夢に向かって翔け

結城時朗

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第二章

応募と結果

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締切当日
パソコンをスクロールして行く英二。
「よし、紆余曲折あったけど、やっと脱稿!」
「応募しよ!」
「目標は、1次選考に通ること!」
「はっ? 目標低すぎ。 目標は最優秀賞でしょ?」
「もちろんそうだけど、倍率が高いと思う。だからレベルを立てて目標を設置するんだよ!」
「アンタはそれでいいかもだけど、私は出すなら1番を目指す!」
お互いの目標がズレている。しかし、2人はそれはそれでいいと思っていた。

1ヶ月後

季節は残暑も無くなり、どこからか金木犀の香りが漂う季節となっていた。
英二は、パソコンのメールを確認していた。
「この公募の内容面白そうだな・・・」
新着メールの通知音が鳴る。
見覚えのないアドレスと[ご応募作品の結果について]の件名に急いで開く。

本文を読み上げる英二。
『宮澤英二様、竹中美波様
 この度は弊社主催の新ヒーローのオリジナル脚本に募集していただきまして誠にありがとうございました。
選考結果をお伝えします。
応募していただいた作品ですが、
厳正なる審査の結果、第1次選考を通過したことをお知らせ致します。』


近所に轟く声で
「ヨッシャーーーー!」
すぐに美波に連絡する。


ーー講和出版社(昼)ーー
講和出版に務める美波。
携帯が振動したのはミーティングで、自分が発言している時だった。
「以上、終わります」
電話を拒否し、ショートメールを送る

ーーリビングーー
電話を切られる英二。
すぐに届くショートメール。
『ごめん!今ミーティング中。後でかけ直す』
すぐに返信する。
『聞いて驚くことがあったぞ!』

ーー講和出版社ーー
英二の文面に胸騒ぎがした。
それから約1時間後
ミーティングルームを足早に出ていき、リフレッシュルームに行き
折り返しの電話をする。
「もしもし?  さっきの文面どういう意味?」
「良いか、落ち着いて聞けよ!」
「もったいぶらないで教えなさいよ!」
「俺たちが送った本が、1次選考に通ったぞ!」
「えっ?  えーーー!」
リフレッシュルームにいた他の社員が美波を一斉に見る。
電話の口元を押さえ、
「嘘じゃないよね? ホントよね?」
「嘘言うわけないだろ!」
「やったね!ドラマ化狙うよ!」
「メール転送するよ!  って言ったけど、メアド知らないから教えて!」
「わかった、後でLINEで送る。っていうかLINEで送れないの?」
「そっか!  送るよ!」
LINEの通知が来る。
「今、送ったから確認して!  そこに2次予選の内容もあるから」
「OK」
お互い電話を切る。
美波はガッツポーズをする。

ーーリビングーー
自分の手元に置いていた原稿が入った封筒を抱きしめる。
そのまま、ソファーに寝転がる。
急な睡魔と共に、眠りにつく英二。


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