違うようで似ている二人。

文月雨野

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7.待ち合わせ

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さて、今日はいよいよデート当日…!今まで女子と出掛けることもなかったからすごく緊張している。そもそも水族館に行くのが初めてで、とてもドキドキしている。ちなみに、昨日は今日が楽しみでずっと着てくる服を選んでいた。その結果、いつも通り白のパーカーに黒のジーンズ、スニーカー、ウエストポーチという服装になった。僕はあまり服を持っていない。それにしても、蒼坂遅いなぁ…。まぁ、僕が焦って15分前に来ただけだが、それにしても暇だ。そうだ、蒼坂がどんな服を着てくるか考えとこうかなぁ…。そんな事を考えていたら
「おまたせ。思ったより用意に時間がかかって…」と、聞き慣れた声がした。蒼坂、やっと来たか。そんなことを言うのは絶対タブーなので「いいや、今来たとこだよ。」と返しておいた。すると蒼坂は「えー?私もしかして10何分か前に焦って来たんだとばかり」と、クスクスと笑いながら言った。…エスパーか?「い、いいや?そそ、そんなことないけど?」と、しどろもどろしながら言ってしまった。素直になれよ、僕。そうだ、蒼坂が来るまで妄想しようとしていた服装はどんなだろう。………制服だ。少しガッツリしてしまう。でも、髪型がとても可愛かった。ヴァイオ〇ット・エヴァー〇ーデンみたいな。やっぱ顔立ちが整ってるからなんでも似合いそうだ。
「何ぼーっとしてるの?早く行かない?」
あ、忘れてた。「そうだね、ごめん、早く行こう。」僕がそう言うと、彼女はニコッとして、僕の手を取った。あぁ、そう言えば僕は誰かと手を繋いだこともないなぁ。だから純粋に嬉しいや。今日を思いっきり楽しんで、必死に生きよう。僕達はもうすぐこの世から居なくなるんだから。だからこそ。楽しもう。
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