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外伝 リュークとエリザヴェータ
今後の君達について
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あと見慣れない人が2人程。
「こいつ等は気にするな。今から話す事を纏める役割だからな。お前達は気にしなくていいから。」
ごめんなさい、僕は姫さまを気にしちゃっていました。
今、僕達は真ん中にヴェニアミン、その両隣が僕とユッテという感じ。
で、僕の真向いには姫さまが。
間をあけて丁度ユッテの前にロゼさんが。
メイドさんは入り口付近に控えている。
そして机の横にこの見慣れない2人が座っている状態です。
うーん・・・・正面を見ると綺麗な姿の姫さまが居るので、目のやり場に困っちゃう。
あまりジロジロ見ると失礼だしね。
で、別のメイドさんが全員に飲み物を用意してくれて、ちょっとした食べ物まで用意してあって、結構お腹が空いていたから・・・・あ、駄目、涎が出そう・・・・出ちゃった。
そんな事を考えてるとロゼさんが、
「さて、今後の君達についてだが。」
そう言って先ずヴェニアミンを見つめるロゼさん。
「まず片腕を失ってしまった少年、名はなんといったかな。」
「あ、はい、ヴェニアミンと言います。」
「うむ。そしてその隣の君は?」
「あ、ユッテ、ユッテです。」
2人共緊張している。
うん、僕って脱出中は姫さまやロゼさんと行動を共にしてたから慣れたけれど、2人は殆んど口をきいていなかったし、緊張するよね。
ロゼさんは見た目もきついし、口調もきついから。
あ、でも見た目は兎も角?根は優しいんだよ?
「先ずは2人からだ。2人共元々は冒険者になるつもりだったのだろうが、もはや片腕を失い、そっちのは片目を失ってしまってはそれもはや叶うまい。その原因の元はこちらにある訳だし、君達の今後について考えてみたのだが。」
そう言って何か取り出してみているロゼさん。
隣は、うーん何をしに来たのかあまり分からないけれど、何故か姫さまがじーっと僕の方を見ているのを感じます。
あ、ひょっとしてまだ涎が口周りについている?
「君達のスキルと能力を見せてもらったが、ヴェニアミン君はなかなかしっかりした体力があるな。そして・・・・その腕だが元には戻らないが、義手というか簡単に物を支える程度の事ができるアイテムを、その腕の先に付ければそこそこの事はできるだろう。逆に言えばそれ以上の事が出来るアイテムはないんだがな。」
えっと・・・・ヴェニアミンの失った腕に何かを取り付けて、少し使えるようにするって事かな?そんなアイテムあるんだ?でも高そう。
「あ、あの、気持ちは嬉しいのですが僕達孤児ですし、そんなお金はありません。」
ヴェニアミンが言う。
「金の心配はする必要はない。国が持つ。」
とロゼさんが言ってくれてほっとするヴェニアミン。
「そしてそこの少女、ユッテと言ったか。」
「は、はい、私はどうなるのでしょう!」
片目が見えないけれど、どうにかなるのかな?
「こいつ等は気にするな。今から話す事を纏める役割だからな。お前達は気にしなくていいから。」
ごめんなさい、僕は姫さまを気にしちゃっていました。
今、僕達は真ん中にヴェニアミン、その両隣が僕とユッテという感じ。
で、僕の真向いには姫さまが。
間をあけて丁度ユッテの前にロゼさんが。
メイドさんは入り口付近に控えている。
そして机の横にこの見慣れない2人が座っている状態です。
うーん・・・・正面を見ると綺麗な姿の姫さまが居るので、目のやり場に困っちゃう。
あまりジロジロ見ると失礼だしね。
で、別のメイドさんが全員に飲み物を用意してくれて、ちょっとした食べ物まで用意してあって、結構お腹が空いていたから・・・・あ、駄目、涎が出そう・・・・出ちゃった。
そんな事を考えてるとロゼさんが、
「さて、今後の君達についてだが。」
そう言って先ずヴェニアミンを見つめるロゼさん。
「まず片腕を失ってしまった少年、名はなんといったかな。」
「あ、はい、ヴェニアミンと言います。」
「うむ。そしてその隣の君は?」
「あ、ユッテ、ユッテです。」
2人共緊張している。
うん、僕って脱出中は姫さまやロゼさんと行動を共にしてたから慣れたけれど、2人は殆んど口をきいていなかったし、緊張するよね。
ロゼさんは見た目もきついし、口調もきついから。
あ、でも見た目は兎も角?根は優しいんだよ?
「先ずは2人からだ。2人共元々は冒険者になるつもりだったのだろうが、もはや片腕を失い、そっちのは片目を失ってしまってはそれもはや叶うまい。その原因の元はこちらにある訳だし、君達の今後について考えてみたのだが。」
そう言って何か取り出してみているロゼさん。
隣は、うーん何をしに来たのかあまり分からないけれど、何故か姫さまがじーっと僕の方を見ているのを感じます。
あ、ひょっとしてまだ涎が口周りについている?
「君達のスキルと能力を見せてもらったが、ヴェニアミン君はなかなかしっかりした体力があるな。そして・・・・その腕だが元には戻らないが、義手というか簡単に物を支える程度の事ができるアイテムを、その腕の先に付ければそこそこの事はできるだろう。逆に言えばそれ以上の事が出来るアイテムはないんだがな。」
えっと・・・・ヴェニアミンの失った腕に何かを取り付けて、少し使えるようにするって事かな?そんなアイテムあるんだ?でも高そう。
「あ、あの、気持ちは嬉しいのですが僕達孤児ですし、そんなお金はありません。」
ヴェニアミンが言う。
「金の心配はする必要はない。国が持つ。」
とロゼさんが言ってくれてほっとするヴェニアミン。
「そしてそこの少女、ユッテと言ったか。」
「は、はい、私はどうなるのでしょう!」
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