生死の実感

Gyumki

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久保 藍⑥

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(こわい、下着を付けないってこんなに怖いんだ…。)
 上はシャツ1枚で見えたりしないだろうか。スカートが心もとない。膝の高さがこんなにも短いのか。コンビニで簡単な下着を買おうかとも思った。しかし、コンビニで下着を買う制服の女子高生を見て、店員はどう思うだろうかと考えると買えなかった。学校を目の前にして後悔する。今からコンビニに向かっても間に合わない。いっそ学校を休んでしまおうか。何を理由に?下着を付けてないから?取られたと言っても、直接とられていない。証拠は何もない。私が自分で取って渡したと主張されれば、負けてしまうだろう。男たちの指紋は私のシャツにもスカートにも1つもない。嘘になってしまうことを理由に学校を休めない。
 選択肢をひとつずつ潰しながら靴を履き替える。足を上げるとスカートが捲れるため、屈んで履き直す。教室に向かい、席に着き、授業の準備をする。不安が次々に湧いてくる。本当に周りから胸が透けて見えていないのか。授業で当てられて、黒板の上の方に書くことになったらスカートの中が見えないか。急にスカート捲りされたりしないか、風が吹かないか、体育の授業が急に入ってこないか。そんなことを考えていると、胸の辺りが少しジンジンしてきた。自分でもわかった。乳首が立ってきている。今度は立った乳首が敏感になり、制服とこすれてくすぐったい。気持ちを落ち着けようとするが、頭をクリアにしようとするほど胸の感覚が明確になる。すると今度は下半身がウズウズする。愛液が漏れ、椅子を濡らしたりしないだろうか。このまま愛液が垂れるとスカートを濡らす。椅子とおしりの間にスカートを挟むとまずい。スカートを離し、おしりを直に椅子につける。木のヒヤリとした感覚が伝わり、研ぎ澄まされた体の感覚が下半身から全身に伝わる。何もしてなくてもイキそうに思えてきた。
 それでも1時間目をやり過ごし、椅子が濡れていないのを確認してトイレに行く。トイレットペーパーで膣を拭いておかないといけない。トイレの手洗い場には苦手な女子たちが並んでいた。その後ろをすり抜け、空いた個室を探していると、突然後ろから胸を揉まれる。
「きゃっ!!」
 恐れていたことが起きた。誰に揉まれたのか確認しようとすると犯人が語りかけてきた。
「やっぱりクボちゃん、ノーブラだ。授業中、制服の胸の辺り気にしてたもんね。」
 先程、手洗い場で髪を整えていた、クラスメイトの女子、立花だ。ギャルっぽい雰囲気に、明朗快活な性格、成績も上の方でスクールカーストの上位に位置する。ただし素行は悪く、学校をサボったり、教師と争ったり、絶対に関わりたくないタイプの相手だった。その相手に、ノーブラで登校していることがバレた。しかも、まあまあなボリュームで今の話をしたため、トイレにいた女子には聞こえただろう。すると目の前の個室のカギが開けられる。
「入っていいよ。」
 そうは言うが、後ろは立花に塞がれている。入れと言っているようなものだ。中に入ると、立花とよくつるんでいる佐藤が便器に座っていた。蓋をしたまま。
「ほら。」
 後ろから立花が私の体を回転させる。立花と向かい合わせになった所で押され、私はされるがまま、佐藤の膝の上に座らされた。
「きゃっ!」
 佐藤が後ろから胸を揉む。
「小ぶりだけどいい形してるねえ。ノーブラだから直に感触がわかるよ。クボちゃんってそんなに変態だったんだ。」
「ち、ちが…んっ。これは…痴漢に…、だめっ!!」
 立花が正面からスカートを捲った。手は佐藤に抑えられている。
「うっわ、ノーパンじゃん。ド変態だね。ん?マンコ湿ってる?」
「だ、ダメ…ちがうの…」
「クボちゃん、真面目に見えてド変態だったんだね。ノーブラノーパンで授業に出て、興奮で愛液垂らすなんて。」
「だ…だめ…触らないで…」
「触らないわよ。汚い人のマンコなんて。ただ、男はどう思うかしらね?」
「え、ど、どういう…」
 言い終わらないうちに手が後ろで拘束される。どこからか出した紐で手首を固定された。そのまま佐藤は私のシャツに手を伸ばし、前のボタンを外す。胸も膣も丸出しになってしまう。すると立花はスマホを構えた。
「はい、清楚系ビッチ、久保ちゃんの変態写真でーす。」
「だ、だめ…やめてっ!」
 必死で手を動かすが、拘束は解けない。スマホのシャター音が鳴る。
「可愛く撮れてるよ。どこまで拡散しようか?」
「ダメだって…!はやく…消して…」
「お願いの仕方がなってないな…。仕方ない。」
 立花はそう言うとスマホで電話を始めた。
「もしもし?ユメ?私だよ。今から写メ送るね。この子、好きにしていいから。あ、処女かどうか確認してね。処女だったら破っちゃダメだよ。」
 ユメの名前に聞き覚えがある。同じく立花とよくつるんでいる女だが、不良系の色が強い。今日は学校に来ているのだろうか、少しして個室のドアが開けられる。
「お、可愛い。好きにしていいの?」
「いいよ。私達もコイツで稼ぐから。」
「あ、あの…もうすぐチャイムが…」
「あぁ、大丈夫だよ。久保ちゃんは今から保健体育の勉強するんだ。」
「え、先生が探しに…」
「私たちのことは探さないしな。久保ちゃんを探しにトイレまで来たら、大丈夫ですって言うんだ。」
「そ…そんな…。」
「じゃあ送信してまわろ…。」
「や、やめてっ!…。」
「じゃあ言うこと聞けよ。ほら、股開け。」
 佐藤が私の足の間に足を入れ、強引に足を開かせる。ユメが私の股間を覗き込み、目を輝かせる。
「綺麗なピンク…。いただきます。」
 ユメはそう言うと私の膣に顔を近づけ、吸い付いた。
「きゃっっ!!なにを…んぐっ…」
「ホントよくやるよ。きたねぇ…。」
 吸いつかれた膣は新しい感覚を伝えた。そしてザラザラした舌が膣内に入ってくる。下品な音を立てながら吸い付かれる膣が、恥ずかしいほど気持ちよかった。下半身がビクつき、快感を伝える。佐藤は後ろから胸と乳首を触り、立花はその様子を撮影している。私への責めはチャイムが鳴っても終わることはなかった。授業があっている裏でエッチなことをしている罪悪感が、体を走る刺激を強める。
「あっ…んんっぅあっっああ!」
「授業中でもそんなに声出すと見つかるぞ?」
「じゃあイカせてあげるね。」
 そういうとユメは私の股間に強く吸い付いた。昨日調べた時に知った、クリトリスに。特に敏感な部分だと書いてあったが、その刺激は予想以上だった。
「ああああああぁぁああ!!」
「可愛いぃぃぃ。もっとイこうね。」
 ユメはイッたばかりの私の膣に指を入れ、動かし始める。
「やぁっっ!だめっ…なんか…変なのぉぉおお!んっああっ!」
「イッたあと敏感になるとか知らないの?潮吹きも知らないんだ。やってみようか?」
「だ、だめ……おかしくんっっ…なるからぁっ!指っ…止めてぇええっ!」
 さっきまでとはレベルの違う刺激が身体中を走る。膣も、胸も、信じられないくらいに敏感で、なにも考えられなくなる。そのまま頭が真っ白になった。
「あちゃー、いっぱい漏らしちゃったね。そんな悪い子にはお仕置きだね。」
 意識はほとんどなく、夢の言っていることも耳を通り抜けていた。

 3人は藍を便器に拘束し、膣にはローターを入れ、目隠しをし、口枷をつけて授業へと戻った。
「赤来の指示ではこれくらいで良いんでしょ?」
「男たちのを咥えさせて金を集めるとかしてもよかったね。」
「男に触らせるなって指示も来てたんだ。そういうのは後でさせてくれるらしい。」

 藍がいなくなった授業の時の教科担当の先生が保健室を訪れる。
「柚木先生、久保さん保健室に来ましたか?」
「あぁ、来てますよ。今は寝てますが、早退させようと思います。」
「そうなんですね。じゃあお家の方に連絡してきます。出ないだろうけど…。」
「歩いて帰れそうだったら、そうさせますね。」

 その日、女子トイレでは喘ぎ声が聞こえた。校内のSNSでは目隠しと軽いモザイクで誰かはわからないが、トイレで拘束され、ロータをつけられ、よだれと愛液を垂れ流す女子高生の写真が密かに出回っていた。
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