雲間の眼

中野ぼの

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7 閉じてゆく眼

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 そうは言ったものの、いざ八月四日になると、僕の心模様は荒れに荒れた。
 動物園で語った決意は本心だった。彼氏との沖縄旅行は僕と浮気をする前から決まっていたことで、僕とのことが理由でキャンセルするものではないし、その話を聞いた時僕は三日間すずと連絡を取らないことを決めた。その訳も彼女に話したとおりで嘘はない。僕が彼女の楽しい時間を曇らせる枷になってはいけない。呼吸するように当たり前だった毎日のメッセージのやり取りは、会える時間も電話できる時間も限られる僕らにはとても大事なコミュニケーションだったけれど、僕は僕を殺すことに決めた。
 だが、殺しきることは不可能だった。八月三日のおやすみなさいを最後と決めて、次の日からはじめておはようがない朝が来て、そのままおやすみのない夜が来た。僕を支配したのは、自分でもうろたえるくらいの強烈な不安と嫉妬。そしてたくましい想像力。飛行機の中や、泊まるホテルや、翡翠色の海を、ミニチュアハウスに突っ込んですずと想像の彼氏を配置した。そこに惜しげもなく毒を流し込んだ。
 そろそろ沖縄に着いた時間かな。なにするんだろう。シュノーケリングとかやっぱするのかな。
 連絡を取らない、連絡がこないとわかっていながら、僕はスマホを離せずベッドの上でため息を何度も吐いた。彼氏と手をつなぐすず、太陽を浴びる二人、遊び疲れてホテルに戻る二人。当然セックスもするだろう。想像した光景はもはやミニチュアハウスではなかった。僕もすずとセックスをした以上、リアルな情景となって二人の性行為が瞼の裏から離れない。すずの喘ぐ声、上気する頬、身体の感触。僕は一度味わってしまった。それを今別の男が味わってるのかと思うと、全身がはちきれそうだった。わかってる、逆だって。奪ってるのはこっちだって。それでも悶々とした夜に朝は来なかった。
 絵に描いたような、嫉妬と、不安。すずはどうやら本当にこの旅行を楽しみにしていて、すずの彼氏への愛情は、たぶん僕のマヤへの愛情よりはきちんと成分があるものだ。すずは彼氏を大切にしている。それは浮気とはきっと別枠なのだ。そんな二人が、僕との連絡を断って、二人きりで常夏の島を満喫する。僕は恐れた。すずが、我に返ってしまうことを。やっぱり浮気なんてしちゃだめだ、棚田氏と一緒にいよう、なんて、心根が真面目で優しいすずだったら我に返ってしまってもおかしくない。もしかしたらこの三日間で僕とすずの関係は破綻するのかも。いてもたってもいられなくて、何度もスマホを開く。連絡しないとかっこよく宣言しておきながら、心のどこかで――いや中央で、連絡が来ることを期待している。
 遊びじゃないんだ。二人とも既に人を裏切っている。簡単に後戻りはできない。すずだってわかってるし、きっとすずも本気で僕を想ってくれてる。高ぶっていくのも感じる。なら進むしかないんだ、この外道を。そう、この三日間、僕はわかりやすく強がりと矛盾を抱きしめた外道だった。水を差したくないから連絡は取らないと言っておきながら、その実、それによってすずが寂しがるのを僕は期待している。あえて連絡をゼロにすることによって僕に焦がれてほしいと思ってる。隣にいるのが彼氏じゃなくてういさんだったらなあ、ってそう思うのを願っている。なんて性悪な願いだ。卑怯な願いだ。でも優しい僕をすずは好きだと言い、そんなすずのためなら卑怯を背負っていくらでも優しくなる。
 悶々とした夜が過ぎ、八月六日の夕方、約三日ぶりにすずからメッセージが届いた。待ち望んでいたすずとの再会に、僕は夢中でスマホを開いた。

『ただいまーーーっ! いま成田空港到着したとこ!』

 空港到着した瞬間、待ちきれなくて僕と喋りたいすずの可愛らしい姿が目に浮かんだ。

『おかえりーーーっ! 楽しかった?』
『めっっっちゃ楽しかったです! 楽しくないことなんてひとつもなかった!』
『それは良かった! 家まで気を付けて帰ってね』

 髪がなかなか乾かないぬるいドライヤーのような、埃まみれの半端な風が胸中で吹くのを感じた。楽しくないことなんて何一つなかったと言う、すずの言葉。望んでいた言葉だったはずだ。すずに楽しんでほしいから僕は三日間僕を封印した。でもやっぱり、静かに落胆する僕がいる。うんうん、彼氏と三日間ずっと一緒で、楽しかったんだね。僕と一緒だったらもっと楽しかったりしない? そんなこと訊きたくても訊けないけど。逆に僕はマヤと旅行に行く自分を想像する。もちろん楽しいことは楽しいだろう。でも、頭の中にはきっと常にすずがいる。僕とマヤの旅行を嫉妬してくれてるすずを想像する。たとえすずと連絡を絶っても、僕がマヤとの旅行を百パーセントで楽しむことはない。
 画面の向こうにいるすずは、僕が〝望んだとおり〟百パーセントで楽しんできてくれたらしかった。
 大好きだ。膨れ上がるみたいに、大好きになっていく。嫉妬も不安も罪も悪も空の眼でさえも、僕の気持ちを後押しさせるものでしかなかった。



 空の眼が、徐々に変化をはじめてきているらしい。ここ数週間のニュースやワイドショーは、その話題で持ち切りだった。
 空に浮かぶ目玉のような謎の物体。出現から半年余り、世界レベルの調査でわかったことは多くはなく、少なくとも人工物ではないこと、太陽系圏内に存在していること、そして太陽の黒点のように表面の模様が少しずつ変化していることがわかったらしい。その変化は十月上旬からの一ヶ月間に徐々に進行していたもので、それまでの空の眼の写真と、現在の写真を見比べた時、わずかながら明白な変化があった。その変化の仕方が不気味で、象徴的であったため、あらゆる学問や宗教の専門家が奇説を主張する様をマスコミはこぞって取り上げた。
 瞼が段々閉じてきているように見える、のだ。空の眼を惑星だとしたら、それ自体は月によく似た大きさと淡い発光を持つ天体だ。星の表面にはラグビーボールのような楕円が黒く描かれ、楕円の中央に黒点が鎮座する。目玉のような他に類を見ないその模様が空の眼と呼ばれる所以。その黒目を囲うラグビーボール型の楕円、つまり瞼のように見えるその線が、黒目に向かって少しずつ狭まっているという。まるで、閉じてゆく瞳のように。

「せっかく犯罪率激減してたのにね」

 夕方、出発の準備をしているマヤが言った。テレビに映った午後五時の天気予報のニュースでは、いつもどおり今日の空の眼の様子について気象予報士がリポートしている。

「瞼が閉じたらまた犯罪増えるってこと?」

 僕も出発の準備のため、部屋着の着替えを始める。

「私性悪説支持者だからね。空に見られてないってわかったら、元通りになるでしょ」
「まさか日本人がここまで臆病だとはね。かみさまなんて信じてないくせに、見られてるかもってわかったら悪いことできないなんて」
「かみさまとかじゃないんじゃない? 見られているのがとにかく嫌なんだよ私たちって。一歩街に出れば、人、人、人。視線、視線、視線。日本人はどうしたってフランクにはなれないから、人の目を気にせずには生きられないもの。なのに、あの空の眼よ。みんな参っちゃうんじゃないかな」
「マヤは平気なの?」
「私は別に。見られて困るようなことしてないしね。ういくんは、気にするの? 最近よく空の眼の話するようになったよね」
「僕も別に。見ているだけの根暗な奴なんかどうでもいい。仮に僕が犯罪を計画するとしたら、あいつと眼合わせながら堂々と完全犯罪遂行してみせるね」
「ふぅん。なんかボロ出そう」

 コートを羽織りながら、マヤはにやにや笑って言った。
 寒さの到来を感じる十一月、この日は僕もマヤもそれぞれの実家に帰省する日だった。マヤと示し合わせたわけではないが、すずとは示し合わせていた。

『土曜日マヤも僕も実家帰るんだけど、その日軽くごはんでも食べにいかない?』

 二人とも実家に帰るのならマヤに余計な嘘をつく必要はなかったし、もし僕とすずの都合や気分が一致すれば僕は実家に帰らず食事の後にすずとホテルに行くこともできる。そこまで考えての示し合わせだった。今マヤに宣言したとおり、ベランダで空の眼を見つめながら企てたことだ。
 すずと罪深い関係を築いてから約四ヶ月、僕らの逢瀬は続いていた。行った場所は、映画館、お台場、すみだ水族館。それからすずの仕事終わりにいつもの飲み屋で食事。会った回数は決して多くない。様々な弊害がそうさせた。僕らがデートしたり、宿泊したりするにはどうしても嘘をつく必要があり、頻繁に嘘を重ねて怪しまれないほどお互いの家にいるお互いの伴侶とは浅い関係ではなかった。
 僕もすずも、同棲している存在との関係を絶対に崩さない前提で浮気を続けた。かといって軽い気持ちで体を重ねていた瞬間は無く、僕はいつでも僕らの間に太筆で書いても構わないくらいの愛を感じていた。すずは気分の浮き沈みが激しく、自分から会いたいと言うことも好きだよという言葉も発することは少なかったが、それでも僕と連絡を取るのをやめようとはしなかった。たまに人格が変わったかと思うほどべたべたに甘えてくることもあった。それらを僕は浮気をやめない意志と受け止め、空の眼に「ざまあみろ」と唾を吐いた。お前に見られてるくらいで止めるような関係じゃないんだよ僕とすずは。さっさと瞼閉じてこの世から消えるがいい。

「ういさんは、結婚するつもりでマヤさんと同棲したの?」

 お台場のデートの際、そんなことを訊かれた。結婚。純愛のゴール地点。純愛のスタート地点。やっぱり浮気からは縁遠いキーワードだったが、その時のすずの瞳は真剣だった。
 すずは結婚するつもりで棚田と同棲をはじめたと言う。保育の大学を選んだこともあって、彼女は子供が好きだった。結婚して円満な家庭を築いて子供も授かりたいと考える一般的な未来予想図を描いていた。しかし今のところ彼の方からプロポーズされる気配も、結婚に向けた準備や生活もないと言う。「まあ浮気なんてしてる時点で結婚なんて絶対できないんだけど」と、自嘲気味に笑ってその話題は終わった。つまり、結婚願望が強いのに彼にそんなつもりはまだなく、時間と年齢だけが嵩んでいくことに不満と焦燥を覚えていた矢先、僕がハンマーで彼女の常識を打ち砕いたのだ。いつまでもゴールに辿り着けない同棲生活を半分捨てて、残った半身を僕に預けた。
 僕はどうだろうか。そもそも僕はどうしてマヤと同棲を始めたんだっけ。マヤはもしかしたらすずと同じく将来のことを考えていたかもしれないが、きっと僕はなんとなく流れに身を任せただけだった。そろそろ実家を出たいと思っていた矢先にマヤと付き合ったので、どうせ一人暮らしするなら二人で住んだ方が家賃折半できるし少しグレードの高い部屋に住めるよね、と。僕はやはりメガネに反射した近い未来しか見ていなかった。
 すずは遠い未来を描いている。僕と浮気を重ねながらもそれでも棚田と結婚したそうな彼女の表情を見て、たぶん五種類くらいのブレンドされた感情が僕の心に注ぎ落ちた。一気に飲み干して、シンプルに「悔しい」と思う感情だけを残してやった。このままいけば棚田と円満に結婚できたかもしれないすずの毎日を破壊したのは僕だ。でもそれはすずだって望んでいたことだ。だったら、僕と結婚したいと思ってほしい。棚田と別れてほしい。一緒に住むのもごはん食べるのもテレビ見るのも手つなぐのもセックスするのもやめてほしい。悔しい。なんでこんな関係なんだ。もっと早く出会っていたら、僕だってメガネなんか外して大好きなすずとの将来を見据えて付き合っていたはずなのに。
 どうにかして僕とすずが誰からも祝福されるような関係になれないか。空の眼が見下ろしてこない関係になれないか。棚田とは別れて、僕もマヤと別れる。たったそれだけでいいはずだ。でもそれだけが現実味を欠くほどに難しい。すずが同じ気持ちでいるかはわからない。僕の激情を伝えて彼女を動揺させることはしたくない。でもお互いが自分の家に片足を突っ込んだまま逢瀬を続けて、それが一生続くことはありえないのだから、終わりが来るとしたらどちらか片方の足がもげる時だ。四ヶ月も関係を続けていれば、さすがにどうにかしないとと思うし、片足の着地点を見つけなければいけないと思う。
 でも考えられない。地獄の底まで足が伸びないし天国まで腕も伸びない。僕はやっぱり次いつすずと会えるかなって考える。こんなにも誰かを好きになったことはなかった。浮気なんてするほど好きになるなんて。いや、浮気というスパイスが愛情を不埒に加速させてるだけなのか。ありがちな状況か。だったら、すずもそうであってほしい。浮気までして僕を好きになったんだったら最後には僕を選んでほしい。いや、きっと選ぶ。終わらない罪は度々スマホ上の彼女を不安定にさせたが、それでも僕と会えば彼女はいつだって笑顔だった。その笑顔のためなら僕はいくらでもマヤに嘘をつけたし、後ろから抱きしめて空の眼の視線からすずを守れた。
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