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18 ティーラ
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ミシェルフォンがアレンディオ達に救出されてから6年の月日が流れた。
その間仲間達もミシェルフォンやアレンディオも徐々に力を蓄えてきた。
ミシェルフォンは習ったことのない武術を習得する為に、必死で鍛錬をして頑張った。
その力の源が、今横で一緒に汗を流している。
「ミシェルフォン様、もうお疲れですの?」
「言ったわね、ティーラ!まだまだよ!」
あの襲撃に合った時、アレンディオの仲間の別部隊が、叔父達の亡骸を葬る為に運んでいたのだが、途中ティーラだけが息を吹き替えした。どうやら一時的に仮死状態にあったのかもしれないと、アレンディオが推測で言った。
魔力持ちのルコッタから生まれたティーラは、魔力を持っていなかったが、何らかの力は持ち合わせていたのかも知れないと彼は言う。現に魔力を持たない彼は、体質が魔力を蓄積する事ができる上に魔法すら簡単に使えるのだから。ティーラにも何かしらの力が備わっていたのかもしれない。
ただ彼女は人に関する記憶を全て失っていた。
助け出されて一年後に彼女に引き合わされた時、ティーラはミシェルフォンに「初めまして王女様」と言った。
それでもいい
生きていてくれた事に感謝した。
「ティーラありがとう」
ミシェルフォンは戸惑うティーラを抱きしめて泣きながらそう言った。
それからティーラはミシェルフォンの侍女になった。
最初は友人として一緒に居たかったが、ミシェルフォンを王女として、紹介した為にそれは叶わなかった。
でもそれでもいいのだ。
ミシェルフォンはそう思って、ティーラとのかけがえのない日々を過ごしていた。
今日の鍛錬が終わり、軽く汗を流してミシェルフォンは食堂へ向かった。
アレンディオが魔法使いと知って、色々と教えられた。彼は5歳で誘拐されたが3歳の頃から文字も読めた。だからルーステリア王国の王家に残されていた魔法の本を片っ端から暗記するのが、趣味だったらしい。どうやらルーステリア王国は魔法使いを伝説として捉えてはいなかったようだ。だからこそそのような本が王家に多数保管されていたのだろう。
そうして助け出された時、その頃の記憶を頭に浮かべてアレンディオは試しに呪文を唱えてみた、すると魔法が発動したのだという。因みに初めて発動したのが転移魔法だったそうだ。
助け出された時カイラッサ王国から逃げたいと強く思ったからだろうとアレンディオは言った。
飛ばされたのが元のセルディ王国の地だったのは、一緒に転移したダッセンの記憶を辿ったのではないかと教えてくれた。
真魔法とは不思議なものだとミシェルフォンは思う。
この地下帝国もアレンディオが魔法で作り上げたのだ。
でも彼は説明するたびに
「魔力は君のだけどね」
とミシェルフォンに言って感謝するのが、ミシェルフォンには面映い。
ただ魔力を持っている者が全員魔法を使えるわけではないらしい。
アレンディオに倣って、魔力を持つ者は必ず呪文を教えてもらうのだが、未だに一人も同じ様に魔法は使えないのだ。
この世でただ一人の魔法使い
それがアレンディオという男なのだ。
ミシェルフォンは思う、
彼はミシェルフォンの復讐の最大の味方だ!
彼がいれば母や叔父、叔母の仇を絶対に討てる。
そうして、忘れてしまったかもしれないけれど、きっとティーラの恩にも少しは報いる事ができるはず。
ミシェルフォンは食堂でハーブティーを飲みながら、ティーラの眩しい笑顔を見つめていた。
その間仲間達もミシェルフォンやアレンディオも徐々に力を蓄えてきた。
ミシェルフォンは習ったことのない武術を習得する為に、必死で鍛錬をして頑張った。
その力の源が、今横で一緒に汗を流している。
「ミシェルフォン様、もうお疲れですの?」
「言ったわね、ティーラ!まだまだよ!」
あの襲撃に合った時、アレンディオの仲間の別部隊が、叔父達の亡骸を葬る為に運んでいたのだが、途中ティーラだけが息を吹き替えした。どうやら一時的に仮死状態にあったのかもしれないと、アレンディオが推測で言った。
魔力持ちのルコッタから生まれたティーラは、魔力を持っていなかったが、何らかの力は持ち合わせていたのかも知れないと彼は言う。現に魔力を持たない彼は、体質が魔力を蓄積する事ができる上に魔法すら簡単に使えるのだから。ティーラにも何かしらの力が備わっていたのかもしれない。
ただ彼女は人に関する記憶を全て失っていた。
助け出されて一年後に彼女に引き合わされた時、ティーラはミシェルフォンに「初めまして王女様」と言った。
それでもいい
生きていてくれた事に感謝した。
「ティーラありがとう」
ミシェルフォンは戸惑うティーラを抱きしめて泣きながらそう言った。
それからティーラはミシェルフォンの侍女になった。
最初は友人として一緒に居たかったが、ミシェルフォンを王女として、紹介した為にそれは叶わなかった。
でもそれでもいいのだ。
ミシェルフォンはそう思って、ティーラとのかけがえのない日々を過ごしていた。
今日の鍛錬が終わり、軽く汗を流してミシェルフォンは食堂へ向かった。
アレンディオが魔法使いと知って、色々と教えられた。彼は5歳で誘拐されたが3歳の頃から文字も読めた。だからルーステリア王国の王家に残されていた魔法の本を片っ端から暗記するのが、趣味だったらしい。どうやらルーステリア王国は魔法使いを伝説として捉えてはいなかったようだ。だからこそそのような本が王家に多数保管されていたのだろう。
そうして助け出された時、その頃の記憶を頭に浮かべてアレンディオは試しに呪文を唱えてみた、すると魔法が発動したのだという。因みに初めて発動したのが転移魔法だったそうだ。
助け出された時カイラッサ王国から逃げたいと強く思ったからだろうとアレンディオは言った。
飛ばされたのが元のセルディ王国の地だったのは、一緒に転移したダッセンの記憶を辿ったのではないかと教えてくれた。
真魔法とは不思議なものだとミシェルフォンは思う。
この地下帝国もアレンディオが魔法で作り上げたのだ。
でも彼は説明するたびに
「魔力は君のだけどね」
とミシェルフォンに言って感謝するのが、ミシェルフォンには面映い。
ただ魔力を持っている者が全員魔法を使えるわけではないらしい。
アレンディオに倣って、魔力を持つ者は必ず呪文を教えてもらうのだが、未だに一人も同じ様に魔法は使えないのだ。
この世でただ一人の魔法使い
それがアレンディオという男なのだ。
ミシェルフォンは思う、
彼はミシェルフォンの復讐の最大の味方だ!
彼がいれば母や叔父、叔母の仇を絶対に討てる。
そうして、忘れてしまったかもしれないけれど、きっとティーラの恩にも少しは報いる事ができるはず。
ミシェルフォンは食堂でハーブティーを飲みながら、ティーラの眩しい笑顔を見つめていた。
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