嘘は愛。

魔乱

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胸が苦しい

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春菜

さくらって女の子が私の前に現れて3日がたった。
「徹くん」

「ん?」

「さくらって子のことすき…?」

「…そりゃあ、あいつは幼なじみだから…好きだよ」

「そうじゃなくて…幼なじみとしてじゃなくて女の子として…」

「それは…」
いいとこだったのに病室のドアが開いた。

「きたよー!徹~?」

「さくらっ!」
やっぱり心が痛む。
徹くんがさくらちゃんに笑いかけてるところをみると胸が苦しい。

「とおるく…」

「でね~!」
私の声を邪魔するようにさくらちゃんは徹くんに話しかける。

「と…」

「徹~!今日出かけようよ!動物園行こ!」

「動物園はいいけど春菜を置いていけないよ」

「なんでぇ~?こいつのこと構ってたら徹なにもできないよー?まさかっ!付き合おうとか思ってるわけ!?きゃははっ!こんなやつ支えていけるわけないじゃ~ん!あしでまといだって!ね?行こうよ」

「さくらっ!いい加減にっ」

「いいよ徹くん…行きなよ…」

「春菜…」

「ほら!こいつも言ってんじゃん!行こうよ!」
悔しい…あしでまといになるって言われて言い返せない自分が嫌になる…
悔しい…悔しいよ…
でも…確かに私は…あしでまとい…

「そうだな。ほんとあしでまといだ」
徹くんはそう言った。
あの優しかった徹くんが…今…なんて…?
「消えろよ」
徹くんっ…
「さくら」
…え?
「なっ!」
さくらちゃんも驚いた顔をしてる。
「だから、あしでまといだから消えろっつってんの。なんで俺の人生お前に決められなきゃいけねぇの?俺は好きな子ができた。
別れてくれさくら。それと確かにこれまで色んな女と遊んできたけど全員縁きった。」

「う、嘘よっ…!14人もの女とそんな簡単に縁なんてきれるわけなっ」

「あるんだよ。一人の女の子を想ってるから、本気で好きな子ができたから簡単じゃなくても縁をきることができた。
さくら、俺は…」

「も、もういいわよ!徹なんて大ッ嫌い!最低っ!」
バンっ!
ドアを思い切りしめて行ってしまったさくらちゃん。
女の子と…縁切ったんだ…
嬉しくて頬が自然ににやける。
「春菜…ごめんな。さくらが」

「ううん…大丈夫。」

「俺さ…」

「ん?」
なんだろ…
徹くんの顔を見ると胸が苦しくなった。
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