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第一章:聖女から冒険者へ
12.初めての刺激①※
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暫くするとイザナが戻って来た。
普段は長い金色の髪を後ろで一纏めに結んでいるが、今日は湯上りな所為か下ろしたままの姿だった。
雰囲気がいつも以上に艶っぽく見えてドキドキしてしまう。
(やっぱり、イザナって大人っぽい。どうしよう、見惚れてしまう……)
「ルナ、待たせたね」
「……ううん」
イザナは落ち着いた声で私のいるベッドの方へと来ると隣に腰を下ろした。
そして彼の手が私の方へと伸びて来て、そのまま頬に添えられる。
その瞳は真っすぐに私のことを捉えていて、熱の篭った視線を送られているように感じ、過剰な程心拍が上がっていた。
「まだ何もしていないのに、どうしてルナの顔は真っ赤なのかな?」
「……なんか、いつもと雰囲気が違うから」
「ああ、髪を結んでいないからかな」
イザナはそう言うと私の額にそっと口付けた。
それから瞼、頬へと続けていく。
柔らかい唇の感覚を与えられる度に、私の体はびくんと小さく反応してしまう。
緊張をしているせいか、ちょっとした事でも過敏に反応するようだ。
「ルナ、このまま本当に最後まで抱くけど後悔はない? 今ならまだやめてあげられるよ」
「……っ、イザナは?」
イザナの言葉に私はドキッとしながらも、眉を顰めながら逆に聞き返していた。
(イザナの方こそ、後悔はないのかな)
私はこのまま抱かれたとしても、後悔することはないだろう。
イザナの事が本当に好きだし、ずっとこうなりたいと願っていたからだ。
だけどイザナはどうなんだろう。
先程彼の気持ちを聞かされたけど、王命で結婚したことは認めていたので、イザナの本当の気持ちがどこにあるのか私は分からないでいた。
「どうしてそんなことを聞くの?」
「それは……」
私は言いずらそうに言葉を詰まらせると、視線を下へと落とした。
「ティアラとのことを気にしているのか?」
「……うん」
私は二人の関係のことがずっと気になっていた。
イザナは私の話は聞いてくれるけど、あまり自分の事を話してくれない。
だからティアラとの話も殆ど聞いたことが無かった。
ただ幼馴染で元婚約者であるという事くらいしか私は知らないから、変に疑って余計に気になってしまうのだろう。
「ティアラの事は以前も話したと思うけど、従兄妹ということもあって昔からそれなりに付き合いはあったかな。幼い頃から近くで見てきたせいで、私にとっては妹のような存在だった。婚約者ではあったけど、政略的な理由で決められたものだから恋愛感情を持っていた訳では無いよ」
「でも、ティアラさんはイザナの事が好きだよね?」
私の言葉を聞いて、イザナは困った顔を見せた。
「……ティアラは今でも私との結婚を諦めてないみたいで正直参ってる。そもそも私は現在もルナと婚姻関係を結んでいるわけだしね。離婚するつもりは無いと何度も説得をしているんだけど、中々分かってくれなくて。ティアラとは長い付き合いだから、しつこく言えば私が折れると思っているんだろうな」
「そうなんだ」
昼間に見たティアラの言動を見れば、我儘な性格であることは一目瞭然だ。
あんな場所まで押し掛けてくるくらいなのだから、きっと簡単に諦める様な人間ではないのだろう。
それに彼女の本気度を感じる。
イザナが強く言えないのは、ティアラとの婚約を途中で解消してしまった負い目なのだろうか。
そんなことを考えてしまうと、私もそれに加担した一人であるのだから少し罪悪感を覚えてしまう。
「私が心から大切だと思っているのも、失いたくないのもルナだけだよ。だからこれからもずっとルナの傍に、一番近くに居させて欲しい」
その言葉を聞くと胸に奥が昂り、目の奥が熱くなって私の目からは涙が溢れていた。
「すまない。泣かせるつもりはなかったんだけどな」
「ううんっ! 違うの。これは嬉しくてだからっ」
突然泣き出した私を見て、イザナは少し困っている様子だった。
私は指で涙を拭い笑顔を見せると、そのまま抱きしめられた。
「好きだよ、ルナ。誰よりも」
「うん、私もイザナの事が大好きっ」
抱きしめられていると、肌越しにイザナの体温が伝わって来てすごく安心した。
そしてそのままゆっくりとベッドへと倒されていく。
「本当にルナは可愛いな」
「……っ」
彼はそう言うと、ちゅっと音を響かせて私の唇に口付けた。
最初は触れるだけの優しいキスから始まり、徐々に深いものへと変わっていく。
私はただそれを受け入れていた。
今まで胸の中でずっともやもやしてたものが全て晴れて、本当の意味で心が通じ合った気がして嬉しかった。
「んぅっ! ……はぁっ」
深く口付けられ、息苦しさから思わず眉を寄せる。
唇が剥がされると私の口元からは荒い吐息が漏れ、大きく息を吸い込んだ瞬間再び奪われる。
咥内でイザナの熱い舌が動き回り、私を乱していく。
(……激しい。でもイザナとのキス、すごく好き)
それから暫くするとイザナは満足したのかゆっくりと唇を解放した。
私の口端からは、吞み込めなくなった唾液が頬を伝って零れていく。
今のキスの熱で私の頬は火照り、目は蕩けたようにとろんとしていた。
頭の奥はなんだかふわふわしているようで、とても気持ち良く感じる。
キスの後の余韻は、私の心を幸福感に満たしてくれるようだ。
「その顔、たまらないな。ルナはキスだけでそんな顔を見せるんだな。本当に可愛い」
イザナは熱っぽい顔で見つめてくると、私が身に付けていたガウンに手をかけ、ゆっくりと脱がしていく。
肌に空気が触れることで、ひんやりとした感覚に襲われぞくっと体を震わせてしまう。
湯上りだったこともあり、今の私はそれ一枚しか身に着けていなかった為、あっという間に脱がされてしまい一糸纏わぬ姿になる。
(そんなに見ないでっ! 恥ずかしい……)
「ルナの肌は白くて綺麗だな」
「あ、ありがとう。でも、そんなにじっくり見ないでっ」
私は肌を直接見られる事に羞恥心を煽られ、耐えられなくなり自分の手で顔を覆った。
「照れているのか? 可愛いな。だけど細いとは思っていたが、予想以上だな。こんなに小さな体でずっと戦っていたんだな」
「……っぁ」
イザナは組み敷く様な体勢になり、私の首筋に唇を寄せ、伸ばした舌先をゆっくりと這わせていく。
そして掌は私の脇の曲線に沿って撫でる様に触れていく。
イザナの熱を感じる度に私はビクッと体を震わせ、口端からは甘い声が漏れてしまう。
「ルナは敏感なんだな。可愛い声が漏れている。もっと聞きたいな」
「や、やだっ、はずかしいっ……」
私は慌てて自分の手で唇を塞いだ。
そして僅かに潤んだ瞳でイザナを見上げていた。
「困ったな。どうしてこんなにも一々行動が可愛く見えるんだろうな。私の事を煽るのが本当に上手いよ、ルナは」
「……っ、んぅっ……」
イザナはため息交じりにそう言うと、私の首から胸元にかけてキスを落としていく。
這うように舐めては深く吸い上げ、私の白い肌に赤い痕がどんどん散らされていく。
深く吸われる度にチクっとした痛みを感じて、更に後から来る甘い痺れにゾクッと体を震わせる。
(なにこれ、じっとしていられなくなるっ……)
私は体を捩じるように、もぞもぞと動かしていた。
「ふふっ、擽ったそうだな。だけど、私の愛撫をちゃんと感じてくれたんだな、嬉しいよ」
「……ひっ、やぁっ!」
イザナはそう言うと、尖り始めた私の胸の先端を軽く指で弾いた。
腰を撫でていた手も胸の方へと上がっていき、膨らみを優しく包む様に触れる。
私は鋭い刺激に驚いて、体を大きく跳ねさせてしまう。
「いい反応だ。ここを責められるのが好きなの?」
「わかんなっ……ぁあっ!」
イザナはぷっくりと尖り始めた突起を指に挟むと軽く引っ張った。
そして私の反応を満足そうに眺め、反対側の突起を口に含ませ転がす様に舐め始めた。
「はぁっ……ぁああっ!」
「もう声を我慢するのはやめたのか? それならば好きなだけ啼いて、私にその可愛い声を聞かせて」
イザナは煽るような言葉をかけると、舌を使って激しく責め続ける。
吸われたり、這うように動き回る舌先に私は翻弄され、腰は浮き上がりビクビクと反応してしまう。
もう手を押さえる余裕も無くなり、ただ感じるがままに嬌声を響かせていた。
「ぁああっ!! そんなに激しく、だ、めっ……吸わないでっ!」
私は痺れるような刺激から逃れようと体をずらそうとした。
(もうだめっ……、これ変になるっ!)
「だめだよ、逃がさない」
「ぁっ、やだっ、それなんか変なのっ……。ひっ、ぁあああっ……!」
逃げようとしている腰はしっかりと押さえられてしまい、私は逃げ場を失っていた。
そして敏感な突起を激しく刺激され続け、私はそのまま果ててしまった。
頭の奥が真っ白になるような感覚で、何も考えられなくなる。
「ルナ、果てたのか?」
「……はぁっ、はぁっ……」
イザナは私が達したことに気付くと、ゆっくりと胸から唇を剥がした。
今の私には彼の言葉は届かなかった。
体全身から力が抜けて行き、頭の奥はくらくらして揺れているようだ。
私は荒くなった呼吸を体全身を使って整える様に、大きく空気を吸い込んでいた。
初めて感じる刺激に私は戸惑っていた。
普段は長い金色の髪を後ろで一纏めに結んでいるが、今日は湯上りな所為か下ろしたままの姿だった。
雰囲気がいつも以上に艶っぽく見えてドキドキしてしまう。
(やっぱり、イザナって大人っぽい。どうしよう、見惚れてしまう……)
「ルナ、待たせたね」
「……ううん」
イザナは落ち着いた声で私のいるベッドの方へと来ると隣に腰を下ろした。
そして彼の手が私の方へと伸びて来て、そのまま頬に添えられる。
その瞳は真っすぐに私のことを捉えていて、熱の篭った視線を送られているように感じ、過剰な程心拍が上がっていた。
「まだ何もしていないのに、どうしてルナの顔は真っ赤なのかな?」
「……なんか、いつもと雰囲気が違うから」
「ああ、髪を結んでいないからかな」
イザナはそう言うと私の額にそっと口付けた。
それから瞼、頬へと続けていく。
柔らかい唇の感覚を与えられる度に、私の体はびくんと小さく反応してしまう。
緊張をしているせいか、ちょっとした事でも過敏に反応するようだ。
「ルナ、このまま本当に最後まで抱くけど後悔はない? 今ならまだやめてあげられるよ」
「……っ、イザナは?」
イザナの言葉に私はドキッとしながらも、眉を顰めながら逆に聞き返していた。
(イザナの方こそ、後悔はないのかな)
私はこのまま抱かれたとしても、後悔することはないだろう。
イザナの事が本当に好きだし、ずっとこうなりたいと願っていたからだ。
だけどイザナはどうなんだろう。
先程彼の気持ちを聞かされたけど、王命で結婚したことは認めていたので、イザナの本当の気持ちがどこにあるのか私は分からないでいた。
「どうしてそんなことを聞くの?」
「それは……」
私は言いずらそうに言葉を詰まらせると、視線を下へと落とした。
「ティアラとのことを気にしているのか?」
「……うん」
私は二人の関係のことがずっと気になっていた。
イザナは私の話は聞いてくれるけど、あまり自分の事を話してくれない。
だからティアラとの話も殆ど聞いたことが無かった。
ただ幼馴染で元婚約者であるという事くらいしか私は知らないから、変に疑って余計に気になってしまうのだろう。
「ティアラの事は以前も話したと思うけど、従兄妹ということもあって昔からそれなりに付き合いはあったかな。幼い頃から近くで見てきたせいで、私にとっては妹のような存在だった。婚約者ではあったけど、政略的な理由で決められたものだから恋愛感情を持っていた訳では無いよ」
「でも、ティアラさんはイザナの事が好きだよね?」
私の言葉を聞いて、イザナは困った顔を見せた。
「……ティアラは今でも私との結婚を諦めてないみたいで正直参ってる。そもそも私は現在もルナと婚姻関係を結んでいるわけだしね。離婚するつもりは無いと何度も説得をしているんだけど、中々分かってくれなくて。ティアラとは長い付き合いだから、しつこく言えば私が折れると思っているんだろうな」
「そうなんだ」
昼間に見たティアラの言動を見れば、我儘な性格であることは一目瞭然だ。
あんな場所まで押し掛けてくるくらいなのだから、きっと簡単に諦める様な人間ではないのだろう。
それに彼女の本気度を感じる。
イザナが強く言えないのは、ティアラとの婚約を途中で解消してしまった負い目なのだろうか。
そんなことを考えてしまうと、私もそれに加担した一人であるのだから少し罪悪感を覚えてしまう。
「私が心から大切だと思っているのも、失いたくないのもルナだけだよ。だからこれからもずっとルナの傍に、一番近くに居させて欲しい」
その言葉を聞くと胸に奥が昂り、目の奥が熱くなって私の目からは涙が溢れていた。
「すまない。泣かせるつもりはなかったんだけどな」
「ううんっ! 違うの。これは嬉しくてだからっ」
突然泣き出した私を見て、イザナは少し困っている様子だった。
私は指で涙を拭い笑顔を見せると、そのまま抱きしめられた。
「好きだよ、ルナ。誰よりも」
「うん、私もイザナの事が大好きっ」
抱きしめられていると、肌越しにイザナの体温が伝わって来てすごく安心した。
そしてそのままゆっくりとベッドへと倒されていく。
「本当にルナは可愛いな」
「……っ」
彼はそう言うと、ちゅっと音を響かせて私の唇に口付けた。
最初は触れるだけの優しいキスから始まり、徐々に深いものへと変わっていく。
私はただそれを受け入れていた。
今まで胸の中でずっともやもやしてたものが全て晴れて、本当の意味で心が通じ合った気がして嬉しかった。
「んぅっ! ……はぁっ」
深く口付けられ、息苦しさから思わず眉を寄せる。
唇が剥がされると私の口元からは荒い吐息が漏れ、大きく息を吸い込んだ瞬間再び奪われる。
咥内でイザナの熱い舌が動き回り、私を乱していく。
(……激しい。でもイザナとのキス、すごく好き)
それから暫くするとイザナは満足したのかゆっくりと唇を解放した。
私の口端からは、吞み込めなくなった唾液が頬を伝って零れていく。
今のキスの熱で私の頬は火照り、目は蕩けたようにとろんとしていた。
頭の奥はなんだかふわふわしているようで、とても気持ち良く感じる。
キスの後の余韻は、私の心を幸福感に満たしてくれるようだ。
「その顔、たまらないな。ルナはキスだけでそんな顔を見せるんだな。本当に可愛い」
イザナは熱っぽい顔で見つめてくると、私が身に付けていたガウンに手をかけ、ゆっくりと脱がしていく。
肌に空気が触れることで、ひんやりとした感覚に襲われぞくっと体を震わせてしまう。
湯上りだったこともあり、今の私はそれ一枚しか身に着けていなかった為、あっという間に脱がされてしまい一糸纏わぬ姿になる。
(そんなに見ないでっ! 恥ずかしい……)
「ルナの肌は白くて綺麗だな」
「あ、ありがとう。でも、そんなにじっくり見ないでっ」
私は肌を直接見られる事に羞恥心を煽られ、耐えられなくなり自分の手で顔を覆った。
「照れているのか? 可愛いな。だけど細いとは思っていたが、予想以上だな。こんなに小さな体でずっと戦っていたんだな」
「……っぁ」
イザナは組み敷く様な体勢になり、私の首筋に唇を寄せ、伸ばした舌先をゆっくりと這わせていく。
そして掌は私の脇の曲線に沿って撫でる様に触れていく。
イザナの熱を感じる度に私はビクッと体を震わせ、口端からは甘い声が漏れてしまう。
「ルナは敏感なんだな。可愛い声が漏れている。もっと聞きたいな」
「や、やだっ、はずかしいっ……」
私は慌てて自分の手で唇を塞いだ。
そして僅かに潤んだ瞳でイザナを見上げていた。
「困ったな。どうしてこんなにも一々行動が可愛く見えるんだろうな。私の事を煽るのが本当に上手いよ、ルナは」
「……っ、んぅっ……」
イザナはため息交じりにそう言うと、私の首から胸元にかけてキスを落としていく。
這うように舐めては深く吸い上げ、私の白い肌に赤い痕がどんどん散らされていく。
深く吸われる度にチクっとした痛みを感じて、更に後から来る甘い痺れにゾクッと体を震わせる。
(なにこれ、じっとしていられなくなるっ……)
私は体を捩じるように、もぞもぞと動かしていた。
「ふふっ、擽ったそうだな。だけど、私の愛撫をちゃんと感じてくれたんだな、嬉しいよ」
「……ひっ、やぁっ!」
イザナはそう言うと、尖り始めた私の胸の先端を軽く指で弾いた。
腰を撫でていた手も胸の方へと上がっていき、膨らみを優しく包む様に触れる。
私は鋭い刺激に驚いて、体を大きく跳ねさせてしまう。
「いい反応だ。ここを責められるのが好きなの?」
「わかんなっ……ぁあっ!」
イザナはぷっくりと尖り始めた突起を指に挟むと軽く引っ張った。
そして私の反応を満足そうに眺め、反対側の突起を口に含ませ転がす様に舐め始めた。
「はぁっ……ぁああっ!」
「もう声を我慢するのはやめたのか? それならば好きなだけ啼いて、私にその可愛い声を聞かせて」
イザナは煽るような言葉をかけると、舌を使って激しく責め続ける。
吸われたり、這うように動き回る舌先に私は翻弄され、腰は浮き上がりビクビクと反応してしまう。
もう手を押さえる余裕も無くなり、ただ感じるがままに嬌声を響かせていた。
「ぁああっ!! そんなに激しく、だ、めっ……吸わないでっ!」
私は痺れるような刺激から逃れようと体をずらそうとした。
(もうだめっ……、これ変になるっ!)
「だめだよ、逃がさない」
「ぁっ、やだっ、それなんか変なのっ……。ひっ、ぁあああっ……!」
逃げようとしている腰はしっかりと押さえられてしまい、私は逃げ場を失っていた。
そして敏感な突起を激しく刺激され続け、私はそのまま果ててしまった。
頭の奥が真っ白になるような感覚で、何も考えられなくなる。
「ルナ、果てたのか?」
「……はぁっ、はぁっ……」
イザナは私が達したことに気付くと、ゆっくりと胸から唇を剥がした。
今の私には彼の言葉は届かなかった。
体全身から力が抜けて行き、頭の奥はくらくらして揺れているようだ。
私は荒くなった呼吸を体全身を使って整える様に、大きく空気を吸い込んでいた。
初めて感じる刺激に私は戸惑っていた。
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