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憑依
遭遇
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次の日、聖奈が会社に出勤すると、警察が早川のデスクを調べていた。
近くにいた社員に聞く聖奈。
聖奈「何かあったんですか?」
社員1「何か、早川さん、行方不明になったらしい。 家族が電話しても出ないから、最近のこともあって警察に通報したらしいんだけど」
聖奈「ホントに早川なんですか?」
社員「自宅に、携帯だけ残して姿を消したらしい」
聖奈「そんなことあります?」
刑事が聖奈の元へ来る、
刑事「あなたが安藤さん?」
聖奈「そうですけど・・・」
ーーテラスーー
軽い事情聴取を受ける聖奈。
聖奈「昨日ですか?」
刑事「安藤さんが1番仲が良いとお聞きしまして」
聖奈「待ってうください、私が疑われてるんですか?」
刑事「疑うのが仕事なもんで」
聖奈「私じゃないですからね!」
刑事「何も、殺されたってわけじゃないんですから、あまり否定されすぎると逆に怪しくなりますよ」
聖奈「昨日ですよね? 記憶ないんですよ!」
刑事「記憶がない?」
聖奈「昨日は、体調悪くて、ずっと頭が痛かったんで薬を飲んですぐに寝ました。記憶がないって言うより頭が痛すぎて気を失うように寝たんです」
刑事「そういう事ですか、安藤さん一人暮らしですか?」
聖奈「はい・・・」
刑事「という事は、証言者は居ないですね」
聖奈「そういうことですね」
刑事「なんであなたに話を聞いたかと言いますとね」
刑事が事情聴取の経緯を話し始めた。
鑑識が調べた結果、
聖奈へかける予定だったのか、番号が表示されていたこと
勤務中に聖奈へ掛けていたこと
検索履歴に行方不明に関することが調べられていたこと
など、行方不明になる当日までに、何回か出てきた聖奈とのやり取りからだった。
刑事「すみません。お時間取らせて」
聖奈「必ず見つけ出してください」
刑事「善処します」
ーーオフィス・自席ーー
聖奈の席に竹村が座っている。
竹村「朝から大変だね」
聖奈「竹村さんって、最近よく来ますけど、暇なんですか?」
竹村「仕事の中休みだよ! こっちは朝の6時に出社してるんだから、その分帰るのは早いけどね」
聖奈「羨ましいですね」
竹村「何?犯人なの?」
聖奈「冗談でも言っていいことと悪いことがありますけど?」
竹村「同期の子が行方が分からないのは、心配だよな?」
聖奈「もちろん心配ですよ! でも自分じゃどうしようも出来ないですし」
竹村「確かにな。 安藤ちゃん、君も気をつけなよ!」
聖奈「えぇ。分かってます」
立ち去る竹村。
聖奈M「正直、内心はドキドキしていた。 昨日の夜の記憶がすっぽりと消えているのも不思議だったし、早川がいなくなったのも、怖くて仕方なかった。 次は自分なんだろうか? 身の回りでたった1人いなくなるだけで、そう感じていた」
ーー夜・聖奈の部屋ーー
寝ている聖奈。
ひとりでに動くネックレス。
宙に浮かぶと、聖奈の首目掛けて飛んでいき、巻き付く。
見る見るうちに、聖奈からキキョウの姿へ変わって行くと、目が開いて起き上がる。
ーーとある公園・夜ーー
終電を乗り過ごした1人の女性が、公園の遊歩道を歩いていた。
女性「終電逃すとかまじで最悪なんだけど」
誰かと通話している女性。
女性「最近、行方不明事件が多いから、マジで怖いんだけどね」
電話の声「ホント気をつけなよ!」
目の前に現れるキキョウ。
キキョウ「お嬢さん、行方不明の真実知りたくない?」
無視する女性。
キキョウ「待ちなよ、お嬢さん」
肩を掴むキキョウ。
女性「警察呼びますよ!」
キキョウ「呼べるものなら、呼んでみなさい。 その頃にはあなたもユートピアへ行ってる頃だと思うけど」
女性「ごめん!一旦切るわ!」
電話を切ると、即座に緊急通報のボタンを押す女性。
タイミングよく自転車で通りかかる警察官。
その警察官は聖奈の恋人である俊一だった。
俊一「どうかされましたか?」
女性「いや、この人が!」
キキョウがいた方向に向き直すが、姿が無かった。
一瞬のうちに、キキョウは、女性の背後に回り込み、口を塞ぐ。
既に意識を失っている女性。
キキョウ「そこの無能な人間よ! これ以上関わるな!」
声の方向に向く俊一。
俊一は、一瞬でキキョウが聖奈だと言うことを見抜く。
俊一「何をしてるんだ! お前、聖奈だろ? 馬鹿なマネはやめろ!」
キキョウ「この人間、聖奈というのか。 こいつは、私が活動するための箱に過ぎないが、いずれこの肉体共々侵食する。 お前には助けることが出来ないだろう」
俊一は、拳銃を構える。
キキョウ「もう、お前と会うことはない。 さらばだ!」
女性と一緒に消えるキキョウ。
俊一「待て!」
当たりを見回す俊一。
地面には、連れ去られた女性のカバンが落ちていた。
携帯で電話をかける俊一。
画面には聖奈の文字。
俊一「なんで出ないんだよ!」
自分が目撃したものを信じたくない俊一。
俊一は、電話を切ると、無線で連絡をする。
俊一「こちら、藤村、連れ去り事件発生!」
しばらくして、鳴り響くパトカーのサイレン。
続
近くにいた社員に聞く聖奈。
聖奈「何かあったんですか?」
社員1「何か、早川さん、行方不明になったらしい。 家族が電話しても出ないから、最近のこともあって警察に通報したらしいんだけど」
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社員「自宅に、携帯だけ残して姿を消したらしい」
聖奈「そんなことあります?」
刑事が聖奈の元へ来る、
刑事「あなたが安藤さん?」
聖奈「そうですけど・・・」
ーーテラスーー
軽い事情聴取を受ける聖奈。
聖奈「昨日ですか?」
刑事「安藤さんが1番仲が良いとお聞きしまして」
聖奈「待ってうください、私が疑われてるんですか?」
刑事「疑うのが仕事なもんで」
聖奈「私じゃないですからね!」
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聖奈「昨日ですよね? 記憶ないんですよ!」
刑事「記憶がない?」
聖奈「昨日は、体調悪くて、ずっと頭が痛かったんで薬を飲んですぐに寝ました。記憶がないって言うより頭が痛すぎて気を失うように寝たんです」
刑事「そういう事ですか、安藤さん一人暮らしですか?」
聖奈「はい・・・」
刑事「という事は、証言者は居ないですね」
聖奈「そういうことですね」
刑事「なんであなたに話を聞いたかと言いますとね」
刑事が事情聴取の経緯を話し始めた。
鑑識が調べた結果、
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勤務中に聖奈へ掛けていたこと
検索履歴に行方不明に関することが調べられていたこと
など、行方不明になる当日までに、何回か出てきた聖奈とのやり取りからだった。
刑事「すみません。お時間取らせて」
聖奈「必ず見つけ出してください」
刑事「善処します」
ーーオフィス・自席ーー
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竹村「朝から大変だね」
聖奈「竹村さんって、最近よく来ますけど、暇なんですか?」
竹村「仕事の中休みだよ! こっちは朝の6時に出社してるんだから、その分帰るのは早いけどね」
聖奈「羨ましいですね」
竹村「何?犯人なの?」
聖奈「冗談でも言っていいことと悪いことがありますけど?」
竹村「同期の子が行方が分からないのは、心配だよな?」
聖奈「もちろん心配ですよ! でも自分じゃどうしようも出来ないですし」
竹村「確かにな。 安藤ちゃん、君も気をつけなよ!」
聖奈「えぇ。分かってます」
立ち去る竹村。
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寝ている聖奈。
ひとりでに動くネックレス。
宙に浮かぶと、聖奈の首目掛けて飛んでいき、巻き付く。
見る見るうちに、聖奈からキキョウの姿へ変わって行くと、目が開いて起き上がる。
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目の前に現れるキキョウ。
キキョウ「お嬢さん、行方不明の真実知りたくない?」
無視する女性。
キキョウ「待ちなよ、お嬢さん」
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キキョウ「呼べるものなら、呼んでみなさい。 その頃にはあなたもユートピアへ行ってる頃だと思うけど」
女性「ごめん!一旦切るわ!」
電話を切ると、即座に緊急通報のボタンを押す女性。
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俊一「どうかされましたか?」
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キキョウがいた方向に向き直すが、姿が無かった。
一瞬のうちに、キキョウは、女性の背後に回り込み、口を塞ぐ。
既に意識を失っている女性。
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声の方向に向く俊一。
俊一は、一瞬でキキョウが聖奈だと言うことを見抜く。
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俊一は、拳銃を構える。
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俊一「待て!」
当たりを見回す俊一。
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携帯で電話をかける俊一。
画面には聖奈の文字。
俊一「なんで出ないんだよ!」
自分が目撃したものを信じたくない俊一。
俊一は、電話を切ると、無線で連絡をする。
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