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第1章 魔王マナ
第4話 マナとティナの婚約と事態の好転?
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あれから数週間が過ぎた。
魔人族の貴族は既に半数の10人が行方不明になりその理由も不明のままであった。
誰もが互いを疑い魔人達の国は疑心暗鬼が渦巻く状況と成り果てていた。
「一体どうしたらいいのだ…」
マナは変わらず王座で王の職務を全うしているが人が居ない時に頭を抱えることが増えた。
しかし、マナにはティナが居る。
彼女に自身の不甲斐ない部分を見せるのを嫌うマナであったがそんなマナを優しい微笑みで包み込んでくれるティナに心を許しつつあった。
素の自分を見せると嫌われてしまうかもしれない、だが現在の自分の心中を落ち着かせてくれる唯一の存在がティナなのだ。
そして、日を重ねる毎にティナはそんな自分でも嫌わずに側に居てくれる。
それが何よりもマナにとって救いとなっていた。
「ティナ、狩りに行こうか」
上品にマナの言葉に頭を下げて答えるティナはマナと共に何時もの森へ出掛けた。
そして、切り株に腰掛けるマナとティナ。
この安らぎの時間が永遠に続くのを望みマナはティナに告げる。
「ティナ、今国が大変なことになっている。だがきっとそれももうすぐ落ち着くはずだ。国が落ち着き争いが無くなった暁には私はお前を妻に迎えたい、どうだ?私の愛を受け入れてくれるか?」
ティナはいつもの微笑みを浮かべながらマナの手を握り返し目を見つめながら頷く。
そして、二人は初めての接吻を誓いの印として行うのであった…
あれから更に数日が過ぎた。
マナにとってティナを妻として迎えるためにも今回の失踪を解決したく忙しく動き回るのだが、結果的に分かったのは数日おきに一人ずつ消える事だけであった。
しかし、魔人貴族が減ったからといって人族の反撃が始まるわけではなかった。
実はティナの料理の効果でマナを筆頭に誰もが自身の魔力を更に高めていたのだ。
それにより最後に残った人族の町リムルダール周辺に滞在している魔人達の力まで増強されていた。
魔人族は身内と魔力のバイパスが繋がっており互いに互いの魔力は離れていても巡回している。
これが念話や魔力補助に繋がっているのであった。
そしてある日、遂に目撃情報が出た!
「一昨日消えた第2魔人貴族『ベルゼウブ』が出掛けるのを目撃したものが居りました」
「そうか!でかしたぞ!それでベルゼウブは何処へ?」
「そ、それが…昼過ぎに一人で城を抜け出して東の方へ徒歩で歩んで行った事は分かったのですが…」
「東と言えば…森か?」
この報告で今まで一切の痕跡を残さなかった失踪に一つの可能性が生まれたことを示唆していた。
それは、魔人貴族同士が手を組んでクーデターを引き起こそうとしているということであった。
このまま人族が滅びれば地位を終われる魔人貴族達は逆に第三の勢力として密かに力をつけて不意を付いて権利を奪う方法であった
「何人かで森を調査させる、悪い予感というのは当たるものだからな」
マナの言葉に「ハッ!」と返事を返して慌ただしく動き出す兵士達を見詰めるマナとティナであった。
魔人族の貴族は既に半数の10人が行方不明になりその理由も不明のままであった。
誰もが互いを疑い魔人達の国は疑心暗鬼が渦巻く状況と成り果てていた。
「一体どうしたらいいのだ…」
マナは変わらず王座で王の職務を全うしているが人が居ない時に頭を抱えることが増えた。
しかし、マナにはティナが居る。
彼女に自身の不甲斐ない部分を見せるのを嫌うマナであったがそんなマナを優しい微笑みで包み込んでくれるティナに心を許しつつあった。
素の自分を見せると嫌われてしまうかもしれない、だが現在の自分の心中を落ち着かせてくれる唯一の存在がティナなのだ。
そして、日を重ねる毎にティナはそんな自分でも嫌わずに側に居てくれる。
それが何よりもマナにとって救いとなっていた。
「ティナ、狩りに行こうか」
上品にマナの言葉に頭を下げて答えるティナはマナと共に何時もの森へ出掛けた。
そして、切り株に腰掛けるマナとティナ。
この安らぎの時間が永遠に続くのを望みマナはティナに告げる。
「ティナ、今国が大変なことになっている。だがきっとそれももうすぐ落ち着くはずだ。国が落ち着き争いが無くなった暁には私はお前を妻に迎えたい、どうだ?私の愛を受け入れてくれるか?」
ティナはいつもの微笑みを浮かべながらマナの手を握り返し目を見つめながら頷く。
そして、二人は初めての接吻を誓いの印として行うのであった…
あれから更に数日が過ぎた。
マナにとってティナを妻として迎えるためにも今回の失踪を解決したく忙しく動き回るのだが、結果的に分かったのは数日おきに一人ずつ消える事だけであった。
しかし、魔人貴族が減ったからといって人族の反撃が始まるわけではなかった。
実はティナの料理の効果でマナを筆頭に誰もが自身の魔力を更に高めていたのだ。
それにより最後に残った人族の町リムルダール周辺に滞在している魔人達の力まで増強されていた。
魔人族は身内と魔力のバイパスが繋がっており互いに互いの魔力は離れていても巡回している。
これが念話や魔力補助に繋がっているのであった。
そしてある日、遂に目撃情報が出た!
「一昨日消えた第2魔人貴族『ベルゼウブ』が出掛けるのを目撃したものが居りました」
「そうか!でかしたぞ!それでベルゼウブは何処へ?」
「そ、それが…昼過ぎに一人で城を抜け出して東の方へ徒歩で歩んで行った事は分かったのですが…」
「東と言えば…森か?」
この報告で今まで一切の痕跡を残さなかった失踪に一つの可能性が生まれたことを示唆していた。
それは、魔人貴族同士が手を組んでクーデターを引き起こそうとしているということであった。
このまま人族が滅びれば地位を終われる魔人貴族達は逆に第三の勢力として密かに力をつけて不意を付いて権利を奪う方法であった
「何人かで森を調査させる、悪い予感というのは当たるものだからな」
マナの言葉に「ハッ!」と返事を返して慌ただしく動き出す兵士達を見詰めるマナとティナであった。
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