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外伝 リュークとエリザヴェータ
姫姉さまは悪くありませんわ
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その理由も・・・・どうも周辺国の動向がきな臭く、もはやどこの国も戦争の一歩手前なんだとか。
そんな中皇族の1人が少ない供を従え国境を移動。
セアリアス帝国をよく思っていないどこかの国が、今回の襲撃を画策した・・・・のではないか?という感じみたいで。
うう・・・・また戦争が起こるのかな?
そう思っていると、さっき皇帝陛下に凄い口をきいていた人が・・・・エトムント皇太子さま?が、
「おいエリザヴェータ、お前も皆に何か言ってやれよ、当事者なんだからよ!」
そう言って連れてきたのは・・・・・あ、姫さまだ。やっぱりすごく綺麗な人な訳で。
前に会った時、つまり襲撃に遭った時は動きやすい姿だったけれど、今はドレス?を着ています。
そしてそんなに派手ではないけれど、所々装飾品を身に纏っていて凄く似合っている。
何て言ったらいいのかな、あれだ、姫様の美しさを引き立てているというか・・・・上手く言えないや。
そして横を見ると、ユッテがなにやら憧れるというか、目をキラキラさせて姫さまを見ている。
「凄く綺麗・・・・私もあんな恰好一度でいいからしてみないな・・・・」
いや・・・・無理だよユッテ。残念ながら僕達は孤児。
そんなお金はないよ。
そうすると連れられてきた姫さまが、
「恥ずかしいわ兄さま。どうしても?」
「当たり前じゃあねえか!今更恥ずかしがってどうする?お前も皇族なんだから皆の前で少しぐらい喋られるように、慣れておけ!」
そう言って姫さまを皆の前に突き出す皇太子さま。
「おおおおお・・・・大丈夫かのう?」
心配そうに見守る皇帝陛下さま。
あれ?陛下って後にさま付けするのは変かな?
そんな事をつい考えていると姫さまが、
「皆様本日はお集まり頂き感謝いたします。私の名はエリザヴェータ・リーネルト。此処に居らっしゃる皇帝陛下は私の父です。先日の襲撃で私を助けて頂き感謝致します。そして巻き込んでしまった事、大変心苦しく謝罪いたします。あの・・・その・・・・ごめんなさい。」
そう言って姫さま、涙を見せてしまった訳で。
うーん・・・・正直僕達は確かに姫さまが襲われるのに巻き込まれたんだろうけれど、街から街へ移動する時は、魔物に襲われる事もあるだろうし、運が悪かったと言う他ないんだよね。
それに姫さまも襲われた訳で。
うん、僕達もそうだけれど、姫さまも被害者な訳なんだよね。
そう思ってると何処からか、
「何を仰いますエリザヴェータ姫!憎むべきは襲撃を画策した、未だはっきりとは致しませぬが、どこぞの国。姫さまがそのように謝る事はございませぬぞ!」
という声が。
そうすると周りからもそうだそうだ!との声が沢山。
うん、きっと姫さまは皆から慕われているんだろうな。
そして皇太子さまの傍らには僕達より少し小さな少女が、
「姫姉さまは悪くありませんわ!」
と喋っていた。
あ、姫さまに何となく似ていて凄く可愛らしい。
もしかして皇太子さまの娘さんかな?
そんな中皇族の1人が少ない供を従え国境を移動。
セアリアス帝国をよく思っていないどこかの国が、今回の襲撃を画策した・・・・のではないか?という感じみたいで。
うう・・・・また戦争が起こるのかな?
そう思っていると、さっき皇帝陛下に凄い口をきいていた人が・・・・エトムント皇太子さま?が、
「おいエリザヴェータ、お前も皆に何か言ってやれよ、当事者なんだからよ!」
そう言って連れてきたのは・・・・・あ、姫さまだ。やっぱりすごく綺麗な人な訳で。
前に会った時、つまり襲撃に遭った時は動きやすい姿だったけれど、今はドレス?を着ています。
そしてそんなに派手ではないけれど、所々装飾品を身に纏っていて凄く似合っている。
何て言ったらいいのかな、あれだ、姫様の美しさを引き立てているというか・・・・上手く言えないや。
そして横を見ると、ユッテがなにやら憧れるというか、目をキラキラさせて姫さまを見ている。
「凄く綺麗・・・・私もあんな恰好一度でいいからしてみないな・・・・」
いや・・・・無理だよユッテ。残念ながら僕達は孤児。
そんなお金はないよ。
そうすると連れられてきた姫さまが、
「恥ずかしいわ兄さま。どうしても?」
「当たり前じゃあねえか!今更恥ずかしがってどうする?お前も皇族なんだから皆の前で少しぐらい喋られるように、慣れておけ!」
そう言って姫さまを皆の前に突き出す皇太子さま。
「おおおおお・・・・大丈夫かのう?」
心配そうに見守る皇帝陛下さま。
あれ?陛下って後にさま付けするのは変かな?
そんな事をつい考えていると姫さまが、
「皆様本日はお集まり頂き感謝いたします。私の名はエリザヴェータ・リーネルト。此処に居らっしゃる皇帝陛下は私の父です。先日の襲撃で私を助けて頂き感謝致します。そして巻き込んでしまった事、大変心苦しく謝罪いたします。あの・・・その・・・・ごめんなさい。」
そう言って姫さま、涙を見せてしまった訳で。
うーん・・・・正直僕達は確かに姫さまが襲われるのに巻き込まれたんだろうけれど、街から街へ移動する時は、魔物に襲われる事もあるだろうし、運が悪かったと言う他ないんだよね。
それに姫さまも襲われた訳で。
うん、僕達もそうだけれど、姫さまも被害者な訳なんだよね。
そう思ってると何処からか、
「何を仰いますエリザヴェータ姫!憎むべきは襲撃を画策した、未だはっきりとは致しませぬが、どこぞの国。姫さまがそのように謝る事はございませぬぞ!」
という声が。
そうすると周りからもそうだそうだ!との声が沢山。
うん、きっと姫さまは皆から慕われているんだろうな。
そして皇太子さまの傍らには僕達より少し小さな少女が、
「姫姉さまは悪くありませんわ!」
と喋っていた。
あ、姫さまに何となく似ていて凄く可愛らしい。
もしかして皇太子さまの娘さんかな?
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