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第一章 これは魔法ですか? いいえ、高度に発達した科学です。
no.003 天才美少女科学者兼発明家メニカちゃん(自称)後編
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「マシンの実験に暴走はつきものだけど……! ジャマースモーク放出!」
よりによって今かと、メニカは内心悪態をつきながら、多機能白衣から各種妨害効果のあるスモークを放ち、姿をくらませた。
既に救援は要請しており、あとはどう凌ぐかだ。
メニカ自身はひ弱で、エイプが小突こうものなら骨折はおろか下手を打てば普通に死ぬ。救援が来るまでの少なくとも十数分の間、逃げ続け、避け続けなければならない。
しかし、メニカは微塵も諦めていなかった。
「(エイプの装填弾数は二回分ずつ。対してこっちは多機能白衣と試作品のビームガントレット……。危険指数B-で私単体ってことは、下手に抵抗すると殺されちゃうかもしれないけど……。タダで死んでやるほど安くないのさ)」
身を潜め、現状を把握し、できうる作戦を構築していく。
エイプの物理的及び機能的死角、不備がある箇所、マシンであるが故の隙、生みの親故に知りうる弱点。あらゆる要素を組み合わせ、最善手を探す。
『目標ロスト 優先排除対象につき、広範囲に有毒ガスを散布します 付近の人員は退避してください』
メニカを襲う以外は正常らしく、エイプはプログラム通り警告を出しながらガスの散布を始める。
これは神経性のガスで、吸えば死にはしないものの、数呼吸で全身が麻痺するシロモノだ。
メニカは実弾を込めた先刻の自分を恨みつつ、白衣のフードを被り、機能の一つであるガスフィルターを展開した。
「(予想通りガスを使ってきた。エイプも視界が埋まるだろうけど、赤外線も備えてる。けど、既に白衣の冷却機能で室温と同化してるから見つかりにくい……はず)」
息を潜め、ガスが充満するのを待ちながら、メニカは出口までのルートを確認する。
最短でおおよそ二十メートルの距離だが、そこに至るまでほとんど遮蔽物がない。白衣には一応防弾機能もあるとはいえ、機銃掃射でもされた場合、全く対処出来ずにメニカは蜂の巣になるだろう。
『ソナー起動 付近の人員は耳を塞ぎ 伏せてください』
エイプには視覚による探知機能の他に、聴覚による探知機能が備えられている。だが、エイプを設計したのはメニカ本人だ。
「(そう来るだろうと思ってたよ。我が子だからね!)」
タイミングを合わせ、用意していた逆位相の音波をぶつける。
こうすればなんやかんやで音波が相殺され、いい感じに位置を捕捉されないという寸法だ。
耳鳴りのような、キィィンと甲高い音が鳴り響いた。
そして、エイプがメニカを補足した。
『目標捕捉』
「なっ……!?」
驚くのも束の間。メニカの傍をテールが掠め、またも壁面に深く突き刺さった直撃は免れたが、彼女が状況を理解するまで時間を要した。
「(何が起きた……!? 私はエイプのソナーを打ち消したはず……!)」
そもそもエイプはソナーを起動していなかった。メニカだけが音を掻き鳴らし、まんまと自分の場所を知らせたのだ。
エイプは彼女を欺くため、メニカの裏をかき、ブラフを張ったのだ。
「……ブラフだって? そんなのはまだ教えてないよエイプ」
『解 学習の成果です』
「おお、えらいね! さすが我が子! 鼻が高いよ。ハハハ、ハハ、ハ……」
メニカはわざとらしく、自嘲するような笑みを浮かべたが、それもすぐ消えた。
自嘲でさえ、笑っていられない。
暴走した時から、メニカはある可能性を考えていた。それがほぼ的中してしまったからだ。
「……エイプ。君は私が一から作ったんだ。おはようからおやすみまで、ずっと一緒だった。将来的にそうなるかもしれないけど、今の段階じゃまだ早すぎるんだよ。君は私のエイプじゃない」
メニカはそう断じた。万物がいずれ、異常をきたすのは世の常。しかし、その異常にも整合性やルールがある。
明らかに、エイプの成長曲線は人為的な作為によって歪められていた。
「誰かが私に気付かれずにこっそりゴキブリみたいに忍び込んで、プログラムを書き換えて襲わせた。……全く、なんでそんなありがちな筋書きにするかな。センスないよ。黒幕辞めたら?」
メニカには、黒幕はどうにかしてこの状況を見ているだろうという確信があった。
それはエイプのカメラか、ここの監視カメラか、記録用カメラか、現地に来ているのかは定かではない。だがそれはどうでもいい。
静かに、けれど確かに、メニカは怒っていた。
「よくもまぁ、世界の至宝たる私の頭脳から生まれた素晴らしい我が子のバースデーパーティを台無しにしてくれたね」
命を狙われたことよりも、科学者としてのプライドを傷付けられたことよりも、我が子同然のマシンを好き勝手にいじくり回された。それが許せないのだ。
「さぁこいエイプ! 隊長仕込みの逃げ足を見せてやる!」
虚勢で吼えて、気合い充分。いつでも逃げる準備は出来ていた。
しかし、待てど暮らせどエイプは何故か動かない。
それどころか、メニカから視線すら外して、何かを探すようにキョロキョロと見回していた。
「……煽りが効いたのかな?」
当然メニカは警戒する。先程はブラフをかけられたのだ。
油断させておいて、なんてことは充分に有り得るだろう。故に、動けなかった。
だが、それも次の瞬間には杞憂に終わった。
『警告 警告 アンノウン高速接近中 付近の人員は退避してください』
エイプはアラートを発すと、じっと天井を見つめて動かなくなる。
何事かと同じように上を見るメニカだが、相も変わらずコンクリの天井だ。
しかし、確かに耳を澄ますと微かになにか叫ぶような声が聞こえてくる。
「……悲鳴?」
メニカがそう、ぽそりと呟いたその瞬間。
天井が爆裂し、黒いなにかがエイプを撥ね飛ばした。
「うわっ……!?」
突如撒き散らされる土煙や瓦礫から身を守りながら、メニカはそろりとその落下物を確認する。
その落下物――否、落下者はなにか、誰かと話している様子だ。
「いてて……アミスさん、ほんとにアシストする気あります?」
『ありますとも! 多少空振りするのはご愛嬌では?』
「多少って言うか今のところ打率0割なんですが」
『0ってなんかカッコイイですよね!』
「話逸らすの下手すぎでしょ」
人影がひとつ、その傍らに浮く謎の影がひとつ。
やがて土煙が晴れると、メニカはエイプが暴走したことすら忘れたかのように、その黒いオートロイドから目を離せなくなっていた。
『コウタさん、女の子は無事です! 最後なにかにぶつかったのが気がかりですが……』
「高いものだったらアミスさんがアシスタントらしく全責任を負うんですよね?」
『はい! アシスタントとして恥じぬ……え?』
その仕草は人工知能のプログラムされた無機質なものでなく、明らかに人としての生を過ごしてきた者のそれだった。
立ち居振る舞いも完全に人のそれで、シルエットと声だけならば十人が十人、間違いなく人と判断するだろう。
「あ、そうだ。えーと、君……大丈夫?」
『バイタルは安定してますね。見たところ怪我もないですが、何故か放心状態です』
しかし、その姿に人の要素はどこにもない。
肌は黒い鋼の質感をしており、目は緑色に光り、胸から漏れる青い光がより一層、人外さを引き立てる。
それはまさに、メニカが長年追い求めている理論上の存在そのものだった。
「オート、ノイド……」
気付けば、メニカはその単語を口にしていた。
人であり機械でもあり、人の心に機械の体を持つ存在。広義的な意味で機械を表す【オート】に、同じく広義的な意味で人を表す【ノイド】。故にオートノイド。
メニカ・パークが、長年追い求めている理論上の存在。これが、コウタとメニカの出会いだった。
よりによって今かと、メニカは内心悪態をつきながら、多機能白衣から各種妨害効果のあるスモークを放ち、姿をくらませた。
既に救援は要請しており、あとはどう凌ぐかだ。
メニカ自身はひ弱で、エイプが小突こうものなら骨折はおろか下手を打てば普通に死ぬ。救援が来るまでの少なくとも十数分の間、逃げ続け、避け続けなければならない。
しかし、メニカは微塵も諦めていなかった。
「(エイプの装填弾数は二回分ずつ。対してこっちは多機能白衣と試作品のビームガントレット……。危険指数B-で私単体ってことは、下手に抵抗すると殺されちゃうかもしれないけど……。タダで死んでやるほど安くないのさ)」
身を潜め、現状を把握し、できうる作戦を構築していく。
エイプの物理的及び機能的死角、不備がある箇所、マシンであるが故の隙、生みの親故に知りうる弱点。あらゆる要素を組み合わせ、最善手を探す。
『目標ロスト 優先排除対象につき、広範囲に有毒ガスを散布します 付近の人員は退避してください』
メニカを襲う以外は正常らしく、エイプはプログラム通り警告を出しながらガスの散布を始める。
これは神経性のガスで、吸えば死にはしないものの、数呼吸で全身が麻痺するシロモノだ。
メニカは実弾を込めた先刻の自分を恨みつつ、白衣のフードを被り、機能の一つであるガスフィルターを展開した。
「(予想通りガスを使ってきた。エイプも視界が埋まるだろうけど、赤外線も備えてる。けど、既に白衣の冷却機能で室温と同化してるから見つかりにくい……はず)」
息を潜め、ガスが充満するのを待ちながら、メニカは出口までのルートを確認する。
最短でおおよそ二十メートルの距離だが、そこに至るまでほとんど遮蔽物がない。白衣には一応防弾機能もあるとはいえ、機銃掃射でもされた場合、全く対処出来ずにメニカは蜂の巣になるだろう。
『ソナー起動 付近の人員は耳を塞ぎ 伏せてください』
エイプには視覚による探知機能の他に、聴覚による探知機能が備えられている。だが、エイプを設計したのはメニカ本人だ。
「(そう来るだろうと思ってたよ。我が子だからね!)」
タイミングを合わせ、用意していた逆位相の音波をぶつける。
こうすればなんやかんやで音波が相殺され、いい感じに位置を捕捉されないという寸法だ。
耳鳴りのような、キィィンと甲高い音が鳴り響いた。
そして、エイプがメニカを補足した。
『目標捕捉』
「なっ……!?」
驚くのも束の間。メニカの傍をテールが掠め、またも壁面に深く突き刺さった直撃は免れたが、彼女が状況を理解するまで時間を要した。
「(何が起きた……!? 私はエイプのソナーを打ち消したはず……!)」
そもそもエイプはソナーを起動していなかった。メニカだけが音を掻き鳴らし、まんまと自分の場所を知らせたのだ。
エイプは彼女を欺くため、メニカの裏をかき、ブラフを張ったのだ。
「……ブラフだって? そんなのはまだ教えてないよエイプ」
『解 学習の成果です』
「おお、えらいね! さすが我が子! 鼻が高いよ。ハハハ、ハハ、ハ……」
メニカはわざとらしく、自嘲するような笑みを浮かべたが、それもすぐ消えた。
自嘲でさえ、笑っていられない。
暴走した時から、メニカはある可能性を考えていた。それがほぼ的中してしまったからだ。
「……エイプ。君は私が一から作ったんだ。おはようからおやすみまで、ずっと一緒だった。将来的にそうなるかもしれないけど、今の段階じゃまだ早すぎるんだよ。君は私のエイプじゃない」
メニカはそう断じた。万物がいずれ、異常をきたすのは世の常。しかし、その異常にも整合性やルールがある。
明らかに、エイプの成長曲線は人為的な作為によって歪められていた。
「誰かが私に気付かれずにこっそりゴキブリみたいに忍び込んで、プログラムを書き換えて襲わせた。……全く、なんでそんなありがちな筋書きにするかな。センスないよ。黒幕辞めたら?」
メニカには、黒幕はどうにかしてこの状況を見ているだろうという確信があった。
それはエイプのカメラか、ここの監視カメラか、記録用カメラか、現地に来ているのかは定かではない。だがそれはどうでもいい。
静かに、けれど確かに、メニカは怒っていた。
「よくもまぁ、世界の至宝たる私の頭脳から生まれた素晴らしい我が子のバースデーパーティを台無しにしてくれたね」
命を狙われたことよりも、科学者としてのプライドを傷付けられたことよりも、我が子同然のマシンを好き勝手にいじくり回された。それが許せないのだ。
「さぁこいエイプ! 隊長仕込みの逃げ足を見せてやる!」
虚勢で吼えて、気合い充分。いつでも逃げる準備は出来ていた。
しかし、待てど暮らせどエイプは何故か動かない。
それどころか、メニカから視線すら外して、何かを探すようにキョロキョロと見回していた。
「……煽りが効いたのかな?」
当然メニカは警戒する。先程はブラフをかけられたのだ。
油断させておいて、なんてことは充分に有り得るだろう。故に、動けなかった。
だが、それも次の瞬間には杞憂に終わった。
『警告 警告 アンノウン高速接近中 付近の人員は退避してください』
エイプはアラートを発すと、じっと天井を見つめて動かなくなる。
何事かと同じように上を見るメニカだが、相も変わらずコンクリの天井だ。
しかし、確かに耳を澄ますと微かになにか叫ぶような声が聞こえてくる。
「……悲鳴?」
メニカがそう、ぽそりと呟いたその瞬間。
天井が爆裂し、黒いなにかがエイプを撥ね飛ばした。
「うわっ……!?」
突如撒き散らされる土煙や瓦礫から身を守りながら、メニカはそろりとその落下物を確認する。
その落下物――否、落下者はなにか、誰かと話している様子だ。
「いてて……アミスさん、ほんとにアシストする気あります?」
『ありますとも! 多少空振りするのはご愛嬌では?』
「多少って言うか今のところ打率0割なんですが」
『0ってなんかカッコイイですよね!』
「話逸らすの下手すぎでしょ」
人影がひとつ、その傍らに浮く謎の影がひとつ。
やがて土煙が晴れると、メニカはエイプが暴走したことすら忘れたかのように、その黒いオートロイドから目を離せなくなっていた。
『コウタさん、女の子は無事です! 最後なにかにぶつかったのが気がかりですが……』
「高いものだったらアミスさんがアシスタントらしく全責任を負うんですよね?」
『はい! アシスタントとして恥じぬ……え?』
その仕草は人工知能のプログラムされた無機質なものでなく、明らかに人としての生を過ごしてきた者のそれだった。
立ち居振る舞いも完全に人のそれで、シルエットと声だけならば十人が十人、間違いなく人と判断するだろう。
「あ、そうだ。えーと、君……大丈夫?」
『バイタルは安定してますね。見たところ怪我もないですが、何故か放心状態です』
しかし、その姿に人の要素はどこにもない。
肌は黒い鋼の質感をしており、目は緑色に光り、胸から漏れる青い光がより一層、人外さを引き立てる。
それはまさに、メニカが長年追い求めている理論上の存在そのものだった。
「オート、ノイド……」
気付けば、メニカはその単語を口にしていた。
人であり機械でもあり、人の心に機械の体を持つ存在。広義的な意味で機械を表す【オート】に、同じく広義的な意味で人を表す【ノイド】。故にオートノイド。
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