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第一章:聖女から冒険者へ
11.心の準備
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「……はぁっ、んぅ……」
イザナは何度も啄むようなキスを繰り返してきて、その度にちゅっと言うリップ音が室内に響き渡る。
彼は私の頬をしっかりと掌で押さえている為、私はその口付けから逃げられない。
私はこうされることをずっと望んでいたのだから、逃げる気など更々なかったが、ドキドキし過ぎて息をするのも忘れてしまい時折苦しそうに眉を寄せていた。
(私……、今イザナとキスしてるんだ。夢みたい……)
そんなことを考え、私は多幸感に一人で浸っていた。
「もう蕩けきった顔を見せるのか? ルナは本当に可愛いな」
「はぁっ……」
イザナは私の唇に舌を這わせ、味わうように舐めていく。
甘い痺れと熱が唇から体中へと伝わっていく気がして、全身が火照っていくのをふわふわとした頭の中で感じていた。
キスがこんなにも気持ち良いものだということを、始めて知った瞬間でもあった。
「ルナ、口を開けて」
「く、ち? ……っんん!?」
イザナは一度唇を剥がすと、私の瞳を熱っぽい顔で見つめながら静かにそう言った。
彼の頬も僅かに火照っているように見えて、普段よりも艶っぽく映り私はドキドキしてしまう。
私が聞き返そうとして薄く唇を開けた瞬間、再び塞がれる。
すると私の咥内にイザナの熱くなった舌が滑り込んできて、私は驚いて目を見開いた。
「……んぅっ!!」
(な、なんか口の中に入って来た!?)
イザナはお互いの舌を絡ませる様に深く口付けていく。
私の舌が逃げようとすると、まるで逃がさないと言わんばかりに追い詰められ深く吸われてしまう。
「逃げないで。ルナも絡めてみて」
「はぁっ……、む、りっ……んんっ!!」
イザナの言葉に私は涙目で小さく答えた。
しかし、すぐにまた塞がれ簡単に舌を絡めとられてしまう。
(こんなの恥ずかしい……、私には無理だよっ!)
「こういう事されるのは嫌か?」
「……っ、い、やじゃ……ない、けどっ」
イザナは再び唇を剥がすと、私の顔を覗き込みながら聞いて来る。
私は顔を真っ赤にさせながら恥ずかしそうに答えた。
嫌なんかじゃない。
イザナが私のことを求めてくれるのは素直に嬉しかったし、ずっとこうされたいと思っていた。
ただ思っていた以上にキスが激しくて、少し驚いてしまっただけだ。
それと少し恥ずかしかった。
「このままベッドに行こうか」
「え?」
突然ベッドと言われ、私は驚き過ぎて固まっていた。
私がきょとんとしていると、イザナは体を寄せて来て、そのまま私の体を横向きに軽々と抱き上げた。
突然ふわっと体が浮き上がり、慌てるように彼の首に手を回した。
(抱っこされてる!?)
私は慣れない事に動揺してしまい、思わず足をバタバタと揺らしていた。
「ルナ、暴れないで。落としたら大変だからね」
「待って、自分で歩けるよっ!」
「今は私に運ばれていて」
「……っ、わかった」
こんな風にお姫様抱っこされるのも初めてのことだった。
私はイザナの首にぎゅっと掴まりながら、ベッドの方向に視線を向けていた。
その間も私の鼓動はバクバクと更に音を上げていく。
こんなの緊張しない方がおかしい。
そしてここまで来たら、さすがにこれから何をされるのか予想出来てしまう。
(どうしよう……。私、このままイザナと……す、するの!? 嬉しいけど心の準備が!)
イザナとだったらそういう事をしても構わないとずっと思って来たけど、あまりにも展開が早すぎて私の頭は追い付いていないようだった。
心の準備も出来ないまま、胸の奥はバクバクと激しく鼓動を打っている。
そんなことを考えているとあっという間にベッドまで到着してしまい、彼はゆっくりと私の事を下ろしてくれた。
「イザナ、あ、あのっ! 私、まだ心の準備が……」
「二年も待ったのだから、もう待ちたくはないな」
私が動揺する様に答えると、イザナは静かな声でさらりと言った。
たしかにその通りだと納得は出来てしまう。
しかしそんなことを言われても私の緊張は解ける筈もなかった。
寧ろもう待たないとはっきりと言われてしまったことで、私は更に追い詰められていく。
私が一人で動揺していると、突然額に口付けられ私は泣きそうな顔で彼の事を見つめていた。
「そんな顔をされると困るな」
「うっ、……ごめん」
「いや、謝らないで。私が急かしていることには変わりないのだからな」
「……あ、あのっ! 私、戦って汗掻いちゃったからまずは湯浴みをしてくるね!」
私は良い時間稼ぎを見つけて、焦るように伝えた。
「それなら一緒に行こうか」
イザナは特に考えることなく当然の様に返して来た。
予想外の返答が返って来て、更に私は動揺してしまう。
「一緒にとか、絶対無理っ!! 恥ずかしいよ」
「ルナは本当に恥ずかしがりだね。可愛いな。だけど、どの道全て見ることになるんだよ?」
私は顔を真っ赤に染めながら「そうだけど……」と困ったように答えた。
「でもまあ、あまり意地悪な事を言って、ルナを困らせるのも可哀そうかな。分かったよ。今日は折れてあげる。ゆっくり入って心の準備をしておいで」
「うん! ありがとう……! 行って来るね!」
私はその言葉にほっとするとベッドから起き上がり、部屋の奥にある浴場へと向かった。
イザナは『今日は』と言っていた。
次からは一緒にお風呂に入ろうとでも考えているのだろうか。
そんなことを想像してしまうと、顔に熱が篭っていく。
(とりあえず、助かった。お風呂に浸かりながら、ゆっくり心の準備をしないと……)
***
私は服を脱いで浴場に入るとまず体を洗い始めた。
これからイザナに全身を見られてしまうのだから、丁寧に何度も体を洗っていた。
長く洗う事で、時間を多く取れるという理由もあった。
(本当にこの後イザナと……)
ずっとイザナに触れてもらいたかったはずなのに、いざその場面がやってくるとどうしたらいいのか分からない気持ちになり、ただただ緊張してしまう。
先程から胸の鼓動が激しく鳴りっぱなしで、全然治まる気配はない。
そんなことを考えていたら体を洗い終えていた。
次は髪を丁寧に洗い始めたが、結局心の準備なんて出来ないまま浴場を出ることになった。
お湯に浸かって考えようとも思ったが、既に体が火照っていたので、これ以上長湯すればのぼせてしまうと思いそのまま出て来た。
私は浴場を出ると置かれていたタオルで体を拭き、ガウンを羽織った。
洗面台に置かれていた鏡が目に入り、前に立ち覗き込むと私の顔は随分と火照っている様に見えた。
お風呂上りだからなのか、緊張でそうなっているのか、恐らくはその両方なのだろう。
私はガウンを羽織ったまま部屋の方へと戻ると、イザナと視線が合いドキッと心臓が飛び跳ねた。
「おかえり。心の準備は出来た?」
「ううん、無理だった」
私が困った顔で「はは」と苦笑を見せると、イザナは「そうか」と笑っていた。
「ルナ、こっちにおいで。髪がまだ濡れてるみたいだから乾かしてあげるよ」
「うん、ありがとう」
イザナに呼ばれて、私はベッドの方まで移動した。
私がイザナの隣に座ると「後ろを向いて」と言われて、その通りに彼に背中を向けた。
すると暫くしてから、ふわっとした心地の良い風を感じた。
イザナは風の魔法を使って私の髪を乾かしてくれているようだ。
(魔法って便利だな)
「これで大丈夫かな。それじゃあ、私も入ってくるから暫く待っていて」
イザナはベッドから立ち上がったので、浴場の方に向かうのかと思っていたが、私の顔を覗き込んで来た。
「……?」
私はどうしたんだろうと思って顔を上げると、彼はは小さく微笑み私の唇にそっと口付けて来た。
不意打ちのキスで私の顔は一気に赤く染まる。
(……!?)
「ルナは本当に顔を赤くするのが得意だね。可愛いな」
「……っ!! 早く入ってきなよっ!」
私は恥ずかしそうに顔を逸らすと、急かすように促した。
(び、びっくしりた……! イザナでもそういうことするんだ)
「そうだね、入ってくるよ。戻ってくるまでに今度こそ、心の準備頑張ってね」
イザナは愉し気な口調で言うと、浴場の方へと消えて行った。
またからかわれた! と思ったけど、嫌な気持ちはしなかった。
寧ろ私の心はどこか浮かれていたのだと思う。
きっとこんな風なやりとりを出来ることが、素直に嬉しいのだろう。
私はベッドの端にちょこんと座りながら、胸に手を当てて心を落ち着かせようとしていた。
だけど鼓動は早くなるばかりで、治まる事は無かった。
イザナは何度も啄むようなキスを繰り返してきて、その度にちゅっと言うリップ音が室内に響き渡る。
彼は私の頬をしっかりと掌で押さえている為、私はその口付けから逃げられない。
私はこうされることをずっと望んでいたのだから、逃げる気など更々なかったが、ドキドキし過ぎて息をするのも忘れてしまい時折苦しそうに眉を寄せていた。
(私……、今イザナとキスしてるんだ。夢みたい……)
そんなことを考え、私は多幸感に一人で浸っていた。
「もう蕩けきった顔を見せるのか? ルナは本当に可愛いな」
「はぁっ……」
イザナは私の唇に舌を這わせ、味わうように舐めていく。
甘い痺れと熱が唇から体中へと伝わっていく気がして、全身が火照っていくのをふわふわとした頭の中で感じていた。
キスがこんなにも気持ち良いものだということを、始めて知った瞬間でもあった。
「ルナ、口を開けて」
「く、ち? ……っんん!?」
イザナは一度唇を剥がすと、私の瞳を熱っぽい顔で見つめながら静かにそう言った。
彼の頬も僅かに火照っているように見えて、普段よりも艶っぽく映り私はドキドキしてしまう。
私が聞き返そうとして薄く唇を開けた瞬間、再び塞がれる。
すると私の咥内にイザナの熱くなった舌が滑り込んできて、私は驚いて目を見開いた。
「……んぅっ!!」
(な、なんか口の中に入って来た!?)
イザナはお互いの舌を絡ませる様に深く口付けていく。
私の舌が逃げようとすると、まるで逃がさないと言わんばかりに追い詰められ深く吸われてしまう。
「逃げないで。ルナも絡めてみて」
「はぁっ……、む、りっ……んんっ!!」
イザナの言葉に私は涙目で小さく答えた。
しかし、すぐにまた塞がれ簡単に舌を絡めとられてしまう。
(こんなの恥ずかしい……、私には無理だよっ!)
「こういう事されるのは嫌か?」
「……っ、い、やじゃ……ない、けどっ」
イザナは再び唇を剥がすと、私の顔を覗き込みながら聞いて来る。
私は顔を真っ赤にさせながら恥ずかしそうに答えた。
嫌なんかじゃない。
イザナが私のことを求めてくれるのは素直に嬉しかったし、ずっとこうされたいと思っていた。
ただ思っていた以上にキスが激しくて、少し驚いてしまっただけだ。
それと少し恥ずかしかった。
「このままベッドに行こうか」
「え?」
突然ベッドと言われ、私は驚き過ぎて固まっていた。
私がきょとんとしていると、イザナは体を寄せて来て、そのまま私の体を横向きに軽々と抱き上げた。
突然ふわっと体が浮き上がり、慌てるように彼の首に手を回した。
(抱っこされてる!?)
私は慣れない事に動揺してしまい、思わず足をバタバタと揺らしていた。
「ルナ、暴れないで。落としたら大変だからね」
「待って、自分で歩けるよっ!」
「今は私に運ばれていて」
「……っ、わかった」
こんな風にお姫様抱っこされるのも初めてのことだった。
私はイザナの首にぎゅっと掴まりながら、ベッドの方向に視線を向けていた。
その間も私の鼓動はバクバクと更に音を上げていく。
こんなの緊張しない方がおかしい。
そしてここまで来たら、さすがにこれから何をされるのか予想出来てしまう。
(どうしよう……。私、このままイザナと……す、するの!? 嬉しいけど心の準備が!)
イザナとだったらそういう事をしても構わないとずっと思って来たけど、あまりにも展開が早すぎて私の頭は追い付いていないようだった。
心の準備も出来ないまま、胸の奥はバクバクと激しく鼓動を打っている。
そんなことを考えているとあっという間にベッドまで到着してしまい、彼はゆっくりと私の事を下ろしてくれた。
「イザナ、あ、あのっ! 私、まだ心の準備が……」
「二年も待ったのだから、もう待ちたくはないな」
私が動揺する様に答えると、イザナは静かな声でさらりと言った。
たしかにその通りだと納得は出来てしまう。
しかしそんなことを言われても私の緊張は解ける筈もなかった。
寧ろもう待たないとはっきりと言われてしまったことで、私は更に追い詰められていく。
私が一人で動揺していると、突然額に口付けられ私は泣きそうな顔で彼の事を見つめていた。
「そんな顔をされると困るな」
「うっ、……ごめん」
「いや、謝らないで。私が急かしていることには変わりないのだからな」
「……あ、あのっ! 私、戦って汗掻いちゃったからまずは湯浴みをしてくるね!」
私は良い時間稼ぎを見つけて、焦るように伝えた。
「それなら一緒に行こうか」
イザナは特に考えることなく当然の様に返して来た。
予想外の返答が返って来て、更に私は動揺してしまう。
「一緒にとか、絶対無理っ!! 恥ずかしいよ」
「ルナは本当に恥ずかしがりだね。可愛いな。だけど、どの道全て見ることになるんだよ?」
私は顔を真っ赤に染めながら「そうだけど……」と困ったように答えた。
「でもまあ、あまり意地悪な事を言って、ルナを困らせるのも可哀そうかな。分かったよ。今日は折れてあげる。ゆっくり入って心の準備をしておいで」
「うん! ありがとう……! 行って来るね!」
私はその言葉にほっとするとベッドから起き上がり、部屋の奥にある浴場へと向かった。
イザナは『今日は』と言っていた。
次からは一緒にお風呂に入ろうとでも考えているのだろうか。
そんなことを想像してしまうと、顔に熱が篭っていく。
(とりあえず、助かった。お風呂に浸かりながら、ゆっくり心の準備をしないと……)
***
私は服を脱いで浴場に入るとまず体を洗い始めた。
これからイザナに全身を見られてしまうのだから、丁寧に何度も体を洗っていた。
長く洗う事で、時間を多く取れるという理由もあった。
(本当にこの後イザナと……)
ずっとイザナに触れてもらいたかったはずなのに、いざその場面がやってくるとどうしたらいいのか分からない気持ちになり、ただただ緊張してしまう。
先程から胸の鼓動が激しく鳴りっぱなしで、全然治まる気配はない。
そんなことを考えていたら体を洗い終えていた。
次は髪を丁寧に洗い始めたが、結局心の準備なんて出来ないまま浴場を出ることになった。
お湯に浸かって考えようとも思ったが、既に体が火照っていたので、これ以上長湯すればのぼせてしまうと思いそのまま出て来た。
私は浴場を出ると置かれていたタオルで体を拭き、ガウンを羽織った。
洗面台に置かれていた鏡が目に入り、前に立ち覗き込むと私の顔は随分と火照っている様に見えた。
お風呂上りだからなのか、緊張でそうなっているのか、恐らくはその両方なのだろう。
私はガウンを羽織ったまま部屋の方へと戻ると、イザナと視線が合いドキッと心臓が飛び跳ねた。
「おかえり。心の準備は出来た?」
「ううん、無理だった」
私が困った顔で「はは」と苦笑を見せると、イザナは「そうか」と笑っていた。
「ルナ、こっちにおいで。髪がまだ濡れてるみたいだから乾かしてあげるよ」
「うん、ありがとう」
イザナに呼ばれて、私はベッドの方まで移動した。
私がイザナの隣に座ると「後ろを向いて」と言われて、その通りに彼に背中を向けた。
すると暫くしてから、ふわっとした心地の良い風を感じた。
イザナは風の魔法を使って私の髪を乾かしてくれているようだ。
(魔法って便利だな)
「これで大丈夫かな。それじゃあ、私も入ってくるから暫く待っていて」
イザナはベッドから立ち上がったので、浴場の方に向かうのかと思っていたが、私の顔を覗き込んで来た。
「……?」
私はどうしたんだろうと思って顔を上げると、彼はは小さく微笑み私の唇にそっと口付けて来た。
不意打ちのキスで私の顔は一気に赤く染まる。
(……!?)
「ルナは本当に顔を赤くするのが得意だね。可愛いな」
「……っ!! 早く入ってきなよっ!」
私は恥ずかしそうに顔を逸らすと、急かすように促した。
(び、びっくしりた……! イザナでもそういうことするんだ)
「そうだね、入ってくるよ。戻ってくるまでに今度こそ、心の準備頑張ってね」
イザナは愉し気な口調で言うと、浴場の方へと消えて行った。
またからかわれた! と思ったけど、嫌な気持ちはしなかった。
寧ろ私の心はどこか浮かれていたのだと思う。
きっとこんな風なやりとりを出来ることが、素直に嬉しいのだろう。
私はベッドの端にちょこんと座りながら、胸に手を当てて心を落ち着かせようとしていた。
だけど鼓動は早くなるばかりで、治まる事は無かった。
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