169 / 200
酒と紫色のスライム
第169話 酒は百薬の長・されど万病の元
しおりを挟む
酒は飲んでも飲まれるな、という言葉がありますよね。
何だか一度お題に出た気もしますが、気にしないでおきましょう。
てっきり飲まれると思ったのですけれど、どうやらいい雰囲気になっているようで、今後の見通しは明るそう。
酒は百薬の長とははよく言ったもので、程よい、つまり適量であれば人の心もこうして打ち解けるんですね。
されど万病の元というのがあって、うわ!既に始まっています。
どうやら酒蔵の親方なのに、酒に弱い方が見えるようです。
色んな人に介抱されていますね。
お酒を造る側なのに、自分がどれだけ酒を飲む事が出来るのか、しっかり把握していないとか。
少し襟を正してほしいものです。
家族の方かな?女性陣が思いっきり怒っています。
そろそろ終わりにして、前に進みましょう。
「という訳でレネーさん、お願いします。」
「何がという訳なのよ、全く・・・・でもロキュスさんに頼られてちょっと嬉しいのよねえ。あ、今私ってチョロいって思ったでしょ?まあいいけれど。」
この後は流石、人の上に立つ事に慣れたレネーさんの号令の下、皆ピタッと酒を止め、子供達もジュースを飲み終わったのか直ぐに集まり、あっという間に出発の準備が整ったのには驚きました。
そしてそのまま列を成して進んでいきました。
そして、レネーさんの周囲にはいつの間にか城から来たと思われる人々が集っていて、何か指示を受けていました。
「ロキュスさん、こんな感じでいいかしら。」
レネーさんが少し顔を上気させて、僕の所へやってきてくれました。
「流石はレネーさん。僕では絶対無理だと思ったので押し付けちゃったんだけど、ありがとう。そしてごめんね。」
「いいのよ気にしなくても。私にとってはいつもの事だから。適材適所って事かしらね。さ、私達も出発しましょ・・・・って彼等は目的地を知っているのかしら?街道沿いに進んでいったわよ?」
うわ・・・・ってリーフェさんが居ない。
僕とレネーさんは天ちゃんに乗って空から状況を把握しに行っていたので、放ったらしにしていたので起こってどっかへ行っちゃった?
【そんな訳はありませんよ。我が主の許可を得ないままとはいえ、人の群れが進み始めたので、先導する事にいたしました。あの数をそう何度も止めては時間がかかり過ぎると判断なのですが、いけませんでしたか?】
あー、そういう事だ。ありがとうと言いたいです。
【リーフェさんありがとう。そもそも止まるように命じてすらいないので、いい判断です。この先は危険ではないのですか?】
【あの時の私は身籠っていたうえに、怪我のせいで極端に体力が落ち、戦えない状況でしたのよ。今はサンゴとはいえ、すっかり良くなり体調も万全。ドラゴンの群れにでも遭遇しない限り後れをとる事はありません。そもそもそこまで危険な魔物が出現するような場所へは案内いたしませんわ。ただ、単独でドラゴンが出現する可能性はありますけれど、天馬も降りますし、問題ございません。】
僕はリーフェさんに任せ、レネーさんと出発を開始しました。
そして意外な事に、王室御用達の商人の方々が、後片づけを行っていました。
飲み食いをして散らかしていたのを、清掃してくれているんです。何も言わないで。
一寸見直しました。最初は胡散臭いと思っていたんです。ごめんなさい。
何だか一度お題に出た気もしますが、気にしないでおきましょう。
てっきり飲まれると思ったのですけれど、どうやらいい雰囲気になっているようで、今後の見通しは明るそう。
酒は百薬の長とははよく言ったもので、程よい、つまり適量であれば人の心もこうして打ち解けるんですね。
されど万病の元というのがあって、うわ!既に始まっています。
どうやら酒蔵の親方なのに、酒に弱い方が見えるようです。
色んな人に介抱されていますね。
お酒を造る側なのに、自分がどれだけ酒を飲む事が出来るのか、しっかり把握していないとか。
少し襟を正してほしいものです。
家族の方かな?女性陣が思いっきり怒っています。
そろそろ終わりにして、前に進みましょう。
「という訳でレネーさん、お願いします。」
「何がという訳なのよ、全く・・・・でもロキュスさんに頼られてちょっと嬉しいのよねえ。あ、今私ってチョロいって思ったでしょ?まあいいけれど。」
この後は流石、人の上に立つ事に慣れたレネーさんの号令の下、皆ピタッと酒を止め、子供達もジュースを飲み終わったのか直ぐに集まり、あっという間に出発の準備が整ったのには驚きました。
そしてそのまま列を成して進んでいきました。
そして、レネーさんの周囲にはいつの間にか城から来たと思われる人々が集っていて、何か指示を受けていました。
「ロキュスさん、こんな感じでいいかしら。」
レネーさんが少し顔を上気させて、僕の所へやってきてくれました。
「流石はレネーさん。僕では絶対無理だと思ったので押し付けちゃったんだけど、ありがとう。そしてごめんね。」
「いいのよ気にしなくても。私にとってはいつもの事だから。適材適所って事かしらね。さ、私達も出発しましょ・・・・って彼等は目的地を知っているのかしら?街道沿いに進んでいったわよ?」
うわ・・・・ってリーフェさんが居ない。
僕とレネーさんは天ちゃんに乗って空から状況を把握しに行っていたので、放ったらしにしていたので起こってどっかへ行っちゃった?
【そんな訳はありませんよ。我が主の許可を得ないままとはいえ、人の群れが進み始めたので、先導する事にいたしました。あの数をそう何度も止めては時間がかかり過ぎると判断なのですが、いけませんでしたか?】
あー、そういう事だ。ありがとうと言いたいです。
【リーフェさんありがとう。そもそも止まるように命じてすらいないので、いい判断です。この先は危険ではないのですか?】
【あの時の私は身籠っていたうえに、怪我のせいで極端に体力が落ち、戦えない状況でしたのよ。今はサンゴとはいえ、すっかり良くなり体調も万全。ドラゴンの群れにでも遭遇しない限り後れをとる事はありません。そもそもそこまで危険な魔物が出現するような場所へは案内いたしませんわ。ただ、単独でドラゴンが出現する可能性はありますけれど、天馬も降りますし、問題ございません。】
僕はリーフェさんに任せ、レネーさんと出発を開始しました。
そして意外な事に、王室御用達の商人の方々が、後片づけを行っていました。
飲み食いをして散らかしていたのを、清掃してくれているんです。何も言わないで。
一寸見直しました。最初は胡散臭いと思っていたんです。ごめんなさい。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,422
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる