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第二章
2-10
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彼は立ち去った訳では無かった。
(今度は気配を完全に消したからねぇ♪)
放心する彼女を愉快げに嘲笑っていると、
『オンナを言葉攻めにした挙句にニヤついてるなんて、ナンパ師の風上にも置けないヤローね』
突如背後から女性の声が。
しかし男は驚いた様子も見せず、
「へぇ~ぼくぉ背後を取るなんて「女帝の子飼い」は伊達じゃないようだねぇ♪」
笑みを浮かべて振り向くと、そこにはニプルの姿が。
彼女は不愉快そうに口元を歪め、
「その口ぶりだと、ウチが「フルールの騎士」と分かっての事らしいねぇ」
悩める女性を見下ろし悦ぶ男を、侮蔑を以て見下ろしたが、男は「見下しの眼差し」を気にする風もなく、
「キミの様な美女につきまとわれるなら、ぼくぁいつでも大歓迎さぁ♪ でもぉ困ったなぁ~今のぼくぁ「合法ロリのパストリスちゃん」に夢中、」
『はぐらかすんじゃないよォ!』
ニプルは一喝し、
「オマエは何者だい! いったい何を企んでる!」
背から「両手持ちの長剣」を抜き構え、
「先日のバケモノ騒ぎ、本当は「オマエの仕業」じゃないのかい!」
射貫く様な眼光で睨み付けたが、
「さぁ?」
男はヘラっと笑い、
「もし「そうだ」と言ったらぁ……キミはどうするぉ?」
「な?!」
からかい口調にニプルはギリッと奥歯を噛み締め、
「他国の、それも「罪を犯した元騎士たち」だったとは言え、命を賭して村人たちを守った彼らに成り代わり、この場で成敗してやるゥ!」
すると男は、
「全く以って義理堅い話だねぇ~♪」
ヤレヤレ笑で、
「侵略しようとしていた国の、元騎士の代わりに、かぁい?」
皮肉った笑みに、
「な!」
(何故ソレを!?)
刹那の動揺を見せるニプル。
男はその隙を見逃さず、一瞬にして近づき彼女の耳元に、
(ぼくぉ正体はね……)
何事か囁き、
「ばっ、馬鹿な……」
ニプルは驚愕した表情で打ち震え、両手持ちの長剣を手にしたままフリーズした。
あたかも金縛りにあった如くに身動きしなくなった彼女を横目に、
「ぼくぁしばらく村をあけるけどぉ、次はゆっくり「お茶」しようねぇ♪」
男はイケメン風のキザっぽい笑みを投げかけながら、
(ラディッシュに、ドロプウォートにパストリス、そしてターナップにニプル……クックック、実に面白い。興味深い存在だよねぇ~♪)
ほくそ笑み、再び姿を消した。
完全に消えた男の気配に、
「はふぅ……」
解放された様な息を吐くニプル。
未だ立ち尽くすドロプウォートを屋根の上から見下ろし、
(オマエ達は「なんて奴」に目を付けられたのさ……)
その眼には、慄きがありありと浮かんでいた。
(今度は気配を完全に消したからねぇ♪)
放心する彼女を愉快げに嘲笑っていると、
『オンナを言葉攻めにした挙句にニヤついてるなんて、ナンパ師の風上にも置けないヤローね』
突如背後から女性の声が。
しかし男は驚いた様子も見せず、
「へぇ~ぼくぉ背後を取るなんて「女帝の子飼い」は伊達じゃないようだねぇ♪」
笑みを浮かべて振り向くと、そこにはニプルの姿が。
彼女は不愉快そうに口元を歪め、
「その口ぶりだと、ウチが「フルールの騎士」と分かっての事らしいねぇ」
悩める女性を見下ろし悦ぶ男を、侮蔑を以て見下ろしたが、男は「見下しの眼差し」を気にする風もなく、
「キミの様な美女につきまとわれるなら、ぼくぁいつでも大歓迎さぁ♪ でもぉ困ったなぁ~今のぼくぁ「合法ロリのパストリスちゃん」に夢中、」
『はぐらかすんじゃないよォ!』
ニプルは一喝し、
「オマエは何者だい! いったい何を企んでる!」
背から「両手持ちの長剣」を抜き構え、
「先日のバケモノ騒ぎ、本当は「オマエの仕業」じゃないのかい!」
射貫く様な眼光で睨み付けたが、
「さぁ?」
男はヘラっと笑い、
「もし「そうだ」と言ったらぁ……キミはどうするぉ?」
「な?!」
からかい口調にニプルはギリッと奥歯を噛み締め、
「他国の、それも「罪を犯した元騎士たち」だったとは言え、命を賭して村人たちを守った彼らに成り代わり、この場で成敗してやるゥ!」
すると男は、
「全く以って義理堅い話だねぇ~♪」
ヤレヤレ笑で、
「侵略しようとしていた国の、元騎士の代わりに、かぁい?」
皮肉った笑みに、
「な!」
(何故ソレを!?)
刹那の動揺を見せるニプル。
男はその隙を見逃さず、一瞬にして近づき彼女の耳元に、
(ぼくぉ正体はね……)
何事か囁き、
「ばっ、馬鹿な……」
ニプルは驚愕した表情で打ち震え、両手持ちの長剣を手にしたままフリーズした。
あたかも金縛りにあった如くに身動きしなくなった彼女を横目に、
「ぼくぁしばらく村をあけるけどぉ、次はゆっくり「お茶」しようねぇ♪」
男はイケメン風のキザっぽい笑みを投げかけながら、
(ラディッシュに、ドロプウォートにパストリス、そしてターナップにニプル……クックック、実に面白い。興味深い存在だよねぇ~♪)
ほくそ笑み、再び姿を消した。
完全に消えた男の気配に、
「はふぅ……」
解放された様な息を吐くニプル。
未だ立ち尽くすドロプウォートを屋根の上から見下ろし、
(オマエ達は「なんて奴」に目を付けられたのさ……)
その眼には、慄きがありありと浮かんでいた。
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