夢に向かって翔け

結城時朗

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第四章

当日

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ーー発表当日ーー
東京・虎ノ門にある東洋テレビジョン(通称:OTS)
二人はスーツに身を包み、建物の前に立っていた。
顔を見合わせる二人。
「さぁ、行きますか!」
「やるっきゃない!」

ーーOTS・1階フロアーー
受付の女性に声をかける
「すみません」
「おはようございます。  本日はどのようなご要件でしょうか?」
「HEROプロジェクト最終審査に来ました」
「お名前をお伺いします」
「宮澤英二と竹中美波です。」
「担当に確認しますので、少々お待ちください」
「はい」

2分後

「宮澤様、竹中様おまたせしました。 こちらがワンデイパスです。  こちらを首からかけて頂き、入館ゲートを通って頂きましたら、高層階用エレベーターで21階までお上がりください。  そちらに担当者が立っています。」
「ありがとうございます!」
「頑張ってくださいね」
「頑張ります!」

ーーエレベーターホールーー
高層階用のエレベーターのボタンを押し待っていると
別のエレベーターが歩きゾロゾロと黒服が降りてくる
中から出てきたのは現内閣総理大臣の浅田静雄。
「すげー、さすがテレビ局」
「ほら、見てないで行くよ!」
美波に促されエレベーターに乗る

そのエレベーターは、ガラス張りで
途中から外の景色を見られるようになっていた
「東京タワー見えるよ!」
「こんな近くで見れるなんてすごいね!」
約15秒の上昇旅が終わる。
目的の21階に到着する。
エレベーターを出ると、前に担当者が立っていた。
「おはようございます。宮澤さん、竹中さんですね? 今回ご案内します、青野と申します。よろしくお願いいたします」
「よろしくお願いいたします」
「では、私に着いてきてください」
言われるまま、後ろを着いていく2人。
控え室Bと書かれた部屋に入る
「お時間になりましたら、お呼びしますので、椅子にかけてお待ちください。  あと、資料等はお持ちですか?」
「はい」
カバンから封筒とUSBを取り出す。
「この封筒の中に、プレゼン資料、デザイン画が入っています。  このUSBにデータが入っています」
「ありがとうございます。 お預かりします」
「よろしくお願いいたします」
青野が出て行き、椅子に座る2人。
机にはいわゆるケータリングが置かれている。
お茶を手に取る美波。
「緊張してきた・・・」
ゴクゴクと飲んでいく。
「飲みすぎると、トイレ行きたくなるぞ」
「それも無いくらい、緊張してるの!」
「為せば成る!  当たって砕けよう!」
10分後、青野が戻ってくる。
「失礼します。  プレゼンをお願いします。 2人でされますか?」
「いえ、僕だけで」
「竹中さんはどうされますか?  ここでも様子は見られますが」
「ここで、勇姿を見届けます!」
「では、宮澤さんよろしくお願いいたします」
青野について行く英二。

ーープレゼン会場ーー
部屋に入ると、プロダクションの社長山内、
ドラマ制作局第3部 プロデューサー武藤、
俳優の久元が座っていた。

山内が開口一番に
「では、見どころなどを3分ずつ計測します。  全て終わりましたら私たちから質問させていただきます」

こうして、2人の勝負が始まった。

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