異世界召喚されたユウキのスキルを知った女性達は今日も彼を愛する

昆布海胆

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第53話 兵士長ソアラの秘めたる性癖

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鬱にも似た症状がアリアハノの人々を襲っていた。
ある者は買い物途中でしゃがみ込み、ある者はその場に蹲る・・・
数分前までは活気に溢れていたアリアハノの城下町は陰湿な雰囲気に包まれていた。
その町中を一人優雅に歩む女が居た。

「クククク・・・」

凶悪な表情を浮かべながら含み笑いをする女、だが誰もその姿を直視する者はいない。
一歩一歩城へと近付く女はそれを感知した。

「やはりそこに居たか勇者!」

城から感じる異物の気配、それが勇者の気配だと女に憑りつくバラモヌは知っていた。
嬉しそうに愛しい人に会いに行く様に、歩きながら左手を自らの股に沿わせた。

「本当この体が手に入って良かった・・・」

既に太ももを垂れ続ける愛液がバラモヌの歩む後を残していた。
指先に残ったその愛液をペロリと一舐めし、バラモヌは笑みを浮かべる。
同時に数か所の魔物の支配する拠点を攻撃された事、ポルトガレの町一つを囮にして誘い出した事。
全てはバラモヌの手のうちであった、その上で勇者自身が攻めてこなかった事を理解したバラモヌは確信していた。

「今回の勇者は支援系で間違いなさそうだ」

そう口にしたバラモヌは城からこちらに向かう兵士たちを目視した。
その姿を見て口元を大きく歪ませる。

「情報通り、動けるのは全員雌か・・・ククククク・・・」

このバラモヌの赤い宝石の効果で堕落と言うバッドステータスを受けた者は立ち上がる事すらも辛くなっていた。
そんな中、動ける者は高レベルな者か耐性の有る者、そして勇者の加護下にある者だけである。
街の住人はバラモヌが勇者を倒した後、魔物の繁殖用家畜として飼うつもりなのであろう。
自ら周囲に人が居ない場所に立ち止まりバラモヌは包囲されるのを待った。

「お前!何者だ!」

包囲された一団から一歩前に出たのは兵士長ソアラである。
本来であれば部下に指示を出して城に残るのが妥当であろうが、動ける者が殆どいない状態の為自ら出てきたのだ。
そして、バラモヌの姿を一目見て恐ろしい程の威圧感を感じこの現況なのだと認識した。
剣を抜きバラモヌに向けながら威嚇した。

「ほぅ、なるほどなるほど・・・お前達の様子から察するに創作系ではないようだな」
「一体何を言って・・・」
「女を対象に加護を与える能力で間違いなさそうだ・・・なら今回は簡単そうだな!」
「質問に答えろ!」
「もうお前たちに用は無い、そこでヨガり狂ってろ!『メパタニ!』」

そう口にしたバラモヌは紫の宝石を胸の間から取り出し目を瞑って唱えた!
眩い青い光が周囲を包む!

「なっ?!」














「それではこれから会議を始める、会議室に入る前に下は全部脱いでおいてくれ」
「わかり・・・ました・・・」

ソアラはユウキの隣でズボンを脱ぎだす。
今日はこれから兵士達と会議を行うのだ。
ユウキが立ち合いたいと言ってきたので特別に参加してもらう事となった。
そもそもこのアリアハノの城に努める私の部下は全員ユウキと肉体関係を持っている。
だから会議室で行われる内容に私は興奮を押さえられないのだ。

「さぁ、それじゃあ入ろうか」
「はい・・・///」

頬が赤くなる、だが部下達の前でユウキを独占できるという優越感が私を支配する。
今日はハナもシズもローザもここには居ないのだ。
しかし、私は部屋の中に足を踏み入れて驚愕する・・・

ざわざわ・・・
「あの人・・・兵士長の・・・」
ざわざわ・・・
「ソアラさん・・・」
ざわざわ・・・
「なんで下半身丸出しで・・・」

目の前にイスに座って集合していたのは自分の部下達ではなく男の兵士達だったのだ。

全身が高揚し汗が噴き出す・・・
心臓がドクンドクンと大きく跳ね上がりながら現実が直視できない・・・

「ソアラ好きだろ?み・ら・れ・る・の」

ユウキに名前を呼んでもらえた。
それが嬉しく、そして自分の隠していた一面を暴かれてソアラは混乱していた。

「ほらっ自分でご挨拶してごらん」

ユウキにそう言われ脳が震えた。
手が自然と動き胸のボタンを取り大きく胸を開いた。

「こっ こんにちわソアラ・・・ですっ! きっ 今日は皆さんの前でいっぱいエッチな事をします♡」

周囲からヒソヒソと声がこだまする・・・
微妙に聞き取れないその内容は私の中で勝手に自己変換され刺さる好奇の視線にチラチラと目を合わせる。

「おっぱいも・・・ ま〇こもアナルの皺までじっくり見て下さい♡ それで・・・帰って思い出しオナニーとかしてくれたら嬉しい・・・ですっ♡」
(あぁ・・・あはぁ♡ 全部見られてる♡ もっと見てぇ♡ 視線で犯してぇ・・・♡)

そう宣言した事で私は男達の下半身が膨らんでいるのか気になり視線が下がる・・・
だが、横から聞こえたユウキのセリフに私は耳を疑った・・・

「それじゃあ最初の相手を選ぼうか」
「えっ・・・」

人前でユウキに抱いてもらえる、そう考えていたソアラは絶望の表情を浮かべた。
だが・・・

「俺がそれを見てもっと興奮したら凄い事しちゃうかもね、だからソアラ・・・俺に乱れた君を・・・見せてくれないか?」

股がキュンキュンっとユウキのセリフに反応し愛液を噴き出させる。
何時の間にか私の手は股を穿っていた。

「あぁ・・・わかり・・・ました・・・」

覚悟を決めたように私は一番前の男性を指差した。

「えっ?俺?」
「ユウキがそれを望んでいるから・・・だから早くっ!早くちんぽっ!ちんぽくださいっ!」

そう言って隣に居るユウキの腰に抱き着き男にお尻を突き出した。
ユウキ以外との男とSEXするなんて本当ならすごく嫌、だけどユウキがそれを望むのであれば我慢できる!
私は大好きなユウキに抱き着いている事でユウキに犯されていると錯覚しようとしたのだ。

「駄目だよソアラ、ちゃんと皆が見てくれているのを確認しておかないと」

そう言ってユウキは私の手を取って距離を置いた。
それでも手を離さないのは優しさなのだろうか?
そうしている間に私のお尻に手が添えられた。

「ほらっ、ちゃんとお願いしなっ」
「ぅぅ・・・」

ユウキにそう言われて周囲の視線が突き刺さっているのを再認識した。
もう私は我慢が出来なくなっていた。

「みんなにいっぱい見せつけながらま〇こズボズボ犯してぇっ♡」
「悦んで!」
ズパンッ!
「お”ほっ♡♡ んっひぃッ! ほっお”ぉぉ・・・ん”お”ぉぉぉぉっ・・・」

入れられた瞬間におしっこが漏れてしまう・・・
だが突き立てられたち〇ぽが動き出せばどうでもよくなっていた。

(見られながらおちんぽぉ♡ きっ・・・ 気持ちいい・・・っ♡)

下をだらりと垂らし、甘い吐息が漏れ、周囲からの視線を感じ全身が反応する・・・

(あ・・・♡ あぁ・・・っ♡ 勃起してるぅ♡ 私のセックス見て 興奮してるんだ・・・♡)

あふれ出す愛液、結合部からぐちゅぐちゅになった膣内を動く音が部屋に響き脳が蕩ける・・・
ユウキとじゃなきゃ嫌な筈なのに気持ちいい・・・

「こんなっ♡ 見られながらハメられるのっ♡ 気持ち良すぎっ♡ まらっイグっ♡」

目が虚ろになるが両手を掴むユウキの手の温かさが我に返させる。
それと共に襲ってくる快感が全身を見られている事で何倍にも増幅される!

「えっ?!ひぁっ!?」

バックで突かれていた状態から私の膝裏に腕が回され抱えあげられた。
少し後ろ付きと言われるように膣穴が少し後ろに有る私だから駅弁スタイルでも難なく後ろから結合できているのだ。
そして、真正面にユウキが立っており私をマジマジと見つめる・・・

「やっあっ・・・♡ 繋がってるとこ丸見えっ・・・ さっ 流石に恥ずかしいぃ♡」

そう言って居る間に周囲の人がユウキの横に移動しており、立ったりしゃがんだりした状態で結合部が観察される・・・

(あ・・・ああぁ・・・こんな近く・・・ 繋がってるとこ観察されてる・・・♡)

視姦されている事で限界まで勃起したクリトリスも・・・
突かれる毎にヒクヒクしているアナルも・・・
全部見られてる・・・
それが堪らなく気持ちよかった・・・

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

ピトッと私の太ももにそれが触れた。
気が付くと周囲の男たちが自分のを出していたのだ。
それを扱きながら私の体に擦り付けてくる・・・

「えっ・・・わ・・・私のセックスで オナニーしてくれてる・・・♡」

ユウキの指示が無くても自然と言葉に出た。
それくらい私は興奮し流されていた。

「ん”おぉッ♡ イぐっ♡ またイぐぅっ♡ イくの止まらない~ッ♡」

全身が震え子宮が精液を求める!
その間も膣内を激しく動き続けるあれの刺激が止まらない!
ユウキが望んでくれて悦んでくれるのならもうどうなっても良かった・・・

「くるっ♡ 大きいのっ♡ おっきい気持ちいいのくるぅ~ッ♡ イグっ♡ イグぅぅっ♡♡」

今までの絶頂とは違う、ユウキとのSEXにも匹敵しそうな絶頂が一気に駆け上がってきた。
それと共に周囲の男達のち〇ぽから精液が全身に降り注いだ!

「あ”っはっあ”-----!!!! イくっ♡ イっくぅーーーーッ!!!!」

絶頂と共に中に精液が流れ込んでくるのを感じる・・・
意識を失わない程度の絶頂、だがユウキ以外では最高の快感!
しかも、まだまだ周りには多数の男が居るのだ。
終わらない快楽の宴は全員が満足するまで終わらない・・・










「クククク・・・脆いな・・・」

バラモヌの周囲を包囲していた女兵士達はその場に立ち尽くしていた。
目が虚ろになり全身を小刻みに震えさせ、股からは愛液が噴き出していた。
全てはバラモヌの魔法『メパタニ』の効果である。

メパタニ:対象を混乱させ本人の望む過去最高の快楽を数倍に増幅させた幻覚を見せる魔法。

「そのままそこで死ぬまで絶頂し続けると良いわ!」

そう高笑いをしながらバラモヌは包囲から出ようと進みだす・・・








「うあっ!! んおっ♡♡」

ドプッと中に流し込まれる精液・・・
35人目の中出しを受けたソアラ、ガクガクと震える生まれたての小鹿の様な足で歩きだして膣からち〇ぽを抜く・・・
ボトボトと子宮からあふれ出る精液が道を作りながらソアラは愛しのユウキの元に辿り着いた。

「気持ち良かったかい?」
「うん、でも・・・ユウキのが一番欲しいの・・・」

そう言って最後の力を振り絞ってユウキに抱き着いた。
もう限界が近く、立ち上がる事すら困難な状態である。
本来であれば膣に力を入れて精液を出してからユウキとSEXしたいところだが、ソアラにその力は残っていなかった。
それでもユウキとのSEXを求めたのは35人との乱交視姦中出しSEXでも満足出来なかったからである。

「ふわぁぁぁ~~~~♡ オチ〇ポにゅるって挿いっちゃったぁ・・・!!」

押し倒すようにユウキを仰向けに寝かせたらそのまま跨り、ユウキのペニスを挿入した。
驚くほど精液と愛液でトロトロになったおま〇こは一切の抵抗なく膣への侵入を許したのだ。

「動くよぉ~~♡」
ブヂュゥッ♡

一突きする度に中から精液があふれ出す。
男性器のカリが膨らんでいるのは膣内の精液を掻き出すためにあるのである。
ソアラは絶頂が止まらない状態のまま、まさにトランス状態であるがそれでも快楽をむさぼる・・・
ユウキの中出しを体験した女だからこそ耐えれているのである。

「あぁ~ん♡ ユウキのおっきぃ~♡ それにバキバキにかったいよぉ~♡♡」

入り口は開きっぱなしになっているソアラのお〇んこであるが、膣圧は衰えていなかった。
全てはユウキとのSEXの為に温存されていたのだ。

「ああっ♡ 気持ちいーっ♡♡ やっぱりユウキとのセックスさいこー♡♡」

もう何も考えられない・・・このまま中出し絶頂で死んでもいい・・・
そうソアラは考えていた・・・
腰を動かす力に全ての力を使い果たす勢いで動いたのだ・・・

「うあっ・・・くっ 出るっ!!」

ユウキのその言葉と共にソアラは力を抜いた。
ドプッと中に溢れ出る精液、それで自分の人生が終わるのを感じ叫んだ!

「んふあぁぁっ♡♡♡ ユウキ大好きぃっ♡♡♡」

もう指一本も動かせない、でも後悔は無かった。
これ以上の幸せは永遠に訪れない、それを理解しているからこそソアラは全てを出し切ったのだ。
人生最高の瞬間を最後に迎えた自分の人生、まさに一切の悔いなし状態であった。
だが・・・


「・・・・・・・・・あれ?」

全身を絶えず駆け巡る快感の濁流は止まっていない、絶頂し続けているのだ。
それでもソアラはそれがおかしいという事を感じ始めていた。
襲い掛かるはずの絶頂の嵐がやってこないのだ。
そう、レベル2以上の時のユウキに膣内射精された時には必ず失神するほどの絶頂が襲い掛かる筈なのにそれが無いのだ。

「気持ち良かったかい?」

そう言ってソアラの頭を撫でる繋がったままのユウキ、膣内ではまだ精液が出ているのかビクンビクンっと反応を示していた。
だが・・・

「あんた、誰?」
「えっ?」

ソアラの言葉にユウキが疑問を返す。
ユウキじゃない、膣内射精までされて初めて気付くのも遅すぎるがソアラは気付いてしまった。
目の前のユウキはユウキだけど違うという事を・・・

「これは、幻覚・・・か?」

それと共に周囲の景色から色が無くなる。
中に出された筈の精液は何時の間にか膣内から無くなっており、繋がっていた筈のユウキの姿も何処にもなかった。
そして、ソアラの世界は光に包まれる・・・











「この気配、これが勇者か・・・くくく・・・『念話』」

包囲を抜けたバラモヌはアリアハノ城の前に立ち、額に指を当てて念じた。

『見つけたぞ、勇者!』
『えっ?!』

念話に反応が返ってきてほくそ笑む、勇者がそこに居る確信が得られ、相手が男だと確定したのだから。
城の勇者をあぶり出そうとバラモヌは黄色い宝石を取り出し・・・

「さぁ会いに来たぞ勇者!『イオラズン!』」

そう告げると黄色い宝石が光を放ち城壁に向かって飛んでいく・・・
だが・・・

「させん!『竜矛牙』」

それを横から青い光の竜が咥えて空へ飛び立ち爆発飛散した!
その衝撃で周囲が揺れる。

「ほぅ、まだ手練れが残っていたか・・・ぬっ?!」

そこまで口にしたバラモヌは気配を感じて振り返る。
そこには高揚した様子だが意識を取り戻しているソアラが立っていた。

「ふざけた真似を・・・」
「ほぅ、あれを自力で解いたか・・・素晴らしい、そして後ろの女も我が魔法を防ぐとは・・・」
「ここまで攻め込んでくるなんてお前何者だ?」

城壁の影から槍を持つシズが姿を現す。
先程のスキルはシズが放ったのだ。

「ソアラ兵士長、体調が優れない様子ですね。ここは任せてもらいます」
「シズ、この魔物は危険です。協力しなければ・・・」

バラモヌを挟んで会話をする二人、それがあまりに滑稽でバラモヌは笑い出す・・・

「クククク・・・たった二人でこのバラモヌを止めるつもりか?」

その言葉に二人は固まった。
それはそうだろう、人類と戦う魔物の親玉であるバラモヌ本人だと名乗ったのだ。
だが、たった一人でこのアリアハノに攻め入り、ユウキと肌を重ねてレベリングを行っている筈の兵士たちが無力化されている事実・・・

「我はバラモヌ、勇者を差し出せば命は助けてやるぞ?」
「はっふざけんじゃないよ、お前が本当にバラモヌなんなら・・・」
「・・・ここで仕留めて人類の勝利です!」

その返答にバラモヌはクククク・・・と笑うのであった・・・
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