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ロキュス・目覚める
第155話 ハンスとマデロン、ロキュスの不思議さに困惑する
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どうしてこうなった?
ハンスは今、マデロン・・・・パーティーを解散とか言いながらも付き合ってくれている女性と共に今、森の中をさまよっていた。
前後にはフェンリルがいる。
「なあマデロン、何がどうなってこんな事態になっているんだ?」
「分からないわよ!ただ一つ言える事は、あんた運がよかったって事よ!フェンリルもそうだけど、あのロキュスという見た目はまだ少年が天然だったから許されているし、フェンリルだけでは不便でしょ?とか言いながらスライムまで。」
因みに冒険者に需要の多い回復系のスライムと、荷物が大変でしょと言われ、どうした事か空間認識が異常なスライムまで貸し出されている。
「まだ回復系のスライムは分かるわ!それよりこの不思議なスライムよ!一体どれだけアイテムを収納できるのよ!」
貸し出されたスライムのうち、空間に何らかの変化を与えていると思われるスライム。
口の中に何でも取り込み、その後出すよう伝えられるとそのままの姿で出てくる。
しかもこんなこぶし程度のスライムなのに、試しに小屋ほどの岩を収納?させてみたら見事の収納。その後何の苦もなく出していた。
もう訳が分からない。
因みにマデロンはレネー王女にロキュスの色々な事を伝えられていた。
『いいです事?何か想定外の事があっても、相手はロキュスさんですからね。』
『ロキュスさんの従魔から得られた眷属ですから。』
『近いうちにあなたの想い人も心を入れ替えるでしょう。その後は皆でロキュスさんを盛り立てていきましょうね。』
最初はレネー王女はないを言っているのだろうと不思議に思ったマデロン。
ああ、そうか、王女は私のハンスに対する思いと同じような事をロキュス殿に・・・・私と違い王女が平民ととは、かなりいばらの道だなあと思いつつ、気付けばいつの間にかロキュス殿に仕える事が前提の流れになっており、それを何の疑問も感じつ受け入れてしまった事に後で驚く。
「なあマデロン、俺はもしかしてあのちっこい子供になんかしねえといけねえのか?」
「馬鹿ねえあんたは!こんなチャンスは滅多にないわ!ぶっちゃけ見た目で言えば何の変哲もない、それこそどこにでもいる子供よ。だけどあの子の、いえ、ロキュス殿に宿る命・・・・うまく言えないけれど、可能性を、そして何にか分からないけれど不思議な力を感じたわ。私は・・・・レネー様とロキュス殿に不思議な何かを感じた。」
「何言っているのかさっぱりわからねえよ!」
「分からなくてもいいわ。それより今後は正体をなくすような酒はやめなさい。」
「だがよう、酒はやめられねえんだよ!」
この世界、冒険者の多くは酒を飲む。
命をかけての活動をしている事が多く、それぞれ理由は色々だが、最後には酒に逃げる冒険者は多い。
そしてそんな冒険者達が飲む酒は大抵品質が悪い。
そしてそんな酒を飲むので身体に悪い。
この悪循環を分かっていながらやってしまうのが多くの冒険者。
だがロキュスはハンスに出会ってしまった。むしろハンスがロキュスに出会った?
お互いこの出会いが単なるハンスのカラミにならないなどあの時、冒険者ギルドの様子からは予想もしなかっただろう。ただ一人を除いて。
【だってロキュスさんですもの。きっとあの変な出会いにも意味があると思っていましたわ。それにマデロンという女性も何となく私に近い立場と思っていましたし。】
● 次回のお知らせ ●
いつもは予告をしていませんが、何となく予告します(-_-;)
次回はお酒のお話になる予定です。
予定通りに話が進めば 久しぶりにお酒のスライムが登場します。
ハンスは今、マデロン・・・・パーティーを解散とか言いながらも付き合ってくれている女性と共に今、森の中をさまよっていた。
前後にはフェンリルがいる。
「なあマデロン、何がどうなってこんな事態になっているんだ?」
「分からないわよ!ただ一つ言える事は、あんた運がよかったって事よ!フェンリルもそうだけど、あのロキュスという見た目はまだ少年が天然だったから許されているし、フェンリルだけでは不便でしょ?とか言いながらスライムまで。」
因みに冒険者に需要の多い回復系のスライムと、荷物が大変でしょと言われ、どうした事か空間認識が異常なスライムまで貸し出されている。
「まだ回復系のスライムは分かるわ!それよりこの不思議なスライムよ!一体どれだけアイテムを収納できるのよ!」
貸し出されたスライムのうち、空間に何らかの変化を与えていると思われるスライム。
口の中に何でも取り込み、その後出すよう伝えられるとそのままの姿で出てくる。
しかもこんなこぶし程度のスライムなのに、試しに小屋ほどの岩を収納?させてみたら見事の収納。その後何の苦もなく出していた。
もう訳が分からない。
因みにマデロンはレネー王女にロキュスの色々な事を伝えられていた。
『いいです事?何か想定外の事があっても、相手はロキュスさんですからね。』
『ロキュスさんの従魔から得られた眷属ですから。』
『近いうちにあなたの想い人も心を入れ替えるでしょう。その後は皆でロキュスさんを盛り立てていきましょうね。』
最初はレネー王女はないを言っているのだろうと不思議に思ったマデロン。
ああ、そうか、王女は私のハンスに対する思いと同じような事をロキュス殿に・・・・私と違い王女が平民ととは、かなりいばらの道だなあと思いつつ、気付けばいつの間にかロキュス殿に仕える事が前提の流れになっており、それを何の疑問も感じつ受け入れてしまった事に後で驚く。
「なあマデロン、俺はもしかしてあのちっこい子供になんかしねえといけねえのか?」
「馬鹿ねえあんたは!こんなチャンスは滅多にないわ!ぶっちゃけ見た目で言えば何の変哲もない、それこそどこにでもいる子供よ。だけどあの子の、いえ、ロキュス殿に宿る命・・・・うまく言えないけれど、可能性を、そして何にか分からないけれど不思議な力を感じたわ。私は・・・・レネー様とロキュス殿に不思議な何かを感じた。」
「何言っているのかさっぱりわからねえよ!」
「分からなくてもいいわ。それより今後は正体をなくすような酒はやめなさい。」
「だがよう、酒はやめられねえんだよ!」
この世界、冒険者の多くは酒を飲む。
命をかけての活動をしている事が多く、それぞれ理由は色々だが、最後には酒に逃げる冒険者は多い。
そしてそんな冒険者達が飲む酒は大抵品質が悪い。
そしてそんな酒を飲むので身体に悪い。
この悪循環を分かっていながらやってしまうのが多くの冒険者。
だがロキュスはハンスに出会ってしまった。むしろハンスがロキュスに出会った?
お互いこの出会いが単なるハンスのカラミにならないなどあの時、冒険者ギルドの様子からは予想もしなかっただろう。ただ一人を除いて。
【だってロキュスさんですもの。きっとあの変な出会いにも意味があると思っていましたわ。それにマデロンという女性も何となく私に近い立場と思っていましたし。】
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次回はお酒のお話になる予定です。
予定通りに話が進めば 久しぶりにお酒のスライムが登場します。
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