29 / 895
1-29
しおりを挟む
更に数日後の昼食時――
ドロプウォートは木製スプーンでスープを一口頬張り、
「うぅ~ん、変わらず美味ですわぁ~~~」
至福の笑みに、
「ドロプさん、おかわりいる♪」
ラディッシュが嬉しそうな笑顔を返すと、
「お願いしますわぁ♪」
ためらいもなく器を差し出す。
異世界から来た勇者は、今や単なる料理人。
しかも手ぶらで闘技場から飛ばされた筈が、気が付けば「鍋」に「器」に「お玉」に「スプーン」と、木製調理器具が増えていた。そしてそれらを収納するカバンまで。
これらはドロプウォートが狩りに行っている間を使って、ラディッシュが木を削って作った物であり、カバンもドロプウォートが用意してくれた鹿の様な動物の皮を、植物の繊維の紐で簡素に縫い、リュックサック状に作った物である。
ラディッシュもスープを一口運び入れ、
「うぅ~~~ん! 僕ながら上出来ぃい~~~!」
満足げに自画自賛。
「…………」
そんな微笑ましい二人を、倒木の上から涅槃姿で見下ろすラミウム。
ため息交じりに、
「これがぁ魔王と戦う「勇者と誓約者」の姿なのかねぇ……」
皮肉をこぼすと、ドロプウォートが「皮肉には皮肉を以って」と言わんばかりに冗談も交え、
「何もしないでゴロゴロ寝ているダケの天世様より、ずぅ~~~っとマシですわぁ♪」
「フン、そうかいよぉ悪かったねぇ♪」
ラミウムも鼻先で笑って応え、ラディッシュは「ははは」と苦笑い。
三人の距離は以前よりもずっと近いものとなっていたが、闘技場から飛ばされて以降、結局ラミウムは「朝昼晩」と食事を取る事が無く、流石に体調を心配したラディッシュが怒らせない様に顔色を窺いつつ、
「食べなくて、本当に大丈夫なの?」
何度かお伺いを立ててはみたものの、返る言葉いつも同じで、
『何度も言わせんじゃないよ。アタシは、アンタ等と体の出来が違うのさぁね。まぁ天世に帰ったら、たらふく美味いモンを食うさぁ。言わば今は「ウマイ物を、よりウマく食う為の修業中」ってとこなのさぁね♪』
笑い飛ばすのが常であった。
しかし、
(でもそれって、逆を言えば「お腹は空いてる」って意味なんじゃ……)
一抹の不安を抱いていると、
『言うだけ時間の無駄ですわ、ラディ』
ドロプウォートの辟易声が返り、
「人の厚意を無下に扱うラミィなど放ぅって置けば良いのですわぁ」
「う、うん……」
「ケッ、言ってくれるねぇ~」
これがお決まりのコースであった。
本人が拒む以上、強要する事は出来なかったが、素人目にも日々やつれて行くように見えるラミウムに不安を拭い去る事が出来ず、
(口に合わないのかもだけど、体の為に食べて欲しいなぁ……)
悩めるラディッシュの「健気な模索」は今日も続いていた。
するとドロプウォートが唐突に、
「でも不思議ですわぁ……」
「?」
「以前に話しました通り、ここは『不帰の森』ですわ」
「え? あ、う、うん、そうだね」
(話がいきなり変わった?)
意図が読み取れず、とりあえずの愛想笑いを返したが、話に興味を持ったのか寝そべっていたラミウムが身を起こし、
「なんだいなんだぁい、ドロプぅ~アンタ、随分と話を勿体振るじゃないかぁい」
からかい交じりのしたり顔を見せたが、ドロプウォートはいつになく真剣な表情で静かに頷き、
「駆け出し程度の「勇者と誓約者(※誤:誓約者候補)」である私達が、今もまだ、こうして生きていますわぁ」
「「!」」
第六感的に危機の近づきを感じているのか、
「地世のチカラに汚染され、狂暴化した野生動物である「汚染獣」たちに何度か遭遇はしましたが……」
次第に視線を落とすと、
(オセンジュウ?)
ラディッシュの頭の上には初耳キーワードによる「?マーク」が浮かんだが、気弱な彼は話の腰を途中で折るのに気が引け、尋ねる事はせず、耳にした内容から、
(あの「異様に凶暴な動物達」って地世のチカラに汚染されてたんだ……)
独自に推測。
改めて知る「この世界の常識の一片」ではあったが、この世界の住人にとってはあまりに常識的な話なのか、彼の驚きに気付かないドロプウォートの懸念話は更に続き、
「上級者の組ですら戻って来なかった「この森」で、ですわよぉ?」
思わず息を呑むラディッシュ。
理由が分からない事が、妄想と言う名の恐怖心を否応なしに掻き立て、
「ら、ラミィは……ど、どう思うぅ?」
安心と言う名の答えを求めてラミウムにすがったが、何故か唐突に不機嫌顔になり、
「アタシの知ったこっちゃないねぇ」
突き放す物言いで背を向けごろ寝。
その態度の変わり様に、
「貴方、もしかして何か心当たりがありますの?」
何かを感じ取るドロプウォート。
女同士だから分かる「第六感」とでも言うべき物なのかも知れないが、ラミウムは背を向けたまま、
「さぁね」
素っ気なく言い放ち、
「とにかく、アタシぁ早く城下に戻って、教会から天世に帰れりゃソレで構いやしなのさぁね」
「相変わらずの非協力的な天世様なこと、ですわぁ」
皮肉交じりにボヤいてみせ、ラディッシュが苦笑いを浮かべると、向けられたままの背中から、
(三世(さんぜ:天世、中世、地世の意)は、互いの関わりを絶った方が良いのさぁね)
いつになくシリアスな声の呟きが返り、
「「?!」」
((どう言う意味(なんだろぉ・ですの)?))
見つめていると、背中に視線を感じたラミウムが肩越しにチラリと振り返り、
「何でもないぁね! 忘れな!」
不愉快そうにプイッと再び顔を背け、
「アタシぁ寝るぅ!」
声を荒げたと思ったら「秒」で深い寝息を立て始めてしまった。
まるで話を打ち切る為の、狸寝入りの様に。得も言われぬモヤモヤだけを二人の胸に残して。
「…………」
眠りの世界にエスケープした背中を、物言いたげな表情で見つめるドロプウォート。
何を思ったのか、ため息交じりの少し大きめの呟きで以って、
(この御方、仕事もしないで日増しに「寝る時間ばかり」が増えてますわねぇ)
「!?」
声の大きさに慌てるラディッシュ、
(しぃ! 起きちゃうからぁあぁ!)
潜める様にジェスチャーすると、
『聞こえてるよ』
寝たと思われたラミウムが肩越し不機嫌顔して振り返り、
「!」
毎度の「ケンカ勃発」の気配に青くなるラディッシュであったが、ドロプウォートは平然と、驚いた様子さえ見せず、
「当然ですわぁ♪ 聞かせる為に呟いたんですものぉ」
「ケエェ、言ってくれるよぉ」
皮肉った笑みだけ返すと再び顔を背け、静かな寝息を立て始めてしまった。
ドロプウォートは木製スプーンでスープを一口頬張り、
「うぅ~ん、変わらず美味ですわぁ~~~」
至福の笑みに、
「ドロプさん、おかわりいる♪」
ラディッシュが嬉しそうな笑顔を返すと、
「お願いしますわぁ♪」
ためらいもなく器を差し出す。
異世界から来た勇者は、今や単なる料理人。
しかも手ぶらで闘技場から飛ばされた筈が、気が付けば「鍋」に「器」に「お玉」に「スプーン」と、木製調理器具が増えていた。そしてそれらを収納するカバンまで。
これらはドロプウォートが狩りに行っている間を使って、ラディッシュが木を削って作った物であり、カバンもドロプウォートが用意してくれた鹿の様な動物の皮を、植物の繊維の紐で簡素に縫い、リュックサック状に作った物である。
ラディッシュもスープを一口運び入れ、
「うぅ~~~ん! 僕ながら上出来ぃい~~~!」
満足げに自画自賛。
「…………」
そんな微笑ましい二人を、倒木の上から涅槃姿で見下ろすラミウム。
ため息交じりに、
「これがぁ魔王と戦う「勇者と誓約者」の姿なのかねぇ……」
皮肉をこぼすと、ドロプウォートが「皮肉には皮肉を以って」と言わんばかりに冗談も交え、
「何もしないでゴロゴロ寝ているダケの天世様より、ずぅ~~~っとマシですわぁ♪」
「フン、そうかいよぉ悪かったねぇ♪」
ラミウムも鼻先で笑って応え、ラディッシュは「ははは」と苦笑い。
三人の距離は以前よりもずっと近いものとなっていたが、闘技場から飛ばされて以降、結局ラミウムは「朝昼晩」と食事を取る事が無く、流石に体調を心配したラディッシュが怒らせない様に顔色を窺いつつ、
「食べなくて、本当に大丈夫なの?」
何度かお伺いを立ててはみたものの、返る言葉いつも同じで、
『何度も言わせんじゃないよ。アタシは、アンタ等と体の出来が違うのさぁね。まぁ天世に帰ったら、たらふく美味いモンを食うさぁ。言わば今は「ウマイ物を、よりウマく食う為の修業中」ってとこなのさぁね♪』
笑い飛ばすのが常であった。
しかし、
(でもそれって、逆を言えば「お腹は空いてる」って意味なんじゃ……)
一抹の不安を抱いていると、
『言うだけ時間の無駄ですわ、ラディ』
ドロプウォートの辟易声が返り、
「人の厚意を無下に扱うラミィなど放ぅって置けば良いのですわぁ」
「う、うん……」
「ケッ、言ってくれるねぇ~」
これがお決まりのコースであった。
本人が拒む以上、強要する事は出来なかったが、素人目にも日々やつれて行くように見えるラミウムに不安を拭い去る事が出来ず、
(口に合わないのかもだけど、体の為に食べて欲しいなぁ……)
悩めるラディッシュの「健気な模索」は今日も続いていた。
するとドロプウォートが唐突に、
「でも不思議ですわぁ……」
「?」
「以前に話しました通り、ここは『不帰の森』ですわ」
「え? あ、う、うん、そうだね」
(話がいきなり変わった?)
意図が読み取れず、とりあえずの愛想笑いを返したが、話に興味を持ったのか寝そべっていたラミウムが身を起こし、
「なんだいなんだぁい、ドロプぅ~アンタ、随分と話を勿体振るじゃないかぁい」
からかい交じりのしたり顔を見せたが、ドロプウォートはいつになく真剣な表情で静かに頷き、
「駆け出し程度の「勇者と誓約者(※誤:誓約者候補)」である私達が、今もまだ、こうして生きていますわぁ」
「「!」」
第六感的に危機の近づきを感じているのか、
「地世のチカラに汚染され、狂暴化した野生動物である「汚染獣」たちに何度か遭遇はしましたが……」
次第に視線を落とすと、
(オセンジュウ?)
ラディッシュの頭の上には初耳キーワードによる「?マーク」が浮かんだが、気弱な彼は話の腰を途中で折るのに気が引け、尋ねる事はせず、耳にした内容から、
(あの「異様に凶暴な動物達」って地世のチカラに汚染されてたんだ……)
独自に推測。
改めて知る「この世界の常識の一片」ではあったが、この世界の住人にとってはあまりに常識的な話なのか、彼の驚きに気付かないドロプウォートの懸念話は更に続き、
「上級者の組ですら戻って来なかった「この森」で、ですわよぉ?」
思わず息を呑むラディッシュ。
理由が分からない事が、妄想と言う名の恐怖心を否応なしに掻き立て、
「ら、ラミィは……ど、どう思うぅ?」
安心と言う名の答えを求めてラミウムにすがったが、何故か唐突に不機嫌顔になり、
「アタシの知ったこっちゃないねぇ」
突き放す物言いで背を向けごろ寝。
その態度の変わり様に、
「貴方、もしかして何か心当たりがありますの?」
何かを感じ取るドロプウォート。
女同士だから分かる「第六感」とでも言うべき物なのかも知れないが、ラミウムは背を向けたまま、
「さぁね」
素っ気なく言い放ち、
「とにかく、アタシぁ早く城下に戻って、教会から天世に帰れりゃソレで構いやしなのさぁね」
「相変わらずの非協力的な天世様なこと、ですわぁ」
皮肉交じりにボヤいてみせ、ラディッシュが苦笑いを浮かべると、向けられたままの背中から、
(三世(さんぜ:天世、中世、地世の意)は、互いの関わりを絶った方が良いのさぁね)
いつになくシリアスな声の呟きが返り、
「「?!」」
((どう言う意味(なんだろぉ・ですの)?))
見つめていると、背中に視線を感じたラミウムが肩越しにチラリと振り返り、
「何でもないぁね! 忘れな!」
不愉快そうにプイッと再び顔を背け、
「アタシぁ寝るぅ!」
声を荒げたと思ったら「秒」で深い寝息を立て始めてしまった。
まるで話を打ち切る為の、狸寝入りの様に。得も言われぬモヤモヤだけを二人の胸に残して。
「…………」
眠りの世界にエスケープした背中を、物言いたげな表情で見つめるドロプウォート。
何を思ったのか、ため息交じりの少し大きめの呟きで以って、
(この御方、仕事もしないで日増しに「寝る時間ばかり」が増えてますわねぇ)
「!?」
声の大きさに慌てるラディッシュ、
(しぃ! 起きちゃうからぁあぁ!)
潜める様にジェスチャーすると、
『聞こえてるよ』
寝たと思われたラミウムが肩越し不機嫌顔して振り返り、
「!」
毎度の「ケンカ勃発」の気配に青くなるラディッシュであったが、ドロプウォートは平然と、驚いた様子さえ見せず、
「当然ですわぁ♪ 聞かせる為に呟いたんですものぉ」
「ケエェ、言ってくれるよぉ」
皮肉った笑みだけ返すと再び顔を背け、静かな寝息を立て始めてしまった。
1
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる