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ロキュス・目覚める
第124話 青いスライムの実力
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人の肌をよくしてくれる効果があると分かっていた青いスライム。
即効性の効果があって、特に女性に関して、荒れた肌を潤いのあるつやっつやなお肌に、汚れた角質等も綺麗に取り除かれ、その後こうした効果が1週間ほど続く事が実証されていました。
美肌効果絶大のスライムと言われていて、当然ながら女性に人気だったのです。
しかし、その青いスライムも僕が15年前に行方知れずになった途端状況は一変。
何せ眷属スライム以外全ての孫以下スライムは固まってしまい活動停止してしまったからです。
青いスライムも例外ではなく、スラちゃんから増えた眷属スライムの中では白いスライムと共に群を抜いて数は多かったのですが、それでも世の女性達が欲してやまないのに対し、青い眷属スライムは僅か数十体。
あっという間に激しい権利の争奪戦が勃発、最終的に国が関与する事態まで発展。
うう、そんな大事になっていたなんて・・・・ごめんなさい。
なお、国が介入した真の理由は、僕が行方知れずになって5年程経ってから分かってきた事が理由なようです。
王妃様が使用していた青いスライムですが、心優しい王妃様は極力自身以外にも使用をさせていたようで、その女性全員が使用していない女性と比べ明らかに若さを保っていた事から急遽秘密裏に追跡調査が開始されたようです。
当然ながらランメルト伯爵とペーテル子爵にも調査の手は伸び、更に冒険者ギルドと商人ギルド、デイケン村にまでその調査は及んだみたい・・・・思いっきり迷惑かけちゃってますね。
その結果、青いスライムを恒常的に利用していた女性全員が、明らかに青いスライムを使った事のない女性より若さを保っていた事が分かり、急ぎ国が介入した・・・・らしいです。
ただでさえ数が減っていた青いスライムですが、老化を防ぐ効果がもしあるのだったら、女性だけではなく男性にも・・・・当然ながらランメルト伯爵とペーテル子爵、そして商人ギルドのマルセル、デイケン村のルート村長、更にはA級パーティー【幻影神話】を強制召喚させて調べた結果、男性にも有効と分かり、これがもたらす効果を考えると、今後青いスライムは国がしっかりと把握する必要性が増し・・・・
ここでランメルト伯爵とペーテル子爵、つまり僕が深くかかわった2家にまで影響は及んでしまったようです。
はー、前置きが長くなってしまいましたね。
何故こんな長ったらしい説明をしたかと言えば、僕が現状を把握する為ですね。
そして、プリスカ様とカトリナ様です。
2人は今、自身が産んだ子を愛おしそうに抱いています。
貴族の娘として最終的には受け入れたそうですが、ここにも国の介入があったようです。
「え?私の旦那様ですって?お父さまから言われて驚いたけれど、前から親しかったし?それに青いスライムのおかげなのよね?ほら、私って今27歳だけれど、どう見ても20歳そこそこでしょ?だから4歳年下でも釣り合っちゃって。」
プリスカ様の結婚相手は以前から親交があったようでした。そして4歳年下の男性と結婚したようです。
「私?私の場合は年上よ?次男だけどね。6歳年上なのよ?ロブレヒト様はそりゃあ辛抱強く待って下さって。どうやら密かに私を好いて下さっていらしたのだとか。」
カトリナ様はロブレヒトという人と結婚したようですね。はて、どこかで聞いた気もしますが、誰だったかな?
するとペーテル子爵が、
「まあそういう訳でな、長男のケルネールスは既に結婚していたので無理だったのだが、次男のロブレヒトはこんな事もあろうかと待たせていたのだよ。」
なるほど?カトリナ様の結婚相手は子爵様の次男でしたか。
「それに、他家との結び付きは本来一組でよいのだが、コルネリウスとプリスカはどうやら互い惹かれる何かがあったようでな、国王陛下の意向もあって2人は夫婦となったのだ。その意向とはな、他でもない、ロキュス殿が残してくれたスライム達の拡散防止の為なのだよ。」
「あ、その・・・・ごめんなさい。僕が何も知らずにいた間に、色々な人達に迷惑をかけたばかりか、その後の人生も狂わせてしまいましたね。どうお詫びをしたらいいか・・・・」
こういう場合どうしたら?
即効性の効果があって、特に女性に関して、荒れた肌を潤いのあるつやっつやなお肌に、汚れた角質等も綺麗に取り除かれ、その後こうした効果が1週間ほど続く事が実証されていました。
美肌効果絶大のスライムと言われていて、当然ながら女性に人気だったのです。
しかし、その青いスライムも僕が15年前に行方知れずになった途端状況は一変。
何せ眷属スライム以外全ての孫以下スライムは固まってしまい活動停止してしまったからです。
青いスライムも例外ではなく、スラちゃんから増えた眷属スライムの中では白いスライムと共に群を抜いて数は多かったのですが、それでも世の女性達が欲してやまないのに対し、青い眷属スライムは僅か数十体。
あっという間に激しい権利の争奪戦が勃発、最終的に国が関与する事態まで発展。
うう、そんな大事になっていたなんて・・・・ごめんなさい。
なお、国が介入した真の理由は、僕が行方知れずになって5年程経ってから分かってきた事が理由なようです。
王妃様が使用していた青いスライムですが、心優しい王妃様は極力自身以外にも使用をさせていたようで、その女性全員が使用していない女性と比べ明らかに若さを保っていた事から急遽秘密裏に追跡調査が開始されたようです。
当然ながらランメルト伯爵とペーテル子爵にも調査の手は伸び、更に冒険者ギルドと商人ギルド、デイケン村にまでその調査は及んだみたい・・・・思いっきり迷惑かけちゃってますね。
その結果、青いスライムを恒常的に利用していた女性全員が、明らかに青いスライムを使った事のない女性より若さを保っていた事が分かり、急ぎ国が介入した・・・・らしいです。
ただでさえ数が減っていた青いスライムですが、老化を防ぐ効果がもしあるのだったら、女性だけではなく男性にも・・・・当然ながらランメルト伯爵とペーテル子爵、そして商人ギルドのマルセル、デイケン村のルート村長、更にはA級パーティー【幻影神話】を強制召喚させて調べた結果、男性にも有効と分かり、これがもたらす効果を考えると、今後青いスライムは国がしっかりと把握する必要性が増し・・・・
ここでランメルト伯爵とペーテル子爵、つまり僕が深くかかわった2家にまで影響は及んでしまったようです。
はー、前置きが長くなってしまいましたね。
何故こんな長ったらしい説明をしたかと言えば、僕が現状を把握する為ですね。
そして、プリスカ様とカトリナ様です。
2人は今、自身が産んだ子を愛おしそうに抱いています。
貴族の娘として最終的には受け入れたそうですが、ここにも国の介入があったようです。
「え?私の旦那様ですって?お父さまから言われて驚いたけれど、前から親しかったし?それに青いスライムのおかげなのよね?ほら、私って今27歳だけれど、どう見ても20歳そこそこでしょ?だから4歳年下でも釣り合っちゃって。」
プリスカ様の結婚相手は以前から親交があったようでした。そして4歳年下の男性と結婚したようです。
「私?私の場合は年上よ?次男だけどね。6歳年上なのよ?ロブレヒト様はそりゃあ辛抱強く待って下さって。どうやら密かに私を好いて下さっていらしたのだとか。」
カトリナ様はロブレヒトという人と結婚したようですね。はて、どこかで聞いた気もしますが、誰だったかな?
するとペーテル子爵が、
「まあそういう訳でな、長男のケルネールスは既に結婚していたので無理だったのだが、次男のロブレヒトはこんな事もあろうかと待たせていたのだよ。」
なるほど?カトリナ様の結婚相手は子爵様の次男でしたか。
「それに、他家との結び付きは本来一組でよいのだが、コルネリウスとプリスカはどうやら互い惹かれる何かがあったようでな、国王陛下の意向もあって2人は夫婦となったのだ。その意向とはな、他でもない、ロキュス殿が残してくれたスライム達の拡散防止の為なのだよ。」
「あ、その・・・・ごめんなさい。僕が何も知らずにいた間に、色々な人達に迷惑をかけたばかりか、その後の人生も狂わせてしまいましたね。どうお詫びをしたらいいか・・・・」
こういう場合どうしたら?
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