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第13話 少女とロクドーの縁
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ドドトトン♪ドドトトン♪ドドトトン♪ドドトトン♪
今までの2曲とは全く違うレベルの速度で上がってくる矢印!
誰もが最初にプレイしてパニックに陥るこのアイファイアーであったが少女の編み出した足固定踏みの効果は絶大であった!
同じ方向を複数回踏むという配置が初めて出てくるこの曲は初心者が最初に苦戦する曲でもある。
基本的に人間は歩く事を日常的に行っているが同じ場所で足踏みを行なう事というのは殆ど無い。
動かずに同じ場所を踏むというのは意外と難しいのだ。
しかも同じ箇所を複数回踏むという行為は軸足を重心に置いて片足立ちしながら反対の足で地面を蹴るという方法を知っていれば簡単だが基本的に人間は足を置くとその足に体重を乗せてしまう。
その為同じ箇所を踏もうと足を上げるのに一度動かした重心をもう片方の足に戻し、置いた足を持ち上げないと駄目なのだ。
このバランスを保ってプレイを行なうと言うのが他の音ゲーと大きく違うポイントであろう。
「きゃあっ!?」
予想通り2回続けて↓を踏ませる配置に少女はバランスを崩した。
だが1回ミスをしたところでゲームオーバーになるわけではないので落ち着いてバランスを戻しプレイを続ける。
曲が早くて一度崩れたバランスを戻すのに混乱しミスを連続してしまいゲームオーバーになるのが初心者によくある光景なのだが少女には先程編み出した固定踏みがあったお陰で落ち着いて復帰できた。
「うぉーー!!!」
「はえーーー!!!」
「すげぇええええ!!!!」
シャドープレイを行なっていた観客達も同じようにバランスを崩していたのを見てその難しさを理解したのか観客から少女を褒め称える声が飛び交う!
横に立ってみていたロクドーはその声に反応して口角が少し上がるのを見逃さなかった。
そして、同じ様な同じ方向を踏む配置が来た時にロクドーは声を上げる!
「片足立ちして地面を蹴れ!」
「っ?!」
基本的にロクドーはプレイヤーにヒントを与える事はしない。
勿論聞かれたら答えて教える事はするがこの様に自ら伝える事はビートDJマニアでは行った事が無かったのだ。
それを知っていたアリスは声を出したロクドーの方を見る。
そして、心の中にズキッと痛みが走るのを感じた。
ロクドーがプレイしている少女の為に普段は見せない自分を出した。
それがアリスの心に痛みをもたらしたのだ。
アリスはまだ気付かない、自分が小さい頃からロクドーに惹かれていたのを・・・
「なに・・・この痛み・・・」
痛みを感じた自分の胸に拳を当てて少女を見詰めるロクドーを見ていたアリスだったが突然観客から上がった歓声にビクッ?!っとして我に返る。
「やりやがったー!!!」
「いいぞねーちゃん!!!」
「俺も早くプレイしてー!!!」
そう、少女は見事にアイファイアーを初見クリアしたのだ!
そして少女は汗を流しながら横で見ていたロクドーに笑顔を見せる。
ロクドーも笑顔を向けて親指を立てる!
その後は凄かった。
エミと共にロクドーの所の元は奴隷だった従業員達が順番待ちの整列を行なったりと大忙し。
ロクドーへの気持ちに気付かないアリスは次々と売れていくエーテルの売買に大忙し。
そんな光景を眺めながらロクドーは先程プレイしてくれた少女と共に椅子に座り語り合う。
「いや、でもまさかクリアしてしまうとはね。俺の目に狂いは無かったよ」
「ナーヤです。」
「えっ?」
「私の名前、魔道士のナーヤです。」
それが彼女が名乗っているのだと理解するのに数秒要したがロクドーは先程と同じ笑みを向けて答える。
「俺はロクドーだ」
「知ってます。最初に答えてもらいましたから」
「っとそうだったな」
「えぇそうですよ、もぅ・・・」
ぽっちゃりした青髪少女はローブを脱いでいるので薄着である。
ぽっちゃりしているから勿論胸が大きいのである!
ナーヤはそれを自らの武器だと以前教えられたのを思い出しロクドーにそこを強調するように少し仰け反り気味になる。
だが悲しいかな、ロクドーは美女奴隷を何人も雇っている仕事をしているので女慣れしていた。
手を出したりしているわけではないのだがそれでも同じ場所で暮らしているので薄着で家の中を歩き回ったりされているのでそういうのには慣れていたのだ。
自分の胸の強調に反応を示さなかったロクドーの態度に少しガッカリしたがそれでもナーヤはロクドーとの縁を大事にしたかった。
「あ・・・あの、ロクドーさん・・・」
「ん?」
「私、このゲームもっと上手くなりたいです!」
「あぁ、ナーヤは絶対上達出切るよ。俺が保障する!」
その言葉に嬉しくなりつつもロクドーと見詰め合った事で頬を染めたナーヤ。
それをDDRの順番待ちをしながら睨みつける剣士とシーフ。
そしてエーテルの売買に忙しそうにしながら見ているアリス。
人間関係の面でも様々なイベント起こりそうな気配の中、DDRのプレイを終えた人達が何処かへ次々と駆けて行くのをロクドーは不思議に思っていた。
ロクドーは知らない、走り去った彼等が靴屋に駆けて行ったのを・・・
知らない間にコンマイ国の経済は異常な速度で回り始めているのであった。
今までの2曲とは全く違うレベルの速度で上がってくる矢印!
誰もが最初にプレイしてパニックに陥るこのアイファイアーであったが少女の編み出した足固定踏みの効果は絶大であった!
同じ方向を複数回踏むという配置が初めて出てくるこの曲は初心者が最初に苦戦する曲でもある。
基本的に人間は歩く事を日常的に行っているが同じ場所で足踏みを行なう事というのは殆ど無い。
動かずに同じ場所を踏むというのは意外と難しいのだ。
しかも同じ箇所を複数回踏むという行為は軸足を重心に置いて片足立ちしながら反対の足で地面を蹴るという方法を知っていれば簡単だが基本的に人間は足を置くとその足に体重を乗せてしまう。
その為同じ箇所を踏もうと足を上げるのに一度動かした重心をもう片方の足に戻し、置いた足を持ち上げないと駄目なのだ。
このバランスを保ってプレイを行なうと言うのが他の音ゲーと大きく違うポイントであろう。
「きゃあっ!?」
予想通り2回続けて↓を踏ませる配置に少女はバランスを崩した。
だが1回ミスをしたところでゲームオーバーになるわけではないので落ち着いてバランスを戻しプレイを続ける。
曲が早くて一度崩れたバランスを戻すのに混乱しミスを連続してしまいゲームオーバーになるのが初心者によくある光景なのだが少女には先程編み出した固定踏みがあったお陰で落ち着いて復帰できた。
「うぉーー!!!」
「はえーーー!!!」
「すげぇええええ!!!!」
シャドープレイを行なっていた観客達も同じようにバランスを崩していたのを見てその難しさを理解したのか観客から少女を褒め称える声が飛び交う!
横に立ってみていたロクドーはその声に反応して口角が少し上がるのを見逃さなかった。
そして、同じ様な同じ方向を踏む配置が来た時にロクドーは声を上げる!
「片足立ちして地面を蹴れ!」
「っ?!」
基本的にロクドーはプレイヤーにヒントを与える事はしない。
勿論聞かれたら答えて教える事はするがこの様に自ら伝える事はビートDJマニアでは行った事が無かったのだ。
それを知っていたアリスは声を出したロクドーの方を見る。
そして、心の中にズキッと痛みが走るのを感じた。
ロクドーがプレイしている少女の為に普段は見せない自分を出した。
それがアリスの心に痛みをもたらしたのだ。
アリスはまだ気付かない、自分が小さい頃からロクドーに惹かれていたのを・・・
「なに・・・この痛み・・・」
痛みを感じた自分の胸に拳を当てて少女を見詰めるロクドーを見ていたアリスだったが突然観客から上がった歓声にビクッ?!っとして我に返る。
「やりやがったー!!!」
「いいぞねーちゃん!!!」
「俺も早くプレイしてー!!!」
そう、少女は見事にアイファイアーを初見クリアしたのだ!
そして少女は汗を流しながら横で見ていたロクドーに笑顔を見せる。
ロクドーも笑顔を向けて親指を立てる!
その後は凄かった。
エミと共にロクドーの所の元は奴隷だった従業員達が順番待ちの整列を行なったりと大忙し。
ロクドーへの気持ちに気付かないアリスは次々と売れていくエーテルの売買に大忙し。
そんな光景を眺めながらロクドーは先程プレイしてくれた少女と共に椅子に座り語り合う。
「いや、でもまさかクリアしてしまうとはね。俺の目に狂いは無かったよ」
「ナーヤです。」
「えっ?」
「私の名前、魔道士のナーヤです。」
それが彼女が名乗っているのだと理解するのに数秒要したがロクドーは先程と同じ笑みを向けて答える。
「俺はロクドーだ」
「知ってます。最初に答えてもらいましたから」
「っとそうだったな」
「えぇそうですよ、もぅ・・・」
ぽっちゃりした青髪少女はローブを脱いでいるので薄着である。
ぽっちゃりしているから勿論胸が大きいのである!
ナーヤはそれを自らの武器だと以前教えられたのを思い出しロクドーにそこを強調するように少し仰け反り気味になる。
だが悲しいかな、ロクドーは美女奴隷を何人も雇っている仕事をしているので女慣れしていた。
手を出したりしているわけではないのだがそれでも同じ場所で暮らしているので薄着で家の中を歩き回ったりされているのでそういうのには慣れていたのだ。
自分の胸の強調に反応を示さなかったロクドーの態度に少しガッカリしたがそれでもナーヤはロクドーとの縁を大事にしたかった。
「あ・・・あの、ロクドーさん・・・」
「ん?」
「私、このゲームもっと上手くなりたいです!」
「あぁ、ナーヤは絶対上達出切るよ。俺が保障する!」
その言葉に嬉しくなりつつもロクドーと見詰め合った事で頬を染めたナーヤ。
それをDDRの順番待ちをしながら睨みつける剣士とシーフ。
そしてエーテルの売買に忙しそうにしながら見ているアリス。
人間関係の面でも様々なイベント起こりそうな気配の中、DDRのプレイを終えた人達が何処かへ次々と駆けて行くのをロクドーは不思議に思っていた。
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