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不思議な出会いまで
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「はあ…今日もつまんないなぁ…。」
僕は「直斗」。普通の学生だ。テストも平均的な点数で、特にずば抜けていることもない。
特に問題も起こさないし、特技もあまりない。
そして何よりコミュ障だ。
昔から話すことが苦手で、人とあまり話さなかった。
その結果、友達はおろか、話し相手すらいない。
「暇だなぁ…。」
授業は集中して真面目に受けてるので、特に退屈はしないのだが、その間…いわゆる「休み時間」がとても退屈だ。
まさかこんなにも休憩の時間が嫌いになるとは思わなかった。
「うーん…何か面白いことが起きないかなぁ…」
もちろん起こるわけがないが、そんな事を考えていないと気が狂いそうだ。
「例えば…なんだろうな…一つだけ願いが叶えてくれるような天使とか…。
まあ無いよな。厨二病じゃあるまいし。」
僕は独り言がとても多いのだろう。でも誰も気にしない。
クラスがそもそも騒がしいし、
誰も僕のことなど眼中にないのだろう。
「うう…そう思うと何だか悲しくなってきたな…。」
こう思うのは毎日のことである。
そう、毎日のことである。
「今日は神社で何か願ってみようかな…。」
神は信じないタイプだが、神のような力があっても不思議ではない。そんな変わった考えを持っているのだ。
____________________
「本当に神社に来てしまった…。」
帰り道でふと思い出して、そのまま家のそばの神社まで来てしまった。
「もうここまで来て願わないのもなんか変だな…。」
自分の中で謎のプレッシャーがかかる。
「とりあえずやるか…。」
二礼二拍手一礼…。
「…何か面白いことが、起きますように………?」
____________________
「ああ…また今日も退屈だな…。まあ仕方ないか。いつものことだし…。」
神社の参拝パワーを信じてはいないが、何かあっても不思議ではないような、確信もないがそんな気がする。
だから妙に期待している自分がいる。
「……………………。」
「やっぱ何も起こらないよな…。」
「うん。起こらないな。期待するのは止めよう。」
そもそもなんでこんなことを信じているんだ…。
「馬鹿馬鹿しいな…。」
流石に何も起こらないだろう…と思ったその時。
「こんにちはーーーー!!」
「えっ…?」
誰だあいつ。
「私はィメㇾイ!!!」
えっ?イ…メ…レイ…?
どういう名前だ?そんな名前のやつ聞いたこともないぞ。
ん?…ていうか、みんな無視してるじゃん。誰も見向きもしないじゃん。
これは…どういうことだ…?
「聞こえてるー?」
誰も聞いてなさそうだけど…。
「聞こえてるんだろー?」
誰も聞こえてないだろ。
「聞こえてるんだろー?直斗ー!」
「えっ…?」
どうして名前を…!?
「あっ…いたいた。君だね。」
こっちに気がつくと、すぐ駆け寄ってきた。
「えっ…だ、誰?」
「ん?いや、だから言ってるじゃん?ィメㇾイだよ。」
「いや……誰だよ……?」
「私は【願いによって生まれた存在】さ!」
「えっ…。」
え?
僕は「直斗」。普通の学生だ。テストも平均的な点数で、特にずば抜けていることもない。
特に問題も起こさないし、特技もあまりない。
そして何よりコミュ障だ。
昔から話すことが苦手で、人とあまり話さなかった。
その結果、友達はおろか、話し相手すらいない。
「暇だなぁ…。」
授業は集中して真面目に受けてるので、特に退屈はしないのだが、その間…いわゆる「休み時間」がとても退屈だ。
まさかこんなにも休憩の時間が嫌いになるとは思わなかった。
「うーん…何か面白いことが起きないかなぁ…」
もちろん起こるわけがないが、そんな事を考えていないと気が狂いそうだ。
「例えば…なんだろうな…一つだけ願いが叶えてくれるような天使とか…。
まあ無いよな。厨二病じゃあるまいし。」
僕は独り言がとても多いのだろう。でも誰も気にしない。
クラスがそもそも騒がしいし、
誰も僕のことなど眼中にないのだろう。
「うう…そう思うと何だか悲しくなってきたな…。」
こう思うのは毎日のことである。
そう、毎日のことである。
「今日は神社で何か願ってみようかな…。」
神は信じないタイプだが、神のような力があっても不思議ではない。そんな変わった考えを持っているのだ。
____________________
「本当に神社に来てしまった…。」
帰り道でふと思い出して、そのまま家のそばの神社まで来てしまった。
「もうここまで来て願わないのもなんか変だな…。」
自分の中で謎のプレッシャーがかかる。
「とりあえずやるか…。」
二礼二拍手一礼…。
「…何か面白いことが、起きますように………?」
____________________
「ああ…また今日も退屈だな…。まあ仕方ないか。いつものことだし…。」
神社の参拝パワーを信じてはいないが、何かあっても不思議ではないような、確信もないがそんな気がする。
だから妙に期待している自分がいる。
「……………………。」
「やっぱ何も起こらないよな…。」
「うん。起こらないな。期待するのは止めよう。」
そもそもなんでこんなことを信じているんだ…。
「馬鹿馬鹿しいな…。」
流石に何も起こらないだろう…と思ったその時。
「こんにちはーーーー!!」
「えっ…?」
誰だあいつ。
「私はィメㇾイ!!!」
えっ?イ…メ…レイ…?
どういう名前だ?そんな名前のやつ聞いたこともないぞ。
ん?…ていうか、みんな無視してるじゃん。誰も見向きもしないじゃん。
これは…どういうことだ…?
「聞こえてるー?」
誰も聞いてなさそうだけど…。
「聞こえてるんだろー?」
誰も聞こえてないだろ。
「聞こえてるんだろー?直斗ー!」
「えっ…?」
どうして名前を…!?
「あっ…いたいた。君だね。」
こっちに気がつくと、すぐ駆け寄ってきた。
「えっ…だ、誰?」
「ん?いや、だから言ってるじゃん?ィメㇾイだよ。」
「いや……誰だよ……?」
「私は【願いによって生まれた存在】さ!」
「えっ…。」
え?
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