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徐々に白き輝きが消えると同時に、再び意識を失い、膝から崩れ落ちそうになるパストリス。
「おっとぉ!」
ラミウムが咄嗟に抱き留めると、いきなり背後から、
『ありがとうラミィーーーーーーッ!』
満面の笑顔なラディッシュが抱き付き、
「危なぁ! こっ、このぉ馬鹿ぁ! パストを落としちまうだろさぁね! アンタは、いちいち乙女な反応してんじゃないよぉ!」
照れ隠しとしか思えない赤面顔で憤慨して見せが、興奮気味のラディッシュはそれどころではなく、笑顔全開、他意無く、
「僕ぅ! 初めてラミィを尊敬したよぉ!」
幾分、引っ掛かりを感じる称賛に、
(「初めて」なんかぁい)
些かの、腑に落ちさを抱くラミウムではあったが、意識を失ったままのパストリスを間に挟んで和気あいあいしていると、
『私は認めるつもりはありませんわァ!』
「「「?!」」」
ドロプウォートが剣を鞘に収めながらも鬼気迫る表情で以って、
「今回はラミィに免じて矛を収めますが、国と民を護る四大貴族が一つ「オエナンサ家の娘」として、彼女が再び地世に染まりし時には容赦なく斬り伏せますわァ!」
凄んで見せると、ヤレヤレ顔したラミウムが、
「ケッ、堅物がぁ」
困った風に小さく一笑いした上で、
「まぁ~好きにおしぃなぁ」
「えっ!?」
まさかの応えにギョッとするラディッシュ。
「ちょ、ラミィ、本気なのぉお?!!」
狼狽していると、
「無論、そうさせていただきますですわァ!」
背後から、怒りを交えて素っ気なく言い放つドロプウォートの声が。
慌てて振り返り、
「ドロプさんも落ち着いてぇよ」
宥めすかしていると、ラミウムの腕の中で意識を取り戻したパストリスがガバッと跳ね起き開口一番、
「村のみんなも助けて下さぁいラミウム様ぁ! 今頃は村のみんなもぉ!」
懇願したが、
「…………」
何故かラミウムは怪訝顔。
するとドロプウォートが必死の願いを一刀両断、斬り捨てるが如く、
『手遅れだからラミィは何も言わないのですわァ!』
「そんな……」
打ちひしがれるパストリスに、更に追い打ちを掛ける様に、
「地世のチカラに汚染されて「獣と化した」以前に、自ら闇に堕ちていたに等しい所業の数々! 例え無事であったとしてもワタクシは帰国後ただちに軍を率い、この村を徹底的に殲滅致しますわァ!」
「!」
この世の終わりの様な顔して落胆するパストリス。
無慈悲に命を奪われて逝った人々の身を考えれば、ドロプウォートの言う事は正論であり、反論の余地も無く、
(確かに、ドロプさんの言い分は最もだけど……)
頭では納得するラディッシュであったが、両親と自身を貶めた村人たちでさえ「救いたい」と言うパストリスの優しさに心打たれ、悲し気にうつむく横顔に堪りかね、
「ラミィ! 僕からもお願いするよぉ!」
「なっ?!」
驚愕した表情で驚くドロプウォート。
思いも寄らぬ一言であったのか続ける言葉を見い出せずにいると、その間隙を縫い、
「村の人たちに「罪を償う機会」を与えてあげる為にもぉ!」
思わぬ援護射撃に、パストリスも折れかけた心を奮い立たせ、
「お願いしますでぇす、ラミウム様ぁ!」
両目を潤ませ神に祈る様に、
「ボクが何でもしますからぁ!」
詰め寄ると、それまでだんまりを決め込んでいたラミウムが、
「今、「何でも」と言ったねぇ~?」
不敵にニヤリ。
「は、はい……」
「その約束に、ウソ、偽りは無いだろぅねぇ?」
邪を多分に含んだその笑みに「はい」と頷きながらも、
(ボク……もしかして、とんでもない約束をしちゃったんじゃ……)
内心で、得も言われぬ後悔を覚えるパストリスであったが、ラミウムは、少女の警戒心露わな引きつり笑顔を歯牙にもかけず、それまでの沈黙が嘘のように晴れやかな笑顔で意気揚々、
「それじゃあドロプ、行こうかねぇ!」
先陣切って歩き出し、
「ラディはパストについていておやりぃ!」
怖いくらいの「やる気」を見せて家から出て行こうとすると、
『何故にワタクシが「あの様な村(盗賊村)」の連中の為に危険を冒して出向かなければなりませんのぉ!』
ドロプウォートがプイッとソッポを向き、拒絶を猛アピール。共闘を拒んで見せたが、それは理由の半分。
パストリスを横目でチラリと見、
(そ、それにラディを、この様な「愛らしい少女」と二人きりで残して行くなどぉ……)
残りの半分(こちらの方が比重が大きい)を隠していたが、見透かしたラミウムは「キッシッシッ」と笑い、
(この「乙女な堅物」はぁ正攻法じゃ動かないだろぅさねぇ)
一計をめぐらせると、口元に小馬鹿にした半笑いを浮かべ、
「何だい何だぁい「軍を率いて」とか勇ましい事まで言っといて結局イザとなったら「城の連中と同じで他力本願」ってかぁい?」
あからさまな挑発ではあったが、期待通りに、
「たっ、他力ぃですってぇ!?」
あからさまにムッとするドロプウォート。
幼少期より毛嫌いしていた「城内の口先連中」と一緒くたに扱われたのであるから、当然の反応とは言えるが、予想通りの展開に、
「あぁイイよイイよ「怖い」なら、別に来なくて構わないさぁねぇ~」
ラミウムは間髪入れず畳み掛ける様に、
「足手まといなら「居ない方がマシ」さぁねぇ~」
身振り手振りを交えて追い払う仕草を見せた上で背を向け、肩越しチラリと振り返り、
「所詮アンタも、お偉い、お貴族様の、お嬢様ぁだもんねぇ~、なぁ四大貴族の「超お嬢様」ぁ♪」
「な、ななななななななな何ですってぇ~~~ぇ~~~ッ!」
怒髪天を衝くが如き「怒り」を露わにするドロプウォートと、顔を背けた先で「してやったり」のニヤケ顔するラミウム。
ラディッシュとパストリスがラミウムの悪知恵に苦笑いする中、完全に頭に血が上り、踊らされたと気付かぬドロプウォートの脳裏をよぎるは、金と権力を持った男達には色目を使い、同性同士では品良く陰口を言い合う、煌びやかなドレスを纏った貴族女性たちの艶姿。自身も標的とされ、不快な思いをした経験は数知れず、当時の怒りが沸々と湧き上がり、
「ワタクシがァ! アノぉ! 着飾る事しか知らない女達と一緒ですってぇえぇっぇ!」
光背に迦楼羅焔でも纏っていそうな怒りように、ラミウムは心の中で悪い笑顔で、
(あと一押しだねぇ♪)
白々しくも平静な顔して振り返り、
「ならぁ違うってところを証明して見せたらどうさぁね? そしたら違うと納得してヤンよぉ」
「無論ですわ! 上等ですわぁ!! 御覧に入れて差し上げますですわァ!!!」
鼻息荒くまくし立て、玄関扉をバァンと勢いよく開け放ち、
「格の違いを、とくと御覧に入れて差し上げますですわァ!」
ズンズン足を踏み鳴らしながら出て行った。
絵に描いたような「怒りよう」に、
「キッシッシッ。単細胞ぅってのは、実に扱い易くてぇ結構な事さぁねぇ~」
ラミウムは悪い企み顔して笑い、
((悪党だぁ……))
ラディッシュとパストリスの「尊敬と軽蔑」が入り混じった苦笑を背に、家から悠然と出て行こうとしたが、開け放たれたままの戸口で足をピタリと止め、
「パスト!」
「は、はぁい!」
肩越しにチラリと振り返り、
「アタシ等が戻るまで、コッチに来んじゃないよ。震源地に近づけば近づくほど地世のチカラの影響はデカくなるからねぇ」
射貫く様な眼差しに、パストリスはコクコク何度も頷き、
「あ、あの!」
感謝を伝えようと口を開いた刹那、ラミウムがそれを遮るように、
「その間に、風呂に入って身を清めて待ってるんだよ♪」
怪しげな笑みだけ残して扉を閉め、村人たちを救う為に去って行った。
「…………」
「…………」
嘘の様な静寂に包まれる室内。
喧騒から一転、急な静けさは不安を誘い、扉を見つめたままのパストリスの背に、
(二人の「強さ」と「心根(優しさ)」を知らないと、不安にもなるよねぇ……)
ラディッシュは胸中を察して和ませようと、
「らぁ、ラミィの冗談ってさぁ、何処までが本気なのかぁホント分かり辛いよねぇ♪」
「…………」
「あっ、でっ、でも大丈夫だよ! 普段はあんな感じだけど、やる時はやる人だし、ドロプさんの強さも本物だよ! 実際、目にした僕が言うんだから間違いないよぉ♪」
冗談を交えた精一杯の笑顔で、
「だから今は、二人を信じて待とうよぉ」
微笑むと、
「ボク……」
「ん?」
パストリスがゆ~っくりと、不安げな顔して振り返り、
「(ラミウム様に)何をさせられるんでしょうか……」
「そっちの心配ぃ?!」
予想外の問いに面食らうラディッシュ。とりあえずは落ち着かせようと、
「それは、」
何かを言いかけたが、頭に浮かんで来たのはラミウムの「破天荒な言動」の数々。
その姿を思うと、何を言っても気休めにしか聞こえない気がして、
「えぇ~~~とぉ…………」
声は次第に尻つぼみ、
「あのぉ…………」
ついには、乾いた笑いでお茶を濁すより他なかった。
「おっとぉ!」
ラミウムが咄嗟に抱き留めると、いきなり背後から、
『ありがとうラミィーーーーーーッ!』
満面の笑顔なラディッシュが抱き付き、
「危なぁ! こっ、このぉ馬鹿ぁ! パストを落としちまうだろさぁね! アンタは、いちいち乙女な反応してんじゃないよぉ!」
照れ隠しとしか思えない赤面顔で憤慨して見せが、興奮気味のラディッシュはそれどころではなく、笑顔全開、他意無く、
「僕ぅ! 初めてラミィを尊敬したよぉ!」
幾分、引っ掛かりを感じる称賛に、
(「初めて」なんかぁい)
些かの、腑に落ちさを抱くラミウムではあったが、意識を失ったままのパストリスを間に挟んで和気あいあいしていると、
『私は認めるつもりはありませんわァ!』
「「「?!」」」
ドロプウォートが剣を鞘に収めながらも鬼気迫る表情で以って、
「今回はラミィに免じて矛を収めますが、国と民を護る四大貴族が一つ「オエナンサ家の娘」として、彼女が再び地世に染まりし時には容赦なく斬り伏せますわァ!」
凄んで見せると、ヤレヤレ顔したラミウムが、
「ケッ、堅物がぁ」
困った風に小さく一笑いした上で、
「まぁ~好きにおしぃなぁ」
「えっ!?」
まさかの応えにギョッとするラディッシュ。
「ちょ、ラミィ、本気なのぉお?!!」
狼狽していると、
「無論、そうさせていただきますですわァ!」
背後から、怒りを交えて素っ気なく言い放つドロプウォートの声が。
慌てて振り返り、
「ドロプさんも落ち着いてぇよ」
宥めすかしていると、ラミウムの腕の中で意識を取り戻したパストリスがガバッと跳ね起き開口一番、
「村のみんなも助けて下さぁいラミウム様ぁ! 今頃は村のみんなもぉ!」
懇願したが、
「…………」
何故かラミウムは怪訝顔。
するとドロプウォートが必死の願いを一刀両断、斬り捨てるが如く、
『手遅れだからラミィは何も言わないのですわァ!』
「そんな……」
打ちひしがれるパストリスに、更に追い打ちを掛ける様に、
「地世のチカラに汚染されて「獣と化した」以前に、自ら闇に堕ちていたに等しい所業の数々! 例え無事であったとしてもワタクシは帰国後ただちに軍を率い、この村を徹底的に殲滅致しますわァ!」
「!」
この世の終わりの様な顔して落胆するパストリス。
無慈悲に命を奪われて逝った人々の身を考えれば、ドロプウォートの言う事は正論であり、反論の余地も無く、
(確かに、ドロプさんの言い分は最もだけど……)
頭では納得するラディッシュであったが、両親と自身を貶めた村人たちでさえ「救いたい」と言うパストリスの優しさに心打たれ、悲し気にうつむく横顔に堪りかね、
「ラミィ! 僕からもお願いするよぉ!」
「なっ?!」
驚愕した表情で驚くドロプウォート。
思いも寄らぬ一言であったのか続ける言葉を見い出せずにいると、その間隙を縫い、
「村の人たちに「罪を償う機会」を与えてあげる為にもぉ!」
思わぬ援護射撃に、パストリスも折れかけた心を奮い立たせ、
「お願いしますでぇす、ラミウム様ぁ!」
両目を潤ませ神に祈る様に、
「ボクが何でもしますからぁ!」
詰め寄ると、それまでだんまりを決め込んでいたラミウムが、
「今、「何でも」と言ったねぇ~?」
不敵にニヤリ。
「は、はい……」
「その約束に、ウソ、偽りは無いだろぅねぇ?」
邪を多分に含んだその笑みに「はい」と頷きながらも、
(ボク……もしかして、とんでもない約束をしちゃったんじゃ……)
内心で、得も言われぬ後悔を覚えるパストリスであったが、ラミウムは、少女の警戒心露わな引きつり笑顔を歯牙にもかけず、それまでの沈黙が嘘のように晴れやかな笑顔で意気揚々、
「それじゃあドロプ、行こうかねぇ!」
先陣切って歩き出し、
「ラディはパストについていておやりぃ!」
怖いくらいの「やる気」を見せて家から出て行こうとすると、
『何故にワタクシが「あの様な村(盗賊村)」の連中の為に危険を冒して出向かなければなりませんのぉ!』
ドロプウォートがプイッとソッポを向き、拒絶を猛アピール。共闘を拒んで見せたが、それは理由の半分。
パストリスを横目でチラリと見、
(そ、それにラディを、この様な「愛らしい少女」と二人きりで残して行くなどぉ……)
残りの半分(こちらの方が比重が大きい)を隠していたが、見透かしたラミウムは「キッシッシッ」と笑い、
(この「乙女な堅物」はぁ正攻法じゃ動かないだろぅさねぇ)
一計をめぐらせると、口元に小馬鹿にした半笑いを浮かべ、
「何だい何だぁい「軍を率いて」とか勇ましい事まで言っといて結局イザとなったら「城の連中と同じで他力本願」ってかぁい?」
あからさまな挑発ではあったが、期待通りに、
「たっ、他力ぃですってぇ!?」
あからさまにムッとするドロプウォート。
幼少期より毛嫌いしていた「城内の口先連中」と一緒くたに扱われたのであるから、当然の反応とは言えるが、予想通りの展開に、
「あぁイイよイイよ「怖い」なら、別に来なくて構わないさぁねぇ~」
ラミウムは間髪入れず畳み掛ける様に、
「足手まといなら「居ない方がマシ」さぁねぇ~」
身振り手振りを交えて追い払う仕草を見せた上で背を向け、肩越しチラリと振り返り、
「所詮アンタも、お偉い、お貴族様の、お嬢様ぁだもんねぇ~、なぁ四大貴族の「超お嬢様」ぁ♪」
「な、ななななななななな何ですってぇ~~~ぇ~~~ッ!」
怒髪天を衝くが如き「怒り」を露わにするドロプウォートと、顔を背けた先で「してやったり」のニヤケ顔するラミウム。
ラディッシュとパストリスがラミウムの悪知恵に苦笑いする中、完全に頭に血が上り、踊らされたと気付かぬドロプウォートの脳裏をよぎるは、金と権力を持った男達には色目を使い、同性同士では品良く陰口を言い合う、煌びやかなドレスを纏った貴族女性たちの艶姿。自身も標的とされ、不快な思いをした経験は数知れず、当時の怒りが沸々と湧き上がり、
「ワタクシがァ! アノぉ! 着飾る事しか知らない女達と一緒ですってぇえぇっぇ!」
光背に迦楼羅焔でも纏っていそうな怒りように、ラミウムは心の中で悪い笑顔で、
(あと一押しだねぇ♪)
白々しくも平静な顔して振り返り、
「ならぁ違うってところを証明して見せたらどうさぁね? そしたら違うと納得してヤンよぉ」
「無論ですわ! 上等ですわぁ!! 御覧に入れて差し上げますですわァ!!!」
鼻息荒くまくし立て、玄関扉をバァンと勢いよく開け放ち、
「格の違いを、とくと御覧に入れて差し上げますですわァ!」
ズンズン足を踏み鳴らしながら出て行った。
絵に描いたような「怒りよう」に、
「キッシッシッ。単細胞ぅってのは、実に扱い易くてぇ結構な事さぁねぇ~」
ラミウムは悪い企み顔して笑い、
((悪党だぁ……))
ラディッシュとパストリスの「尊敬と軽蔑」が入り混じった苦笑を背に、家から悠然と出て行こうとしたが、開け放たれたままの戸口で足をピタリと止め、
「パスト!」
「は、はぁい!」
肩越しにチラリと振り返り、
「アタシ等が戻るまで、コッチに来んじゃないよ。震源地に近づけば近づくほど地世のチカラの影響はデカくなるからねぇ」
射貫く様な眼差しに、パストリスはコクコク何度も頷き、
「あ、あの!」
感謝を伝えようと口を開いた刹那、ラミウムがそれを遮るように、
「その間に、風呂に入って身を清めて待ってるんだよ♪」
怪しげな笑みだけ残して扉を閉め、村人たちを救う為に去って行った。
「…………」
「…………」
嘘の様な静寂に包まれる室内。
喧騒から一転、急な静けさは不安を誘い、扉を見つめたままのパストリスの背に、
(二人の「強さ」と「心根(優しさ)」を知らないと、不安にもなるよねぇ……)
ラディッシュは胸中を察して和ませようと、
「らぁ、ラミィの冗談ってさぁ、何処までが本気なのかぁホント分かり辛いよねぇ♪」
「…………」
「あっ、でっ、でも大丈夫だよ! 普段はあんな感じだけど、やる時はやる人だし、ドロプさんの強さも本物だよ! 実際、目にした僕が言うんだから間違いないよぉ♪」
冗談を交えた精一杯の笑顔で、
「だから今は、二人を信じて待とうよぉ」
微笑むと、
「ボク……」
「ん?」
パストリスがゆ~っくりと、不安げな顔して振り返り、
「(ラミウム様に)何をさせられるんでしょうか……」
「そっちの心配ぃ?!」
予想外の問いに面食らうラディッシュ。とりあえずは落ち着かせようと、
「それは、」
何かを言いかけたが、頭に浮かんで来たのはラミウムの「破天荒な言動」の数々。
その姿を思うと、何を言っても気休めにしか聞こえない気がして、
「えぇ~~~とぉ…………」
声は次第に尻つぼみ、
「あのぉ…………」
ついには、乾いた笑いでお茶を濁すより他なかった。
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