185 / 200
新たな領地
第185話 何かを授けると言われたようです
しおりを挟む
暫くしてレネーさんがやってきました。
落ち着いている色味で派手さはないけれど、とっても似合っている。
そうは言っても今から謁見の間で、しかも2人畏まった姿になっていて、何が起こるんだろう。
今まで国王夫妻と会った時も普段の服装だったのに。
「まあロキュスさん、素敵ね。行きましょ?」
レネーさんが来るまでの僅かな時間に貴婦人の方は僕に色々教えてくれました。
今かられべーさんを伴って歩くので、その時の立ち振る舞いとか、何か言われるのでこんな感じで返事をしてお辞儀をこんな角度とタイミングで、とか。
結局いまいち分かりませんでした。
「ありがとう。ずっと隣にいるので後は私で何とかするわ。」
「力及ばず申し訳ございません。」
「そんな事はないのよ。彼は今まで学ぶ機会が無かっただけ、そして機会が無かっただけですから。」
「そう仰って下さると心が軽くなります。」
「では最後に、私達が上手くいくように祈っていて頂戴。さあロキュスさん、行きましょ?」
丁度僕とレネーさんが謁見の間へ向かう様に促されたので、僕はレネーさんに腕を絡めてもらえるようにし、レネーさんが僕の腕に腕を絡めたのを確認し、向かいました。
「上手よロキュスさん。多少失敗してもいいので、決しておろおろしないで。失敗しても素知らぬ顔をしていれば誰も何も言わないから。」
「それはいいんだけど、今から何があるの?」
「それは・・・・あ、もう着いちゃったわ。」
控えの間と謁見の間は目と鼻の先なので、本当にあっと言うまでした。
その後入り口があいたのでレネーさんに促され進んでいきます。
その後国王夫妻の前まで歩いていき、片膝をついて礼をしました。
これはさっき言われていたので何とかなりましたが、この後はどうするんだっけ?
それに周囲には見知った顔が沢山ありました。
親しい訳ではないのですけれど。
ぶっちゃけるとルーペルト王国の重鎮達です。
あ、ランメルト様がいました!そして少し離れた場所にはペーテル様が。
それにマルセルさんの姿も!
重鎮達以外にいるのはきっと貴族です。
それも凄い人数です。
奥様を伴っていないようですが、きっと奥様を同伴させるとこの場に納まりきらないからなんでしょうね。
『あのね、ちゃんと後お披露目があるから後で会えるわよ。』
どうやら後で色々な人と会えるようです。
そして司会の人?が何やら僕の事を説明しているようですが、スライムやワームの事が中心ですね。
あと国王夫妻を治療した事とか、開墾を行った事とか色々と。
まあ事実なんだけど、そんな大した事じゃないのにわざわざ沢山いる人の前で説明する事でもないと思うんだけど。
そしてレネーさんが横から突っついてきました。
しまった!話を聞いていなかった!
『謹んで叙爵いたしますって言うのよ?』
叙爵って何だっけ?
落ち着いている色味で派手さはないけれど、とっても似合っている。
そうは言っても今から謁見の間で、しかも2人畏まった姿になっていて、何が起こるんだろう。
今まで国王夫妻と会った時も普段の服装だったのに。
「まあロキュスさん、素敵ね。行きましょ?」
レネーさんが来るまでの僅かな時間に貴婦人の方は僕に色々教えてくれました。
今かられべーさんを伴って歩くので、その時の立ち振る舞いとか、何か言われるのでこんな感じで返事をしてお辞儀をこんな角度とタイミングで、とか。
結局いまいち分かりませんでした。
「ありがとう。ずっと隣にいるので後は私で何とかするわ。」
「力及ばず申し訳ございません。」
「そんな事はないのよ。彼は今まで学ぶ機会が無かっただけ、そして機会が無かっただけですから。」
「そう仰って下さると心が軽くなります。」
「では最後に、私達が上手くいくように祈っていて頂戴。さあロキュスさん、行きましょ?」
丁度僕とレネーさんが謁見の間へ向かう様に促されたので、僕はレネーさんに腕を絡めてもらえるようにし、レネーさんが僕の腕に腕を絡めたのを確認し、向かいました。
「上手よロキュスさん。多少失敗してもいいので、決しておろおろしないで。失敗しても素知らぬ顔をしていれば誰も何も言わないから。」
「それはいいんだけど、今から何があるの?」
「それは・・・・あ、もう着いちゃったわ。」
控えの間と謁見の間は目と鼻の先なので、本当にあっと言うまでした。
その後入り口があいたのでレネーさんに促され進んでいきます。
その後国王夫妻の前まで歩いていき、片膝をついて礼をしました。
これはさっき言われていたので何とかなりましたが、この後はどうするんだっけ?
それに周囲には見知った顔が沢山ありました。
親しい訳ではないのですけれど。
ぶっちゃけるとルーペルト王国の重鎮達です。
あ、ランメルト様がいました!そして少し離れた場所にはペーテル様が。
それにマルセルさんの姿も!
重鎮達以外にいるのはきっと貴族です。
それも凄い人数です。
奥様を伴っていないようですが、きっと奥様を同伴させるとこの場に納まりきらないからなんでしょうね。
『あのね、ちゃんと後お披露目があるから後で会えるわよ。』
どうやら後で色々な人と会えるようです。
そして司会の人?が何やら僕の事を説明しているようですが、スライムやワームの事が中心ですね。
あと国王夫妻を治療した事とか、開墾を行った事とか色々と。
まあ事実なんだけど、そんな大した事じゃないのにわざわざ沢山いる人の前で説明する事でもないと思うんだけど。
そしてレネーさんが横から突っついてきました。
しまった!話を聞いていなかった!
『謹んで叙爵いたしますって言うのよ?』
叙爵って何だっけ?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,422
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる