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常山公爵
315話 ここは僕の領地・・・・他国の常識は通用しない・・・・はず
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そう、ひょっとして僕がオイヴィさんに求婚したのって、無効にできるんじゃない?と思ったのです。
なので僕は近くに控えている秘書さんに聞いてみる事に。
「秘書さん、僕今更ですが気が付いた事があるので、確認したいのですが。」
「どのような事でございましょうか?」
「まず、ここ僕の領地ですよね?」
「勿論左様でございます。」
「じゃあ、この領地内ではここの決め事があるよね?」
「勿論でございますが・・・・ってあ!」
どうやら僕の言いたい事に気が付いたようです。
「つまり、僕がオイヴィさんに求婚をした、というのはあくまでもオイヴィさんの祖国で当てはまる事で、この国、しかもこの領地ではそのようなしきたりも決め事も一切ない・・・・よね?」
「そうでございました。つまり、オイヴィ嬢はこの国の法に従っていただく事と相成ります。」
何やらオイヴィさんも僕の言っている事に気が付いたのか、みるみる表情が変わっていきます。
「秘書殿・・・・それはつまり・・・・」
「はい、オイヴィ嬢、そしてご領主様。私失念いたしておりましたが、この領内では神聖帝国ロンドロッグの常識は必ずしも通用しない、という事でございます。つまり・・・・ご領主様がオイヴィ嬢に求愛行動を、というのは今回、無効となります。」
「何!それはつまり、我は他国で祖国の常識を押し付け、常山公爵殿は求婚を考えておらず、そういった行動をしていないにもかかわらず、我の常識を押し付け、さも求婚を受けたとそう思いこんでしまったと、つまりはそういう事なのだな!しかも一方的に・・・・何たる事だ!」
オイヴィさんは事の事実に気が付き、愕然としています。
「常山公爵殿、その・・・・すまぬ。我は勝手に舞い上がっておったようだ。決闘までしてしまった。もう許される事ではないな。」
そしてふらふらっと歩き出そうとしたようですが、オイヴィさんは怪我は治っても、失った血が戻ったわけではありません。出血が多かったはずなので、体の血が足りないはず。
僕がそう思った時、オイヴィ嬢はおそらく貧血になり、倒れそうになります。
とっさに受け止めます。
「あ・・・・また抱かれてしまった・・・・」
顔が真っ青です。
僕は起き上がったオイヴィさんを再びベッドに寝かせます。
「オイヴィさん、色々あると思いますが、僕はオイヴィさんの事をもっと知りたいです。オイヴィさん本人の事、祖国の事等々。ですが今は長時間の会話は難しそうです。しばらく体力が戻るまで大人しくしていて下さい。間違っても自死はしないように。今オイヴィさんは僕預かりなのですから、いいですね?」
オイヴィさんは目を見開き、
「勝手なことをしでかし、迷惑をかけているのに、このような待遇でよいのか?」
「気にしなくていいんですよ。それにオイヴィさんは今後何処か行く当てがあるのでしょうか?」
「いや、もはや祖国は魔王のせいで人が住めぬようになっていると聞く。もはや旅する以外に選択肢はないな。」
「じゃあその、落ち着いてからでいいのですが、僕の領地で働いてほしいのですよ。できれば僕のそばで、僕の警護をしてほしいのです。」
「よくわからぬが分かった。すまぬが血を失いすぎたようだ。申し訳ないが・・・・しばし寝させてもらいたい。」
そう言って・・・・あっという間に眠りについてしまいました。
顔色悪かったからね。血も失っていましたから。
なので僕は近くに控えている秘書さんに聞いてみる事に。
「秘書さん、僕今更ですが気が付いた事があるので、確認したいのですが。」
「どのような事でございましょうか?」
「まず、ここ僕の領地ですよね?」
「勿論左様でございます。」
「じゃあ、この領地内ではここの決め事があるよね?」
「勿論でございますが・・・・ってあ!」
どうやら僕の言いたい事に気が付いたようです。
「つまり、僕がオイヴィさんに求婚をした、というのはあくまでもオイヴィさんの祖国で当てはまる事で、この国、しかもこの領地ではそのようなしきたりも決め事も一切ない・・・・よね?」
「そうでございました。つまり、オイヴィ嬢はこの国の法に従っていただく事と相成ります。」
何やらオイヴィさんも僕の言っている事に気が付いたのか、みるみる表情が変わっていきます。
「秘書殿・・・・それはつまり・・・・」
「はい、オイヴィ嬢、そしてご領主様。私失念いたしておりましたが、この領内では神聖帝国ロンドロッグの常識は必ずしも通用しない、という事でございます。つまり・・・・ご領主様がオイヴィ嬢に求愛行動を、というのは今回、無効となります。」
「何!それはつまり、我は他国で祖国の常識を押し付け、常山公爵殿は求婚を考えておらず、そういった行動をしていないにもかかわらず、我の常識を押し付け、さも求婚を受けたとそう思いこんでしまったと、つまりはそういう事なのだな!しかも一方的に・・・・何たる事だ!」
オイヴィさんは事の事実に気が付き、愕然としています。
「常山公爵殿、その・・・・すまぬ。我は勝手に舞い上がっておったようだ。決闘までしてしまった。もう許される事ではないな。」
そしてふらふらっと歩き出そうとしたようですが、オイヴィさんは怪我は治っても、失った血が戻ったわけではありません。出血が多かったはずなので、体の血が足りないはず。
僕がそう思った時、オイヴィ嬢はおそらく貧血になり、倒れそうになります。
とっさに受け止めます。
「あ・・・・また抱かれてしまった・・・・」
顔が真っ青です。
僕は起き上がったオイヴィさんを再びベッドに寝かせます。
「オイヴィさん、色々あると思いますが、僕はオイヴィさんの事をもっと知りたいです。オイヴィさん本人の事、祖国の事等々。ですが今は長時間の会話は難しそうです。しばらく体力が戻るまで大人しくしていて下さい。間違っても自死はしないように。今オイヴィさんは僕預かりなのですから、いいですね?」
オイヴィさんは目を見開き、
「勝手なことをしでかし、迷惑をかけているのに、このような待遇でよいのか?」
「気にしなくていいんですよ。それにオイヴィさんは今後何処か行く当てがあるのでしょうか?」
「いや、もはや祖国は魔王のせいで人が住めぬようになっていると聞く。もはや旅する以外に選択肢はないな。」
「じゃあその、落ち着いてからでいいのですが、僕の領地で働いてほしいのですよ。できれば僕のそばで、僕の警護をしてほしいのです。」
「よくわからぬが分かった。すまぬが血を失いすぎたようだ。申し訳ないが・・・・しばし寝させてもらいたい。」
そう言って・・・・あっという間に眠りについてしまいました。
顔色悪かったからね。血も失っていましたから。
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