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外伝 リュークとエリザヴェータ
必死に土を
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僕は急いで駆けつけ、
「おーい、助けがいるかい?」
今戦っている連中に声をかける。
「誰だ?見たらわかるだろう!頼むよ!」
聞いた話だと、冒険者は獲物を横取りされるのを嫌う人が多いみたいで、こうやって善意で助けても泥棒呼ばわりする人もいると聞いていたので声を掛けてみたんだ。
ひと声が大事。
僕はまず目の前にいたゴブリンを仕留めるべく剣で突き付ける攻撃を開始します。
丁度他の人を相手にしていて僕に気が付いてないみたいだったから、簡単に仕留める事が出来た。
『ギャー』
2匹いたみたいで、もう1匹は別の冒険者が3人がかりで相手をしている。
まあ、向こうは放っておこう。
そしてスライム。
あ・・・・1人はもう多分駄目だ。
もう既に身動きをしていないし、骨が少し見えている。
もう1人の女性は・・・・皮膚が所々ジューっとなっていて、装備も溶けまくっています。
でもまだ生きている。
これならあるいは・・・・
僕は地面に膝をつき、土を掬いスライムにかけ始めた。
「おい、あんた何してんだよ!」
「何ってスライムに土をかけているんだよ!君も早くするんだ!」
僕は相手を見ないままそう答え、素早く土をかけていく。
「いいから早く!もう1人はまだ助かる!スライムは何でも消化するから、土を消化させるんだ!急いで!」
声をかけた冒険者ともう1人、女性が僕と同じようにスライムに土をかける。
「グラントリーは助かる?それにミリアムは?」
女性が僕に声をかけてくるけど、それどころじゃない。
「ごめん誰か知らないけれど、1人はもう無理既に骨が見えている。女性の方はまだ何とかなる!急いで!」
必死に土をかける。
そうすると、スライムは土を消化し始めるけれど、だんだんと動きが鈍くなる。
そしてよく見ると、1か所色の違う所が目立ち始めます。
あれはきっと核だ。
あれを破壊できれば・・・・
僕は自分の中から剣を取り出すイメージをし、以前拾った短剣を取り出しスライムの核があると思う所に切りつける。
その瞬間腕がジュっとなり、焼けるような痛みが。
痛い・・・・でも急がないと。
僕は夢中で切り付け、もがくスライムから何とか核を取り出す事に成功。
そうするとスライムの動きが止まり、ジュワーッと音を立てて溶けていく。
そして急いで取り込まれていた女性を引っ張り出し・・・・色々大事な所が見えているけれど、今はそれどころじゃない。
もう1人は・・・・あ、手足は駄目だけどまだ生きている?僕の魔法で何とかなるだろうか?流石に溶けた手足は元に戻らないけれど。
僕は女性を地面に寝かせ、急いで回復魔法を唱えていきます。
すると、女性の・・・・溶けた皮膚が元通りになり、みるみる傷が治っていく。
よかった・・・・間に合った。
そして、他の冒険者がもう1人をひっぱってこっちへ連れてきています。
手で顔を護っていたのか、まだ息がある。
僕は急いでもう1人に回復魔法をかける。
あ・・・・頭がクラクラする。でもまだ頑張らないと。
「おーい、助けがいるかい?」
今戦っている連中に声をかける。
「誰だ?見たらわかるだろう!頼むよ!」
聞いた話だと、冒険者は獲物を横取りされるのを嫌う人が多いみたいで、こうやって善意で助けても泥棒呼ばわりする人もいると聞いていたので声を掛けてみたんだ。
ひと声が大事。
僕はまず目の前にいたゴブリンを仕留めるべく剣で突き付ける攻撃を開始します。
丁度他の人を相手にしていて僕に気が付いてないみたいだったから、簡単に仕留める事が出来た。
『ギャー』
2匹いたみたいで、もう1匹は別の冒険者が3人がかりで相手をしている。
まあ、向こうは放っておこう。
そしてスライム。
あ・・・・1人はもう多分駄目だ。
もう既に身動きをしていないし、骨が少し見えている。
もう1人の女性は・・・・皮膚が所々ジューっとなっていて、装備も溶けまくっています。
でもまだ生きている。
これならあるいは・・・・
僕は地面に膝をつき、土を掬いスライムにかけ始めた。
「おい、あんた何してんだよ!」
「何ってスライムに土をかけているんだよ!君も早くするんだ!」
僕は相手を見ないままそう答え、素早く土をかけていく。
「いいから早く!もう1人はまだ助かる!スライムは何でも消化するから、土を消化させるんだ!急いで!」
声をかけた冒険者ともう1人、女性が僕と同じようにスライムに土をかける。
「グラントリーは助かる?それにミリアムは?」
女性が僕に声をかけてくるけど、それどころじゃない。
「ごめん誰か知らないけれど、1人はもう無理既に骨が見えている。女性の方はまだ何とかなる!急いで!」
必死に土をかける。
そうすると、スライムは土を消化し始めるけれど、だんだんと動きが鈍くなる。
そしてよく見ると、1か所色の違う所が目立ち始めます。
あれはきっと核だ。
あれを破壊できれば・・・・
僕は自分の中から剣を取り出すイメージをし、以前拾った短剣を取り出しスライムの核があると思う所に切りつける。
その瞬間腕がジュっとなり、焼けるような痛みが。
痛い・・・・でも急がないと。
僕は夢中で切り付け、もがくスライムから何とか核を取り出す事に成功。
そうするとスライムの動きが止まり、ジュワーッと音を立てて溶けていく。
そして急いで取り込まれていた女性を引っ張り出し・・・・色々大事な所が見えているけれど、今はそれどころじゃない。
もう1人は・・・・あ、手足は駄目だけどまだ生きている?僕の魔法で何とかなるだろうか?流石に溶けた手足は元に戻らないけれど。
僕は女性を地面に寝かせ、急いで回復魔法を唱えていきます。
すると、女性の・・・・溶けた皮膚が元通りになり、みるみる傷が治っていく。
よかった・・・・間に合った。
そして、他の冒険者がもう1人をひっぱってこっちへ連れてきています。
手で顔を護っていたのか、まだ息がある。
僕は急いでもう1人に回復魔法をかける。
あ・・・・頭がクラクラする。でもまだ頑張らないと。
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