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第一部
34.邪魔はさせない②※
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再びローレンに捕らえられてしまった。
私は外に出なければ良かったと後悔していた。
シリルには心配や迷惑を沢山かけてしまっている。
もしかしたら今も探してくれているのかもしれない。
そう考えると申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
今までのローレンの行動を考えれば、こうなる事は予想出来たはずなのに…。
私は馬鹿だ。
ここは先程目覚めた部屋だった。
この部屋には今はローレンもシレーネも居ない。
私一人だけだった。
今なら逃げられるかもしれないと思い私は立ち上がった。
以前みたいな足枷は無く自由に動き回ることが出来る。
扉の方に行くと鍵は開いていた。
少し開けて廊下の先に視線を向けると周囲は静まり返っていて人の気配も感じられなかった。
突然の事だったからローレンは何も準備をしていなかったのだろうか。
だけどセシルを使って私を捕らえたことを考えればこうなることを計画していた事は間違いないはずだ。
しかし今はアレクシア公爵が亡くなりローレンの家はそれどころではないのだろう。
公爵が亡くなった事で爵位継承は早まるのではないかと思う。
本来ならば成人の儀を迎えてからという事だったが葬儀が終わり落ち着いたらすぐにでもそうなる可能性が高い。
これから数日間は本当に慌ただしくなるのだろう。
私はローレンと結婚するつもりなんて更々ないが、ローレンはそうしようと動き出している。
シレーネとの婚約が白紙に戻った事でそれは現実味を帯びて来ていた。
もし婚姻関係を結んでしまえば私は完全にローレンから逃げられなくなってしまう。
そんなことはどうしても避けたい。
なんとしてもここから逃げないと…!
私は辺りを警戒しながら室内から抜け出すと廊下を走り抜けて玄関がある方へと向かって走った。
ここは以前捕まっていた別邸ではなく、何度も来たことがる本邸だった。
だからどこに玄関があるのかも分かっている。
エントランスの前まで来ると、扉の前で数人の者達が何やら話をしている様だった。
恐らくローレンの親戚かアレクシア公爵と親しい者達なのだろう。
高貴な喪服を身に着けていたので間違いない。
私は早くここから出たい気持ちを抑えて居なくなるのを待つことにした。
一応私は死んでいる事になっているため、私が出て行けば大騒ぎになるかもしれない。
もしくは不審者として捕らえられてしまう可能性だってある。
私は前の方ばかり気にして背後を警戒するのを忘れていた。
「アリアは本当に悪い子だな。勝手に抜け出すなんて…駄目だろう?」
背後に気配を感じると同時に耳元で囁かれてビクッと体が飛び跳ねた。
「ローレン…」
私が恐る恐る後ろを振り返るとそこには困った顔をしたローレンが立っていた。
「部屋に行ったらアリアが居なくて焦ったよ。まだ逃げようとするんだな…」
ローレンは私が逃げられない様に私の手首をしっかりと握っていた。
「いやっ…お願い…帰らせて…」
「どこに帰るつもりだ…?」
「それは……」
私はそれ以上言えなくなった。
ローレンは冷たい視線で私をじっと見つめていた。
まるでこれ以上言うなと言われているような気がした。
「部屋に戻ろう、アリア」
私が言葉を失っているとローレンはいつもの表情に戻り優しい口調になっていた。
そして私は手を引かれるままに元居た部屋へと連れ戻された。
「アリアに食事を持ってきたんだ。お腹が空いたんじゃないか?俺はもう少しやる事が残っているから戻らないといけないけど…ゆっくり食事でもしていて」
「………」
机の上には湯気が立っている作り立ての料理が並べられていた。
どれも美味しそうに見えたけど今の私にはあまり食欲は無かった。
「アリア、言っておくけど逃げることは許さない。だけど…アリアはそんな事をしないって信じてるよ」
ローレンは私の目を真直ぐに見つめてそう言うと部屋から出て行った。
再び室内は静まり返り、テーブルの前の椅子に座ると小さくため息を漏らした。
今私が逃げ出せば、ローレンはシレーネに危害を加えるかもしれない。
アレクシア公爵をローレンが自ら手にかけたなんて思いたくないけど、絶対に違うなんて言いきれない。
ローレンなら…と考えてしまう。
私はスプーンに手を伸ばすも、手が震えて上手く持つことが出来なかった。
それでもゆっくりと食事に手を付けた。
もし何も食べて無ければ後でローレンに咎められるかもしれないから…。
それから暫く経ってもローレンは戻って来なかった。
外はもう深い闇に包まれていて静まり返っていた。
今日はもうローレンはここに戻って来ないのかもしれない、そう思うと少しほっとして睡魔に襲われた。
私はそのままベッドの中に入ると眠りの世界へと入っていった。
*****
「………んっ…」
なんだか体の奥がぞわぞわとする感覚を感じて意識を取り戻した。
重くなった瞼を開けるのが億劫で耳に集中してみると、時折チュッという音が聞こえてくる。
それと同時に甘い刺激が全身に伝わって私の口元は薄く開き粗い吐息と共に甘い声が意思とは関係なく漏れてしまう。
そんな感覚を感じて私はゆっくりと目を開いた。
寝台の傍に置かれている蝋燭の明かりぼんやりと部屋を照らしていた。
「やっと目を覚ましたか…」
「……ローレン…どうして…ここに…」
私が驚いた顔でローレンを見つめているとローレンの口元は僅かに上がり、そのまま私の唇は塞がれた。
「……んっ…」
「アリアの唇を味わうのは久しぶりだ。相変わらず甘いな」
ローレンは私の唇を舌で這わせてはチュッと音を立てて吸い上げる。
「ぁっ…いやっ…」
私は顔を傾け避けようとした。
すると耳に息を吹きかけられビクッと体を反応させてしまう。
「アリアは耳を責められたいのか?可愛いな」
「違っ……っ…」
ローレンは私の耳朶を甘噛みしながら、私の肌を這うようにローレンの掌が私の体に触れる。
「今は少し暗くて分かりずらいと思うけどアリアの肌に俺の痕を沢山つけておいたんだ。アリアは俺のモノだから…俺の証をしっかり刻んでおかないとな」
ローレンは艶のある声で吐息を混ぜる様に私の耳元で囁いてくる。
「いやっ…!」
私は自分の体の方に視線を向けると、服が全て剥ぎ取られていた事に気付き恥ずかしくなった。
「どうして嫌なんだ?アリアの体は嬉しそうに反応していたぞ?ああ、アリアは嫌がるフリをして俺の気を引こうとするのが得意だったな。今日は久しぶりだから朝まで抱き潰してやりたい所だけど、明日は大事な予定があるからな…。さすがに寝不足な顔でアリアの両親と再会させるのは可哀そうだから我慢しておくよ」
「………」
私はローレンの言葉にきょとんとしてしまった。
「なんだ?その顔は…。中途半端な状態にされて体が疼いて辛いか?」
「……違うからっ…、今日は止めとく…だから…もう出てって…」
私はローレンから視線を逸らして布団に手を伸ばした。
「そうか…。だけどアリアのここ…すごい溢れてるな。シーツまで濡らしてるの分かってるか?…勿体ない」
ローレンは私の中心に触れると中に指を入れて、円を描く様に一周掻き混ぜた。
中で指を動かす度にくちゅっといやらしい音が響いてくる。
「ぁあっ…いやっ…」
私は熱くなった場所を刺激されると体を小さく跳ねさせてしまった。
その反応をローレンはしっかりと見ていた。
「くくっ…やっぱりアリアの体は正直だな、可愛いよ。この蜜…舐めとって綺麗にしてやるよ」
ローレンは満足そうに笑い、私の足を強引に左右に割り開かせた。
熱くなった蜜口にローレンは唇を寄せると、ぺろぺろと入口を舐め始める。
「ぁああっ……!!」
熱いローレンの舌が触れるだけで体が痺れる様にビクビクと震えてしまう。
「相変わらずアリアの喘ぎ声は堪らないな。可愛い…もっと聞かせてくれ」
ローレンは更に舌を激しく動かし蜜を吸い上げる様に舐めていく。
「いやぁ……あああっ……っっ!!」
私の顔は真っ赤に染まり、目は薄っすらと潤んでいた。
こんなことされて嫌なのに、甘い痺れが気持ち良くて堪らない。
「こっちも弄ってやるよ。アリア、ここ舐められるの大好きだもんな…」
「ぁあああっ…っ!!!」
ぷっくりと膨らみ始めている蕾をきつく吸われ、私は腰を大きく跳ね上げた。
簡単に達してしまい、それと同時に悲鳴の様な声を響かせた。
「ああ、もうイったのか…?俺の指をこんなに締め付けて…本当に可愛いな」
ローレンは中に入っている指を激しくかき混ぜながら、硬くなった蕾を執拗に責め上げる。
「ぁあああっ…いやっ…そんなに激しくしないでっ…!!!」
私は首を横に振って止めてと懇願するも、更にローレンの指と舌は激しくなっていく。
腰を引いて逃げようとしても固定されてしまっているため逃げることは出来ない。
「ああ、本当に可愛い…。アリアの蜜がどんどん溢れて来るな。こんなに俺で感じてくれて嬉しいよ」
ローレンは指を引き抜くと溢れてくる蜜を激しく吸い上げる。
理性を忘れた様に乱暴に舐める姿はまるで獣の様だった。
私は何度も果ててしまう、だけどローレンは止めてくれない。
何度もイかされ続けて頭の奥がおかしくなりそうだった。
「ぁああっ…はぁっ…はぁっ…」
ローレンは満足したのかゆっくりと私の傍から離れた。
私の体からは力が抜け、粗くなった息を整えていた。
ローレンはそんな私を優しい表情で見下ろしていると額にそっと口付けた。
「アリア、狂おしい程に愛してる。俺はアリアがいないと生きていけないんだ…だから俺の傍から離れないでくれ…」
ローレンの切なそうな顔を見た瞬間、胸の奥が締め付けられるように痛くなった。
私は外に出なければ良かったと後悔していた。
シリルには心配や迷惑を沢山かけてしまっている。
もしかしたら今も探してくれているのかもしれない。
そう考えると申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
今までのローレンの行動を考えれば、こうなる事は予想出来たはずなのに…。
私は馬鹿だ。
ここは先程目覚めた部屋だった。
この部屋には今はローレンもシレーネも居ない。
私一人だけだった。
今なら逃げられるかもしれないと思い私は立ち上がった。
以前みたいな足枷は無く自由に動き回ることが出来る。
扉の方に行くと鍵は開いていた。
少し開けて廊下の先に視線を向けると周囲は静まり返っていて人の気配も感じられなかった。
突然の事だったからローレンは何も準備をしていなかったのだろうか。
だけどセシルを使って私を捕らえたことを考えればこうなることを計画していた事は間違いないはずだ。
しかし今はアレクシア公爵が亡くなりローレンの家はそれどころではないのだろう。
公爵が亡くなった事で爵位継承は早まるのではないかと思う。
本来ならば成人の儀を迎えてからという事だったが葬儀が終わり落ち着いたらすぐにでもそうなる可能性が高い。
これから数日間は本当に慌ただしくなるのだろう。
私はローレンと結婚するつもりなんて更々ないが、ローレンはそうしようと動き出している。
シレーネとの婚約が白紙に戻った事でそれは現実味を帯びて来ていた。
もし婚姻関係を結んでしまえば私は完全にローレンから逃げられなくなってしまう。
そんなことはどうしても避けたい。
なんとしてもここから逃げないと…!
私は辺りを警戒しながら室内から抜け出すと廊下を走り抜けて玄関がある方へと向かって走った。
ここは以前捕まっていた別邸ではなく、何度も来たことがる本邸だった。
だからどこに玄関があるのかも分かっている。
エントランスの前まで来ると、扉の前で数人の者達が何やら話をしている様だった。
恐らくローレンの親戚かアレクシア公爵と親しい者達なのだろう。
高貴な喪服を身に着けていたので間違いない。
私は早くここから出たい気持ちを抑えて居なくなるのを待つことにした。
一応私は死んでいる事になっているため、私が出て行けば大騒ぎになるかもしれない。
もしくは不審者として捕らえられてしまう可能性だってある。
私は前の方ばかり気にして背後を警戒するのを忘れていた。
「アリアは本当に悪い子だな。勝手に抜け出すなんて…駄目だろう?」
背後に気配を感じると同時に耳元で囁かれてビクッと体が飛び跳ねた。
「ローレン…」
私が恐る恐る後ろを振り返るとそこには困った顔をしたローレンが立っていた。
「部屋に行ったらアリアが居なくて焦ったよ。まだ逃げようとするんだな…」
ローレンは私が逃げられない様に私の手首をしっかりと握っていた。
「いやっ…お願い…帰らせて…」
「どこに帰るつもりだ…?」
「それは……」
私はそれ以上言えなくなった。
ローレンは冷たい視線で私をじっと見つめていた。
まるでこれ以上言うなと言われているような気がした。
「部屋に戻ろう、アリア」
私が言葉を失っているとローレンはいつもの表情に戻り優しい口調になっていた。
そして私は手を引かれるままに元居た部屋へと連れ戻された。
「アリアに食事を持ってきたんだ。お腹が空いたんじゃないか?俺はもう少しやる事が残っているから戻らないといけないけど…ゆっくり食事でもしていて」
「………」
机の上には湯気が立っている作り立ての料理が並べられていた。
どれも美味しそうに見えたけど今の私にはあまり食欲は無かった。
「アリア、言っておくけど逃げることは許さない。だけど…アリアはそんな事をしないって信じてるよ」
ローレンは私の目を真直ぐに見つめてそう言うと部屋から出て行った。
再び室内は静まり返り、テーブルの前の椅子に座ると小さくため息を漏らした。
今私が逃げ出せば、ローレンはシレーネに危害を加えるかもしれない。
アレクシア公爵をローレンが自ら手にかけたなんて思いたくないけど、絶対に違うなんて言いきれない。
ローレンなら…と考えてしまう。
私はスプーンに手を伸ばすも、手が震えて上手く持つことが出来なかった。
それでもゆっくりと食事に手を付けた。
もし何も食べて無ければ後でローレンに咎められるかもしれないから…。
それから暫く経ってもローレンは戻って来なかった。
外はもう深い闇に包まれていて静まり返っていた。
今日はもうローレンはここに戻って来ないのかもしれない、そう思うと少しほっとして睡魔に襲われた。
私はそのままベッドの中に入ると眠りの世界へと入っていった。
*****
「………んっ…」
なんだか体の奥がぞわぞわとする感覚を感じて意識を取り戻した。
重くなった瞼を開けるのが億劫で耳に集中してみると、時折チュッという音が聞こえてくる。
それと同時に甘い刺激が全身に伝わって私の口元は薄く開き粗い吐息と共に甘い声が意思とは関係なく漏れてしまう。
そんな感覚を感じて私はゆっくりと目を開いた。
寝台の傍に置かれている蝋燭の明かりぼんやりと部屋を照らしていた。
「やっと目を覚ましたか…」
「……ローレン…どうして…ここに…」
私が驚いた顔でローレンを見つめているとローレンの口元は僅かに上がり、そのまま私の唇は塞がれた。
「……んっ…」
「アリアの唇を味わうのは久しぶりだ。相変わらず甘いな」
ローレンは私の唇を舌で這わせてはチュッと音を立てて吸い上げる。
「ぁっ…いやっ…」
私は顔を傾け避けようとした。
すると耳に息を吹きかけられビクッと体を反応させてしまう。
「アリアは耳を責められたいのか?可愛いな」
「違っ……っ…」
ローレンは私の耳朶を甘噛みしながら、私の肌を這うようにローレンの掌が私の体に触れる。
「今は少し暗くて分かりずらいと思うけどアリアの肌に俺の痕を沢山つけておいたんだ。アリアは俺のモノだから…俺の証をしっかり刻んでおかないとな」
ローレンは艶のある声で吐息を混ぜる様に私の耳元で囁いてくる。
「いやっ…!」
私は自分の体の方に視線を向けると、服が全て剥ぎ取られていた事に気付き恥ずかしくなった。
「どうして嫌なんだ?アリアの体は嬉しそうに反応していたぞ?ああ、アリアは嫌がるフリをして俺の気を引こうとするのが得意だったな。今日は久しぶりだから朝まで抱き潰してやりたい所だけど、明日は大事な予定があるからな…。さすがに寝不足な顔でアリアの両親と再会させるのは可哀そうだから我慢しておくよ」
「………」
私はローレンの言葉にきょとんとしてしまった。
「なんだ?その顔は…。中途半端な状態にされて体が疼いて辛いか?」
「……違うからっ…、今日は止めとく…だから…もう出てって…」
私はローレンから視線を逸らして布団に手を伸ばした。
「そうか…。だけどアリアのここ…すごい溢れてるな。シーツまで濡らしてるの分かってるか?…勿体ない」
ローレンは私の中心に触れると中に指を入れて、円を描く様に一周掻き混ぜた。
中で指を動かす度にくちゅっといやらしい音が響いてくる。
「ぁあっ…いやっ…」
私は熱くなった場所を刺激されると体を小さく跳ねさせてしまった。
その反応をローレンはしっかりと見ていた。
「くくっ…やっぱりアリアの体は正直だな、可愛いよ。この蜜…舐めとって綺麗にしてやるよ」
ローレンは満足そうに笑い、私の足を強引に左右に割り開かせた。
熱くなった蜜口にローレンは唇を寄せると、ぺろぺろと入口を舐め始める。
「ぁああっ……!!」
熱いローレンの舌が触れるだけで体が痺れる様にビクビクと震えてしまう。
「相変わらずアリアの喘ぎ声は堪らないな。可愛い…もっと聞かせてくれ」
ローレンは更に舌を激しく動かし蜜を吸い上げる様に舐めていく。
「いやぁ……あああっ……っっ!!」
私の顔は真っ赤に染まり、目は薄っすらと潤んでいた。
こんなことされて嫌なのに、甘い痺れが気持ち良くて堪らない。
「こっちも弄ってやるよ。アリア、ここ舐められるの大好きだもんな…」
「ぁあああっ…っ!!!」
ぷっくりと膨らみ始めている蕾をきつく吸われ、私は腰を大きく跳ね上げた。
簡単に達してしまい、それと同時に悲鳴の様な声を響かせた。
「ああ、もうイったのか…?俺の指をこんなに締め付けて…本当に可愛いな」
ローレンは中に入っている指を激しくかき混ぜながら、硬くなった蕾を執拗に責め上げる。
「ぁあああっ…いやっ…そんなに激しくしないでっ…!!!」
私は首を横に振って止めてと懇願するも、更にローレンの指と舌は激しくなっていく。
腰を引いて逃げようとしても固定されてしまっているため逃げることは出来ない。
「ああ、本当に可愛い…。アリアの蜜がどんどん溢れて来るな。こんなに俺で感じてくれて嬉しいよ」
ローレンは指を引き抜くと溢れてくる蜜を激しく吸い上げる。
理性を忘れた様に乱暴に舐める姿はまるで獣の様だった。
私は何度も果ててしまう、だけどローレンは止めてくれない。
何度もイかされ続けて頭の奥がおかしくなりそうだった。
「ぁああっ…はぁっ…はぁっ…」
ローレンは満足したのかゆっくりと私の傍から離れた。
私の体からは力が抜け、粗くなった息を整えていた。
ローレンはそんな私を優しい表情で見下ろしていると額にそっと口付けた。
「アリア、狂おしい程に愛してる。俺はアリアがいないと生きていけないんだ…だから俺の傍から離れないでくれ…」
ローレンの切なそうな顔を見た瞬間、胸の奥が締め付けられるように痛くなった。
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