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第120話 3つの願いが叶い遂にエロースと・・・

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「まず1つ目だ。俺の精を回復出来るようにしてほしい」
「だろうね、分かってるよ」

ニンフはヤマトのこの願いは当たり前だろうと考えていたので直ぐに取り掛かれるようにしていた。
小さく小声で人間には理解できない音で呪文を唱え魔法陣がヤマトの体を上から下へ通過していく・・・

「これであんたは不老不死の精液が無限に作られる人を超えたハイヒューマンになったよ」
「ておい不老不死?!」

ヤマトが声を上げるがニンフは何喰わぬ顔で続ける。

「詳しくはまた後で話すから先に次の願いは?」
「うぅ・・・まぁいいや、次は俺をこの世界の正式な住人にしてくれ」
「はいよっ」

今度は返事のみだ。
だがこれには理由があった。
ヤマトにとってこれからこの世界の全ての女から生まれる子供は全てヤマトの子供なのである。
子供を片親にはしたくないヤマトは必然的にそう願うだろうというのはニンフは知っていた。

「随分簡単にOKしてくれたな」
「まぁ今のアンタ元の世界に戻ったら普通の人間相手にSEXすると相手発狂死しちゃうからね」

それくらいヤマトのレベルアップによるSEXの快感は凄まじかった。

「じゃあ最後の願いだ。」
「それは言わなくても分かってるんだけどね・・・口に出して言うといいさ」
「エロースを俺の彼女に・・・いや、俺の嫁にしたい」
「だってさ」

そうニンフがヤマトの後ろに目をやって告げる。
ヤマトはゆっくりと後ろを振り向くとそこには恥ずかしそうにしているエロースが立っていた。
やはりヤマトはエロースの事を愛していた。
たった1度自宅に来た時に結ばれただけの関係で在るがそんな事は些細な事だ。
そしてニンフから衝撃の発言をされる。

「それじゃサキュバスを送るよ」
「はい、お願いします」

エロースの返事と共にニンフがまた何か呪文を唱え隣の部屋に居たサキュバスが宙に浮いたまま運ばれて来た。
そして、ニンフの前でその姿は瞬時に消えるのであった。

「サキュバスは何処へ?」
「過去へ行ったのさ、堕天使と魔族の子供なんて生まれたと知られたら大変な事になるからね」

そう、サキュバスはこうして過去へ送られ父親不明のままニンフに育てられる。
そして、成長しヤマトとめぐり合うのだ。
それはニンフのみが知る真実。

「だからエロースはこの世界から出せないんだ。なのでヤマトもこの世界に残ってもらわないと困る」
「そう言う事か・・・」

ヤマトは全てを理解した。
全て仕組まれていたのだ。
でも悪い気持ちはしない、本気で愛した女が目の前に居るんだ。
そう考えヤマトはエロースの前に跪きその手を取って言葉にする。

「エロース、こんな俺だけど妻になってくれるか?」
「はい、喜んで」

いつの間にか龍人と魔王もやって来ていて拍手をしている。
女体化した堕天使はちょっとヤキモチを妬いているのか少し機嫌が悪そうではあった。
彼女も複雑なのだろう、父親なのだがもう女になったし父親としてヤマトに対して思うところが無いわけではないが既に女になっていてヤマトに惚れている。
複雑すぎである。

「それで、エロースは天使の血を引いているから寿命が多分無いから」
「はえっ?!」

ニンフの口から次々と衝撃発言が続く。
だがそれは最初の願いでヤマトを不老不死にしたのに繋がりニンフの気遣いに仕方ないやつだなと息を吐く。
そして、最後に最大の爆弾が投下されるのであった。

「それで、ヤマト・・・いや 起動 戦艦 よ。この世界では女しか生まれないからこれからも宜しく!」
「・・・はぁ?!」

そう、この世界でヤマトが孕ませて出来た子供は全て女が生まれるのである。
それはこの世界では男性因子が成長の過程で絶対に女性因子に負けるからである。

「だから、その子供達も大きくなったら孕ませてあげてね」
「・・・・・・・はぁああああああああああああああああ?!?!?」

声を大きく上げるヤマトであったがニンフが突然羽衣を脱ぎ始める。
そそり勃つペニスにはオナホールが装着されて自ら膣からバイブを引き抜くニンフ

「ん・・・んんっ・・・んはぁ・・・」

ぐっちょりと愛液が糸を引いてバイブと膣を繋げる。
粘着質な愛液の異常な分泌量を見て少し引くヤマトだがニンフがそのままヤマトに抱きついてくる。

「それじゃ次は私の相手宜しくね」
「い、いやだってエロースとこれから・・・」
「これは必要な事なの」

少し考えたヤマトだがニンフが使ってくれた気遣いを考えて理由が在るのだろうと考えエロースの方を見る。
エロースもニンフに育てられただけあってなにか理由が在るのだろうと理解し頷く。

「1回・・・だけだぞ」
「うん、さぁ挿入れて」

立ったままニンフの足を持ち上げ下から挿入するヤマト。

「んっ・・・んはぁぁぁぁああああ・・・凄い・・・これ凄いね・・・」

半分くらい挿入した所でニンフは光悦の表情を浮かべながらヤマトを見詰める。
奥までは挿入すると二人のお腹でニンフのペニスを包み込んでいる非貫通式オナホールが圧迫して邪魔なのでそれ以上奥へは進まないでそこでピストンを開始する。

「んっ・・・あのねヤマト・・・これから定期的に一定感覚で私とSEXしてもらうわ」
「それは何故?」
「あんっ・・・あっ・・・あのね、貴方の遺伝子を少しずつ改変していく為んっ・・・なのよっあっ」

そう、ニンフはヤマトが近親相姦で生まれてくる子供に悪影響が出ない様に遺伝子を操作する為にSEXをすると言っているのだ。
だがヤマトは気付かない、子供が産まれてから子供を生める年になるまで10年以上掛かるのにそんな高頻度で遺伝子操作をする必要が無いのではと言う考えには至らない。

「あっんあっ・・・凄い・・・これ本当に凄いわ・・・んぁっ」
「なんか俺も気が抜けたのか直ぐに出そうだわ」
「いいよっ私妊娠する事はないからたっぷり中で出してね」
「んっおぉっ!!」
ドプドプドプドプ・・・

ニンフの中へヤマトの精液が流し込まれニンフもそれで絶頂しオナホールの中へ射精する。

「あっ・・・あぁ・・・中が・・・熱~い・・・」

ニンフも満足気にヒクヒク痙攣しながらヤマトに抱き付いて軽いキスをして離れる。
ニンフの中もヤマトの精を全て吸収したのか一滴も垂れずにいた。
まぁ直ぐにニンフは再びバイブを挿入して蓋をしたのだが・・・

「さて、それじゃヤマトさん・・・あれの方も宜しくね」

そうニンフが指差した先には堕天使の信者でヤマトに襲い掛かっていた20人の聖職者であった。

「彼女達もこの世界に来ているって事だから妊娠の対象だからね」

ヤマトはエロースに小さく「ごめんな」と告げ倒れている女の元へ向かうのであった。
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