異世界に転生する

Hazuki

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イアン様に招待されました

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結局、ごたごたでレシピは買えず、僕が教えることになってしまった。
しかも、イアン様の侯爵家の料理人の方に教えに行く、、、そう、平民の僕が貴族街に入るなんて。
着ていくものがないからって断ったら、服が送られてきた、、、平民の服の中でも上等な服。
僕は今、その服を着て、門の前に来ている。
イアン様とクレオさんが来てくれた。
「本日はご招待いただきありがとうございます」
「そんな畏まらなくても大丈夫だよ、さあ、行こうか、少し遠いから馬車で行こう」
侯爵家の紋が入った立派な馬車、僕が乗ってもいいのだろうか。
「ほら、私の客なのだから遠慮は無しだよ」
馬車に乗り込むと道を進んでゆく。
手前が男爵、子爵家だが、王都で仕事をしている家だけがあるそうです。
領地に居てたまに来る貴族のために、宿屋があるそうです。
伯爵家が並びその向こうが侯爵家、更に公爵家が続き、その先はもちろん王城。
十分ほど走ったところで馬車が止まった。
クレオさんが降り、イアン様が降り、最後に僕。
「ようこそおいでくださいました」
数人の使用人の方が並び、出迎えてくれた。
「あ、あの、僕、平民なので、そんな、あ、頭下げないでください」
執事さんかな?
「イアンお坊っちゃまのお客様ですから、当然のことをしているだけでございます」
「お坊っちゃまは止めてって言ったでしょ」
なんか怒ってるイアン様が可愛いです。
立派な応接室に案内され、お茶とお菓子が出てきた。
この世界のお菓子はまだクッキーのようなものだけで、前に出したプリンは無いのだ。
今日はハンバーグとカツ、グラタンとシチュー、デザートはプリンとクレープにした。
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