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第三章:学園生活スタート
42.素直になりたい
翌日目が覚めると、私はすっきりした目覚めを迎えることが出来た。
いつの間にかラインハルトの姿は消えていたが、私が眠るまでずっと傍にいてくれたおかげで安心して深い眠りに就くことが出来た様だ。
そしてずっと抱えていた悩みも殆どが解消され、心もすっきりとして清々しい気分だった。
(昨日の事、夢じゃないよね……)
まだ少し信じられない気持ちではあるが、昨日の事は夢なんかじゃない。
ラインハルトが私の味方になってくれることは心強いし、それ以上に敵になる可能性が消えて私は心底安心していた。
好きな人と敵対関係になるのは辛過ぎるから。
(私もライの様に、これからはちゃんと自分の気持ちをなるべく素直に伝えていこう)
これからは我慢はやめて、自分の気持ちにも素直になろうと決心した。
***
部屋を出ると、扉の横に立っているラインハルトと目が合った。
先程あんなにも意気込んだはずなのに、突然本人と出会ってしまうと 心臓はバクバクと鳴り始めなんだか焦り始めた。
「ルティ、具合はどうだ?」
「だ、大丈夫です! それより、どうしてここに……」
「そんなの決まっているだろう。ルティの事が心配だったから。本当はあのまま朝まで一緒に居たかったが、私の理性が保てそうも無かったからな」
「……っ! ライのおかげでぐっすり眠れました、ありがとうございます」
私は顔を赤くして照れながらお礼を言った。
「そうか、ぐっすり眠れたか。顔色もいいし、元気そうだな」
「はいっ! ライがずっと傍にいてくれたからっ、温かくて安心して眠れたのかも」
「今日は随分と素直だな。そんな風に言われると、これからも添い寝をしたくなるな」
「……っ、たまに、なら……」
私の言葉にラインハルトは驚いた表情を見せていた。
「本当にルティか?」
「え?」
「いや、なんでもない。折角ルティが素直になったのだから、受け入れないとな」
「……っ!?」
ラインハルトは小さく笑うと、私の唇にちゅっと音を立てて軽く口付けた。
その瞬間私の顔は真っ赤に染まっていく。
「反応はいつも通りか」
「いきなり何をするんですかっ! ここ、廊下です」
私が慌ててラインハルトの胸を押し返そうとすると、逆に手首を掴まれ壁の横に押し付けられてしまう。
そしてラインハルトは口端を上げて私の方に顔を近寄らせてくる。
私の背中には壁が当たっているし、手首は掴まれてしまい解けない。
今の私には逃げ道など無い様だ。
「知ってる。だけどここは特別棟で入って来る生徒は限られている。今の所……、周りには誰の姿も無い様だな」
「そ、それは……。で、でも来る可能性はゼロでは無いはずです!」
「そうだな」
「……んっ、はぁっ、まって」
ラインハルトはクスッと小さく笑むと、そのまま私の唇を塞ぎ、啄む様に何度も口付けて来る。
(こんな廊下でとか、誰かにまた見られたらっ……。でも、気持ちいい……)
私は両手を拘束されて逃げられないという口実があるせいか、キスを受け入れていた。
「止め時がわからなくなりそうだ」
「……んっ、はぁっ」
ラインハルトは味わうように私の唇を食み、軽く吸い上げる。
何度もキスを繰り返している内に私の吐息も熱くなり、頭もなんだかぼーっとしてくる様だ。
そんな時だった。
どこからか視線を感じて、私は薄く目を開けてそちらの方を見た。
するとそこには顔を真っ赤に染め、固まる様に突っ立っているクライスの姿があった。
「……っ!!」
私の様子に気付いたのかラインハルトは唇を剥がし、クライスの方に視線を向けた。
(クライス様に……見られた……)
「……お、お前等、朝っぱらからこんな所で何いちゃついてるんだよっ! そ、そんな生々しいキス、始めて見た。すごいな」
「……っ!!」
クライスの言葉に恥ずかしくなり、私はかなり動揺していた。
(生々しいなんて言わないでっ! 恥ずかしいっ……)
するとラインハルトは私の事を隠すように胸の中へと閉じ込めた。
「クライス、私の事は見ても構わないがルティの事は見るな」
「は? なんだよ。言っておくが、俺は別に見たくて見た訳じゃないからな。通りかかったらお前等が勝手にキスしてたから、仕方なくだな。ていうか、邪魔して悪かったな。俺、もう行くから遠慮なく続きをしてくれ」
クライスが動揺しているのは、その言葉から伝わって来た。
そしてそんな言葉を吐くと、逃げるようにその場から去って行った。
「ルティ、悪い。夢中になっていたせいで止められなかった」
いつの間にかラインハルトの姿は消えていたが、私が眠るまでずっと傍にいてくれたおかげで安心して深い眠りに就くことが出来た様だ。
そしてずっと抱えていた悩みも殆どが解消され、心もすっきりとして清々しい気分だった。
(昨日の事、夢じゃないよね……)
まだ少し信じられない気持ちではあるが、昨日の事は夢なんかじゃない。
ラインハルトが私の味方になってくれることは心強いし、それ以上に敵になる可能性が消えて私は心底安心していた。
好きな人と敵対関係になるのは辛過ぎるから。
(私もライの様に、これからはちゃんと自分の気持ちをなるべく素直に伝えていこう)
これからは我慢はやめて、自分の気持ちにも素直になろうと決心した。
***
部屋を出ると、扉の横に立っているラインハルトと目が合った。
先程あんなにも意気込んだはずなのに、突然本人と出会ってしまうと 心臓はバクバクと鳴り始めなんだか焦り始めた。
「ルティ、具合はどうだ?」
「だ、大丈夫です! それより、どうしてここに……」
「そんなの決まっているだろう。ルティの事が心配だったから。本当はあのまま朝まで一緒に居たかったが、私の理性が保てそうも無かったからな」
「……っ! ライのおかげでぐっすり眠れました、ありがとうございます」
私は顔を赤くして照れながらお礼を言った。
「そうか、ぐっすり眠れたか。顔色もいいし、元気そうだな」
「はいっ! ライがずっと傍にいてくれたからっ、温かくて安心して眠れたのかも」
「今日は随分と素直だな。そんな風に言われると、これからも添い寝をしたくなるな」
「……っ、たまに、なら……」
私の言葉にラインハルトは驚いた表情を見せていた。
「本当にルティか?」
「え?」
「いや、なんでもない。折角ルティが素直になったのだから、受け入れないとな」
「……っ!?」
ラインハルトは小さく笑うと、私の唇にちゅっと音を立てて軽く口付けた。
その瞬間私の顔は真っ赤に染まっていく。
「反応はいつも通りか」
「いきなり何をするんですかっ! ここ、廊下です」
私が慌ててラインハルトの胸を押し返そうとすると、逆に手首を掴まれ壁の横に押し付けられてしまう。
そしてラインハルトは口端を上げて私の方に顔を近寄らせてくる。
私の背中には壁が当たっているし、手首は掴まれてしまい解けない。
今の私には逃げ道など無い様だ。
「知ってる。だけどここは特別棟で入って来る生徒は限られている。今の所……、周りには誰の姿も無い様だな」
「そ、それは……。で、でも来る可能性はゼロでは無いはずです!」
「そうだな」
「……んっ、はぁっ、まって」
ラインハルトはクスッと小さく笑むと、そのまま私の唇を塞ぎ、啄む様に何度も口付けて来る。
(こんな廊下でとか、誰かにまた見られたらっ……。でも、気持ちいい……)
私は両手を拘束されて逃げられないという口実があるせいか、キスを受け入れていた。
「止め時がわからなくなりそうだ」
「……んっ、はぁっ」
ラインハルトは味わうように私の唇を食み、軽く吸い上げる。
何度もキスを繰り返している内に私の吐息も熱くなり、頭もなんだかぼーっとしてくる様だ。
そんな時だった。
どこからか視線を感じて、私は薄く目を開けてそちらの方を見た。
するとそこには顔を真っ赤に染め、固まる様に突っ立っているクライスの姿があった。
「……っ!!」
私の様子に気付いたのかラインハルトは唇を剥がし、クライスの方に視線を向けた。
(クライス様に……見られた……)
「……お、お前等、朝っぱらからこんな所で何いちゃついてるんだよっ! そ、そんな生々しいキス、始めて見た。すごいな」
「……っ!!」
クライスの言葉に恥ずかしくなり、私はかなり動揺していた。
(生々しいなんて言わないでっ! 恥ずかしいっ……)
するとラインハルトは私の事を隠すように胸の中へと閉じ込めた。
「クライス、私の事は見ても構わないがルティの事は見るな」
「は? なんだよ。言っておくが、俺は別に見たくて見た訳じゃないからな。通りかかったらお前等が勝手にキスしてたから、仕方なくだな。ていうか、邪魔して悪かったな。俺、もう行くから遠慮なく続きをしてくれ」
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そしてそんな言葉を吐くと、逃げるようにその場から去って行った。
「ルティ、悪い。夢中になっていたせいで止められなかった」
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