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最終章
最終章ー追いかける○○ー
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ーーーーー地下駐車場ーーーーー
逃げようとする西野。
間一髪で○○にショートメールを送信する。
西野の後ろから手を回し、果物ナイフを突きつける。
麻衣「ねぇ?言うこと聞いて! お願いだから! 堀ちゃんみたいにしたくないの!」
西野「麻、衣?」
麻衣「今、体の自由はアイツに奪われてる。 言葉だけ、私!」
西野「訳分からへん!」
麻衣「殺したくない! お願いだから! 言うこと聞いて!」
麻衣の心と体は、カイに支配され始めていた。
麻衣「普通に暮らしたかった・・・ みんなと笑って居たかったよ!」
西野「この手退けて、警察に行こうよ!」
麻衣「行ったら、私は、起訴されて、裁判では死刑になる。 前代未聞だよね! アイドルで人気絶頂のメンバーが人格障害持って、その別の人格に支配されて、何人も手に掛けてるって」
西野「ウチが証言する! アンタの! 麻衣の別人格は、イジメが原因やって!」
麻衣「誰も信じてくれないよ!」
ーーーーー警視庁湾岸署刑事課・○○の机ーーーーー
電話を掛けている○○。
相手は西野だが、一方的に切られる。
○○は、電話の変わりにショートメールを送ろうとした。
その時、1件のメッセージが届く。
西野からの「助けてください!」という文字だった。
○○は、何事かと思い。捜査本部に向かう。
ーーーーー捜査本部ーーーーー
勢いよく中に入る○○。
慌てている様子に話しかける管理官。
管理官「なにバタバタしてるんだ!うるさいんだよ!」
○○「お前は黙ってろ!この薄らハゲ!」
管理官「薄ら・・・ハゲ・・・」
サイバー班を見つける○○。
○○「おい! 急ぎだ! 西野っていう女の子の携帯の位置情報出してくれ!」
サイバー捜査官1「西野?」
○○「えっーーと、西野菜々って子だよ!」
サイバー捜査官1「女優の?」
○○「早くしろ! 命が掛かってるんだよ!」
サイバー捜査官1「なんで? そんなに?」
○○「もしかしたら、重要参考人の麻衣に接触した可能性がある!」
サイバー捜査官1「まさか!」
急いで位置情報を出す。
サイバー捜査官1「出ました。 最後に確認されたのは、東京都港区東品川のマンションです。」
○○「ありがとうな!助かったよ!」
急いで出ていく○○。
ーーーーー湾岸署・地下駐車場ーーーーー
急いで、扉を開けると目の前に車が止まっていた。
田頭が運転席にいる。
窓を開けて、田頭が叫ぶ。
田頭「西田さん!乗ってください!」
○○「気が利くじゃねぇか!田頭!」
助手席に乗り込む○○と田頭は、急いで現場へと向かう。
ーーーーー車中ーーーーー
なんとも言えない空気が車内を漂っている。
田頭が先に口を開く。
田頭「すみませんでした西田さん」
○○「何が?」
田頭「あの後、反省しました。 警察も辞めようと思いました。 けど、悔しくて、このままでいいのかって、色々考えました。」
○○「・・・・・・」
田頭「西田さん! あの時みたいな事はしません。 警察として、1人の刑事として、また仕事さしてください!」
○○「勝手にしろ! その代わり、お前が次にいい加減な仕事したら警察を辞めろ。 良いな!」
田頭「はい。 誓います。」
○○「それより、まだ着かないのか!」
田頭「急いでますよ!」
○○「そこ左!」
ーーーーー西野のマンション・地下駐車場ーーーーー
ナイフを持っていた手が緩む
麻衣「着いてきて!」
西野「麻衣に戻ったの?」
麻衣「多分・・・自由が効くから」
ーーーーー地下駐車場ーーーーー
現場に到着する○○達。
入れ違うように1台の車が出る。
運転席を見る○○は声を上げる。
○○「今の車を追え!」
田頭「えっ?」
○○「西野が運転してた! 助手席には麻衣が乗ってる!」
田頭「わかりました!」
ドリフトするように、Uターンする車。
ーーーーー 首都高速湾岸線ーーーーー
西野はサイドミラーを見て、後を付けられているのに気づく。
西野「あかん! もう見つかった!」
麻衣「良いよ!そのまま人気のない所行こう!」
ーーーーー大黒ふ頭ーーーーー
関係者しか入れないエリアを行く西野車。
しっかりと、後を追っている○○車。
警備員が立って、通れないと合図を出している。
そのまま突っ込む西野車。
間一髪で避ける警備員。
警備員「止まれーー!」
後に続く○○車。
パトランプに気づく警備員
警備員「マジかよ!」
ーーーーー大黒ふ頭 コンテナ街ーーーーー
海辺近くのコンテナ街に到着する西野車
間を置いて停車する○○車
逃げようとする西野。
間一髪で○○にショートメールを送信する。
西野の後ろから手を回し、果物ナイフを突きつける。
麻衣「ねぇ?言うこと聞いて! お願いだから! 堀ちゃんみたいにしたくないの!」
西野「麻、衣?」
麻衣「今、体の自由はアイツに奪われてる。 言葉だけ、私!」
西野「訳分からへん!」
麻衣「殺したくない! お願いだから! 言うこと聞いて!」
麻衣の心と体は、カイに支配され始めていた。
麻衣「普通に暮らしたかった・・・ みんなと笑って居たかったよ!」
西野「この手退けて、警察に行こうよ!」
麻衣「行ったら、私は、起訴されて、裁判では死刑になる。 前代未聞だよね! アイドルで人気絶頂のメンバーが人格障害持って、その別の人格に支配されて、何人も手に掛けてるって」
西野「ウチが証言する! アンタの! 麻衣の別人格は、イジメが原因やって!」
麻衣「誰も信じてくれないよ!」
ーーーーー警視庁湾岸署刑事課・○○の机ーーーーー
電話を掛けている○○。
相手は西野だが、一方的に切られる。
○○は、電話の変わりにショートメールを送ろうとした。
その時、1件のメッセージが届く。
西野からの「助けてください!」という文字だった。
○○は、何事かと思い。捜査本部に向かう。
ーーーーー捜査本部ーーーーー
勢いよく中に入る○○。
慌てている様子に話しかける管理官。
管理官「なにバタバタしてるんだ!うるさいんだよ!」
○○「お前は黙ってろ!この薄らハゲ!」
管理官「薄ら・・・ハゲ・・・」
サイバー班を見つける○○。
○○「おい! 急ぎだ! 西野っていう女の子の携帯の位置情報出してくれ!」
サイバー捜査官1「西野?」
○○「えっーーと、西野菜々って子だよ!」
サイバー捜査官1「女優の?」
○○「早くしろ! 命が掛かってるんだよ!」
サイバー捜査官1「なんで? そんなに?」
○○「もしかしたら、重要参考人の麻衣に接触した可能性がある!」
サイバー捜査官1「まさか!」
急いで位置情報を出す。
サイバー捜査官1「出ました。 最後に確認されたのは、東京都港区東品川のマンションです。」
○○「ありがとうな!助かったよ!」
急いで出ていく○○。
ーーーーー湾岸署・地下駐車場ーーーーー
急いで、扉を開けると目の前に車が止まっていた。
田頭が運転席にいる。
窓を開けて、田頭が叫ぶ。
田頭「西田さん!乗ってください!」
○○「気が利くじゃねぇか!田頭!」
助手席に乗り込む○○と田頭は、急いで現場へと向かう。
ーーーーー車中ーーーーー
なんとも言えない空気が車内を漂っている。
田頭が先に口を開く。
田頭「すみませんでした西田さん」
○○「何が?」
田頭「あの後、反省しました。 警察も辞めようと思いました。 けど、悔しくて、このままでいいのかって、色々考えました。」
○○「・・・・・・」
田頭「西田さん! あの時みたいな事はしません。 警察として、1人の刑事として、また仕事さしてください!」
○○「勝手にしろ! その代わり、お前が次にいい加減な仕事したら警察を辞めろ。 良いな!」
田頭「はい。 誓います。」
○○「それより、まだ着かないのか!」
田頭「急いでますよ!」
○○「そこ左!」
ーーーーー西野のマンション・地下駐車場ーーーーー
ナイフを持っていた手が緩む
麻衣「着いてきて!」
西野「麻衣に戻ったの?」
麻衣「多分・・・自由が効くから」
ーーーーー地下駐車場ーーーーー
現場に到着する○○達。
入れ違うように1台の車が出る。
運転席を見る○○は声を上げる。
○○「今の車を追え!」
田頭「えっ?」
○○「西野が運転してた! 助手席には麻衣が乗ってる!」
田頭「わかりました!」
ドリフトするように、Uターンする車。
ーーーーー 首都高速湾岸線ーーーーー
西野はサイドミラーを見て、後を付けられているのに気づく。
西野「あかん! もう見つかった!」
麻衣「良いよ!そのまま人気のない所行こう!」
ーーーーー大黒ふ頭ーーーーー
関係者しか入れないエリアを行く西野車。
しっかりと、後を追っている○○車。
警備員が立って、通れないと合図を出している。
そのまま突っ込む西野車。
間一髪で避ける警備員。
警備員「止まれーー!」
後に続く○○車。
パトランプに気づく警備員
警備員「マジかよ!」
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間を置いて停車する○○車
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