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番外編
82.私のあれから…-sideレオナ-
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目覚めると、そこはとてもじめじめとしていて冷たい床の上だった。
そこはとても暗く、光が無いため何も視界に入らない。
(ここ……どこ…?)
ずっと硬い床の上で寝転がっていたせいか、体が怠く感じる。
私はゆっくりと体を起こすと、チリンと鈴の音が聞こえた。
それは私のすぐ傍から聞こえてくる様で、私が首元に手を伸ばすと、まるで飼い猫にでも着けるような小さい鈴が付けられていた。
そして私の首には皮で出来た首輪が付けられている様だ。
(な…何これ…)
鈴の音に気を取られていたが、体を動かすと右足に何か冷たいものが絡みついている事に気付き、今度はそちらに手を伸ばした。
私が足を動かす度に、そこから繋がれている鎖の様なものが、ジャラジャラと引きずる様な音を立てていた。
(鎖…?)
「な…なんなの…?一体どうなってるの…!?」
私は確か…イザークのパーティーに参加したはずだ。
そしてそこにフェリクスが現れて私の事を救い出してくれた。
その後は馬車に乗って……、屋敷へと送り届けてもらった…。
(これは…夢…?)
そんな事を考えていると、コツコツと靴の鳴る音が奥から響いて来た。
何も見えないが音のする方へと視線を向ける。
「だ…誰っ!?」
何も見えない恐怖から、私は声を張り上げた。
靴音が近づいて来ると同時に、オレンジ色の光がどんどん大きくなってくる。
「レオナ…、目を覚ましたんだね…」
「…フェリクス…さ…ま…?」
聞き覚えのある声に気付くと、私の表情は安心感から緩んでいく。
私はフェリクスの胸の中に飛び込もうと思い、声の方向に近づくと硬い鉄の棒に邪魔をされる。
それは同じ間隔で何本も立てられていて、まるで檻の様だった。
光が近づいて来ると、ここが檻なのだとはっきりと分かった。
「……その鈴…随分と似合っているね。レオナの為に僕が選んだんだよ…。レオナは薔薇の様な濃い赤が好きだったから、その色にしたんだ…」
「……ちょっと、なにこれ…檻…!?ねぇ、一体どうなってるの…?」
ここがどこなのか気付くとフェリクスの話など聞かず、檻の鉄棒を握りしめ、ここから出ようと試みたがそれはびくともしない。
「ここがレオナの部屋って訳では無いけど、まずは…悪い事をしたら入る場所を教えてあげようと思ってね…」
「はぁっ!?何言ってるの?私はそんなことなんてしてないっ!今すぐ出してよっ…!!」
「少し気が立っているみたいだから、もう少しここに入れておいた方がいいかな…」
「ふざけないでっ…!!こんなことして…ただで済むと思っているの…!?」
私はきつくフェリクスを睨みつけた。
「許すも何も、レオナの主人は僕だからね…。ペットは主人である僕の言うことを聞かないといけないよ…」
「この変態っ…!!何がペットよ!!気持ち悪いのよっ!さっさと出しなさいよっ、このクソ男っ!!気が弱い癖に、こんなことをして私に勝ったつもり?」
「レオナは随分と口が悪いな…。もしかしてそれが本性なの…?ガッカリだよ…。だけど…、恨むなら僕ではなく自分のして来た事を後悔するんだな。ここにレオナを送ることを指示したのは僕では無くイザーク殿下だ…。そして一生ここがレオナの居場所になる…。これは命令だ、逆らう事なんて出来ない」
「……っ…!!」
私はその言葉を聞いて、目の前が真っ暗になりその場にぺたんと座り込んでしまった。
あのパーティーでの事を思い出す。
イザークはあの時私を咎めなかったが、ここに送られる事が既に決められていたから、あの時は何も言わなかったのだと直ぐに気付いた。
私の目からは涙がぽたぽたと溢れ始めた。
(私…一生死ぬまで…ここから出られないの……?)
そう思うと怖くてたまらない気持ちになる。
こんな光も何もない場所に閉じ込められて、耐えられるはずがない…。
「いやっ…こんな場所…いたくないっ……。お願いっ…助けてっ…」
私は泣きながら叫んだ。
するとすぐ傍までフェリクスが近づいて来る。
「言っただろう…?ここは悪い事をしたら入れる場所だって…。そうしなければ、もっと良い部屋での生活を保障してあげるよ…。レオナはいい子になれる…?」
「……なるわっ…、いい子に…なるからっ…!ここから出して…お願いっ…」
私は涙でぐちゃぐちゃになった顔でフェリクスを見つめた。
するとフェリクスはにっこりと微笑んだ。
「レオナはいい子だね…。主人である僕をこれからは困らせたらだめだよ…」
「絶対にしないっ…!」
私ははっきりとそう告げた。
するとすぐにフェリクスは檻の扉を開けてくれて、私を外に出してくれた。
どうやらここは地下牢らしい。
元々は囚人を閉じ込める為に作られたのだと後から知った。
地上に戻ると、窓からは眩しい程の光が溢れていてほっとした。
私はフェリクスに連れられて、一番奥の部屋へと移動した。
そこは割と大きな部屋で、何故か中央にキングサイズのベッドがあった。
そして端には高価な家具が多数並べられている。
大きな窓もいくつもあり、日当たりも良さそうだ。
先程の牢獄とは比べ物にならない程良い部屋に感じた。
「ここが今日から僕達の部屋だ……」
「え…?」
「今は僕達しかいないけど、ここにはプレイを楽しみに来る貴族共もいるそうだ…。僕達はそれの見本となる様に頑張ろう…。良い評価を貰えれば褒美も貰える様だよ」
ここはイザークの趣味で使っていた施設らしい。
元々は罪人の収容施設だったらしいが、改装して最近までイザークが別荘として使っていたとか…。
そのせいで置かれている家具はどれも一流品の豪華なものばかりだ。
そして服は毎週何十着と届き、選び放題だ。
だけど、その服はどれも透けていて、閨の時に着る服が殆どだった。
しかし貴族用に作られている為、素材も良いし、デザインも凝っている物が多い。
装飾品もここには多数置かれていて、それは全て自由に使って良いとの事らしい。
それのどれもがかなり高価なものだと、見ただけで分かる程だった。
さすが王子であるイザークが揃えたものだと、納得してしまう。
そして私には仕事が与えられている。
試作品の淫具を実際使って、使い心地が良いかどうかを調べる事だ。
実際の男根を模った張り型だったり、それに魔法が封じ込まれた魔導具だったり…、媚薬効果がある試薬品だったり…内容は様々だ。
だけど、私は気持ちいい事は大好きだった。
だからこの仕事は苦では無かったし、頑張ればその後フェリクスがご褒美に激しく抱いてくれる。
正直なところ…フェリクスは弱弱しくて性格は残念だが、アレは…それなりに立派だから私を快楽に落としてくれる。
ある意味ここは私の理想の場所とも言えるだろう。
豪華なものに囲まれて、服も選び放題…。
そして誰のモノかは知らないが、色んなサイズの楔を堪能出来る…。
しかし楽しくフェリクスと二人で過ごしていたら、突然お母様と執事がやって来た。
お母様が昔から執事と不貞を働いていたことは知っていた。
だけど興味が無かったので見て見ぬふりをしてきた。
しかも私が二人の間に生まれた子だと言う。
その話を聞いた時は少し驚いたが、お母様ならやり兼ねないと思い納得出来た。
「ここは私とフェリクス様だけの場所よっ…!出て行って…!」
私が後から来た二人に文句を言うと、私が心配だと言って居座り始めた。
そしていつしか二人も私達と同じことをする様になり、その魅力にはまっていった。
この施設に遊びに来た貴族達に気に入られると、高価な装飾品をプレゼントされたりすることもある。
だから私はお母様には絶対に負けるわけにはいかなかった。
(私の方が若くて可憐なのだから…負けるなんて絶対にないわ…!!)
私はこの場所からは一生出られない。
まるで罪人の様に私の足首には、足枷が付けられている。
そして首には鈴が付けられている為、隠れても直ぐにフェリクスに見つかってしまう。
だけど自分が楽観的な性格で良かったと思っている。
「どうせ一生ここで過ごすなら、楽しまないと…損よね…」
私がふとした瞬間にそう呟くと、フェリクスは可笑しそうに笑っていた。
「レオナは前向きだね…、そんな所…レオナらしくて僕は好きだよ。安心して、一生僕が傍に居てあげるから…」
フェリクスはうっとりした顔で呟いた。
一度は裏切った男だったが、傍に居てくれるのがフェリクスで良かったと思った。
少し歪んでしまったが、誰よりも私の事を愛してくれる。
それから暫くして突然、お母様と執事が居なくなった。
あの二人は一体どこに消えてしまったのだろう。
ここから出て行くのは不可能に近いと言うのに…。
フェリクスに聞いたら「知らない」と答えていた。
だけどその笑顔はとても歪んでいて、狂気を孕んでいる様に見えた。
ーーーーーーーーー
作者から
レオナのその後を描こうか少し悩んだのですが、少し入れてみる事にしました。
レオナは前向きな性格なので、不幸もものともせず、しれっと受け入れてしまう展開になりました(笑)
でも、ヤンデレ化したフェリクスからは一生逃れられないというエンドです。
そして本編は次で最終話になります。
本編終了後は後日談として結婚初夜話とか、その後の話とか少し入れたいと思っています。
10月から書き始めた作品ですが、読んで頂きありがとうございます。
残り僅かになりますが、楽しんで頂ければ嬉しい限りです。
そこはとても暗く、光が無いため何も視界に入らない。
(ここ……どこ…?)
ずっと硬い床の上で寝転がっていたせいか、体が怠く感じる。
私はゆっくりと体を起こすと、チリンと鈴の音が聞こえた。
それは私のすぐ傍から聞こえてくる様で、私が首元に手を伸ばすと、まるで飼い猫にでも着けるような小さい鈴が付けられていた。
そして私の首には皮で出来た首輪が付けられている様だ。
(な…何これ…)
鈴の音に気を取られていたが、体を動かすと右足に何か冷たいものが絡みついている事に気付き、今度はそちらに手を伸ばした。
私が足を動かす度に、そこから繋がれている鎖の様なものが、ジャラジャラと引きずる様な音を立てていた。
(鎖…?)
「な…なんなの…?一体どうなってるの…!?」
私は確か…イザークのパーティーに参加したはずだ。
そしてそこにフェリクスが現れて私の事を救い出してくれた。
その後は馬車に乗って……、屋敷へと送り届けてもらった…。
(これは…夢…?)
そんな事を考えていると、コツコツと靴の鳴る音が奥から響いて来た。
何も見えないが音のする方へと視線を向ける。
「だ…誰っ!?」
何も見えない恐怖から、私は声を張り上げた。
靴音が近づいて来ると同時に、オレンジ色の光がどんどん大きくなってくる。
「レオナ…、目を覚ましたんだね…」
「…フェリクス…さ…ま…?」
聞き覚えのある声に気付くと、私の表情は安心感から緩んでいく。
私はフェリクスの胸の中に飛び込もうと思い、声の方向に近づくと硬い鉄の棒に邪魔をされる。
それは同じ間隔で何本も立てられていて、まるで檻の様だった。
光が近づいて来ると、ここが檻なのだとはっきりと分かった。
「……その鈴…随分と似合っているね。レオナの為に僕が選んだんだよ…。レオナは薔薇の様な濃い赤が好きだったから、その色にしたんだ…」
「……ちょっと、なにこれ…檻…!?ねぇ、一体どうなってるの…?」
ここがどこなのか気付くとフェリクスの話など聞かず、檻の鉄棒を握りしめ、ここから出ようと試みたがそれはびくともしない。
「ここがレオナの部屋って訳では無いけど、まずは…悪い事をしたら入る場所を教えてあげようと思ってね…」
「はぁっ!?何言ってるの?私はそんなことなんてしてないっ!今すぐ出してよっ…!!」
「少し気が立っているみたいだから、もう少しここに入れておいた方がいいかな…」
「ふざけないでっ…!!こんなことして…ただで済むと思っているの…!?」
私はきつくフェリクスを睨みつけた。
「許すも何も、レオナの主人は僕だからね…。ペットは主人である僕の言うことを聞かないといけないよ…」
「この変態っ…!!何がペットよ!!気持ち悪いのよっ!さっさと出しなさいよっ、このクソ男っ!!気が弱い癖に、こんなことをして私に勝ったつもり?」
「レオナは随分と口が悪いな…。もしかしてそれが本性なの…?ガッカリだよ…。だけど…、恨むなら僕ではなく自分のして来た事を後悔するんだな。ここにレオナを送ることを指示したのは僕では無くイザーク殿下だ…。そして一生ここがレオナの居場所になる…。これは命令だ、逆らう事なんて出来ない」
「……っ…!!」
私はその言葉を聞いて、目の前が真っ暗になりその場にぺたんと座り込んでしまった。
あのパーティーでの事を思い出す。
イザークはあの時私を咎めなかったが、ここに送られる事が既に決められていたから、あの時は何も言わなかったのだと直ぐに気付いた。
私の目からは涙がぽたぽたと溢れ始めた。
(私…一生死ぬまで…ここから出られないの……?)
そう思うと怖くてたまらない気持ちになる。
こんな光も何もない場所に閉じ込められて、耐えられるはずがない…。
「いやっ…こんな場所…いたくないっ……。お願いっ…助けてっ…」
私は泣きながら叫んだ。
するとすぐ傍までフェリクスが近づいて来る。
「言っただろう…?ここは悪い事をしたら入れる場所だって…。そうしなければ、もっと良い部屋での生活を保障してあげるよ…。レオナはいい子になれる…?」
「……なるわっ…、いい子に…なるからっ…!ここから出して…お願いっ…」
私は涙でぐちゃぐちゃになった顔でフェリクスを見つめた。
するとフェリクスはにっこりと微笑んだ。
「レオナはいい子だね…。主人である僕をこれからは困らせたらだめだよ…」
「絶対にしないっ…!」
私ははっきりとそう告げた。
するとすぐにフェリクスは檻の扉を開けてくれて、私を外に出してくれた。
どうやらここは地下牢らしい。
元々は囚人を閉じ込める為に作られたのだと後から知った。
地上に戻ると、窓からは眩しい程の光が溢れていてほっとした。
私はフェリクスに連れられて、一番奥の部屋へと移動した。
そこは割と大きな部屋で、何故か中央にキングサイズのベッドがあった。
そして端には高価な家具が多数並べられている。
大きな窓もいくつもあり、日当たりも良さそうだ。
先程の牢獄とは比べ物にならない程良い部屋に感じた。
「ここが今日から僕達の部屋だ……」
「え…?」
「今は僕達しかいないけど、ここにはプレイを楽しみに来る貴族共もいるそうだ…。僕達はそれの見本となる様に頑張ろう…。良い評価を貰えれば褒美も貰える様だよ」
ここはイザークの趣味で使っていた施設らしい。
元々は罪人の収容施設だったらしいが、改装して最近までイザークが別荘として使っていたとか…。
そのせいで置かれている家具はどれも一流品の豪華なものばかりだ。
そして服は毎週何十着と届き、選び放題だ。
だけど、その服はどれも透けていて、閨の時に着る服が殆どだった。
しかし貴族用に作られている為、素材も良いし、デザインも凝っている物が多い。
装飾品もここには多数置かれていて、それは全て自由に使って良いとの事らしい。
それのどれもがかなり高価なものだと、見ただけで分かる程だった。
さすが王子であるイザークが揃えたものだと、納得してしまう。
そして私には仕事が与えられている。
試作品の淫具を実際使って、使い心地が良いかどうかを調べる事だ。
実際の男根を模った張り型だったり、それに魔法が封じ込まれた魔導具だったり…、媚薬効果がある試薬品だったり…内容は様々だ。
だけど、私は気持ちいい事は大好きだった。
だからこの仕事は苦では無かったし、頑張ればその後フェリクスがご褒美に激しく抱いてくれる。
正直なところ…フェリクスは弱弱しくて性格は残念だが、アレは…それなりに立派だから私を快楽に落としてくれる。
ある意味ここは私の理想の場所とも言えるだろう。
豪華なものに囲まれて、服も選び放題…。
そして誰のモノかは知らないが、色んなサイズの楔を堪能出来る…。
しかし楽しくフェリクスと二人で過ごしていたら、突然お母様と執事がやって来た。
お母様が昔から執事と不貞を働いていたことは知っていた。
だけど興味が無かったので見て見ぬふりをしてきた。
しかも私が二人の間に生まれた子だと言う。
その話を聞いた時は少し驚いたが、お母様ならやり兼ねないと思い納得出来た。
「ここは私とフェリクス様だけの場所よっ…!出て行って…!」
私が後から来た二人に文句を言うと、私が心配だと言って居座り始めた。
そしていつしか二人も私達と同じことをする様になり、その魅力にはまっていった。
この施設に遊びに来た貴族達に気に入られると、高価な装飾品をプレゼントされたりすることもある。
だから私はお母様には絶対に負けるわけにはいかなかった。
(私の方が若くて可憐なのだから…負けるなんて絶対にないわ…!!)
私はこの場所からは一生出られない。
まるで罪人の様に私の足首には、足枷が付けられている。
そして首には鈴が付けられている為、隠れても直ぐにフェリクスに見つかってしまう。
だけど自分が楽観的な性格で良かったと思っている。
「どうせ一生ここで過ごすなら、楽しまないと…損よね…」
私がふとした瞬間にそう呟くと、フェリクスは可笑しそうに笑っていた。
「レオナは前向きだね…、そんな所…レオナらしくて僕は好きだよ。安心して、一生僕が傍に居てあげるから…」
フェリクスはうっとりした顔で呟いた。
一度は裏切った男だったが、傍に居てくれるのがフェリクスで良かったと思った。
少し歪んでしまったが、誰よりも私の事を愛してくれる。
それから暫くして突然、お母様と執事が居なくなった。
あの二人は一体どこに消えてしまったのだろう。
ここから出て行くのは不可能に近いと言うのに…。
フェリクスに聞いたら「知らない」と答えていた。
だけどその笑顔はとても歪んでいて、狂気を孕んでいる様に見えた。
ーーーーーーーーー
作者から
レオナのその後を描こうか少し悩んだのですが、少し入れてみる事にしました。
レオナは前向きな性格なので、不幸もものともせず、しれっと受け入れてしまう展開になりました(笑)
でも、ヤンデレ化したフェリクスからは一生逃れられないというエンドです。
そして本編は次で最終話になります。
本編終了後は後日談として結婚初夜話とか、その後の話とか少し入れたいと思っています。
10月から書き始めた作品ですが、読んで頂きありがとうございます。
残り僅かになりますが、楽しんで頂ければ嬉しい限りです。
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