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第23話 殺意のレイラと発情メイドと
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「んっ・・・朝か・・・」
ユウキが窓から入る光に顔を照らされて目を覚ます。
仰向けで寝ていたユウキは昨夜の事を思い出し少しの罪悪感と満足感を感じる。
今なおユウキに抱きついて寝ているシズ、流石に男性器は朝立ちしておらず純粋に抱き付いているだけであるがシズのアソコから垂れている精液が全てを物語っている。
「本当に俺なんかでいいのかな・・・」
左隣に少し離れてローザとハナが寝ておりそちらに視線を送る。
二人共熟睡しているようでまだまだ起きる気配は無い。
とりあえず何とかして起きようと抱きついているシズをゆっくりと横へどけてユウキは立ち上がる。
「うへぇ~カピカピだな・・・」
シズに中出しした精液が腹に垂れて固まっていたのだ。
ベットのシーツも2人の愛液やユウキの精液で結構アレな事になっているのだがユウキは気にしなかった。
そのまま用意されていた桶の水を使って体を清めて1人で部屋を出る。
「お腹空いたし朝ごはんを食べるかな」
流石に3人を相手にSEXした翌朝は消費したカロリーが多すぎたのか空腹が酷い事になっていた。
そんなユウキはいつもの食堂へ移動するとアリアが朝食を取っていた。
「あら、おはようございますユウキ様」
「おはようございますアリア姫」
美しい微笑みを向けられて少し照れるユウキは部屋に居たメイドに案内され席へと着く。
会議が終わったアリア姫は今日も忙しいのか側に居たメイドと今日の予定を詰めている様でユウキと会話する事無く軽く挨拶だけをして部屋を出て行った。
ハナやローザだけでなくシズも連れず1人でここへ来ている事に突っ込みを入れられたらなんて答えようかと悩んでいたのだが何も聞かれずホッとしていたユウキ。
食事を終えてユウキは1人でいつもの部屋へ移動し、丁度やってきたゼロと今日の講義を受けるのであった・・・
その頃、ユウキの部屋で目を覚まし思考を巡らせているローザはハナに体を拭いて貰っていた。
一応ハナはユウキ専属のメイドでローザは王宮魔道士である。
「ねぇハナ・・・私も昨夜体験したわ」
「・・・」
それが何を意味しているのかは言わなくても理解していた。
昨夜の事を思い出すだけで心には幸せが溢れ出てユウキを好きな気持ちが止まらなくなる。
「でね、ユウキ・・・私の中に出した時にレベルが下がったの」
「やはり・・・そうでしたか」
実際にスキル『鑑定』を使用して確認したローザであるがハナは感覚でそれを感じ取っていた。
なんとなく理解していたのだ。
ユウキが中出しした時に自分に襲い掛かるこの世の物とは思えないほどの快感はレベルが関係しているのだと。
「と言うことはユウキのスキルの正体は女性を絶頂させる事?」
「そんな筈は無いと思いたいわね・・・そんな能力でどうやってバラモヌを倒すのよ」
魔物には性別があり人間を犯す時は異性が相手をする。
それは魔王でも変わらないのだが残念ながらバラモヌは男だと歴史が証明していた。
実際にバラモヌに犯されて苗床にされた女性が居たと言う記録も残っているのだ。
「女性と膣内射精をしてレベルを下げる事で無限に成長しながらAPを無限に稼げる・・・どう考えても先が長すぎる能力よね・・・」
「その前にバラモヌが攻めてきますよ」
「おはようございますシズさん」
ローザがハナに背中を拭いて貰っている時に独り言を言うとそれに起きたシズが突っ込みを入れた。
3人とも分かっているのだ、この部屋で同じように寝ていたと言う事は全員昨夜ユウキに抱かれたのだと・・・
言わば穴兄弟ならぬ、棒姉妹である。
「でもそっか・・・レベルが1だと普通になっちゃうんですね」
シズは自分が2人みたいに絶頂出来なかったのはそれが原因なのかと分かり次の機会が楽しみになっていた。
本来で在れば絶頂の姿を見られれば恥ずかしくて仕方が無いのだがお互い様だと勝手に納得していた。
むしろ互いにユウキを取り合うのではなく共有しようと考えている時点でユウキのスキルが関係している可能性を考慮していなかった。
「良い機会ねシズ、貴女お昼にレベルを上げたユウキ様に抱かれてらっしゃい」
「えっ?良いんですか?」
「えぇ、それでユウキ様のスキルの正体にまた一歩近づけるのだから」
本当であればもう一度あの快感の嵐を自らが体感したい・・・
だがユウキのスキルの全容を解明するまでは夜以外は我慢しようと覚悟を決めるローザ。
そんな女同士の会話が終わり3人は一緒にユウキが今居るであろうゼロの元へ向かう・・・
「ぅぅ・・・ううん・・・」
自室で頭を押さえながら寝不足の頭痛に悩まされているレイラは不機嫌そうに舌打ちをする。
明け方までずっと1人で何度もオナニーを行い、疲れきって初めて眠れたのだから仕方あるまい。
指先は少しふやけ、シーツは見事に汚れていたが発情は収まったのか体の疼きは落ち着いていた。
「・・・くそっ・・・魔物め・・・」
自らの白濁した愛液が付着した指先を見詰め表情を強張らせるレイラは汚れた服を着替える。
その目に在るのは殺意と怒り、彼女はユウキの事を魔物が化けているのだと確信し人間の最後の砦であるこのアリアハノに入り込んだ事を後悔させてやると部屋を出て行く・・・
驚くべきは意思の強さであろう、睡眠時間が殆ど無く体はかなり疲労が溜まっているにも拘らずその足取りは一切の迷いが無かった。
そのままレイラもユウキが居るであろうゼロとの講義を行なっている部屋へ向かう。
彼女は気付かない、歩くその股から新しい愛液が少しずつ出ておりユウキのフェロモンのような物に迷う事無く誘導されている事など・・・
「それでは今日も雑義はこれくらいにしてレベル上げに移りますか」
「分かりました」
ゼロからいつものバイオキャタピラーが用意されユウキはそれを短剣で殺していく・・・
1日に複数レベルを上げるのは普通の人間では危険と言われていたが昨日は2レベル上げても何とも無かったので実験を兼ねて今日は3以上を上げてみようと予定されていた。
ハナやローザが今日はまだ来ていないので代わりとなるメイドが数名部屋に常駐している状態でのレベリングである。
「んんっ・・・」
「ひぅっ・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・」
その小さな喘ぎ声の様な物にゼロは一瞬混乱する。
それはそうであろう、その声を漏らしたのは近くに居たメイド達である。
「どうした?お前達?」
「いえ・・・なにも・・・」
「大丈夫です・・・」
「ふぅ・・・はぁ・・・」
その周囲の様子を見てユウキはナイフを止めた。
既にユウキは気付いており、これで確信したのだ。
自らがレベルアップすると近くに居た女性が発情すると言うルールを・・・
「やっぱりそういう事なのね・・・」
「ローザ殿、おはようございます。それでそういう事・・・とは?」
「ユウキ様の事よ、ゼロ。悪いけど少し休憩に入ってもらってもいいかしら?説明するわ」
「はい、それではユウキ殿暫し休憩という事にしましょうか」
そう言ってゼロは周囲に居たメイドを残してローザと共に部屋を出て行く。
部屋に残されたのは3人のメイドとユウキのみ、そうなると必然的に3人のメイドは互いに互いを牽制しながら目で争いを始める。
すなわち、誰が最初にユウキに手を出すか・・・
「あ・・・あの・・・」
「勇者様、タオルはいかがでしょうか?」
先手を打ったのはゼロの側に控えていた赤髪のメイドであった。
緑髪のメイドは一番最初に声を掛けようとしたのだが普段から大人しくユウキのレベルアップによる発情で1人呼吸を荒くしていた為にタイミングを逃した。
「ありがとうございます」
「どうぞ」
差し出されたタオルをユウキに手渡す赤髪のメイド。
その指先がユウキに触れタオルを渡してからもその手を離さずにユウキを見詰める。
だがそのユウキの背後から青髪のメイドが抱き付いた。
「勇者様、肩こってませんか?」
「うわっ?!ちょっとメイドさん?!」
突然背後から抱きつかれ後頭部を挟むその巨乳に驚くユウキ、思わず手に受け取ったタオルを落としそうになるが手ごとタオルを赤髪のメイドが抱き締めて受け止めた。
「あっ・・・危ないですよ勇者様」
そんな前後から2人の発情したメイドに挟まれたユウキはもう1人の緑髪のメイドに助けを求めようと視線を向けるが・・・
「うぐっ・・・ひぅ・・・」
「えっ?!」
その先では緑髪のメイドが今にも泣き出しそうにしていたのだ。
慌ててユウキから離れて慰めに移る二人のメイド。
3人とも理解していた。
昨夜屋敷に響き渡っていたハナとローザの叫ぶような喘ぎ声、そしてまだ起きてこない様子からユウキは3人を相手にしても大丈夫だと・・・
一体何がどう大丈夫なのか分からないが少なくとも嫌がっては居ないユウキにこのまま押せばイケるとメイド3人は正常な判断が出来ないまま確信していた。
だが・・・
「はーいそこまで、悪いけどユウキさん少し借りますよ」
「えっ?あっシズさんおはようございます。それとハナもおはよう」
「うん、おはようユウキ」
そこに立っていたのはシズとハナであった。
流石のメイド達も同僚であるハナに言われたら反抗していたかもしれないがシズ相手では何も言えず少し悔しそうにしながらも後ろへ下がる。
だがそんなメイド達にシズは近寄って小声で・・・
「心配しなくても貴方達の分も残しておいてあげるからね」
その言葉が意味するのはこれから彼女達がナニをするのか、そして期待している自分達が求めている事をさせてもらえると言う期待。
それだけでパァッと明るくなる3人のメイドは頭を下げてユウキ達を見送る。
その後、部屋で3人のメイドが人知れず順番を決めるじゃんけんをしていた事は言うまでも無いだろう・・・
ハナとシズは部屋の外に出てユウキの両腕に抱き付きまるで拘束しているかのように歩く。
城内だと言うのに風紀の乱れは甚だしいがこれも必要な事だとローザから不思議な説明を受けており2人はそのまま用意された部屋へ移動する。
そして、3人と入れ替わりに先程の部屋に向かうレイラ・・・
「殺す・・・絶対に仕留めてやる・・・」
最早彼女にとってユウキは魔物にしか見えていなかった。
漏れる殺意を抑える事も出来ず股から垂れる愛液を気にもせずにその部屋をソッと覗く・・・
「何処?アイツは何処?」
そこに居たのは3人のメイドだけであった。
フラフラとレイラはその場を離れユウキを探して城内を歩き始める・・・
自由にさせるように言いつけられているアリアハノ城内の兵士やメイドもその様子に違和感を覚えゼロの元へ何名か報告に向かっていたりもするがそれに気付きもせずにレイラは歩き続ける。
その頃、別の用意された部屋に移動したユウキとハナとシズ。
「ベットが2つある・・・」
「ユウキ、良く聞いて。ローザ様の指示でこれからある実験を行なうわ」
「実験?」
「そう、まずは私とSEXして・・・それからハナともう一度SEXするって内容なんだけど・・・大丈夫?」
メイド達の前ではキリッとした顔を見せていたシズであったが周囲に気を使う相手が居なくなった途端上目遣いで可愛い女の娘に変身するシズ。
大丈夫?とは昨夜2人を相手にした後に自分が求め何度も行為を繰り返していたので体力的に大丈夫なのか聞いているのだが。
「ハナがそれでいいんだったら」
ユウキはハナより先にシズを相手にしても大丈夫かと聞かれたと勘違いしてそう答える。
その答えにハナは嬉しそうにソッとユウキにキスをしてその背を押す。
2人のやりとりを少し妬きながらも押されたユウキを抱き締める形でシズは受け止めベットに押し倒すのであった。
ユウキが窓から入る光に顔を照らされて目を覚ます。
仰向けで寝ていたユウキは昨夜の事を思い出し少しの罪悪感と満足感を感じる。
今なおユウキに抱きついて寝ているシズ、流石に男性器は朝立ちしておらず純粋に抱き付いているだけであるがシズのアソコから垂れている精液が全てを物語っている。
「本当に俺なんかでいいのかな・・・」
左隣に少し離れてローザとハナが寝ておりそちらに視線を送る。
二人共熟睡しているようでまだまだ起きる気配は無い。
とりあえず何とかして起きようと抱きついているシズをゆっくりと横へどけてユウキは立ち上がる。
「うへぇ~カピカピだな・・・」
シズに中出しした精液が腹に垂れて固まっていたのだ。
ベットのシーツも2人の愛液やユウキの精液で結構アレな事になっているのだがユウキは気にしなかった。
そのまま用意されていた桶の水を使って体を清めて1人で部屋を出る。
「お腹空いたし朝ごはんを食べるかな」
流石に3人を相手にSEXした翌朝は消費したカロリーが多すぎたのか空腹が酷い事になっていた。
そんなユウキはいつもの食堂へ移動するとアリアが朝食を取っていた。
「あら、おはようございますユウキ様」
「おはようございますアリア姫」
美しい微笑みを向けられて少し照れるユウキは部屋に居たメイドに案内され席へと着く。
会議が終わったアリア姫は今日も忙しいのか側に居たメイドと今日の予定を詰めている様でユウキと会話する事無く軽く挨拶だけをして部屋を出て行った。
ハナやローザだけでなくシズも連れず1人でここへ来ている事に突っ込みを入れられたらなんて答えようかと悩んでいたのだが何も聞かれずホッとしていたユウキ。
食事を終えてユウキは1人でいつもの部屋へ移動し、丁度やってきたゼロと今日の講義を受けるのであった・・・
その頃、ユウキの部屋で目を覚まし思考を巡らせているローザはハナに体を拭いて貰っていた。
一応ハナはユウキ専属のメイドでローザは王宮魔道士である。
「ねぇハナ・・・私も昨夜体験したわ」
「・・・」
それが何を意味しているのかは言わなくても理解していた。
昨夜の事を思い出すだけで心には幸せが溢れ出てユウキを好きな気持ちが止まらなくなる。
「でね、ユウキ・・・私の中に出した時にレベルが下がったの」
「やはり・・・そうでしたか」
実際にスキル『鑑定』を使用して確認したローザであるがハナは感覚でそれを感じ取っていた。
なんとなく理解していたのだ。
ユウキが中出しした時に自分に襲い掛かるこの世の物とは思えないほどの快感はレベルが関係しているのだと。
「と言うことはユウキのスキルの正体は女性を絶頂させる事?」
「そんな筈は無いと思いたいわね・・・そんな能力でどうやってバラモヌを倒すのよ」
魔物には性別があり人間を犯す時は異性が相手をする。
それは魔王でも変わらないのだが残念ながらバラモヌは男だと歴史が証明していた。
実際にバラモヌに犯されて苗床にされた女性が居たと言う記録も残っているのだ。
「女性と膣内射精をしてレベルを下げる事で無限に成長しながらAPを無限に稼げる・・・どう考えても先が長すぎる能力よね・・・」
「その前にバラモヌが攻めてきますよ」
「おはようございますシズさん」
ローザがハナに背中を拭いて貰っている時に独り言を言うとそれに起きたシズが突っ込みを入れた。
3人とも分かっているのだ、この部屋で同じように寝ていたと言う事は全員昨夜ユウキに抱かれたのだと・・・
言わば穴兄弟ならぬ、棒姉妹である。
「でもそっか・・・レベルが1だと普通になっちゃうんですね」
シズは自分が2人みたいに絶頂出来なかったのはそれが原因なのかと分かり次の機会が楽しみになっていた。
本来で在れば絶頂の姿を見られれば恥ずかしくて仕方が無いのだがお互い様だと勝手に納得していた。
むしろ互いにユウキを取り合うのではなく共有しようと考えている時点でユウキのスキルが関係している可能性を考慮していなかった。
「良い機会ねシズ、貴女お昼にレベルを上げたユウキ様に抱かれてらっしゃい」
「えっ?良いんですか?」
「えぇ、それでユウキ様のスキルの正体にまた一歩近づけるのだから」
本当であればもう一度あの快感の嵐を自らが体感したい・・・
だがユウキのスキルの全容を解明するまでは夜以外は我慢しようと覚悟を決めるローザ。
そんな女同士の会話が終わり3人は一緒にユウキが今居るであろうゼロの元へ向かう・・・
「ぅぅ・・・ううん・・・」
自室で頭を押さえながら寝不足の頭痛に悩まされているレイラは不機嫌そうに舌打ちをする。
明け方までずっと1人で何度もオナニーを行い、疲れきって初めて眠れたのだから仕方あるまい。
指先は少しふやけ、シーツは見事に汚れていたが発情は収まったのか体の疼きは落ち着いていた。
「・・・くそっ・・・魔物め・・・」
自らの白濁した愛液が付着した指先を見詰め表情を強張らせるレイラは汚れた服を着替える。
その目に在るのは殺意と怒り、彼女はユウキの事を魔物が化けているのだと確信し人間の最後の砦であるこのアリアハノに入り込んだ事を後悔させてやると部屋を出て行く・・・
驚くべきは意思の強さであろう、睡眠時間が殆ど無く体はかなり疲労が溜まっているにも拘らずその足取りは一切の迷いが無かった。
そのままレイラもユウキが居るであろうゼロとの講義を行なっている部屋へ向かう。
彼女は気付かない、歩くその股から新しい愛液が少しずつ出ておりユウキのフェロモンのような物に迷う事無く誘導されている事など・・・
「それでは今日も雑義はこれくらいにしてレベル上げに移りますか」
「分かりました」
ゼロからいつものバイオキャタピラーが用意されユウキはそれを短剣で殺していく・・・
1日に複数レベルを上げるのは普通の人間では危険と言われていたが昨日は2レベル上げても何とも無かったので実験を兼ねて今日は3以上を上げてみようと予定されていた。
ハナやローザが今日はまだ来ていないので代わりとなるメイドが数名部屋に常駐している状態でのレベリングである。
「んんっ・・・」
「ひぅっ・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・」
その小さな喘ぎ声の様な物にゼロは一瞬混乱する。
それはそうであろう、その声を漏らしたのは近くに居たメイド達である。
「どうした?お前達?」
「いえ・・・なにも・・・」
「大丈夫です・・・」
「ふぅ・・・はぁ・・・」
その周囲の様子を見てユウキはナイフを止めた。
既にユウキは気付いており、これで確信したのだ。
自らがレベルアップすると近くに居た女性が発情すると言うルールを・・・
「やっぱりそういう事なのね・・・」
「ローザ殿、おはようございます。それでそういう事・・・とは?」
「ユウキ様の事よ、ゼロ。悪いけど少し休憩に入ってもらってもいいかしら?説明するわ」
「はい、それではユウキ殿暫し休憩という事にしましょうか」
そう言ってゼロは周囲に居たメイドを残してローザと共に部屋を出て行く。
部屋に残されたのは3人のメイドとユウキのみ、そうなると必然的に3人のメイドは互いに互いを牽制しながら目で争いを始める。
すなわち、誰が最初にユウキに手を出すか・・・
「あ・・・あの・・・」
「勇者様、タオルはいかがでしょうか?」
先手を打ったのはゼロの側に控えていた赤髪のメイドであった。
緑髪のメイドは一番最初に声を掛けようとしたのだが普段から大人しくユウキのレベルアップによる発情で1人呼吸を荒くしていた為にタイミングを逃した。
「ありがとうございます」
「どうぞ」
差し出されたタオルをユウキに手渡す赤髪のメイド。
その指先がユウキに触れタオルを渡してからもその手を離さずにユウキを見詰める。
だがそのユウキの背後から青髪のメイドが抱き付いた。
「勇者様、肩こってませんか?」
「うわっ?!ちょっとメイドさん?!」
突然背後から抱きつかれ後頭部を挟むその巨乳に驚くユウキ、思わず手に受け取ったタオルを落としそうになるが手ごとタオルを赤髪のメイドが抱き締めて受け止めた。
「あっ・・・危ないですよ勇者様」
そんな前後から2人の発情したメイドに挟まれたユウキはもう1人の緑髪のメイドに助けを求めようと視線を向けるが・・・
「うぐっ・・・ひぅ・・・」
「えっ?!」
その先では緑髪のメイドが今にも泣き出しそうにしていたのだ。
慌ててユウキから離れて慰めに移る二人のメイド。
3人とも理解していた。
昨夜屋敷に響き渡っていたハナとローザの叫ぶような喘ぎ声、そしてまだ起きてこない様子からユウキは3人を相手にしても大丈夫だと・・・
一体何がどう大丈夫なのか分からないが少なくとも嫌がっては居ないユウキにこのまま押せばイケるとメイド3人は正常な判断が出来ないまま確信していた。
だが・・・
「はーいそこまで、悪いけどユウキさん少し借りますよ」
「えっ?あっシズさんおはようございます。それとハナもおはよう」
「うん、おはようユウキ」
そこに立っていたのはシズとハナであった。
流石のメイド達も同僚であるハナに言われたら反抗していたかもしれないがシズ相手では何も言えず少し悔しそうにしながらも後ろへ下がる。
だがそんなメイド達にシズは近寄って小声で・・・
「心配しなくても貴方達の分も残しておいてあげるからね」
その言葉が意味するのはこれから彼女達がナニをするのか、そして期待している自分達が求めている事をさせてもらえると言う期待。
それだけでパァッと明るくなる3人のメイドは頭を下げてユウキ達を見送る。
その後、部屋で3人のメイドが人知れず順番を決めるじゃんけんをしていた事は言うまでも無いだろう・・・
ハナとシズは部屋の外に出てユウキの両腕に抱き付きまるで拘束しているかのように歩く。
城内だと言うのに風紀の乱れは甚だしいがこれも必要な事だとローザから不思議な説明を受けており2人はそのまま用意された部屋へ移動する。
そして、3人と入れ替わりに先程の部屋に向かうレイラ・・・
「殺す・・・絶対に仕留めてやる・・・」
最早彼女にとってユウキは魔物にしか見えていなかった。
漏れる殺意を抑える事も出来ず股から垂れる愛液を気にもせずにその部屋をソッと覗く・・・
「何処?アイツは何処?」
そこに居たのは3人のメイドだけであった。
フラフラとレイラはその場を離れユウキを探して城内を歩き始める・・・
自由にさせるように言いつけられているアリアハノ城内の兵士やメイドもその様子に違和感を覚えゼロの元へ何名か報告に向かっていたりもするがそれに気付きもせずにレイラは歩き続ける。
その頃、別の用意された部屋に移動したユウキとハナとシズ。
「ベットが2つある・・・」
「ユウキ、良く聞いて。ローザ様の指示でこれからある実験を行なうわ」
「実験?」
「そう、まずは私とSEXして・・・それからハナともう一度SEXするって内容なんだけど・・・大丈夫?」
メイド達の前ではキリッとした顔を見せていたシズであったが周囲に気を使う相手が居なくなった途端上目遣いで可愛い女の娘に変身するシズ。
大丈夫?とは昨夜2人を相手にした後に自分が求め何度も行為を繰り返していたので体力的に大丈夫なのか聞いているのだが。
「ハナがそれでいいんだったら」
ユウキはハナより先にシズを相手にしても大丈夫かと聞かれたと勘違いしてそう答える。
その答えにハナは嬉しそうにソッとユウキにキスをしてその背を押す。
2人のやりとりを少し妬きながらも押されたユウキを抱き締める形でシズは受け止めベットに押し倒すのであった。
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