196 / 247
世界征服編
封筒
しおりを挟む
らしくない顔。
今まで何処か、遠い顔をいつもしてて、何を考えているのかすらあまり分からなかった。
でも何でも知ってて、優しくて、不器用な⋯⋯それが伊崎くんという印象だった。
でもこの笑った顔は違う。
年相応というか。
なんて言えばいいんだろう。
なんか辛くも見えるし、嬉しそうにも見える。
でも、初めて。
"私を見てくれているような"。
そんな気がした。
「1000年ってどういうこと?
それに救えなかった⋯⋯って」
「ハハ⋯⋯冗談だ」
そう言ってまた焼きそばを口にしてる。
でも。
冗談にしては。
「⋯⋯⋯⋯」
なんか。
また遠くなって行くような。
「ね、ねぇ伊崎くん」
「ん?どうしたの?」
「か、仮にだよ?
命を賭ける?っていうのが本当だとしたら、その子は伊崎くんにとって好きな子なの?」
ち、違う!間違えた!
何言ってるの!
女の子だったら嫌だなって。
まだ、私男の子と付き合ったこともないのに。
「⋯⋯⋯⋯」
少し思った返事が違かったのか、伊崎くんは焼きそばを私に渡して麦茶を飲んで、また、表情がさっきと同じように近くなる。
「あぁ。好きだったよ」
食い気味だった。
「そう⋯⋯なんだ」
とにかく伊崎くんが遠くならないように私は話を続けた。
でも、女の子かぁ。
そうだよね。
伊崎くんは、今じゃ遠い存在になりつつあるもんね。
さっきもパパが伊崎くんを見て遠くで怒ってたのが見えてたし。
「でも、1000年も生きて、一途なのって凄いよ」
「⋯⋯そうか?」
「パパが言ってた。
男の子は性の本能に勝てないから浮気を繰り返すって。
女の子はその度に傷付くけど。
でも、性で騙しても心は嘘を付けないって」
「⋯⋯⋯⋯」
「その人を見れば分かるって。
だから結婚する時にはパパを呼びなさいって」
「⋯⋯如何にもらしいお父さんだな」
返事を聞いた私は空を見上げながら呟く。
「でも、どうだろう」
「ん?」
「もし私が1000年も生きたとして、同じ男の子を好きでいられるのかなぁ」
「はは。どうなんだろうな」
「でも、仮にだよ?」
「ん?」
「幸せってなんだろ」
幸せってよく聞くけど、幸せの事を私達って分からない。
色んな人が今が幸せだとか、言うけど。
「幸せにって言うけど、救いに来たとして自分は?」
「その中に自分は居ない」
「な、なんで?
自分が幸せにならなかったら意味ないと思うんだけど⋯⋯」
ちょっと言い過ぎた?
なんか伊崎くんの顔が暗い。
「もう。幸せは十分貰った。
──過ぎた女だったよ。
明るくて、誰よりも太陽みたいに輝いてて、情報にとらわれないで中身を見てくれる女は」
私と同じように空を見上げて。
「⋯⋯⋯⋯」
無言でその続きを聞く。
「俺は⋯⋯ふっ。
幸せになって欲しいんだよ。
ただそれだけ。
そこに自分は居ないし、遠くからそれを見てるだけで十分。
関わったせいで要らぬ思いをさせた。
自分はいない方がいい。
自分より優秀な奴にソイツを預けたい。
そうすれば⋯⋯」
今までだらんとした体勢だった伊崎くんが、座り直す。
「そうすれば、もう同じ事は起こらないだろう。
命を賭けたかいがあるってもんだ。
あとは思い出の中で眠ったのをたまに見るだけでいい」
冗談⋯⋯かどうか判断できない。
でも、明らかに話している感じ。
とても、冗談に見えるものではない。
「重くなったな。
そうだ。白波は喫茶店か?
他にはやらないのか?」
「本当はやるはずだったんだけど、別にいいやってやらなかった」
「そうか。
俺のところでは色々あったんだがな」
「え!?文化祭あったの!?言ってよ!」
「やめてくれ。
思い出したくもない」
「え?」
「白波パパを始めとしてお偉いさんに囲まれて地獄だったんだから」
「あっ⋯⋯」
そうだよね。
あそこは将来のコネクションづくりのためにだもんね。
「食い終わったし、続き見ようぜ。
折角の文化祭だ⋯⋯辛気臭い話なんてつまんない」
「行こっか」
でも。
「⋯⋯どうした?」
「わ、私は」
でも。
「辛気臭くなんてなかった。
カッコ良いと思う!」
「⋯⋯⋯⋯」
よし!言えた!
「⋯⋯っええ!?」
肩に手を置かれ、伊崎くんはいつものように鼻で笑ってる。
でも、振り替えった一瞬。
伊崎くんの目は少し潤んでいるように見えた。
ライトのせいかな?
空のせいか。
でも、いつもよりそう見えたのは本当だ。
*
それからは時間が一瞬で過ぎ去っていく。
色んな場所をめぐって、食べて、飲んで。
クールな伊崎くんだけど、今日の伊崎くんは少し幼いというか、我慢していた大人が本当はやりたかった事をやっているような幼さがあった。
家でコレクションの玩具で遊んでいるパパとそっくりだ。
威厳とか立場なんか無くなった⋯⋯みたいな。
そうして歩いてすぐ並びにあったおみくじを一緒に引いたり、まだやっていた茶道を一緒にやったりした。
今年の分と来年の分があったので、それぞれ引いた。
私は大吉二枚。
伊崎くんは大凶二枚という正反対を引いてしまい、思わず笑ってしまった。
読むと私は人間関係は最高らしく、何でも叶う年だと。
伊崎くんには見せないと言われてしまった。
でも結んでいたのをチラッと見たら、今までの行いが全て返ってくるとか書いてあって良いことそうだと思ったのになんで見せないんだろう?と疑問に思った。
それから茶道のお試し会に行った。
ここも全く予想外。
何でもできそうなあの伊崎くんが茶道は全く出来そうにもなかったのが面白すぎて泣いてしまった。
椀が力強すぎて割れてしまったり、茶こしがパキッて折れたり。
途中で匙を投げたりするのもらしくない感じで。
⋯⋯そうして、文化祭も終わりを迎える。
「私は後片付けと打ち上げをやるって言うから」
「あぁ。面白かったよ」
本当幸せな1日だったなぁ。
久しぶりに見て聞いた伊崎くん。
ちょっとは進歩したかなぁと思ったけど、伊崎くんは更に前に進んでいる。
まだまだだなぁ。
「じゃ、じゃ!」
お別れの挨拶が上手く出来ない私は色々失格だと思う。
「おう。気をつけて」
「そんなママみたいな暖かい眼差しやめてよー。
子供じゃないんだよ!?」
そう返すと、伊崎くんはツボに入ったのか大爆笑している。
「そうかそうか。悪いな」
「もうっ!」
「悪い悪い」
すると一瞬の静寂が私達の空気を整えるような、世界が止まったような錯覚を起こす。
「そうだ」
伊崎くんがコートの内側のポケットから何か取り出している。
「明日暇だろ?」
「え?うん」
「お父様に聞いてるからな」
「⋯⋯用意周到だね」
と、差し出されたのは。
あまりに高そうな便箋。
黒い便箋に今時珍しい金色の封蝋だ。
「今時のやり方が分からんからな」
「あ、開けていいの?」
頷くので黙って開けると。
「⋯⋯え!?」
中には、デイズニーのチケット。
「ホテルも高層は全て貸し切ってるから、行こう」
「私、いつか行きたいと思ってたの!!」
「そうなのか?」
「⋯⋯うん!」
そう言うと静かに。穏やかに笑っている。
本当に嬉しそうな時ってそういう風に笑うんだね、伊崎くん。
「でもなんで?誕生日でもなかったのに。
まぁ明日から12月だけど⋯⋯クリスマスにしては先駆け過ぎる気が」
そうやって聞くと、伊崎くんは何処か寂しそうに。
でも愛おしそうに。
そして、大切な宝物でも開けるように笑って言う。
言われたその時、私はこの顔を他の女に見られたくないと思うほど、その場から動けない破壊力を持っていた。
「それは秘密だ」
今まで何処か、遠い顔をいつもしてて、何を考えているのかすらあまり分からなかった。
でも何でも知ってて、優しくて、不器用な⋯⋯それが伊崎くんという印象だった。
でもこの笑った顔は違う。
年相応というか。
なんて言えばいいんだろう。
なんか辛くも見えるし、嬉しそうにも見える。
でも、初めて。
"私を見てくれているような"。
そんな気がした。
「1000年ってどういうこと?
それに救えなかった⋯⋯って」
「ハハ⋯⋯冗談だ」
そう言ってまた焼きそばを口にしてる。
でも。
冗談にしては。
「⋯⋯⋯⋯」
なんか。
また遠くなって行くような。
「ね、ねぇ伊崎くん」
「ん?どうしたの?」
「か、仮にだよ?
命を賭ける?っていうのが本当だとしたら、その子は伊崎くんにとって好きな子なの?」
ち、違う!間違えた!
何言ってるの!
女の子だったら嫌だなって。
まだ、私男の子と付き合ったこともないのに。
「⋯⋯⋯⋯」
少し思った返事が違かったのか、伊崎くんは焼きそばを私に渡して麦茶を飲んで、また、表情がさっきと同じように近くなる。
「あぁ。好きだったよ」
食い気味だった。
「そう⋯⋯なんだ」
とにかく伊崎くんが遠くならないように私は話を続けた。
でも、女の子かぁ。
そうだよね。
伊崎くんは、今じゃ遠い存在になりつつあるもんね。
さっきもパパが伊崎くんを見て遠くで怒ってたのが見えてたし。
「でも、1000年も生きて、一途なのって凄いよ」
「⋯⋯そうか?」
「パパが言ってた。
男の子は性の本能に勝てないから浮気を繰り返すって。
女の子はその度に傷付くけど。
でも、性で騙しても心は嘘を付けないって」
「⋯⋯⋯⋯」
「その人を見れば分かるって。
だから結婚する時にはパパを呼びなさいって」
「⋯⋯如何にもらしいお父さんだな」
返事を聞いた私は空を見上げながら呟く。
「でも、どうだろう」
「ん?」
「もし私が1000年も生きたとして、同じ男の子を好きでいられるのかなぁ」
「はは。どうなんだろうな」
「でも、仮にだよ?」
「ん?」
「幸せってなんだろ」
幸せってよく聞くけど、幸せの事を私達って分からない。
色んな人が今が幸せだとか、言うけど。
「幸せにって言うけど、救いに来たとして自分は?」
「その中に自分は居ない」
「な、なんで?
自分が幸せにならなかったら意味ないと思うんだけど⋯⋯」
ちょっと言い過ぎた?
なんか伊崎くんの顔が暗い。
「もう。幸せは十分貰った。
──過ぎた女だったよ。
明るくて、誰よりも太陽みたいに輝いてて、情報にとらわれないで中身を見てくれる女は」
私と同じように空を見上げて。
「⋯⋯⋯⋯」
無言でその続きを聞く。
「俺は⋯⋯ふっ。
幸せになって欲しいんだよ。
ただそれだけ。
そこに自分は居ないし、遠くからそれを見てるだけで十分。
関わったせいで要らぬ思いをさせた。
自分はいない方がいい。
自分より優秀な奴にソイツを預けたい。
そうすれば⋯⋯」
今までだらんとした体勢だった伊崎くんが、座り直す。
「そうすれば、もう同じ事は起こらないだろう。
命を賭けたかいがあるってもんだ。
あとは思い出の中で眠ったのをたまに見るだけでいい」
冗談⋯⋯かどうか判断できない。
でも、明らかに話している感じ。
とても、冗談に見えるものではない。
「重くなったな。
そうだ。白波は喫茶店か?
他にはやらないのか?」
「本当はやるはずだったんだけど、別にいいやってやらなかった」
「そうか。
俺のところでは色々あったんだがな」
「え!?文化祭あったの!?言ってよ!」
「やめてくれ。
思い出したくもない」
「え?」
「白波パパを始めとしてお偉いさんに囲まれて地獄だったんだから」
「あっ⋯⋯」
そうだよね。
あそこは将来のコネクションづくりのためにだもんね。
「食い終わったし、続き見ようぜ。
折角の文化祭だ⋯⋯辛気臭い話なんてつまんない」
「行こっか」
でも。
「⋯⋯どうした?」
「わ、私は」
でも。
「辛気臭くなんてなかった。
カッコ良いと思う!」
「⋯⋯⋯⋯」
よし!言えた!
「⋯⋯っええ!?」
肩に手を置かれ、伊崎くんはいつものように鼻で笑ってる。
でも、振り替えった一瞬。
伊崎くんの目は少し潤んでいるように見えた。
ライトのせいかな?
空のせいか。
でも、いつもよりそう見えたのは本当だ。
*
それからは時間が一瞬で過ぎ去っていく。
色んな場所をめぐって、食べて、飲んで。
クールな伊崎くんだけど、今日の伊崎くんは少し幼いというか、我慢していた大人が本当はやりたかった事をやっているような幼さがあった。
家でコレクションの玩具で遊んでいるパパとそっくりだ。
威厳とか立場なんか無くなった⋯⋯みたいな。
そうして歩いてすぐ並びにあったおみくじを一緒に引いたり、まだやっていた茶道を一緒にやったりした。
今年の分と来年の分があったので、それぞれ引いた。
私は大吉二枚。
伊崎くんは大凶二枚という正反対を引いてしまい、思わず笑ってしまった。
読むと私は人間関係は最高らしく、何でも叶う年だと。
伊崎くんには見せないと言われてしまった。
でも結んでいたのをチラッと見たら、今までの行いが全て返ってくるとか書いてあって良いことそうだと思ったのになんで見せないんだろう?と疑問に思った。
それから茶道のお試し会に行った。
ここも全く予想外。
何でもできそうなあの伊崎くんが茶道は全く出来そうにもなかったのが面白すぎて泣いてしまった。
椀が力強すぎて割れてしまったり、茶こしがパキッて折れたり。
途中で匙を投げたりするのもらしくない感じで。
⋯⋯そうして、文化祭も終わりを迎える。
「私は後片付けと打ち上げをやるって言うから」
「あぁ。面白かったよ」
本当幸せな1日だったなぁ。
久しぶりに見て聞いた伊崎くん。
ちょっとは進歩したかなぁと思ったけど、伊崎くんは更に前に進んでいる。
まだまだだなぁ。
「じゃ、じゃ!」
お別れの挨拶が上手く出来ない私は色々失格だと思う。
「おう。気をつけて」
「そんなママみたいな暖かい眼差しやめてよー。
子供じゃないんだよ!?」
そう返すと、伊崎くんはツボに入ったのか大爆笑している。
「そうかそうか。悪いな」
「もうっ!」
「悪い悪い」
すると一瞬の静寂が私達の空気を整えるような、世界が止まったような錯覚を起こす。
「そうだ」
伊崎くんがコートの内側のポケットから何か取り出している。
「明日暇だろ?」
「え?うん」
「お父様に聞いてるからな」
「⋯⋯用意周到だね」
と、差し出されたのは。
あまりに高そうな便箋。
黒い便箋に今時珍しい金色の封蝋だ。
「今時のやり方が分からんからな」
「あ、開けていいの?」
頷くので黙って開けると。
「⋯⋯え!?」
中には、デイズニーのチケット。
「ホテルも高層は全て貸し切ってるから、行こう」
「私、いつか行きたいと思ってたの!!」
「そうなのか?」
「⋯⋯うん!」
そう言うと静かに。穏やかに笑っている。
本当に嬉しそうな時ってそういう風に笑うんだね、伊崎くん。
「でもなんで?誕生日でもなかったのに。
まぁ明日から12月だけど⋯⋯クリスマスにしては先駆け過ぎる気が」
そうやって聞くと、伊崎くんは何処か寂しそうに。
でも愛おしそうに。
そして、大切な宝物でも開けるように笑って言う。
言われたその時、私はこの顔を他の女に見られたくないと思うほど、その場から動けない破壊力を持っていた。
「それは秘密だ」
60
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~
虎柄トラ
ファンタジー
下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。
意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。
女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。
敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。
剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。
一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。
快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる