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番外編アリー 母と私
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「アリー。セスティーナ様を覚えているかしら?
エージェストの姉であなたの伯母様のカーマイン公爵夫人なのだけど。もう随分とお会いしてないから忘れてしまったかもしれないわね」
実はお名前は覚えているのだけどお顔はおそらく今会っても直ぐこの方が公爵夫人とは言い切る自信はないと正直にお母様に告げました。
情けない事を言っても今日は許される様な気がしたから
「あなたが8歳になった時に少し早いけど後継者教育を始めたいとエージェストに提案したの。その時ね彼が言葉を濁したから変だなとは思ったのよ。
何日経っても手配してくれないからもう一度話をしにいったの。そしたら私が平民だった事で親戚達に弱味を握られてしまうとメーキリーが存続するのに不都合が生じるって言われてしまったの。私は知らなかったのだけど親戚達がとても質が悪いそうよ。私達の結婚式も私の養父母になった方とカーマイン公爵夫妻だけだったし、今思えば会わせたくなかったのね。エージェストの両親がいっぺんに亡くなったときに彼が侯爵家を継ぐときにもひと悶着あったらしいの。だからこそ後継者の血筋は重要になるんだと言われてしまったわ」
あまりの事に私はお母様を見つめて泣いてしまいました。
「あなたのせいではないのよ。私が問題だったの。だから私はエージェストにラシュトニアで私は公爵令嬢だった事を話したの。遠い国だけどなんとか調べてもらえないかって、冤罪が証明されてるなら出自の事は解決するはずだからって、でもエージェストは信じてなかったみたい。調べてくれてなかったわ。
その後ね。セスティーナ様が私を訪ねて来られて、自分の子供をメーキリーの後継者にするとエージェストと話は付いてるのだから余計な口を挟むなって言われてしまって、でもね。私は諦められなかったから、貴方にそんな瑕疵を付けたくなかったからエージェストにもまだ時間はあるのだから諦めないでってお願いしたの。
そしてあなたの婿にするのはセスティーナ様が文句も言えないように公爵家か王族にお願いしようと思ったの。
婿の話は私の見栄かもしれないわね」
「お父様はお母様のお話を信じず、私を後継者にする事は端から考えてなかったのですね」
「今となってはそうだったのでしょうね。無駄に期待してしまってたから、あなたの婿探しの伝手を作るつもりで参加したお茶会での話はショックだったわ。調べたら生まれて直ぐに引き取ってたのよ。もう後継者教育も始めてたわ。私は絶望したの。それをあなたに八つ当たりしてしまったのよ。アリーごめんなさい。私のせいなのに、あなたにはなんの落ち度もないのに辛い思いをさせてしまって、弱い母を許して、お願い許してほしいの」
私の両手を優しく包み込みお母様は泣きながら懇願してきました。
私はとても複雑な気持ちで今までの8年を思い出して涙が止まらなかった。
でも寂しかったから私はずっと一人で辛かったから今お母様が私に歩み寄ってくださった事を嬉しいと思う気持ちのほうが強かったの。
「お母様、お話して下さってありがとうございます。
私この8年お母様に嫌われてると思ってとても辛かったの。でも嫌われてるわけではないのよね?
お母様。私お母様に必要とされてますか?」
「そんな言葉を娘に言わせてしまうなんて、私は母親失格ね。でも私にとって貴方は何物にも代え難い大切な娘なの。
私はあなたが大好きよ。そしてずっと側に居たいわ」
私お母様に大切な娘と言ってもらえてとても幸せな気持ちで胸がいっぱいになりました。
お母様はまだ話す事があるのだけど夕食後にしましょうと言って一緒に食卓に向かいました。
エージェストの姉であなたの伯母様のカーマイン公爵夫人なのだけど。もう随分とお会いしてないから忘れてしまったかもしれないわね」
実はお名前は覚えているのだけどお顔はおそらく今会っても直ぐこの方が公爵夫人とは言い切る自信はないと正直にお母様に告げました。
情けない事を言っても今日は許される様な気がしたから
「あなたが8歳になった時に少し早いけど後継者教育を始めたいとエージェストに提案したの。その時ね彼が言葉を濁したから変だなとは思ったのよ。
何日経っても手配してくれないからもう一度話をしにいったの。そしたら私が平民だった事で親戚達に弱味を握られてしまうとメーキリーが存続するのに不都合が生じるって言われてしまったの。私は知らなかったのだけど親戚達がとても質が悪いそうよ。私達の結婚式も私の養父母になった方とカーマイン公爵夫妻だけだったし、今思えば会わせたくなかったのね。エージェストの両親がいっぺんに亡くなったときに彼が侯爵家を継ぐときにもひと悶着あったらしいの。だからこそ後継者の血筋は重要になるんだと言われてしまったわ」
あまりの事に私はお母様を見つめて泣いてしまいました。
「あなたのせいではないのよ。私が問題だったの。だから私はエージェストにラシュトニアで私は公爵令嬢だった事を話したの。遠い国だけどなんとか調べてもらえないかって、冤罪が証明されてるなら出自の事は解決するはずだからって、でもエージェストは信じてなかったみたい。調べてくれてなかったわ。
その後ね。セスティーナ様が私を訪ねて来られて、自分の子供をメーキリーの後継者にするとエージェストと話は付いてるのだから余計な口を挟むなって言われてしまって、でもね。私は諦められなかったから、貴方にそんな瑕疵を付けたくなかったからエージェストにもまだ時間はあるのだから諦めないでってお願いしたの。
そしてあなたの婿にするのはセスティーナ様が文句も言えないように公爵家か王族にお願いしようと思ったの。
婿の話は私の見栄かもしれないわね」
「お父様はお母様のお話を信じず、私を後継者にする事は端から考えてなかったのですね」
「今となってはそうだったのでしょうね。無駄に期待してしまってたから、あなたの婿探しの伝手を作るつもりで参加したお茶会での話はショックだったわ。調べたら生まれて直ぐに引き取ってたのよ。もう後継者教育も始めてたわ。私は絶望したの。それをあなたに八つ当たりしてしまったのよ。アリーごめんなさい。私のせいなのに、あなたにはなんの落ち度もないのに辛い思いをさせてしまって、弱い母を許して、お願い許してほしいの」
私の両手を優しく包み込みお母様は泣きながら懇願してきました。
私はとても複雑な気持ちで今までの8年を思い出して涙が止まらなかった。
でも寂しかったから私はずっと一人で辛かったから今お母様が私に歩み寄ってくださった事を嬉しいと思う気持ちのほうが強かったの。
「お母様、お話して下さってありがとうございます。
私この8年お母様に嫌われてると思ってとても辛かったの。でも嫌われてるわけではないのよね?
お母様。私お母様に必要とされてますか?」
「そんな言葉を娘に言わせてしまうなんて、私は母親失格ね。でも私にとって貴方は何物にも代え難い大切な娘なの。
私はあなたが大好きよ。そしてずっと側に居たいわ」
私お母様に大切な娘と言ってもらえてとても幸せな気持ちで胸がいっぱいになりました。
お母様はまだ話す事があるのだけど夕食後にしましょうと言って一緒に食卓に向かいました。
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