異世界に転生する

Hazuki

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一か月に一度

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その後は一か月に一度、街を案内することになった。
僕が休日はランチまで手伝っているので、うちでランチを食べて、それから一緒に出掛けている。
今月の新メニューはグラタンだ。
「凄く熱いので、すぐ口に入れないでください」
二人ともふーふーってしてて、僕より年上だけど可愛いと思ってしまった。
ダメダメ、侯爵家ご子息に可愛いなんて。
それにクレオさんも子爵家のご子息なんだって。
上位貴族の家で働く人は、子爵や男爵家の出身の方が多いみたい。

今日は街の中心の広場に案内した。
ここには冒険者ギルドと商業ギルドがある。
広場の真ん中には噴水、真ん中には水の神様の像が建っている。
定期的に掃除がされているから、水も綺麗で子供が遊んでいる。
その水がイアン様にかかりそうだったので、僕は間に入って防いだ。
「イアン様、大丈夫ですか?水はかかりませんでしたか?」
「私は大丈夫だがケインが」
「僕は平気です、今日は暖かいし、すぐ乾きますよ」
「私が気をつけてなかったからだな、すまない」
「謝らないでください、イアン様は何も悪いことをされてません、イアン様に水がかかるのが嫌だったから、防いだだけです」
「次はどこに行きましょうか?」
「商業ギルドに行きたい、ハンバーグのレシピが買えると聞いた」
「すぐそこですから行きましょうか」

商業ギルドは少し混んでいた。
レシピを買える窓口に並び、僕たちの番になった。
「ハンバーグのレシピを買いたいのだが」
「はい、金貨一枚になります」
「え?ちょっと待ってください、ギルド長はいますか?」
「え、と、あなたは?」
「レシピの考案者で、登録者です」
「少しお待ちください」

「どうぞ、二階のギルド長の部屋に」
ドアを開けるとギルド長が座っていた。
「これはケインくん、今日は?お父さんと一緒じゃないのか?」
「僕のレシピが金貨一枚とはどういうことですか?無料で公開の約束ですよね、紙と印刷代としてもせいぜい銀貨一枚ですよね、10倍も取っているならレシピは非公開にします」
「あ、それは、販売手数料で、、、」
「手数料で銀貨九枚も?銀貨一枚なら多くても同額までじゃないですか、僕はレシピが広まって欲しくて無料で公開してるのに、ギルドが儲けていたら駄目じゃないですか、今すぐ価格を変更し、今まで売った方に返金をしてください、でなければレシピを非公開にします」
「あ、はい、わかりました、すみませんでしたっ」 
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