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【疾風・戦神編】
重力の檻を抜けて、修羅の庭へ
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浮遊感。
内臓が喉の奥までせり上がってくるような、強烈な吐き気。
俺は今、落ちている。
愛馬・太夫黒(たゆうぐろ)の背にしがみつき、ほぼ垂直の断崖を滑落している。
蹄が岩を削り、火花が散る。馬がいななこうとするが、強すぎる風圧がその声を押し殺す。
(死ぬか?)
現代人の理性が、遅れて恐怖の信号を発する。
物理演算のエラーだ。摩擦係数が足りない。この速度で着地すれば、運動エネルギーは馬の脚をへし折り、俺の全身を肉袋に変える。
だが、義経の本能がそれを否定する。
――否。御せる。
俺は手綱を引くのではなく、緩めた。
恐怖に駆られてブレーキをかければ、前のめりに転倒して終わりだ。重力に逆らうな。重力と寝ろ。
馬の首筋に顔を埋め、人馬一体となって重心を極限まで低くする。
ガガガガッ!
太夫黒が奇跡的なバランス感覚で、岩棚の突起を蹴った。
滑落が、制御された「跳躍」に変わる。
後ろから続く兵たちの絶叫が、風に千切れて聞こえる。だが、誰も止まらない。俺が飛んだからだ。指揮官が狂気を見せれば、部下は死ぬまでついてくる。集団ヒステリーの極致。
眼下に、平家陣営の屋根が迫る。
美しい陣幕だ。紅地に金の蝶。優雅な貴族たちが、朝餉(あさげ)の支度をしているのが見える。
平和な朝だ。
あと数秒で、地獄に変わるとも知らずに。
「……着くぞ!」
俺は奥歯が砕けるほど食いしばった。
太夫黒が最後の岩棚を蹴り、宙を舞う。
ズドォォォォンッ!!
着地。
馬の脚が悲鳴を上げ、地面が陥没するほどの衝撃。
俺は鞍(くら)の上でボールのように身体を丸め、衝撃を脊椎から逃がした。
土煙が舞い上がる。
一瞬の静寂。
目の前に、湯気を立てる粥(かゆ)の椀を持った平家の武者がいた。
彼は口を半開きにし、空から降ってきた泥だらけの騎馬武者を見上げている。
その目が「ありえない」と語っていた。
ここは一ノ谷の背後。絶壁の下。敵が来るはずのない聖域。
俺は太刀を振り上げ、その呆けた顔を脳天から叩き割った。
グシャリ。
鮮血が粥の椀に飛び散る。
それが、号砲だった。
「敵襲ぅぅぅッ!?」
「崖から! 崖から化け物が降ってきたぞ!!」
悲鳴が連鎖するより速く、俺の背後から数十、数百の騎馬が着地した。
脚を折って転がる馬、投げ出されて首を折る兵。
だが、生き残った者たちは、地獄の底から這い上がった鬼そのものだった。死の恐怖を乗り越えたアドレナリンが、彼らを凶暴な殺戮マシーンに変えていた。
「火を放て! 一匹も逃がすな!」
俺は叫びながら、陣幕に松明を投げ込んだ。
乾いた布が爆発的に燃え上がる。
黒煙が空を覆い、優雅な御殿のような陣営は、瞬く間に阿鼻叫喚の坩堝(るつぼ)と化した。
***
戦闘ではない。
これは、災害だ。
鎧を着る暇もなかった平家の公達(きんだち)が、白い水干(すいかん)姿のまま逃げ惑う。
彼らは戦いを知らないわけではない。だが、彼らの知る戦とは、名乗りを上げ、矢を交わし、雅やかに舞う儀式のことだ。
こんな、泥足で食卓を踏み荒らすような暴力は知らない。
「野蛮人め! 名乗りも上げぬか!」
立派な髭を蓄えた老武者が、太刀を抜いて立ちはだかった。
俺は名乗らない。
馬の速度を落とさず、すれ違いざまに首を刎ねた。
首が宙を舞い、胴体だけがまだ構えを解かずに立ち尽くす。
「ひ、ひぃぃ……」
それを見た若い兵たちが、武器を捨てて海へ向かって走り出す。
海へ。
そこが唯一の逃げ道だと思っている。
だが、俺は知っている。海こそが死地だ。
沖には源氏の船団が待ち構えているわけではない。ただ、重い鎧を着て、冷たい冬の海に飛び込めばどうなるか。
「溺れるぞ。見ろ」
隣に来た弁慶が、顔を歪めて海を指差した。
無数の平家兵が、我先にと小舟に殺到していた。定員を超えた小舟が次々と転覆し、鎧の重みで沈んでいく。
水面に浮かぶのは、烏帽子(えぼし)と、美しい着物の切れ端だけ。
「……残酷な景色だ」
俺は呟いた。
胸の奥がチリチリと痛む。
現代人の俺の感性が「やりすぎだ」と訴えている。彼らにも家族がいる。守るべき文化があった。それを俺は、効率という名の暴力で粉々に砕いた。
だが、義経としての記憶がそれをねじ伏せる。
(情けをかければ、殺されるのは俺たちだ。兄上は結果しか見ない)
ふと、一際激しい剣戟の音が聞こえた。
燃え盛る櫓(やぐら)の下。
佐藤継信(つぐのぶ)が、一人の巨漢と渡り合っていた。
平教経(たいらののりつね)。
平家随一の猛将。この混乱の中で唯一、パニックに飲まれず、鬼神の如き強さで源氏兵をなぎ倒している。
「来い! 源氏の腰抜け共! 崖から降りてくるだけの猿知恵か!」
教経が吠える。その太刀筋は剛剣そのもの。継信が盾で受けるが、衝撃で体勢を崩される。
「助太刀無用!」
俺が駆け寄ろうとするのを、継信が怒声で止めた。
「こやつは俺がやる! 大将は前へ!」
継信の目には、覚悟が決まっていた。
俺は一瞬迷い、そして馬首を巡らせた。
部下を信じる。それも指揮官の仕事だ。
「死ぬなよ、継信!」
俺は叫び、炎の向こうへと馬を走らせた。
背後で、再び激しい金属音が響く。それが、俺が聞いた継信の最後の剣戟となったかもしれない。
***
夕刻。
一ノ谷は死屍累々の荒野と化していた。
勝敗は決した。
平家は総崩れとなり、多くの将が一ノ谷の土となるか、海のもくずと消えた。
俺は海岸線に馬を止め、血塗れの刀を海水で洗っていた。
波が赤い。
寄せては返す波が、あちこちに転がる平家の死体を揺らしている。
「……勝ちましたな」
弁慶が近づいてきた。その巨体にも無数の矢傷がある。
「大勝利です。これで平家の勢力は半減しました」
「ああ」
俺は短く答えた。
勝利の高揚感はない。あるのは、重たい疲労感と、鼻にこびりついた血の臭いだけだ。
ふと、足元に一人の若武者の死体が転がっているのが目に入った。
まだ十代だろうか。白粉(おしろい)を塗った端正な顔立ち。腰には美しい笛が差してある。
平敦盛(たいらのあつもり)。
史実では熊谷直実(くまがいなおざね)に討たれたとされる少年だ。
彼もまた、俺が起こした「雪崩」に巻き込まれて死んだ。笛を吹くための唇は、今は紫色に変色し、二度と音を奏でることはない。
俺は懐から手拭いを取り出し、刀の水分を丁寧に拭き取った。
手が震えている。寒さのせいではない。
「……弁慶。俺たちは英雄か? それとも虐殺者か?」
「両方でしょう」
弁慶は淡々と答えた。
「歴史書には英雄と書かれ、敗者の怨念の中では鬼と書かれる。……ですが殿、あなたが選んだ道です。地獄の底までお供しますよ」
俺は鞘に刀を納めた。
カチリ、という音が、ひどく大きく響いた。
「行くぞ。検分だ」
俺は馬に跨った。
「首を数えろ。京の法皇様と、鎌倉の兄上に送る『成果物』だ」
西日が、燃え尽きた一ノ谷を照らしている。
俺の影が、長く、黒く、砂浜に伸びていた。
それはまるで、これから俺が歩む修羅の道の長さを暗示しているようだった。
内臓が喉の奥までせり上がってくるような、強烈な吐き気。
俺は今、落ちている。
愛馬・太夫黒(たゆうぐろ)の背にしがみつき、ほぼ垂直の断崖を滑落している。
蹄が岩を削り、火花が散る。馬がいななこうとするが、強すぎる風圧がその声を押し殺す。
(死ぬか?)
現代人の理性が、遅れて恐怖の信号を発する。
物理演算のエラーだ。摩擦係数が足りない。この速度で着地すれば、運動エネルギーは馬の脚をへし折り、俺の全身を肉袋に変える。
だが、義経の本能がそれを否定する。
――否。御せる。
俺は手綱を引くのではなく、緩めた。
恐怖に駆られてブレーキをかければ、前のめりに転倒して終わりだ。重力に逆らうな。重力と寝ろ。
馬の首筋に顔を埋め、人馬一体となって重心を極限まで低くする。
ガガガガッ!
太夫黒が奇跡的なバランス感覚で、岩棚の突起を蹴った。
滑落が、制御された「跳躍」に変わる。
後ろから続く兵たちの絶叫が、風に千切れて聞こえる。だが、誰も止まらない。俺が飛んだからだ。指揮官が狂気を見せれば、部下は死ぬまでついてくる。集団ヒステリーの極致。
眼下に、平家陣営の屋根が迫る。
美しい陣幕だ。紅地に金の蝶。優雅な貴族たちが、朝餉(あさげ)の支度をしているのが見える。
平和な朝だ。
あと数秒で、地獄に変わるとも知らずに。
「……着くぞ!」
俺は奥歯が砕けるほど食いしばった。
太夫黒が最後の岩棚を蹴り、宙を舞う。
ズドォォォォンッ!!
着地。
馬の脚が悲鳴を上げ、地面が陥没するほどの衝撃。
俺は鞍(くら)の上でボールのように身体を丸め、衝撃を脊椎から逃がした。
土煙が舞い上がる。
一瞬の静寂。
目の前に、湯気を立てる粥(かゆ)の椀を持った平家の武者がいた。
彼は口を半開きにし、空から降ってきた泥だらけの騎馬武者を見上げている。
その目が「ありえない」と語っていた。
ここは一ノ谷の背後。絶壁の下。敵が来るはずのない聖域。
俺は太刀を振り上げ、その呆けた顔を脳天から叩き割った。
グシャリ。
鮮血が粥の椀に飛び散る。
それが、号砲だった。
「敵襲ぅぅぅッ!?」
「崖から! 崖から化け物が降ってきたぞ!!」
悲鳴が連鎖するより速く、俺の背後から数十、数百の騎馬が着地した。
脚を折って転がる馬、投げ出されて首を折る兵。
だが、生き残った者たちは、地獄の底から這い上がった鬼そのものだった。死の恐怖を乗り越えたアドレナリンが、彼らを凶暴な殺戮マシーンに変えていた。
「火を放て! 一匹も逃がすな!」
俺は叫びながら、陣幕に松明を投げ込んだ。
乾いた布が爆発的に燃え上がる。
黒煙が空を覆い、優雅な御殿のような陣営は、瞬く間に阿鼻叫喚の坩堝(るつぼ)と化した。
***
戦闘ではない。
これは、災害だ。
鎧を着る暇もなかった平家の公達(きんだち)が、白い水干(すいかん)姿のまま逃げ惑う。
彼らは戦いを知らないわけではない。だが、彼らの知る戦とは、名乗りを上げ、矢を交わし、雅やかに舞う儀式のことだ。
こんな、泥足で食卓を踏み荒らすような暴力は知らない。
「野蛮人め! 名乗りも上げぬか!」
立派な髭を蓄えた老武者が、太刀を抜いて立ちはだかった。
俺は名乗らない。
馬の速度を落とさず、すれ違いざまに首を刎ねた。
首が宙を舞い、胴体だけがまだ構えを解かずに立ち尽くす。
「ひ、ひぃぃ……」
それを見た若い兵たちが、武器を捨てて海へ向かって走り出す。
海へ。
そこが唯一の逃げ道だと思っている。
だが、俺は知っている。海こそが死地だ。
沖には源氏の船団が待ち構えているわけではない。ただ、重い鎧を着て、冷たい冬の海に飛び込めばどうなるか。
「溺れるぞ。見ろ」
隣に来た弁慶が、顔を歪めて海を指差した。
無数の平家兵が、我先にと小舟に殺到していた。定員を超えた小舟が次々と転覆し、鎧の重みで沈んでいく。
水面に浮かぶのは、烏帽子(えぼし)と、美しい着物の切れ端だけ。
「……残酷な景色だ」
俺は呟いた。
胸の奥がチリチリと痛む。
現代人の俺の感性が「やりすぎだ」と訴えている。彼らにも家族がいる。守るべき文化があった。それを俺は、効率という名の暴力で粉々に砕いた。
だが、義経としての記憶がそれをねじ伏せる。
(情けをかければ、殺されるのは俺たちだ。兄上は結果しか見ない)
ふと、一際激しい剣戟の音が聞こえた。
燃え盛る櫓(やぐら)の下。
佐藤継信(つぐのぶ)が、一人の巨漢と渡り合っていた。
平教経(たいらののりつね)。
平家随一の猛将。この混乱の中で唯一、パニックに飲まれず、鬼神の如き強さで源氏兵をなぎ倒している。
「来い! 源氏の腰抜け共! 崖から降りてくるだけの猿知恵か!」
教経が吠える。その太刀筋は剛剣そのもの。継信が盾で受けるが、衝撃で体勢を崩される。
「助太刀無用!」
俺が駆け寄ろうとするのを、継信が怒声で止めた。
「こやつは俺がやる! 大将は前へ!」
継信の目には、覚悟が決まっていた。
俺は一瞬迷い、そして馬首を巡らせた。
部下を信じる。それも指揮官の仕事だ。
「死ぬなよ、継信!」
俺は叫び、炎の向こうへと馬を走らせた。
背後で、再び激しい金属音が響く。それが、俺が聞いた継信の最後の剣戟となったかもしれない。
***
夕刻。
一ノ谷は死屍累々の荒野と化していた。
勝敗は決した。
平家は総崩れとなり、多くの将が一ノ谷の土となるか、海のもくずと消えた。
俺は海岸線に馬を止め、血塗れの刀を海水で洗っていた。
波が赤い。
寄せては返す波が、あちこちに転がる平家の死体を揺らしている。
「……勝ちましたな」
弁慶が近づいてきた。その巨体にも無数の矢傷がある。
「大勝利です。これで平家の勢力は半減しました」
「ああ」
俺は短く答えた。
勝利の高揚感はない。あるのは、重たい疲労感と、鼻にこびりついた血の臭いだけだ。
ふと、足元に一人の若武者の死体が転がっているのが目に入った。
まだ十代だろうか。白粉(おしろい)を塗った端正な顔立ち。腰には美しい笛が差してある。
平敦盛(たいらのあつもり)。
史実では熊谷直実(くまがいなおざね)に討たれたとされる少年だ。
彼もまた、俺が起こした「雪崩」に巻き込まれて死んだ。笛を吹くための唇は、今は紫色に変色し、二度と音を奏でることはない。
俺は懐から手拭いを取り出し、刀の水分を丁寧に拭き取った。
手が震えている。寒さのせいではない。
「……弁慶。俺たちは英雄か? それとも虐殺者か?」
「両方でしょう」
弁慶は淡々と答えた。
「歴史書には英雄と書かれ、敗者の怨念の中では鬼と書かれる。……ですが殿、あなたが選んだ道です。地獄の底までお供しますよ」
俺は鞘に刀を納めた。
カチリ、という音が、ひどく大きく響いた。
「行くぞ。検分だ」
俺は馬に跨った。
「首を数えろ。京の法皇様と、鎌倉の兄上に送る『成果物』だ」
西日が、燃え尽きた一ノ谷を照らしている。
俺の影が、長く、黒く、砂浜に伸びていた。
それはまるで、これから俺が歩む修羅の道の長さを暗示しているようだった。
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