機人転生 転生したらターミネーターになってしまったんですけど、どなたか人間に戻る方法、知りませんか?

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第一章 これは魔法ですか? いいえ、高度に発達した科学です。

no.004 邂逅、拒絶、論破、掃射、断末魔 / 結

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エイプにぶら下げられて数分、ひとしきり暴れたコウタは、暴力でなく思考による脱出を試みていた。


「都合よく目覚めろ! 僕のハッキング能力……無理か。なら魔法使えるかな? アバダ――」


死の呪文を唱えようとして、コウタは止まる。まだ試していないことをひとつ思いついた。


「……足掴まれたから、無我夢中でパンチばっかり打ってたけど、蹴りはどうなんだ? 時速450キロを出せるってんなら結構すごいんじゃないか?」


 ――この身体の脚力の強さは尋常ではない。つまり、下手な蹴りでも結構な威力になるんじゃないか?

 本来足技はそこそこ難易度が高く、転倒するリスクも高く、隙も大きいが、宙ぶらりんの現在、コウタにはもはや足を掬われて転倒する、隙を突かれて窮地に陥るなどといった懸念は存在しなかった。
なぜなら、転倒するよりひどい状態で、隙は既に突かれた後だからだ。
 コウタは漫画か映画かなにかで見たように、身体を思い切りしならせて、力の限り蹴りを放った。


「……こうか?」


 次の瞬間、重い衝撃音が轟いた。

 ――どこか遠慮していたさっきのヘナチョコパンチとは違い、全力で放ったその蹴りはエイプに少なくないダメージを、というよりも明らかに突き刺さっていた。


「すっげぇ僕の脚! こんな分厚い金属を易々と……! やはり暴力は全てを解決するのか……!?」


 深く突き刺さりすぎて脚が抜けず、結果として拘束が深まったが、コウタはそれを焦ってはいなかった。たかが蹴りで、金属装甲を突き破ったことに感動しているからだ。


「豪脚……鋼脚のコウタと呼ぼう」


 コウタが少年らしく自身の豪脚にちなんだ二つ名を考慮していると、いつの間にか傍らにアミスが戻って来ていた。


『なに楽しそうなことしてるんですか? 混ぜてくださいよ』
「げ、アミスさん」
『作戦会議終わりました。さぁ、反撃開始ですよ! まずは拘束から逃れましょうか、ちょっとお身体動かしますね』


 ――アミスがそう言うと、身体が勝手に動きはじめて、刺さっていた足をするりと抜いてしまった。
 今更、勝手に体を操作された程度で驚きはしない。


『足を抜いて、と。フォース・リベンジ!』


 ――一拍おいて、エイプが超高速で前方に吹っ飛んだ。


「……は?」


 アミスがしたことはコウタの身体を勝手に動かし、突き刺さった足を抜き、とんと手のひらで軽くエイプに触れただけだ。それだけだというのに、エイプは超高速でぶっ飛んでいった。


『どうですかコウタさん! これがアークの力ですよ!』
「いや、意味がわからんのですけど」


 ――勝手に身体が動いて、触れたらエイプが吹っ飛んだ。いまさっき目の前で起きたことはそれだけだ。意味がわからない。


『まぁ説明は後ほど。メニカちゃん、お願いします!』
『ふふふふ。コータくん、見せてもらおうか、君の真価を!』
「通信が繋がってる……。ちなみに拒否権は?」
『ないよ! アミスちゃん、お願い!』
『ガッテンです!』


 ゴツめの腕時計のような、白いベルトのようなものをアミスは取り出した。そして有無も言わせぬまま、コウタの左手首に巻き付けた。


「なにこれベルト型爆弾?」
『爆弾じゃないよコータくん。確かに巻付き爆弾作ったことあるけども。解説聞く?』
「手短にお願いします」
『試作品の展開式ビームガントレットさ。見たところコータくんには武装がないみたいだし、実験のついでと思ってね』


 要は携帯式のビーム兵器で、メニカが着想から試作及び実験まで担っている。待機時の大きさをポケットサイズまで縮め、いつでもどこでもビームを撃てるようになるというスグレモノである。
 ただし、回路や配線が装甲と一体化しており、ガントレットと呼称されてはいるがほとんど防御性能はない。また一度展開すると二度と収納はできず、使い捨てである。


「こんな状況で実験……!? 科学者の鑑だね君は!」
『そう? 照れるなぁ。ありがとう』
「皮肉が効かない……!」
『何を言ってるんですかコウタさん。早く腕を振って展開してください』
「あぁもう……なるようになれ!」


 コウタは半ばやけになりながら、かなり乱雑に左腕をぶんと振った。
 微かな電子音とカチリという駆動音が聞こえ、左手にはめたグローブが展開し、指先から肘の先までを蛇腹状に折り畳まれたプレートが広がる。それらは互い違いに隙間を埋めてゆき、ものの数秒もしないうちにコウタの左腕は真っ白なガントレットを装備した。


「かっこいい……!」


 そう漏らしたのはコウタだ。あまりマシンに関心のない彼ですら、心動かされるものがあったのか、もの珍しそうに白くなった左手を眺めていた。
そしてそんな少年の心を取り戻した彼とは裏腹に、己の変態性を惜しみなく繰り出す変態がいた。それもふたり。


『うひひひ、い、今の展開の仕方ヤバかったですねぇ……! すごくえっちでしたねぇ……!』
『あ、わかる? こういう展開式の物はやっぱり展開部分にこだわっちゃうんだよね。昨今はコンパクトな品ばかり持て囃されるけど、私は物理的な機構にこそ素晴らしさがあると思うんだ。それこそアミスちゃんの言うエロスを醸し出してこその機械だと思うんだよね』


 常人には到底理解できない思想と言動を前に、コウタは何言ってんだこいつらと言いそうになる。そんな気持ちをぐっと堪え、なんとか話を逸らすために口を開いた。


「かっこいいけど、これで倒せるの?」
『ふふん、いいでしょ? 携行用展開手甲型光撃砲、名付けて【どこでもブラスター】さ!』
「それはダサい」
『そんな!』


 メニカにはおよそ芸術的センスと呼べるものがない。マシン以外の絵は描けないし、マシン関連以外の歌もド下手だ。ネーミングセンスも基本的にない。
 エイプも元は【拠点絶対守るくん】と仮称されていたが、コンテストに出す作品にしては品位が無さすぎるということで、彼女以外の仲間内で無難な名前に落ち着けたのだ。


『お名前はともかく大変カッコよくて素晴らしいアイテムです。しかし携行用だけあって素の出力が低いですね』
『携行用だからねぇ。どうしても内蔵エネルギーは少なくなっちゃうんだ。試作品だし、用途も緊急用の使い捨てだしね』
『生身でも大丈夫なようリミットがかけられてますが、コウタさんには無用なので外します。限界突破です。いっかいこっきりで壊れちゃいますが極大出力を出しましょう』
『そういうの好きだよ私! どんどんやってくれたまえ!』
「もう僕の意見聞く気はないんだな」


 限界突破だの極大出力だののフレーズにメニカは大興奮だが、コウタからすればそれをやらされるのは自分なのだ。しかも提案者が絶賛前科モリモリ中のアミスだ。
 不安しかなかったが、抗うことも出来ないので半ば自暴自棄になっていた。


『コウタさん、左手を突き出して、右手で支えて狙い定めてください。メニカちゃんはもーっと離れててくださいね』
『了解さ! あ、発射の掛け声は『フルブラスト』だからねコータくん! かっこよく叫んでくれたまえ! じゃあ私は屋外に避難するよ! また後で!』


 反論を許してくれる気配はなく、もう無茶は決定事項だとコウタは悟り、諦めた。


「……なるようになれ!」


 半ばやけくそに、コウタは言われるがままに構える。左手を突き出し、右手で支え、両脚で踏ん張る。そして左手の先にエイプを見据えた。
 恐怖はもちろんある。焦りだってある。これが生身ならば、謎の震えと汗がとめどなく溢れていたであろう。
 その点は機械になって良かったと、コウタはこの時だけはそう思った。


『チャージ開始です!』


 アークから左腕のどこでもブラスターへと、熱いものが伝わってゆく。
 それは明らかに限界を超えて蓄積され、ガントレットがみしみしと奇妙な音を立て、ぶすぶすとおかしな煙を吹いても止むことはなかった。


『損 多数 機能低 下 制圧 難と断定 付近の 員は 速 やか 対比し ください 繰り返 ます 付近人』


 またしても瓦礫の中からエイプが立ち上がる。
 所々からスパークを放ちながらふらふらとした様子だ。およそ時速400キロで吹き飛ばされたことにより、エイプの各種機能はかなり損傷していた。
 その速度で飛んでくるものにぶつかっても耐えられるが、エイプ自身はその速度で動く設計をされていない。ブレーキもなしにぶつかったとあればそのダメージは少なくない。


『チャージ完了! コウタさん、やっちゃってください!』


 エイプが立ち上がったのを見て、アミスは合図をする。
 自爆特攻を仕掛ける気だと、メニカの説明から推察していた。
 マシンの多いメカーナでは、試作の段階から自壊機能を付けることを義務付けられている。それを利用した大爆発をプランとしてエイプが算出していてもおかしくない。
 爆薬は充分にある。脅威となっているコウタにひと泡吹かせ、防衛すべき拠点の重要データを抹消する。それくらいはやってのけるだろう。
 この時既に、コウタの恐怖心や焦りは既にどこかへ掻き消えており、それどころか充足感が心を満たす。

 ――時間の流れがとてもゆっくりに感じられた。


「フルブラスト!!」


 白い光の帯は瞬く間にエイプにぶつかり、凄まじい衝撃波と熱波を発生させる。強化ガラスを粉々に砕き、目も開けられない暴風を巻き起こす。
 エイプは負けじとブースターを全開にし、何としてもコウタ諸共消し飛ばさんと進み続ける。


「熱い……!」
『オーエスオーエス! 頑張ってくださいコウタさん!』


 体を巡る熱いものは絶え間なく流れ続け、その熱さが一周回って逆に気持ち良くなってきた頃、ビームがエイプを押しのけ始めた。エイプの駆動系が完全にダウンしたのだ。


「いける……!」


 このまま耐え続ければいずれ勝てる。コウタはそう感じた。実際その通りで、エイプは駆動系以外も殆どのシステムがダウンしており、武装も融解していた。
 このまま、ものの数十秒でエイプを完全にスクラップに出来たはずだった。しかし。


『デビュー戦にしては派手さが足りませんねぇ』
「……は?」


 しかし、この非常に厄介なアシスタントはそんな地味な勝ち方を求めていなかった。
 栄えあるデビュー戦、ド派手に勝利を収めたがっていた。無論、コウタの意見ははなから聞いていないし、聞くつもりもない。


『コウタさん、もっとしっかり踏ん張っててくださいね! 出力300%――あ、一桁間違えちゃいました! てへ!』


 ――わざとらしいそのテヘペロがが聞こえたその瞬間。胸にある熱い何かが、爆発的に溢れた。


『3000%フルブラスト!! です!!』
「あんた何やってんです――アッッッツ!!!」


 アミスが叫ぶと、アークから左腕への導線が紅く輝く。
 腕がはち切れんばかりに膨らんだと勘違いするほどの莫大なエネルギーが一気に流動、放出され、コウタの視界全てが白で埋め尽くされた。
 体感温度も30倍になり、気付けばコウタは絶叫していた。


「熱い熱い熱い熱い熱い熱い! 死ぬ死ぬ死ぬ!」
『死にゃあしませんよ! 嘗めないでください!』


 30倍もの出力を強いられたガントレットは殆どその原型をなくし、辛うじて残った照射部だけが容赦なく酷使される。
 エネルギー供給機構はコウタのものを直接使っているため、全身、特に左腕がとんでもなく熱くなっている。
 体表温度がおよそ摂氏一万度に達した、その瞬間。


「うぐぁあああーー!!!」


 コウタの断末魔とともに、エイプは跡形もなく消し飛んだ。
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