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第四話 ポチ目線・聖女の寛容さに手懐けられた術師たち
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まるで芸術作品の石造かのように、完璧なスタイルと顔立ち。
本当に神が授けてくださった使者・聖女がご降臨された。
これを有難いと言わずして、何と言おうか。
聖女様が召喚の魔法陣から現れて、約数分。その間、わたくしは感激が電撃のように走り、思わず見つめてしまっていた。こちらの事情を説明したときは、聖女様は事前に神に聞かされることなく、突然の身に降って起きた出来事だったようだが、それでも落ち着いてはいた。
「そうか。てか、俺、女なんだな」
そう言って考え深そうに自分で胸をもみはじめた聖女が視界に入った。礼拝堂の空気が凍る。その場にいた全員が理解が追い付かず、その形が変わるさまを凝視する。が、はっとこれまでの教徒としての修行や戒律のおかげか、このままでは、とにかく良くない!と理性が警報を鳴らした。聖女様にその行為をやめさせようと口を開く。とにかく、それは男にはダメだ。
「えっと、聖女様」
ピタッと動きを止めた聖女が、こちらを射抜いた。部下たちも、徐々に理性が戻ってきているはず。いや、切実に戻ってきていてほしい。
「おもえたちは、で、なんで召喚した?」
胸にまだ手を置いたままの聖女にあたふたしながら、もはや記憶にないが、とりあえず、国に起きている災害をとにかく説明し、救いを願う。ぶつぶつと何か聖女は呟いたが、両手を胸から話し、腰に手を置いた。そうだ、きっと彫刻象だ。あんなに堂々と裸でいられるのは、彫刻だからだと心中で念仏のように唱える。
「わかった。たしかに貧しいのは良くない。全く持って、金はじゃんじゃん動いてる方がいい。どうにかしたいが、俺はこの世界について疎い。ひとまず、この世界について知ってからでもいいか?」
わたくしは、これ以上と願っていない提案に深く頷く。しかし、誰も、その堂々とした聖女に執りつかれたように目を離せない。
ん、と聖女が自分たちの視線をたどり、自らの身体を見た。この上となく見つめた。
「...てか、俺、裸じゃね?」
あ...とその場にいた術師全員が魅了の魔法から解き放たれ、突然慌てふためいた。わたくしも振り返り、後ろの何人かと目を合わせる。部下のドビュと目が合うが、めちゃめちゃ目が泳いでいる。そうだよな、あの神々しいまでの完璧なスタイルに魅了されてないとか、男じゃないよな。わかる、わかるが、そういう場合ではない。
「い、いま、お着替えを持ってきます。ひとまず、これをお使いください」
目力で「服を取ってこい!」とドビュに伝えると、彼はコクコクと頷き、恥じるようにその場から逃げ去る。
「ここ、教会だろ? いいのか、それで」
「大変申し訳ありません、聖女様。わたくしめども、みな、男ですので、その...」
いや、良くないです。おっしゃる通り、執着は絶たねばならず...あぁ”。自らのローブを脱ぎ、差し出しながらも、全力で欲を抑えるためにそっぽを向く。もはや、これ以上は見てはいけない。
「まぁ、男はいつでも盛っとるからな」
ああ、さすが聖女様。この上となく寛大だ。きっと、人間の肉体に囚われた感覚など、とっくに捨てておられるのだろうと察する。本当に、この抑えきれない欲が憎たらしいし、悔い改めます。あなたにどこまでもついていきます、アーメン。
本当に神が授けてくださった使者・聖女がご降臨された。
これを有難いと言わずして、何と言おうか。
聖女様が召喚の魔法陣から現れて、約数分。その間、わたくしは感激が電撃のように走り、思わず見つめてしまっていた。こちらの事情を説明したときは、聖女様は事前に神に聞かされることなく、突然の身に降って起きた出来事だったようだが、それでも落ち着いてはいた。
「そうか。てか、俺、女なんだな」
そう言って考え深そうに自分で胸をもみはじめた聖女が視界に入った。礼拝堂の空気が凍る。その場にいた全員が理解が追い付かず、その形が変わるさまを凝視する。が、はっとこれまでの教徒としての修行や戒律のおかげか、このままでは、とにかく良くない!と理性が警報を鳴らした。聖女様にその行為をやめさせようと口を開く。とにかく、それは男にはダメだ。
「えっと、聖女様」
ピタッと動きを止めた聖女が、こちらを射抜いた。部下たちも、徐々に理性が戻ってきているはず。いや、切実に戻ってきていてほしい。
「おもえたちは、で、なんで召喚した?」
胸にまだ手を置いたままの聖女にあたふたしながら、もはや記憶にないが、とりあえず、国に起きている災害をとにかく説明し、救いを願う。ぶつぶつと何か聖女は呟いたが、両手を胸から話し、腰に手を置いた。そうだ、きっと彫刻象だ。あんなに堂々と裸でいられるのは、彫刻だからだと心中で念仏のように唱える。
「わかった。たしかに貧しいのは良くない。全く持って、金はじゃんじゃん動いてる方がいい。どうにかしたいが、俺はこの世界について疎い。ひとまず、この世界について知ってからでもいいか?」
わたくしは、これ以上と願っていない提案に深く頷く。しかし、誰も、その堂々とした聖女に執りつかれたように目を離せない。
ん、と聖女が自分たちの視線をたどり、自らの身体を見た。この上となく見つめた。
「...てか、俺、裸じゃね?」
あ...とその場にいた術師全員が魅了の魔法から解き放たれ、突然慌てふためいた。わたくしも振り返り、後ろの何人かと目を合わせる。部下のドビュと目が合うが、めちゃめちゃ目が泳いでいる。そうだよな、あの神々しいまでの完璧なスタイルに魅了されてないとか、男じゃないよな。わかる、わかるが、そういう場合ではない。
「い、いま、お着替えを持ってきます。ひとまず、これをお使いください」
目力で「服を取ってこい!」とドビュに伝えると、彼はコクコクと頷き、恥じるようにその場から逃げ去る。
「ここ、教会だろ? いいのか、それで」
「大変申し訳ありません、聖女様。わたくしめども、みな、男ですので、その...」
いや、良くないです。おっしゃる通り、執着は絶たねばならず...あぁ”。自らのローブを脱ぎ、差し出しながらも、全力で欲を抑えるためにそっぽを向く。もはや、これ以上は見てはいけない。
「まぁ、男はいつでも盛っとるからな」
ああ、さすが聖女様。この上となく寛大だ。きっと、人間の肉体に囚われた感覚など、とっくに捨てておられるのだろうと察する。本当に、この抑えきれない欲が憎たらしいし、悔い改めます。あなたにどこまでもついていきます、アーメン。
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