11 / 895
1-11
しおりを挟む
そよ風にさえ消されそうな小声に集中していると、突然ラミウムが、
『いやぁ~ハッハッハッハ!』
誤魔化す様な乾いた声で大笑い、
「コイツのステータスポイントは容姿に全振りしちまったから、コイツ何の特殊能力も持ってねぇのさぁねぇ!!!」
突拍子も無い暴露話に、
「「へ?」」
鳩が豆鉄砲を食ったような驚き顔して固まる二人と、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
思考が完全停止、時が止まった様に固まる闘技場内の人々。
全てが静寂に包まれる中、ラミウムは流石にマズイと思ったのか急に言い訳がましく、
「いやぁだってコイツの「死んだ魚の様な目」を見てたらイラッとしちまって、容姿を全替えしないと腹の虫が治まらなくなっちまったのさぁねぇ♪」
ケラケラ笑い、
「まぁコッチの世界の連中より体が頑丈に出来てっから、ソレで十分だろぅさねぇ♪」
一拍置いてから、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うえぇぇぇっぇええぇぇぇぇぇえぇ?!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
石造建築である強固な闘技場が一瞬揺れたのではと思うほど、大きくどよめく闘技場内の人々。
思考が戻ったドロプウォートも怒髪天を突くが如く勢いで、
「何て事をなさったのですかァ、ラミウム様ァアァッァァァァァ!」
血相を変えてマジギレし、
「百人の天世人様だけが扱える貴重なステータスポイントを貴方は何だと思っているのですかァ!」
詰め寄ると、異世界から来た「ただのイケメン」でしかない事実が判明した少年も、
「どう言う事なのぉラミウムぅ!」
ドロプウォートを押しのけ泣いて迫り、
「何なのぉ馬鹿なのぉラミウムぅどうしてくれるんだよぉおぉぉ!」
マジ泣きで詰め寄り、
「魔王と魔王軍は全員オンナなのぉ! 全員魅了して下僕にしろって言うのおぉ! ステータスを容姿に極振りするなんて意味分かんないよぉおぅうぅぅ!」
泣き崩れると、ラミウムの中で何かが「ブチッ」と切れ、
『ガタガタガタガタガタガタガタガタァウッセェんだよテメエェラァアァッァ!!!』
二人を振り払うように激昂し、
「素行不良で末席のアタシがぁんな割高ポイントを貰えてる訳がねぇだろうがぁ!」
ぶっちゃけ話に、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「え?!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
唖然する少年とドロプウォート、中世の人々。
そんな人々を前にラミウムの暴露暴走は止まらず、
「ドロプゥ!」
「?」
「アタシはアンタと同じなのさぁね!」
「は?」
「四大ん中でも飛びぬけて優秀なアンタが、あえて「百人の誓約者」に選ばれなかった理由とねぇ!」
「!」
思い当たる節があるのか、何かに気付いた顔をして唇をかむドロプウォートであったがラミウムは容赦なく、
「所詮アタシ等ぁ「規格外れの変わり者」には、ハナから誰も期待しちゃいねぇ! むしろ目の上のコブでしかないのさァね!」
豪胆な気性から発せられた言葉は、思いも寄らぬ「苦悩の一辺」であった。
すると突如、何処からともなく、
『ヒヤァーーーッハッハッハッハッハッ!』
闘技場内に高笑いが響き渡り、
「この中世にぃ「落ちこぼれの天世人」と「使えない勇者」が存在するとは驚きですよねぇ~~~~~~!」
「誰が「落ちこぼれ」だぁい!」
怒れるラミウムが客席最上段を睨み飛ばし、闘技場内の人々は視線の先を辿ると、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ッ!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
そこには見慣れぬ人影が。
黒いローブを頭の天辺から足先までスッポリ被り、容姿も分からない何者かが、腹を抱えて大爆笑していたのである。
『いやぁ~ハッハッハッハ!』
誤魔化す様な乾いた声で大笑い、
「コイツのステータスポイントは容姿に全振りしちまったから、コイツ何の特殊能力も持ってねぇのさぁねぇ!!!」
突拍子も無い暴露話に、
「「へ?」」
鳩が豆鉄砲を食ったような驚き顔して固まる二人と、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
思考が完全停止、時が止まった様に固まる闘技場内の人々。
全てが静寂に包まれる中、ラミウムは流石にマズイと思ったのか急に言い訳がましく、
「いやぁだってコイツの「死んだ魚の様な目」を見てたらイラッとしちまって、容姿を全替えしないと腹の虫が治まらなくなっちまったのさぁねぇ♪」
ケラケラ笑い、
「まぁコッチの世界の連中より体が頑丈に出来てっから、ソレで十分だろぅさねぇ♪」
一拍置いてから、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うえぇぇぇっぇええぇぇぇぇぇえぇ?!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
石造建築である強固な闘技場が一瞬揺れたのではと思うほど、大きくどよめく闘技場内の人々。
思考が戻ったドロプウォートも怒髪天を突くが如く勢いで、
「何て事をなさったのですかァ、ラミウム様ァアァッァァァァァ!」
血相を変えてマジギレし、
「百人の天世人様だけが扱える貴重なステータスポイントを貴方は何だと思っているのですかァ!」
詰め寄ると、異世界から来た「ただのイケメン」でしかない事実が判明した少年も、
「どう言う事なのぉラミウムぅ!」
ドロプウォートを押しのけ泣いて迫り、
「何なのぉ馬鹿なのぉラミウムぅどうしてくれるんだよぉおぉぉ!」
マジ泣きで詰め寄り、
「魔王と魔王軍は全員オンナなのぉ! 全員魅了して下僕にしろって言うのおぉ! ステータスを容姿に極振りするなんて意味分かんないよぉおぅうぅぅ!」
泣き崩れると、ラミウムの中で何かが「ブチッ」と切れ、
『ガタガタガタガタガタガタガタガタァウッセェんだよテメエェラァアァッァ!!!』
二人を振り払うように激昂し、
「素行不良で末席のアタシがぁんな割高ポイントを貰えてる訳がねぇだろうがぁ!」
ぶっちゃけ話に、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「え?!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
唖然する少年とドロプウォート、中世の人々。
そんな人々を前にラミウムの暴露暴走は止まらず、
「ドロプゥ!」
「?」
「アタシはアンタと同じなのさぁね!」
「は?」
「四大ん中でも飛びぬけて優秀なアンタが、あえて「百人の誓約者」に選ばれなかった理由とねぇ!」
「!」
思い当たる節があるのか、何かに気付いた顔をして唇をかむドロプウォートであったがラミウムは容赦なく、
「所詮アタシ等ぁ「規格外れの変わり者」には、ハナから誰も期待しちゃいねぇ! むしろ目の上のコブでしかないのさァね!」
豪胆な気性から発せられた言葉は、思いも寄らぬ「苦悩の一辺」であった。
すると突如、何処からともなく、
『ヒヤァーーーッハッハッハッハッハッ!』
闘技場内に高笑いが響き渡り、
「この中世にぃ「落ちこぼれの天世人」と「使えない勇者」が存在するとは驚きですよねぇ~~~~~~!」
「誰が「落ちこぼれ」だぁい!」
怒れるラミウムが客席最上段を睨み飛ばし、闘技場内の人々は視線の先を辿ると、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ッ!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
そこには見慣れぬ人影が。
黒いローブを頭の天辺から足先までスッポリ被り、容姿も分からない何者かが、腹を抱えて大爆笑していたのである。
1
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
冤罪で断罪されたら、魔王の娘に生まれ変わりました〜今度はやりたい放題します
みおな
ファンタジー
王国の公爵令嬢として、王太子殿下の婚約者として、私なりに頑張っていたつもりでした。
それなのに、聖女とやらに公爵令嬢の座も婚約者の座も奪われて、冤罪で処刑されました。
死んだはずの私が目覚めたのは・・・
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる