夢に向かって翔け

結城時朗

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第二章

締切日まで1週間

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締切日まで1週間。
お互いの仕事の合間を縫って作業を進めていた。
「風来坊の設定を活かすってのは?」
英二の問いかけ対して、しばらくの沈黙があった。
「67年の設定?」
「うん」
「どういう感じにするの?」
「67年は、自分の命よりも、友人の命を大切にした男に感銘を受けた観測員がその魂をモデルにして、人間体になった」
「うん。待って!  まさかそのままとか言わないよね?」
「違う!ここからがモデルにした内容。 主人公は女性っていうのは変わらず、ベガっていう宇宙人は、透明となって、地球の様子を見てる状態。日本に立ち寄った際、たまたま宇宙人の侵略に出くわす、自衛隊が攻撃を決定、民間人の避難誘導をしていた女性隊員がいて、倒壊しそうになっているビルから」
「それは、71年と2008年の映画の内容合わせてない?」
「言われてみれば似てるな・・・」
「どうすんの?  締切まで1週間しかないんだよ!」
「さっきから俺の案ばっかり聞いてるけど、美波はどうなの?」
「私のは案としてはね」
ノートを見せる美波。
「田舎で育った主人公は、幼い時に祖父母の住む家へ里帰りをしていた時に、怪獣に町を襲われたの。その時、避難誘導してくれた警察官がいて、その警察官に憧れて、まず警察官を目指すの。 いつか自分もあの時のように、人助けできる人になれるようにって」
その内容を書き留める英二。
「そこから、警察官になった主人公は、日々の任務に当たる中で、幼い時に自分の街を襲った怪獣が再び出てくるの。避難誘導をする主人公。その時、崩れてきたビルのガレキが降ってきて下敷きになりそうになった時、巨大な人型宇宙人が現れて、下敷きになるのを助けるの。 けど周りの人には見えてないの。でも、主人公には見えてる。その宇宙人は、怪獣を追い払う。そこで消える宇宙人。って感じで第1話が終わる」
「さすがとしか言いようがない」
「感心しないで、何かないの?」
「気になったのは、同じ怪獣って言ってるけど、同じ種類とか仲間とかじゃないの?  子供の頃の怪獣って現れてから消えるまでどうなったのかな? っていうのは気になったかな」
「海外でも人気な怪獣は、一個体が何回も来るんじゃなくて、色々な個体がいて、何でか分からないけど日本に来るっていう展開じゃない?」
「まぁね」
「私がイメージするのは、別個体の同一種って感じ」
「なるほどね」
「内容は、これで行かして!」
「それ元に、書くわ!  定期的に見せるからイメージが違うかったら、教えて」
「了解! 私、寝るね!  明日朝からミーティングだから」
「ありがとう。俺の夢に手伝ってくれて」
「何言ってんの?  私だってこれが出来ること夢なんだから!」
「ありがとう!」
「おやすみ!」
寝室へ行く美波と早速書き始める英二。

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