え!僕が英雄?

よっしぃ

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襲撃から1ヶ月ほどが経っていたみたい

気が付けば、知らない女性に囲まれてて

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「それではヘルトルーデ様、寸法頂戴いたしますね。」

えっと、いつの間にかやってきていた女性がそう言うと、上着を脱がされ、薄いブライスの上と、ズボン姿で良いと言われ、上着を脱いだ状態で測っていくそう。

ええとね、僕今成長期だよ?今寸法測っても、すぐにサイズが合わなくなると思うんだ。

だから、近くに居るカトレイン達にそう言ったけど、

「すぐにまた来たらいいじゃない?」

と言われちゃった。

暫らくあれこれと寸法を測っているうちに、いつの間にか複数の女性に囲まれている事に、気が付いたのだけど。

全員店の人かな?

何か少し違う気もするけど・・・・

「寸法頂戴いたしました。それではこれより、こちらの者・・・が、布を提案いたします。」

そう言って寸法を測った女性は消えていった。

カトレイン達は、何やら変な顔をしている。

にやついてるのかわからないけど、なんだか笑ってる。

「さあ、早速生地を選びましょうね。」

そう言って何人かの・・・・先ほどより少し年上の女性達が・・・・30半ばぐらいかな?の女性達が、何やらああでもないこーでもないと、私に生地を当てて、つぶやいてる。

「まあ、これなんかどうかしら?」

「それいいですね。雰囲気もあってそう。」

「じゃあこちらはどう?」

「少し派手過ぎるわ。」

「こちらは?」

「今度は華が無いわね。」

・・・・3人程の女性があーだこーだと・・・・

一寸くすくす笑ってないで助けて!


そう思ってたら・・・・

「一度こちらを試着願います。」

先小戸寸法を測った女性がそう言って、何か服?を持ってきた。

え?さっき寸法測ったばかりだよね?

もうできたの?いくらなんでも一からの仕立てにしては早すぎ・・・・

試着室?に連れていかれ、今着ている服を脱ぎ、持ってきてもらった服を着る。

あれ?何だか動きやすい?

体に吸い付くような感覚?

僕が着替え終わり、みんなの前に出てくると・・・・


「あら?いいわね!ぴったりじゃない?」

「ですがその・・・・そう少しこの辺りが甘いような・・・・もう少し調整いたします。」

「あらそうなの?ではこちらの生地で、同じような仕立てを急いで頂戴。」

「畏まりまして、王太子妃様。」

ん?王太子妃様って言った?


さっきから僕に生地を当ててどうこうしてた女性達って?

「あの・・・・そちらの3人の女性の方々って・・・・ここの店員さんじゃないですよね?」

そう言われ、きょとんとする3人の女性達。

「あら?どうして・・・じゃない!私達は生地を選ぶ・・・そう、担当よ「そうよね??」

「え・・・ええ、勿論ですわ。」

「全くその通りです。」

・・・・凄くわかりやすいな・・・・きっと最初に応えてくれた女性が、王太子様・・・・つまりフィンのお母様・・・正室なんだろう。きっと後の2人は、側室の女性だな。

でも、何でこんな事してるのかな?


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