にはランメルト伯爵と伯爵夫人。あとはカトリナ様とコルネリウス様かな?
ただ、何だか見た事が無い人もいますし、プリスカ様とカトリナ様と思われる2人の女性は、小さな子供の手を引ています。
僕は突然の事に、暫くどういった事なのか分かりませんでした。
新たに知る事が多すぎて、頭が回らなかったからです。
「おお!本当にロキュス殿だ!久しいな!」
「よくぞ生還してくれた!久しぶりだねロキュス殿。」
ランメルト伯爵とペーテル子爵が真っ先に僕の所へやってきました。
そして・・・・
「ロキュスさん、こうして再び会えてうれしいわ!」
「ロキュス様、お会いしとうございました!」
うん、プリスカ様とカトリナ様だね。
だけど、もしかして結婚して子供を産んだのかな?15年経っているとは思えないんだけど。ベアトリクスさんぐらいの年齢に見える(当時20歳前後)けれど、実際はもっと上のはず・・・・うーん、ますますわからない。
「15年も経つのだ。娘はそれぞれ結婚をし、子を産んだのだよロキュス殿。」
「そうなのだよ。2人は20歳になるまで結婚を待ったのだが、流石に貴族の娘としてこれ以上嫁ぎ遅れさせる訳にはいかなくてね。」
「ごめんなさいねロキュスさん。」
「これも貴族の子女としての定め。」
15年経っていれば、当時12歳と10歳だから、27歳と25歳。
20歳だと貴族の女性としては嫁ぎ遅れらしいから、伯爵様と子爵様は待った方なんだろうなあ。
「あー、えっと、その、まだ15年という時間の流れについていけていないのだけど、僕、戻ってこれたよ。その・・・・遅くなったけれど、ただいま。」
一応こんな感じであいさつかな?まだ実感がわかないからどうしたらいいのかわからないけれど。
「「おかえりなさい。」」
プリスカ様とカトリナ様は、笑顔で僕を迎え入れてくれました。
内心複雑なんだろうけれど。
15年という年月は、時に残酷だなあ。
しかし、誰と結婚したのかな?
僕の知っている人なんだろうか?
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