嘘は愛。

魔乱

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言わなきゃ

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春菜と仲良くなって約一ヶ月と半月。
6月になっていた。
俺には不安なことがある。
それは…
俺には彼女がいっぱいいるってこと。
その上彼女の中に本気になったやつはいない。
唯一心を許していた人物。
それはこの病院に来る前に一緒にいた
青谷 さくら。
俺は春菜のことを好きになってから14人の彼女と縁をきった。
もう別れようとも伝えたし連絡先も消した。
でもさくらだけはきれなかった。
さくらは幼なじみで俺の母さんが死んじまった時支えてくれてたのはさくらだった。
だから彼女の中で唯一心許してるやつだし体の関係をもったのもさくらだけだ。
でも…俺は春菜が好きだから…
さくらにも春菜にも言わなきゃいけない。
いや、言うしかない。
ガラガラ
「春菜?今大丈夫?」

「平気だよ?どうしたの?」
春菜の顔色が悪いのは気のせいか?

「あのさ、俺には…」
♪♪♪♪~
電話がなった。
「ごめん。」
と春菜に謝り俺は電話をとる。
「もしもし」
さくらからだった。

『徹!お母さんがっ!』
さくらのお母さんはさくらのお父さんが死んでから精神的に大変なことになっててよく自殺しようとしたりさくらに暴力をふるうような人だった。
「どうした!?」

『助けてっ!』
俺は春菜に後で来ると伝えて急いでさくらの家に向かい勝手に家に入った。
こういう時のために鍵はもらってる。

ガチャっ

「さくら!」

「徹っ!お母さんが!」
手首から流れる血。

「大丈夫ですか!?」
さくらのお母さんは自殺を図ろうとしていた。
急いで救急車を呼び春菜のいる病院に運ばれた。

手術中、待合室でさくらの手を握ってずっと待っていた。
さくらの涙は止まる気配がなかった。
手術中のランプが消え、先生がでてきた。

「先生!お母さんは!?」
さくらが医者の人に聞く。

「大丈夫です。まだ目は覚ましていませんが命に別状はありません。」
ホッ
さくらもホッとしてるようだった。
「さくら。俺友達のとこに行かなきゃ。」
俺は春菜の元に向かおうとした。
でも
「待って!お母さんがあんな状態だったのに徹は平気で女の子のとこに行っちゃうの!?ひどいよ!」
確かに俺はひどい…
でも春菜の顔色、あんまりよくなかった…
「ごめん」

「待って!」
とさくらが俺にキスをした。
「さくら!」
ドンッ
俺はさくらを突き放した。

「徹…くん?」
見覚えのある声が聞こえた。
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