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世界征服編
なんか増えてる
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「なぁ」
あれ?
確かに俺は家族と秘密基地の方を守ってくれとは指示したよ?
「悪魔王様!お初にお目にかかります!!」
「「「「「悪魔王様!」」」」」
⋯⋯へ?
*
とまぁ、経緯を話すと、泊まった次の日。
俺は拠点の方へと隠れて向かった。
「あぁー、久しぶりだなぁ」
リビには拠点を。
ゲラハには家族を。
予め指示はしておいた。
後は殺害と重症にならない程度であれば、悪魔活動を解禁させる事を許可した。
まぁ、アイツらはそういう生命体であり種族。
本懐をある程度嗜めないと価値というものがないだろうという俺の判断だ。
結界を潜っているから⋯⋯。
「おっ、早速か」
というか、しばらく見ない間に力が倍以上に増えてないか?
達磨たちからいくらでも吸い取っていいとは言ったものの、ここまで力が増えてるとは微塵も思ってなかった。
ダイナマイトではすまない⋯⋯二つのバスケットボールの感触が肩からやってくる。
それに、良い匂い。
「催眠と誘惑の相手を間違えてるぞ?
化物悪魔ちゃん」
「あっ!ご主人~!」
浮きながら背中を向けてる俺に試しうちってところか。
いや、本当にすげぇな。こりゃ。
ギャルにエロさをこれでもかと加えたような見た目。
⋯⋯と言えばいいだろうか。
だが、腰まで黒い髪は伸び、目つきは切れ長に変わり濃い赤紫に変色している。
これではただのエセギャルだ。
「ご主人、ちゃんと家族守ったよー!
褒めて褒めてー!」
「シンプルに苦しい」
デカ過ぎてちょっとのつもりなんだろうけどギュウウと圧迫感が半端ない。
「あっ、ごめんー!」
最初はロリっ子っぽかったリビではあるが、もう見た目は完全にサキュバス。
もっと酷いかもしれん。
「達磨たちは元気か?」
「うん!
ご主人がくれた飲み物でそれはそれは!」
「なら良い。ゲラハは?」
「ゲラハは今アンテの準備」
なんて?アンテ?
「悪いリビ。そのアンテってのは?」
「あぁー!」
そうしてリビが話してくれたのは、俺の知らない概念の話だった。
悪魔というのは、二つのパターンがあるそうだ。
一つは人間から回収し蓄えた精力。
これがあると俺の概念上魔力に変換されるようだが、彼女たちはまた違ったことができる。
⋯⋯それが眷属召喚。
リビに従うように作られており、絶対服従だそうだ。
だが、ある程度の思考は許されているらしい。
そしてもう一つ。
それが"アンテシオン"。
眷属はインキュバスも出来るようで、実際に人間から回収した精液を元にインキュバスとサキュバスで受精する事で人間と悪魔の子が出来上がる。
この2つが悪魔が勢力と子孫を作る方法なのだそうだ。
「アンテシオンのメリットがイマイチ分からんな」
「かなりあるわ!
肉体的、物質的に存在できるようになるっていうことは、私たち悪魔からすれば大きな利点!」
「あぁ、そうか。
それに、侵略という意味でも悪魔としてはアンテシオンが必要か」
「それもそうだし、アンテシオンで生まれた子供は基本的に親には従うようになる。
本能のようなものね」
「なるほどな。
じゃあここでそのアンテシオンをする理由は?」
「敵情視察よ!」
「視察?」
「だってご主人、情報凄く欲しそうだったから」
「よし、今度美味そうな人間を捕ってきてもいいぞ」
「やったー!」
おぉ、何から何まで揺れがすごいな。
「だが子供でそこまで分かるのか?」
「見た目は人間の子供の小学校低学年ってところね。
だけど、アンテシオンの力で、特異的な能力を得ることができるの。
これもアンテシオンの利点の一つ」
「頭が良いとかか?」
「えぇ。
悪魔は神が創造した反勢力だから、根源的には種類派生が多いの。
だから遺伝子的には優秀になるってわけ!」
まさかのドヤ顔である。
「あ、あぁ」
「それに──」
殺されそうなくらいにはマグマくらい熱い抱擁を食らう。
「可愛い女を沢山作れるし、イケメンな男も産まれるよ?
悪魔ってね?
人間の精気を吸うために存在してるから、見た目は総合的に好かれる見た目の年齢で止まるの」
「⋯⋯そりゃ。
スパイにもってこいじゃねぇか」
「ねぇ、いいでしょ?
お互いに良い事ばかりよ」
「まぁお前らの目論見があるだろうが、俺が許してやる。
俺はルールを守っていれば怒らない人間だからな」
一瞬の沈黙。
しかしすぐにリビはパッと手を離して両手を後ろで組み、ふよふよ浮きながら案内を始めた。
「こっちよ」
達磨の家のすぐ隣。
そこには10人ほどのアンテシオンで生まれたであろう男女。
「私達のご主人様が来たわよ!」
おぉ。リーダー感ある。
「女王様!」
「よく来たわね。サンドリア」
確かに。
こりゃイケメンなんてもんじゃねぇぞ?
イメージは完全に東欧系の王子様ってところか?
だが面白いのは、それが黒髪で、瞳も黒なところか。
「あ、悪魔王様!」
「初めまして。
サンドリアだったな?俺は伊崎湊翔。
リビとゲラハの主をやっている」
と、握手を差し出そうとしたのだが。
「リビ?」
「悪魔は明確に上下関係あるからね。
握手なんてないわよ」
横にいるリビがそう言うのだが、俺としては面倒だな。
子供に片膝つかれるのはあまり良い気分ではない。
「何かやりたい事があれば、すぐに言ってくれ。
出来るだけ楽しめる環境にはする予定だ」
「あっ、ありがとうございます!
悪魔王様!」
「サンドリア、下がりなさい」
「ハッ!」
おぉ、サーッと消えていった。
赤い霧と共に。
「凄いでしょ?
サンドリアは血液を自在に操って存在を消したり、移動したりできるの!」
「凄いな。
確かにそれならかなり幅がありそうだ」
「でしょでしょ!?」
「そうだ。
ゲラハはどうしたんだ?」
いつもはひょっこり現れる物だが。
「アンテに向けて色々出張中!」
「出張なんて悪魔が言うとおかしく感じるな」
「私達も勉強してるからね!
ご主人の授業とやらでね!」
あーそうだった。
馬鹿真面目に勉強してたわ、確かに。
「やってたな」
「最近はアルケミのスタレイと数学を勉強中よ!」
なんでそんなピンポイントなんだこの悪魔は。
「そうか。
南を守ってるってわけだな」
スタレイってことはスバルだし。
「そう!南ちゃん可愛いのよー!
スバルくーん!!って雌丸出しで」
「南が可愛いのは宇宙創世記から知ってる。
とまぁそうか。
話は戻るが、アンテシオンのデメリットも聞こうか?」
「んー、そうね」
やっぱりデカイな。
目がそこにしか向かん。
「ご主人が怖がるくらいかしら?
あとはご飯とか人間的な部分になってくるけど、ご主人の状態だったら問題ないわけだし⋯⋯」
「おっけー。
つまり瀕死になるのは俺が弱かったらの場合のみって感じか」
「そうなるわね。
悪魔王様が昔存在していた時は、結局強いヤツが上!って感じだったらしいから」
「弱くならんようにしないとな」
横目で冗談交じりに言ってやると、外国人ばりに肩をすくめる。
「やめてよ。
私は正直、手加減されても勝てる気がしないわよ」
「分からんぞ?」
「これは本音。
絶対に勝てない──断言できるわ⋯⋯イテッ」
軽くデコピンしてやる。
「まぁ、仮に勝てるようになったら⋯⋯そもそも悪魔王とやらよりも強いかもな?」
少しだけ魔力を開放してやる。
「アタシ──そういう雄にゾクゾクするタイプなのよ。
だから絶対服従してるのかも」
いいねぇ。
猛獣の雌が発情期だったらこうなのだろうかというくらいの、ギラギラした眼光だ。
「悪魔は分かりやすくていい」
⋯⋯というか、そうか。
悪魔なんだから年齢適応外か。
いかんいかん。
JKは何かが許さないが、悪魔ならいいか。
どうやらご意向によって俺の為のアンテシオンが育ってきているみたいだし。
ーーー
あとがき!
夜勤上がりの作者です(笑)
ちょっと今完全ネタエピソードを書こうかなと思ってたところなんですが、伊崎/ケルビン君に聞きたいこととかお悩み相談(ケルビンくんが怒っちゃうかもしれない)があればコメントなどで教えてもらえたら嬉しいです(笑)
あれ?
確かに俺は家族と秘密基地の方を守ってくれとは指示したよ?
「悪魔王様!お初にお目にかかります!!」
「「「「「悪魔王様!」」」」」
⋯⋯へ?
*
とまぁ、経緯を話すと、泊まった次の日。
俺は拠点の方へと隠れて向かった。
「あぁー、久しぶりだなぁ」
リビには拠点を。
ゲラハには家族を。
予め指示はしておいた。
後は殺害と重症にならない程度であれば、悪魔活動を解禁させる事を許可した。
まぁ、アイツらはそういう生命体であり種族。
本懐をある程度嗜めないと価値というものがないだろうという俺の判断だ。
結界を潜っているから⋯⋯。
「おっ、早速か」
というか、しばらく見ない間に力が倍以上に増えてないか?
達磨たちからいくらでも吸い取っていいとは言ったものの、ここまで力が増えてるとは微塵も思ってなかった。
ダイナマイトではすまない⋯⋯二つのバスケットボールの感触が肩からやってくる。
それに、良い匂い。
「催眠と誘惑の相手を間違えてるぞ?
化物悪魔ちゃん」
「あっ!ご主人~!」
浮きながら背中を向けてる俺に試しうちってところか。
いや、本当にすげぇな。こりゃ。
ギャルにエロさをこれでもかと加えたような見た目。
⋯⋯と言えばいいだろうか。
だが、腰まで黒い髪は伸び、目つきは切れ長に変わり濃い赤紫に変色している。
これではただのエセギャルだ。
「ご主人、ちゃんと家族守ったよー!
褒めて褒めてー!」
「シンプルに苦しい」
デカ過ぎてちょっとのつもりなんだろうけどギュウウと圧迫感が半端ない。
「あっ、ごめんー!」
最初はロリっ子っぽかったリビではあるが、もう見た目は完全にサキュバス。
もっと酷いかもしれん。
「達磨たちは元気か?」
「うん!
ご主人がくれた飲み物でそれはそれは!」
「なら良い。ゲラハは?」
「ゲラハは今アンテの準備」
なんて?アンテ?
「悪いリビ。そのアンテってのは?」
「あぁー!」
そうしてリビが話してくれたのは、俺の知らない概念の話だった。
悪魔というのは、二つのパターンがあるそうだ。
一つは人間から回収し蓄えた精力。
これがあると俺の概念上魔力に変換されるようだが、彼女たちはまた違ったことができる。
⋯⋯それが眷属召喚。
リビに従うように作られており、絶対服従だそうだ。
だが、ある程度の思考は許されているらしい。
そしてもう一つ。
それが"アンテシオン"。
眷属はインキュバスも出来るようで、実際に人間から回収した精液を元にインキュバスとサキュバスで受精する事で人間と悪魔の子が出来上がる。
この2つが悪魔が勢力と子孫を作る方法なのだそうだ。
「アンテシオンのメリットがイマイチ分からんな」
「かなりあるわ!
肉体的、物質的に存在できるようになるっていうことは、私たち悪魔からすれば大きな利点!」
「あぁ、そうか。
それに、侵略という意味でも悪魔としてはアンテシオンが必要か」
「それもそうだし、アンテシオンで生まれた子供は基本的に親には従うようになる。
本能のようなものね」
「なるほどな。
じゃあここでそのアンテシオンをする理由は?」
「敵情視察よ!」
「視察?」
「だってご主人、情報凄く欲しそうだったから」
「よし、今度美味そうな人間を捕ってきてもいいぞ」
「やったー!」
おぉ、何から何まで揺れがすごいな。
「だが子供でそこまで分かるのか?」
「見た目は人間の子供の小学校低学年ってところね。
だけど、アンテシオンの力で、特異的な能力を得ることができるの。
これもアンテシオンの利点の一つ」
「頭が良いとかか?」
「えぇ。
悪魔は神が創造した反勢力だから、根源的には種類派生が多いの。
だから遺伝子的には優秀になるってわけ!」
まさかのドヤ顔である。
「あ、あぁ」
「それに──」
殺されそうなくらいにはマグマくらい熱い抱擁を食らう。
「可愛い女を沢山作れるし、イケメンな男も産まれるよ?
悪魔ってね?
人間の精気を吸うために存在してるから、見た目は総合的に好かれる見た目の年齢で止まるの」
「⋯⋯そりゃ。
スパイにもってこいじゃねぇか」
「ねぇ、いいでしょ?
お互いに良い事ばかりよ」
「まぁお前らの目論見があるだろうが、俺が許してやる。
俺はルールを守っていれば怒らない人間だからな」
一瞬の沈黙。
しかしすぐにリビはパッと手を離して両手を後ろで組み、ふよふよ浮きながら案内を始めた。
「こっちよ」
達磨の家のすぐ隣。
そこには10人ほどのアンテシオンで生まれたであろう男女。
「私達のご主人様が来たわよ!」
おぉ。リーダー感ある。
「女王様!」
「よく来たわね。サンドリア」
確かに。
こりゃイケメンなんてもんじゃねぇぞ?
イメージは完全に東欧系の王子様ってところか?
だが面白いのは、それが黒髪で、瞳も黒なところか。
「あ、悪魔王様!」
「初めまして。
サンドリアだったな?俺は伊崎湊翔。
リビとゲラハの主をやっている」
と、握手を差し出そうとしたのだが。
「リビ?」
「悪魔は明確に上下関係あるからね。
握手なんてないわよ」
横にいるリビがそう言うのだが、俺としては面倒だな。
子供に片膝つかれるのはあまり良い気分ではない。
「何かやりたい事があれば、すぐに言ってくれ。
出来るだけ楽しめる環境にはする予定だ」
「あっ、ありがとうございます!
悪魔王様!」
「サンドリア、下がりなさい」
「ハッ!」
おぉ、サーッと消えていった。
赤い霧と共に。
「凄いでしょ?
サンドリアは血液を自在に操って存在を消したり、移動したりできるの!」
「凄いな。
確かにそれならかなり幅がありそうだ」
「でしょでしょ!?」
「そうだ。
ゲラハはどうしたんだ?」
いつもはひょっこり現れる物だが。
「アンテに向けて色々出張中!」
「出張なんて悪魔が言うとおかしく感じるな」
「私達も勉強してるからね!
ご主人の授業とやらでね!」
あーそうだった。
馬鹿真面目に勉強してたわ、確かに。
「やってたな」
「最近はアルケミのスタレイと数学を勉強中よ!」
なんでそんなピンポイントなんだこの悪魔は。
「そうか。
南を守ってるってわけだな」
スタレイってことはスバルだし。
「そう!南ちゃん可愛いのよー!
スバルくーん!!って雌丸出しで」
「南が可愛いのは宇宙創世記から知ってる。
とまぁそうか。
話は戻るが、アンテシオンのデメリットも聞こうか?」
「んー、そうね」
やっぱりデカイな。
目がそこにしか向かん。
「ご主人が怖がるくらいかしら?
あとはご飯とか人間的な部分になってくるけど、ご主人の状態だったら問題ないわけだし⋯⋯」
「おっけー。
つまり瀕死になるのは俺が弱かったらの場合のみって感じか」
「そうなるわね。
悪魔王様が昔存在していた時は、結局強いヤツが上!って感じだったらしいから」
「弱くならんようにしないとな」
横目で冗談交じりに言ってやると、外国人ばりに肩をすくめる。
「やめてよ。
私は正直、手加減されても勝てる気がしないわよ」
「分からんぞ?」
「これは本音。
絶対に勝てない──断言できるわ⋯⋯イテッ」
軽くデコピンしてやる。
「まぁ、仮に勝てるようになったら⋯⋯そもそも悪魔王とやらよりも強いかもな?」
少しだけ魔力を開放してやる。
「アタシ──そういう雄にゾクゾクするタイプなのよ。
だから絶対服従してるのかも」
いいねぇ。
猛獣の雌が発情期だったらこうなのだろうかというくらいの、ギラギラした眼光だ。
「悪魔は分かりやすくていい」
⋯⋯というか、そうか。
悪魔なんだから年齢適応外か。
いかんいかん。
JKは何かが許さないが、悪魔ならいいか。
どうやらご意向によって俺の為のアンテシオンが育ってきているみたいだし。
ーーー
あとがき!
夜勤上がりの作者です(笑)
ちょっと今完全ネタエピソードを書こうかなと思ってたところなんですが、伊崎/ケルビン君に聞きたいこととかお悩み相談(ケルビンくんが怒っちゃうかもしれない)があればコメントなどで教えてもらえたら嬉しいです(笑)
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