未来の俺は存在しないと気づいた俺は未来の先輩に会うために来た

ジンベイザメの島

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1章 殺し屋とまがい物(偽人:ギジン)

1話 犬が死んでしまったのでシフトチェンジになるもよう…

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 赤い鮮血が目の前を通過した。
 目の前には血の付いた刃物を持ったおっさんがいて…


 わかることは、目の前で犬が血まみれになって倒れていること。




 「なんで…こんなことに…」






数時間前…

高校2年生 夏
 
 「もうすぐ夏休みか…」
 朝から晩までセミがミンミン鳴いている。ご苦労なことだ。
 俺は朝から夕方まで授業を聞かず寝ていた。怠惰な俺。だけど、夕方の俺はちょっと違う。


 高校といえば#バイト!!!!#


 俺は高校1年の夏からバイトに命をかけている。小学生から俺は陸上に命をかけてきた。だから、俺の部屋はトロフィーやら賞状が死ぬほどある。
 しかし、去年の夏に筋肉をブチッとやってしまって、それから運動することが困難になった。それからの日々は、何も興味がない抜け殻状態。放課後、立ち寄った本屋で雑誌をめくっていると1枚の紙切れが足元に落ちてきた。

 「なんでもや?…時給はその都度変わりますが、楽しいバイトです。あなたもどうですか…気になる方はこちらの電話から…んんん??」




 時給がわかんないのか??というか、紹介文短っっつ!!!


 「ほんとにバイトさせたいのかな」



疑問しかなかったけど、最低いくらもらえるのか気になって電話をすることにした。こん時は、ただの遊び半分。バイトなんてする気もなかった。

 「Purrr…」


 数秒たって、ガチャっと受話器を取った音がした。

 「はい、もしもし。」
 「あっすいません。翔太というものですが、そちらのバイトにきょうみがありまして…」


 声変わりしていない青年?か、女性?の声だ。

 「ええ…ありがとうございます。」
 「あの、時給がご不明なんですど最低いくらもらえるのかなと…」
 「あぁ…時給は1500円以上もらえますよ。ふふっ…」



 「あっ!?」




いやいやいやいや…待てよ
時給1500円!?すごくね!?
そんなもらえるのか日本よ。たっっつかぁあ!!

えっ!?

じゃあ、2時間働いたら3000?
3時間働いたら4500??
うおおお!すごい!すごいじゃん!


 「どうしますか?今からバイトしていただくと、すぐ採用ですけど。」
 「やります、やらせてください」
 「わかりました。住所の方を教えてください。こちらからバイトについてのことなどを書いた紙をお渡ししますので。」



 電話をし終わった俺は嬉しさのあまり顔がニヤけた。

 「やったぁぁぁぁああああ!!!!!」


お金が手に入ったら何しようかな。マンガ買って、ゲーム買って…あとは…


 「あのぉ…すみません。お静かにお願いできますか?」
 「へっ…」
目の前にはエプロンを着た店員が立っていた。


そういえば、ここは本屋だったな。

周りを見ると痛い目がこちらを見ている。



帰りましょう…






てなかんじで、最初はタバコ屋さんのお手伝いから始まり、芝の芝刈りと…雑用みたいな仕事を点々としてきた。でも、どれもお給料がよかった。




 「次の依頼は、犬の散歩…っと」

依頼主の家は、豪邸だった。
インターホンを鳴らす。

 「はーい。ちょっとまってね」
 「はい。」
塀が高くて、白い大きな建物。まるでお城みたいだ。庭には山茶花だの、カキツバタだのたくさんの花が何本も植えられていて…


 「広い庭だ…」

と、門が開いた。出てきたは、中年の肉付きのいい女性。キラッキラのネックレスにブレスレット…紫のワンピースにクルクルの髪の毛、そして、真っ赤な唇…なんか言っちゃ悪いかもだけど、肉に埋もれた宝石を見てるみたいだ

(ワーオ)


Theお金持ちって感じだ。

 「ごめんなさいね。遅くなってしまって。あなたが依頼を受けてくれた翔太さん?」
プランプランとブレスレットを揺らしながら話している。
 「はい!そうです。先程電話させてもらった翔太です。よろしくお願いします。」

俺はペコッとお辞儀をした。奥様はニコッと笑ってお上品に口元を手でかくした。

 「そうね、最近、六助ちゃんが運動不足だもんで散歩に連れて行ってほしいの。ドッグランにも予約を入れといたから、二、三時間くらい散歩させてほしいわ。」

 「わかりました!六助ちゃんの散歩ですね」
 「ええ…お願いしていいかしら?」
 「はい!おまかせ下さい」

 婦人は、満足の返事を聞くと家に入って支度をし始めた。今日の依頼は犬の散歩。そして時給は20000円!!!

 またお金が増えたな…ヘヘッ笑
少しばかり顔がにへにへ笑う。

重そうにドアがあく。

 「コラッ!六助ちゃん!こっちよ」
 婦人が連れてきた犬は大型犬だった。いかにも活発そうで、俺の力と互角に並べないのでは??

 「ごめんなさいね、お転婆娘さんなもので。しつけ教室にも通ってるんだけど…まぁ、翔太さんなら若くて大丈夫だわ。お願いしますね。」

 六助のひもを渡された途端、六助は走り出した。

「わぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」


俺は夫人の家から20分でつくドッグランに10分弱でつきました。









どうしてこんなことになったんだ…
息が切れて肺が痛い。喉も痛い…泣きたい
 「…だれ…か…」

誰か、誰か助けて欲しい。
あー、どんどん視界が暗くなって、意識が遠のいていくのがわかる




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