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1.変わり始めた関係
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「君って猫みたいだね。行く場所がないのなら、うちにおいでよ」
それが彼との出会いで、私の運命を大きく変える言葉だった。
私の名前はフィリーネ・デーメル。今年で十八になる。
色素の薄い茶色の瞳に赤毛のふんわりとした髪には癖があり、毛先がくるっとしていて兄からは猫のようで可愛いと良く言われたものだ。
だけど私からしてみたら、金糸のようなサラサラストレートの兄の髪にずっと憧れを持っていた。
ちなみに兄というのは、私の二歳年上になるルシエル・デーメルのこと。
私達は兄妹という関係であるが、血のつながりは一切ない。
幼い頃、私の両親は事故で突然他界した。
ひとりぼっちになり寂しくて泣いていた時、偶然教会でルシエルと出会う。
なんでもルシエルの妹は最近病死したそうだ。
そこで彼は、ある提案を持ち掛けてくる。
自分の妹として一緒に暮らさないか、と。
突然のことに私は驚いてしまったが、彼の両親はあっさりとそれを受け入れたのだった。
恐らく、寂しかったのだろう。
こうして私は孤児になることなく、突然ルシエルの妹になってしまった。
しかもデーメル家は公爵という高い爵位を持つ家だ。
そんな場所にどうして私なんかがと思ったが、デーメル家の人達は巡り合わせだと言って、私のことを快く受け入れてくれた。
それが今から十五年前の話になる。
今では公爵令嬢として恥じないように作法を身に付け、学園時代は常にトップに並ぶ成績を収めていた。
それは今まで私に良くしてくれた、この公爵家に対する恩でもある。
私が養子であることは、周囲の貴族達は知っているはずだ。
だからこそ、陰口や嫌味を言われることは決して少なくはない。
きっと元平民の私が自分達よりも目立つことが許せなかったのだろう。
私はそんな嫌がらせにも耐え、無事に三年間の学園生活を終えた。
そして、父に呼ばれて今私は書斎の扉の前に立っている。
「お父様、フィリーネです」
「来たか。入りなさい」
扉の前で声を掛けると、直ぐに聞き慣れた優しい声が返ってきて、私は「はい」と告げた後、室内に入った。
そして中央にあるソファーに座ることを促され、対面するように腰かける。
「フィー、この三年間、本当に良く頑張ったね。常に上位の成績を維持していたことは聞いている。私としても優秀な娘が持てて鼻が高いよ」
「……っ、常にトップを取っていたお兄様には及びません」
内心褒められていることが嬉しくて堪らなかった。
だけどそれを顔に出さないように、直ぐに言い返す。
これは公爵令嬢として当然のことだから。
「フィーは自分に厳しいな。それで、早速なんだが……」
父は本題と言わんばかりに、表情をスッと変えた。
「フィーも今年で十八だ。そろそろ結婚について考える時期だと思っている。既に数人の子息達から、是非にと声もかかっているんだ」
「え……。結婚、ですか」
想像していなかった言葉に私は狼狽えてしまう。
「フィーは誰か気になる相手でもいるのか?」
「それはっ……」
突然のことに動揺し、私は戸惑った顔を向けてしまう。
すると父は小さく微笑んだ。
「もしかして、自分が養子であることを気にしているのか? 今までずっと婚約の話を出す度に逸らしていたのは、それが理由なのかな」
「……っ」
周囲からあまり良い目を向けられていないことは知っていた。
だけど、本当の理由は違う。
結婚なんてしないで、ずっとこの家にいたいと思っていたくらいだ。
ここには私にとって大切なものが詰まっているから離れたくない。
「やっぱりな……。フィー、それは間違っているよ。君は私達の可愛い娘であることには違いない。血が繋がっていなくても、この十五年間共に過ごしてきたのだから、それはもう立派な家族であると言えないか?」
「お父様っ……」
優しい父の言葉に胸が打たれ、心の奥がじわじわと熱くなるのを感じる。
(本当はそんな理由ではないのに、ごめんなさい……)
父は終始優しい表情を私に向けてくれていて、それが本物であることも知っている。
それなのに、私はこんな気持ちを抱いてしまっていることを申し訳なく思ってしまう。
「私のほうで今何人か、良さそうな相手を選んでいるんだ。一応近辺調査もしっかりとしてあるから、フィーを傷付けるようなことはしないはずだ。どうだろう、答えは急がないから少し考えてみてはくれないか?」
「……分かりました」
父の優しい心に触れて、私の表情もいつしか穏やかなものへと変わっていた。
きっと父が選んでくれた人ならば、優しくて良い人なんだろう。
(結婚か……)
決して結婚をしたくないわけではない。
だけど、私にはこの邸から出たくない理由があった。
この気持ちは絶対に表には出してはいけいないもので、叶わない想いであることも良く分かっている。
近くにいすぎたから、勘違いしているだけなのかもしれない。
***
私はその後、部屋を出て自室に向かおうとしていた。
そんな時、廊下で兄であるルシエルと遭遇した。
「あ、お兄様……」
「フィー、父上からどんな理由で呼ばれていたの?」
私は彼を見つけるなり、表情を緩めて嬉しそうに声をかける。
幼い頃からずっと傍にいて、優しく接してくれる兄のことが私はずっと大好きだった。
「えっと、婚約の話をされました。お父様は、私のために良い縁談をいくつか考えていてくれているようで」
「フィーは、誰かと婚約するつもりなの?」
私が少し恥ずかしそうにもじもじしながら答えると、機嫌の悪そうな冷たい声が返ってきた。
普段見せない兄の表情に、私は戸惑ってしまう。
(お兄様……?)
「あの時、フィーを妹にするなんて言うべきではなかったかな」
彼の口から信じられない言葉が吐き出された。
私は驚きのあまり固まってしまう。
「僕以外の人間がフィーに触れるなんて、そんなこと絶対に許せない。今まで僕がどれだけフィーのことを大切にしてきたのか、君だって分かっているはずだ」
「おに、い、さま……?」
声は抑えているようだが彼の瞳は怒りに満ちているように見えて、ぞくりと背筋に鳥肌が走る。
私は怖くなり、震えた声で小さく呟いた。
こんな兄の表情を見るのは、恐らく初めてな気がする。だからこそ、私は動揺が隠しきれない。
「フィー、そんなに婚約したいのなら僕としようか。そもそも、フィーのことを理解しているのも、大切に思っているのも、僕以外にいるのかな?」
「え……? わ、私達は兄妹ですっ、だから結婚は……」
ルシエルは私を壁際に追いつめると、両手を私の横に置いて逃げ場を奪った。
そして彼の青い瞳はじっと私だけを捉えている。
「ふふっ、出来るよ。フィーが頷いてくれたら、ね。直ぐにでも僕が父上を説得するから、君は何も不安がる必要なんてないよ」
「本気、ですか?」
一瞬、私をからかっているのではないかと考えが過る。
彼は昔から私をからかうことが多かったからだ。
「どう思う?」
「……っ! やっぱり、からかっているのですか? 酷いですっ!」
突然笑われて、からかっているのだと分かると、私はムスッとした顔を向けて彼の胸元を両手で押しやった。
しかし私の力ではいくら押しても動かない。
「こんなに弱々しい力で抵抗しているつもり? ああ、本当にフィーは可愛いらしいね。だけど、同時に憐れでもあるな。男ってものを何も知らないくせに、父上に婚約を勧められて浮かれるように嬉しそうな顔なんてして。そんなんじゃ簡単に食べられてしまうよ」
「は、離してくださいっ」
ルシエルは私の抵抗している手首を掴むと、いとも簡単に壁に押しつけた。
そして顔を近づけてきたかと思えば、彼の口元は私の耳のほうへと移動していく。
急に距離が近くなり、私の鼓動はバクバクと激しく揺れ始める。
「ねえ、教えてあげようか。何も知らない無知で可哀想なフィーに」
「ひぁっ、やっ……」
突然耳元で囁かれ、ビクッと体を震わせてしまう。
「今のなに? ああ、可愛すぎるだろう。ねえ、フィーは耳が弱いの? もっといじめてもいい?」
「だ、だめですっ! ……ぁっ、やめっ、て……」
私の両腕は壁際に押しつけられたままなので、抵抗することも、口を塞ぐことも出来ない。
(お兄様、こんなところで何をする気ですかっ! 誰かに見られたら……)
「本当にだめなの? 随分体温が上がってきているみたいだよ」
「……っ、耳元で、囁かないでっ……ひ、ぁっ!」
私が必死に言葉を繋ぐと、耳の縁をねっとりとした何かが這っていくのに気付き、私は体を大きく震わせてしまう。
「どうされましたか?」
「……っ、折角いいところだったのに」
突然奥のほうから、声が響いてきた。
すると彼の口元から残念そうなため息が漏れて、ぱっと私の元から離れていく。
「大したことではないよ。いつものように、可愛い妹と少し戯れていただけだ」
「そう、ですか……」
彼はにっこりと清々しいほどの笑顔を作り、いつものことだという言葉で終わらせようとしている。
使用人はチラチラと私のほうを気にしている様子だ。
「そ、そうなの。少しふざけてしまったみたい。だから大丈夫よ。私は部屋に戻るわ」
内心私はほっとしていた。
これでルシエルから離れることが出来る。
正直なところ、いつもと違う兄が少し怖いと感じていた。
追ってくるのではないかと少し不安だったが、その心配はなかったようだ。
(お兄様、一体どうしてしまったのかしら……)
私には何故このような行動を兄がしたのか分からない。
しかし、これは始まりに過ぎなかった。
それが彼との出会いで、私の運命を大きく変える言葉だった。
私の名前はフィリーネ・デーメル。今年で十八になる。
色素の薄い茶色の瞳に赤毛のふんわりとした髪には癖があり、毛先がくるっとしていて兄からは猫のようで可愛いと良く言われたものだ。
だけど私からしてみたら、金糸のようなサラサラストレートの兄の髪にずっと憧れを持っていた。
ちなみに兄というのは、私の二歳年上になるルシエル・デーメルのこと。
私達は兄妹という関係であるが、血のつながりは一切ない。
幼い頃、私の両親は事故で突然他界した。
ひとりぼっちになり寂しくて泣いていた時、偶然教会でルシエルと出会う。
なんでもルシエルの妹は最近病死したそうだ。
そこで彼は、ある提案を持ち掛けてくる。
自分の妹として一緒に暮らさないか、と。
突然のことに私は驚いてしまったが、彼の両親はあっさりとそれを受け入れたのだった。
恐らく、寂しかったのだろう。
こうして私は孤児になることなく、突然ルシエルの妹になってしまった。
しかもデーメル家は公爵という高い爵位を持つ家だ。
そんな場所にどうして私なんかがと思ったが、デーメル家の人達は巡り合わせだと言って、私のことを快く受け入れてくれた。
それが今から十五年前の話になる。
今では公爵令嬢として恥じないように作法を身に付け、学園時代は常にトップに並ぶ成績を収めていた。
それは今まで私に良くしてくれた、この公爵家に対する恩でもある。
私が養子であることは、周囲の貴族達は知っているはずだ。
だからこそ、陰口や嫌味を言われることは決して少なくはない。
きっと元平民の私が自分達よりも目立つことが許せなかったのだろう。
私はそんな嫌がらせにも耐え、無事に三年間の学園生活を終えた。
そして、父に呼ばれて今私は書斎の扉の前に立っている。
「お父様、フィリーネです」
「来たか。入りなさい」
扉の前で声を掛けると、直ぐに聞き慣れた優しい声が返ってきて、私は「はい」と告げた後、室内に入った。
そして中央にあるソファーに座ることを促され、対面するように腰かける。
「フィー、この三年間、本当に良く頑張ったね。常に上位の成績を維持していたことは聞いている。私としても優秀な娘が持てて鼻が高いよ」
「……っ、常にトップを取っていたお兄様には及びません」
内心褒められていることが嬉しくて堪らなかった。
だけどそれを顔に出さないように、直ぐに言い返す。
これは公爵令嬢として当然のことだから。
「フィーは自分に厳しいな。それで、早速なんだが……」
父は本題と言わんばかりに、表情をスッと変えた。
「フィーも今年で十八だ。そろそろ結婚について考える時期だと思っている。既に数人の子息達から、是非にと声もかかっているんだ」
「え……。結婚、ですか」
想像していなかった言葉に私は狼狽えてしまう。
「フィーは誰か気になる相手でもいるのか?」
「それはっ……」
突然のことに動揺し、私は戸惑った顔を向けてしまう。
すると父は小さく微笑んだ。
「もしかして、自分が養子であることを気にしているのか? 今までずっと婚約の話を出す度に逸らしていたのは、それが理由なのかな」
「……っ」
周囲からあまり良い目を向けられていないことは知っていた。
だけど、本当の理由は違う。
結婚なんてしないで、ずっとこの家にいたいと思っていたくらいだ。
ここには私にとって大切なものが詰まっているから離れたくない。
「やっぱりな……。フィー、それは間違っているよ。君は私達の可愛い娘であることには違いない。血が繋がっていなくても、この十五年間共に過ごしてきたのだから、それはもう立派な家族であると言えないか?」
「お父様っ……」
優しい父の言葉に胸が打たれ、心の奥がじわじわと熱くなるのを感じる。
(本当はそんな理由ではないのに、ごめんなさい……)
父は終始優しい表情を私に向けてくれていて、それが本物であることも知っている。
それなのに、私はこんな気持ちを抱いてしまっていることを申し訳なく思ってしまう。
「私のほうで今何人か、良さそうな相手を選んでいるんだ。一応近辺調査もしっかりとしてあるから、フィーを傷付けるようなことはしないはずだ。どうだろう、答えは急がないから少し考えてみてはくれないか?」
「……分かりました」
父の優しい心に触れて、私の表情もいつしか穏やかなものへと変わっていた。
きっと父が選んでくれた人ならば、優しくて良い人なんだろう。
(結婚か……)
決して結婚をしたくないわけではない。
だけど、私にはこの邸から出たくない理由があった。
この気持ちは絶対に表には出してはいけいないもので、叶わない想いであることも良く分かっている。
近くにいすぎたから、勘違いしているだけなのかもしれない。
***
私はその後、部屋を出て自室に向かおうとしていた。
そんな時、廊下で兄であるルシエルと遭遇した。
「あ、お兄様……」
「フィー、父上からどんな理由で呼ばれていたの?」
私は彼を見つけるなり、表情を緩めて嬉しそうに声をかける。
幼い頃からずっと傍にいて、優しく接してくれる兄のことが私はずっと大好きだった。
「えっと、婚約の話をされました。お父様は、私のために良い縁談をいくつか考えていてくれているようで」
「フィーは、誰かと婚約するつもりなの?」
私が少し恥ずかしそうにもじもじしながら答えると、機嫌の悪そうな冷たい声が返ってきた。
普段見せない兄の表情に、私は戸惑ってしまう。
(お兄様……?)
「あの時、フィーを妹にするなんて言うべきではなかったかな」
彼の口から信じられない言葉が吐き出された。
私は驚きのあまり固まってしまう。
「僕以外の人間がフィーに触れるなんて、そんなこと絶対に許せない。今まで僕がどれだけフィーのことを大切にしてきたのか、君だって分かっているはずだ」
「おに、い、さま……?」
声は抑えているようだが彼の瞳は怒りに満ちているように見えて、ぞくりと背筋に鳥肌が走る。
私は怖くなり、震えた声で小さく呟いた。
こんな兄の表情を見るのは、恐らく初めてな気がする。だからこそ、私は動揺が隠しきれない。
「フィー、そんなに婚約したいのなら僕としようか。そもそも、フィーのことを理解しているのも、大切に思っているのも、僕以外にいるのかな?」
「え……? わ、私達は兄妹ですっ、だから結婚は……」
ルシエルは私を壁際に追いつめると、両手を私の横に置いて逃げ場を奪った。
そして彼の青い瞳はじっと私だけを捉えている。
「ふふっ、出来るよ。フィーが頷いてくれたら、ね。直ぐにでも僕が父上を説得するから、君は何も不安がる必要なんてないよ」
「本気、ですか?」
一瞬、私をからかっているのではないかと考えが過る。
彼は昔から私をからかうことが多かったからだ。
「どう思う?」
「……っ! やっぱり、からかっているのですか? 酷いですっ!」
突然笑われて、からかっているのだと分かると、私はムスッとした顔を向けて彼の胸元を両手で押しやった。
しかし私の力ではいくら押しても動かない。
「こんなに弱々しい力で抵抗しているつもり? ああ、本当にフィーは可愛いらしいね。だけど、同時に憐れでもあるな。男ってものを何も知らないくせに、父上に婚約を勧められて浮かれるように嬉しそうな顔なんてして。そんなんじゃ簡単に食べられてしまうよ」
「は、離してくださいっ」
ルシエルは私の抵抗している手首を掴むと、いとも簡単に壁に押しつけた。
そして顔を近づけてきたかと思えば、彼の口元は私の耳のほうへと移動していく。
急に距離が近くなり、私の鼓動はバクバクと激しく揺れ始める。
「ねえ、教えてあげようか。何も知らない無知で可哀想なフィーに」
「ひぁっ、やっ……」
突然耳元で囁かれ、ビクッと体を震わせてしまう。
「今のなに? ああ、可愛すぎるだろう。ねえ、フィーは耳が弱いの? もっといじめてもいい?」
「だ、だめですっ! ……ぁっ、やめっ、て……」
私の両腕は壁際に押しつけられたままなので、抵抗することも、口を塞ぐことも出来ない。
(お兄様、こんなところで何をする気ですかっ! 誰かに見られたら……)
「本当にだめなの? 随分体温が上がってきているみたいだよ」
「……っ、耳元で、囁かないでっ……ひ、ぁっ!」
私が必死に言葉を繋ぐと、耳の縁をねっとりとした何かが這っていくのに気付き、私は体を大きく震わせてしまう。
「どうされましたか?」
「……っ、折角いいところだったのに」
突然奥のほうから、声が響いてきた。
すると彼の口元から残念そうなため息が漏れて、ぱっと私の元から離れていく。
「大したことではないよ。いつものように、可愛い妹と少し戯れていただけだ」
「そう、ですか……」
彼はにっこりと清々しいほどの笑顔を作り、いつものことだという言葉で終わらせようとしている。
使用人はチラチラと私のほうを気にしている様子だ。
「そ、そうなの。少しふざけてしまったみたい。だから大丈夫よ。私は部屋に戻るわ」
内心私はほっとしていた。
これでルシエルから離れることが出来る。
正直なところ、いつもと違う兄が少し怖いと感じていた。
追ってくるのではないかと少し不安だったが、その心配はなかったようだ。
(お兄様、一体どうしてしまったのかしら……)
私には何故このような行動を兄がしたのか分からない。
しかし、これは始まりに過ぎなかった。
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